NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
すでに何度も書いているのだが、今シーズンの古馬戦線はギンガリュウセイを狙うと昨シーズンから決めていて、前半はまったくの不振だったにもかかわらず決めたことだからと狙い続けていたら岩見沢記念では2着好走してくれた。がしかし。せかっく狙った馬が6番人気で会心の的中も、1着が1番人気のフクイズミで、3着が2番人気のニシキダイジンと、3連単は6810円しかつかないという、配当的にはなんだか煮え切らない結果となってしまった。
今後はきっとギンガリュウセイも人気になってあまり高配当は期待できないかもしれないが、狙うと言ったものは狙う。前走茜空特別はカネサブラックを10秒以上もぶっちぎっての完勝。今回も当然中心。
今回、有力勢ではニシキダイジンが回避。今シーズンはここまですべての古馬重賞に出走しているだけに、ここらで一休みも当然かもしれない。そもそもばんえい競馬ではシーズンを通して重賞を勝ちまくるというのは無理なことだし、あまり賞金を稼ぎすぎると帯広記念あたりで別定重量を課せられて苦労することになる。
代わりに、岩見沢記念を休んだカネサブラックが復帰してきた。復帰初戦の前走はギンガリュウセイにはちぎられたものの、きっちり2着は確保。ばんえいグランプリでは、なんと07年の同レース以来4年ぶりに掲示板を外すこととなったが、再び安定したレースぶりを見せてくれそうだ。
今回はあきらかに格下という馬も目立ち、馬券にからむ可能性があるのは、ほかには北斗賞2着に岩見沢記念4着のフクドリ、岩見沢記念を制したフクイズミ、北斗賞4着にばんえいグランプリ3着のホクショウダイヤまでだろう。
◎ギンガリュウセイ
◯カネサブラック
▲フクドリ
△フクイズミ
△ホクショウダイヤ