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10/23ばんえい菊花賞予想 須田鷹雄

軽ハンデ魅力のタッピイサム

 近2走ですっかり復活した感のあるオイドンが人気だろうが、同馬を重量がどんと増える局面で買うのは躊躇してしまう。はまなす賞→ばんえい大賞典の流れを考えると、ここではヒモは入れるにしても軸にはしづらい。
 しかし、さりとて他の馬も一長一短だ。ニュータカラコマやフジダイビクトリーは大賞典時にくらべてオイドンとの重量差が10キロ縮小しているので損な気分になるし、レットフジは一発の魅力こそあれ負けるときは派手に負けそうだ。
 そこで、重量でオイドンを嫌うなら逆の属性を攻めるべしということで、◎タッピイサムから入ってみたい。
 格の差が尋常でないことは承知だが、同馬はいわゆる相手なりに走るタイプ。日曜は馬場も軽くなりそうで、この馬なりに淡々と行って淡々とゴールに向かうことはできるだろう。話の前提として実績馬が重量に手こずることを想定しているわけだから、買うのはこういうタイプが良いはずだ。

 3連単の軸1頭マルチで6000円だと相手が5頭でヒモ抜けしそうなので、まずは3連複で軸1頭・相手全部というカッコ悪い馬券を100円ずつ。これが3600円で2400円残るから、◎を2着と3着に付けて、他の枠を710キロコンビ以外の馬で埋める大穴狙いの3連単を追加したい。このため、シルシとしては710キロコンビが注となる。

 ◎2タッピイサム
 ○10レットフジ
 ▲7フジダイビクトリー
 △1タカノテンリュウ
 △5イワキ
 注9オイドン
 注8ニュータカラコマ

 3連複
 2→総流し(36点) 各100円
 3連単
 1,5,7,10→2→1,5,7,10
 1,5,7,10→1,5,7,10→2 各100円

10/23ばんえい菊花賞予想 斎藤修

トップハンデも実績に勝るオイドン

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎9オイドン
 ○8ニュータカラコマ
 ▲10レットフジ
 △7フジダイビクトリー
 △2タッピイサム

 ハンデ30キロ差は上位馬が崩れる可能性もあるので、3連単5頭ボックス60点で。

 3連単ボックス
 2,7,8,9,10 100円

今週の見どころ(10/22~10/24)

2011年10月21日(金)

 先週からデイ開催になったばんえい十勝。23日(日)のメインには、3歳三冠の第2弾・ばんえい菊花賞が組まれています。
 22日(土)、23日(日)には、帯広競馬場で「全道祭典ばんば1歳馬決勝大会」が行われます。道内の市町村ばんば大会で優秀な成績を収めた1歳馬たちが牝馬(22日第6レース終了後発走)、牡馬(23日第6レース終了後発走)に分かれて頂点を競います。このメンバーのなかから、将来のばんえい十勝を賑わせる馬が出現する可能性も。ぜひご注目ください。

帯広競馬場でのイベントはこちら

 10月22日(土)のメイン第11レースはヒイラギ特別(A1・A2級決勝混合・17:10発走予定)。10月16日第10レース(A1級-1組)、17日第10レース(A2級-1組)の上位馬による一戦です。
 17日第10レースの勝ち馬シベチャタイガーに注目。近走の惜敗続きに終止符を打つ会心の逃げ切りでした。今回は格上A1級との混合戦ですが、昨季後半にはA1級特別の上位常連だったことを考えれば、ここに入ってもまったく格負けしません。
 同じ前走で2着クロフネオーザン、同3着キョウエイボーイは障害巧者。特別の今回も好勝負が期待できそうです。
 16日第10レースは、8番人気キタノダイチが圧巻の逃げ切り勝ちを収めました。このところオープンクラスとの戦いが続いていましたが、久々の自己条件で巻き返しました。障害のキレも戻ってきたようで、今回は一転して人気を背負う立場となりそうです。
 同じ前走ではやや離された4着だったアグリミズキですが、4、3走前にオープン-1組混合特別で連続連対していた実績が光ります。紅一点で最軽量ハンデのここは巻き返しが期待できそうです。

 10月23日(日)のメイン第11レースには第36回ばんえい菊花賞(17:10発走予定)が行われます。
 一冠目・ばんえい大賞典(8月28日)で5着のオイドンを中心視します。第2障害でヒザをつき、離れた5番手でクリアすると、2着争いに加わろうかという勢いで猛然と追い込みましたが、ゴール前で一杯になってしまいました。しかし、その後は2連勝中と状態は絶好。障害が崩れ気味での出走だった一冠目と比べ、臨戦過程が雲泥の差です。もともとは2歳世代二冠を獲得した実力馬。ばんえい大賞典に続きここもトップハンデですが、好調さを生かして戴冠を狙います。
 ばんえい大賞典では、第2障害3番手クリアから鮮やかに差し切ったのがタカノテンリュウ。続く秋桜賞(3歳オープン)は、障害でヒザをつき8着と大敗しましたが、この馬にしては仕掛けが早かったかもしれません。前走のB2級-1組でも8着でしたが、障害には進境をみせています。
 ヤングチャンピオンシップ、イレネー記念でともに3着があるレットフジが一発を狙います。夏の間、減少傾向だった馬体重が回復した前走では、この馬らしい豪快な追い込みを決め勝利。さらに馬体が増えていれば、侮れないでしょう。
 重賞初挑戦だったばんえい大賞典で2着に健闘したフジダイビクトリーは切れる脚がないだけに、展開次第という面は否めません。また、同3着のニュータカラコマは、秋桜賞は勝ちましたが重賞では詰めの甘さが出ないか心配。とはいえ。両馬とも上位争いには加わってくるでしょう。

  10月24日(月)のメイン第11レースは霜降特別(B1・B2級決勝混合・17:10発走予定)。10月16日第8レース(B1級-1組)、17日第12レース(B2級-1組)の上位馬による一戦です。
 16日第8レースで逃げ切り圧勝したヒロノドラゴンの連勝が濃厚です。前々走のA2・B1級混合特別で僅差2着など、格上相手でも一歩も引かない戦いをしているこの馬が、格下B2級との混合戦なら大崩れは考えられません。
 16日第8レース組は、前走で勝負づけが済んだと見て、相手は17日第12レース(勝ち馬は出走回避)から。前々走、前走と連続2着のライズドラゴンや、同4着で先行力あるニシキコブラらが有力でしょう。

クインカップ 予想結果

2011年10月17日(月)

山崎氏、3連単5万円的中! 一気に2位浮上

山崎:3連単3-1-5 100円的中!
   返還2400円   収支+49,940円
須田:ハズレ 返還2000円 収支-4,000円
斎藤:ハズレ 収支-6,000円
矢野:ハズレ 収支-6,000円
 ※返還は、スーパートップヒメ取消によるもの。

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×11R=66,000円

斎藤  修  -1,740円
山崎エリカ  -6,310円
須田 鷹雄 -27,800円
矢野 吉彦 -30,520円

10/16クインカップ回顧

2011年10月16日(日)

キタノサクラヒメが重賞初挑戦・初制覇!


 16日(日)に行われた重賞・クインカップ(4歳牝馬オープン)は、単勝4番人気のキタノサクラヒメが優勝。重賞初挑戦でタイトルを奪取し、今年デビューの島津新騎手にとっても嬉しい重賞初制覇となりました。

 スーパートップヒメが出走を取り消し、9頭立てで争われたこの一戦。馬場水分はやや軽めの4.0%で、スタートからキタノサクラヒメが飛ばす展開。これにトップハンデのダイリンビューティ、ツジノコウフクヒメが続きましたが、キタノサクラヒメ以外はほぼ横一線。一進一退の攻防を続けながら第2障害を迎えました。
 じっくりタメたのちに仕掛けたのはキタノサクラヒメ。ほぼ同時にタケノビジンも動きますが、こちらは登坂中にヒザ折り。やや苦戦しながらもキタノサクラヒメが難関を突破し、先頭で障害を下りていきました。やや遅れてヒロノクィンがクリアし、さらにホクショウシャネルも続いて、追撃態勢に入ります。
 キタノサクラヒメは切れ味こそ感じさせないものの、なかなかバテずに先頭をキープ。障害5番手から押し上げてきたメンコイワタシがジワジワと迫り、残り10メートル付近でいったん交わされそうになりますが、それでも譲らず、残り5メートルから再加速。結局メンコイワタシの追撃を振り切り、キタノサクラヒメが先頭で荷物を運び切りました。0秒5差でメンコイワタシが2着で、障害2番手から粘ったヒロノクィンが3着。1番人気のダイリンビューティは、懸命に追い上げるも4着までが精いっぱいでした。

 しぶとい粘り腰で重賞初制覇を飾ったキタノサクラヒメ。残り10メートルでは完全にメンコイワタシの脚いろがまさっていましたが、馬体を併せる形になったのがよかったか、残り5メートルからもうひと伸び。今年1月にデビューした島津騎手とのフレッシュなコンビが、味のある競馬を演じました。当然こうした勝負根性は、大舞台で必要不可欠な要素。さらなる飛躍を感じさせる内容で、今後が非常に楽しみです。

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島津新騎手「最初から逃げ切るつもりで乗っていたから、(後続が迫っても逃げ切る)自信はそれなりに持っていました。プレッシャーはそれほどなかったですが、普段のレースとは違うという感覚はありましたね」

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