NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
上下30キロ差のトップハンデだが、オイドンでいけるのではないか。ばんえい大賞典でも同じく30キロ差のトップハンデだったが、そのときの上位3着まで、タカノテンリュウ、フジダイビクトリー、ニュータカラコマとはそれぞれ重量差が10キロずつ縮まった。しかしそんなことより、とかち皐月賞以来なかなか勝ちきれなかったのが、鈴木恵介騎手に乗り替わってから2連勝と好調だ。2歳時には断然の存在だっただけに、3歳のタイトルもここらあたりで獲りたいところ。
ニュータカラコマは前走でオイドンより5キロだけ重い重量で3着に敗れたが、重賞ではヤングチャンピオンシップ以外ですべて3着に入っているという安定感は抜群。アタマ固定ではなく3連単のマルチで軸にするなら、むしろこちらかも。
ばんえい大賞典から3戦連続で大敗だったレットフジだが、一時減っていた馬体重を前走で戻し、7月24日以来の勝ち星。奇しくもそのときとまったく同じ972キロだった。上位2頭と20キロ差だけに逆転の目はある。
フジダイビクトリーは、前々走でレットフジと僅差の2着があり、前走で自己条件の決勝を勝利。今シーズンは19戦して3着を外したのが4回という安定ぶりに加え、調子を上げてきているだけに、20キロ差を生かせば上位争いに加わる力はある。
格下とはいえ、安定ぶりでいえばタッピイサムも負けていない。3か月ぶりの勝ち星となった6月25日以降は、15戦して3着を外したのが3回だけ。30キロ差に加え2連勝中と勢いがある。
◎オイドン
○ニュータカラコマ
▲レットフジ
△フジダイビクトリー
△タッピイサム