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10/30北見記念回顧

ギンガリュウセイが本格化を示す!

 30日(日)は重賞・北見記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝2番人気のギンガリュウセイが優勝。昨年のこのレースと岩見沢記念2着の雪辱を果たし、重賞初制覇を成し遂げました。

 馬場水分は徐々に下がって、3.6%と標準的。しかし基礎重量850キロの高重量戦だけに、各馬ゆったりと進みます。トモエパワー、フクドリ、シベチャタイガーあたりが先行しますが、各馬ほぼ横一線。ややトモエパワーが抜け出した状態で、第2障害を迎えました。
 各馬じっくりとためたのち、最初に仕掛けたのはトモエパワー。さらにひと呼吸置いてカネサブラック、ギンガリュウセイも登坂開始。なかでも抜群の切れを見せたのがギンガリュウセイで、余力十分に荷物を曳き上げると先頭でクリアしました。やや遅れてカネサブラックが続きますが、後続は大苦戦。人気2頭によるマッチレースの様相を呈しました。
 残り30メートルを切り、脚いろが優勢なのは完全にカネサブラック。しかし残り20メートル付近でギンガリュウセイに並び掛けようとしたところ、ギンガリュウセイがもう一度脚を伸ばして先頭を死守。そして残り10メートルでもその差は変わらず。激しい叩き合いはゴールまで続き、結局クビほどの差を保って、ギンガリュウセイが逃げ切りました。2頭の後ろは10秒ほど離れ、障害3、4番手から脚を伸ばしたフクドリが3着。フクイズミは5番手で障害をクリアしたものの、時すでに遅く4着まで押し上げるのが精いっぱいでした。

 ギンガリュウセイは重賞で2着2回がありましたが、今回が悲願の重賞初制覇。9月の岩見沢記念(2着)はフクイズミに完璧なレースを演じられただけで、重賞制覇のチャンスは十分と思われました。ただ、これほど早くタイトルを奪取できたのは驚きで、充実うんぬんと言うよりは、本格化を示したと言っていいでしょう。高重量戦に対応できるパワーと、障害をすんなり越えられる器用さは今後も大きな武器となりそう。ビッグタイトルへの期待が高まります。
 カネサブラックのレース内容は悪くなく、久々の前走から比べれば着実に良化している印象。正念場はこの先であり、この一戦で評価を下すのは早計でしょう。使いつつどこまで状態を戻してくるか、今後のオープンでの戦いぶりに注目です。

成績はこちら
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鈴木恵介騎手「カネサブラックを相手に逃げ切れて、本当に嬉しいです。いまは絶好調で、その状態で重賞を迎えられたというのが勝因だと思います。これでこの馬も自信を持ったでしょうし、オープンで活躍してくれるでしょう」

10/30北見記念予想 山崎エリカ

2011年10月30日(日)

岩見沢記念の勝ち馬フクイズミから

 古馬重賞でおなじみのメンバー構成。◎には障害先頭で抜け出して、岩見沢記念を勝利したフクイズミを推します。流れが速かった前々走はともかく、前走の障害でスムーズさを欠いたあたりは不安材料ではありますが、どの馬にも一長一短あるのでその辺りには目を瞑ります。

 歯車が狂い出した昨年の王者カネザブラック、前走で力を出し切った感のある岩見沢記念2着のギンガリュウセイなどの実績馬は今回で崩れても不思議ではないと見ているので、格下の馬でもチャンスがあると見て、○は岩見沢記念で6着と高重量戦で底上げしているホッカイヒカル、▲はもともと高重量戦で実績のあるスーパークリントンで攻めます。

 以下△に岩見沢記念の4着馬で、その後も安定したレースを続けているフクドリ。他では格下からの挑戦ながら、障害巧者のシベチャタイガー。あとはばんえいグランプリで崩れるまでは連勝街道まっしぐらだったカネサブラックを加えます。

 ◎ (6)フクイズミ
 ○ (1)ホッカイヒカル
 ▲ (3)スーパークリントン
 △ (4)フクドリ
 △ (10)シベチャタイガー
 △ (9)カネサブラック

 本来なら馬複で狙うべきレースですが、こっそり須田さんを負かす野望を抱きつつ(笑)、3連単で攻めます

 3連単1頭軸マルチ
 6-1,3,4,10,9 各100円 計6000円

10/30北見記念予想 矢野吉彦

2011年10月29日(土)

上積み見込めるギンガリュウセイ

 なんだかこの予想のコーナー、斎藤サン、山崎サン、須田サンと私で卓を囲んでのマージャンみたいな雰囲気になってきました。須田サンの1人勝ち状態。勢いに乗っている時って、大きな役がすぐに出来上がって簡単に上がれちゃうし、手堅い手でも得点を稼げるし、他の3人には止めようがなくなっちゃうんですよ。私はとりあえず原点復帰=プラスマイナスゼロを狙っているのですが・・・。

 さて、北見記念。ここは、絶好調のギンガリュウセイに期待したいですね。9歳のカネサブラック、10歳のフクイズミは強いですが、この2頭は完成品。それに対して、7歳のギンガリュウセイはまだまだよくなる余地を残していると思います。ばん馬は、ヨーロッパの障害レースに出走する馬と同様、6~7歳くらいの時に気力、体力ともに充実期を迎えるもの(私はそう思っています)。同馬はそういう時期に入ってきたような気がします。今なら、岩見沢記念からの40㎏増量もこなせると見て、同馬を中心にボックスと、同馬を頭にした3連単のフォーメーションを買うことにしました。
 まずギンガリュウセイが負けるとすればカネサブラックかフクイズミに、でしょうから、この3頭のボックスで、買い目は6点。これを1点600円で買っておきましょう。次に、ギンガリュウセイを頭にした3連単フォーメーション。2着にカネサブラックとフクイズミ、3着にその2頭とホッカイヒカル、フクドリ、エンジュオウカンをマークします。こちらの買い目は8点。これは1点300円。2つの3連単をあわせて6000円です。

3連単
5,6,9ボックス 600円 計3600円
5→6,9→1,4,6,7,9 300円 計2400円

 堅い決着になるとちっとも儲からないでしょうが、今の私に欲しいのは的中という言葉。何とか当たってくれませんかねぇ。では、今回はこのへんで。

10/30北見記念予想 須田鷹雄

カネサブラックから絞って6点

 いやあ、3連単って本当にいいもんですね。......あ、こんにちは。今季黒字確定の須田鷹雄です。

 あまり調子に乗っていると怒られそうなのでこのくらいにしておくが、「ばんえい競馬に習熟しているわけじゃないけど買い目の組み立て方には精通している」という自分のキャラクターらしい、ばんえい菊花賞の的中。あとは当てれば当てただけ年間プラス幅が大きくなるわけで、前期の借金までまとめて返す勢いで頑張っていこう。

 とはいえ、北見記念のおなじみメンバーではそう極端な穴狙いはできないところ。なにかあるとすれば850キロ(牝馬830キロ)組なのだが、むしろそちらのほうが重量の絶対値に不安がある馬ばかり。わずかに可能性があるとしたら△エンジュオウカンかと思うが、それでも3着がいっぱいだろう。

 そこで無理はせず、◎カネサブラックのアタマ決め打ち。2着候補も○フクイズミと▲ギンガリュウセイに絞り、△を2頭つけて3連単6点。いちばん安い組み合わせが6倍つくかどうかだけが不安。

 ◎9カネサブラック
 ○6フクイズミ
 ▲5ギンガリュウセイ
 △8ホクショウダイヤ
 △7エンジュオウカン

 3連単
 9→5,6→5,6,7,8 各1000円

10/30北見記念予想 斎藤修

ギンガリュウセイを狙い続ける

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎5ギンガリュウセイ
 ◯9カネサブラック
 ▲4フクドリ
 △6フクイズミ
 △8ホクショウダイヤ

 ギンガリュウセイ1頭軸のマルチだが、1着または2着のところを厚く。

 3連単
 5→4,6,8,9→4,6,8,9 200円
 4,6,8,9→5→4,6,8,9 200円
 4,6,8,9→4,6,8,9→5 100円 計6000円

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