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1/30ヒロインズカップ予想 矢野吉彦

2011年1月29日(土)

重量有利なフクイズミ

 近年になかった厳しい寒さに見舞われていますが、みなさんお元気ですか? 平成22年度のばんえい競馬重賞戦線もそろそろ終盤戦。3月のばんえい記念まであと2カ月、しっかり馬券を当てて暖かくなりましょう。

 今週はヒロインズカップ。現役最強牝馬のフクイズミが、4着になった去年と同じ、800㎏の重量で出てきました。去年、同馬が先着を許した馬のうち、エンジュオウカンとワタシワスゴイはそのときより20㎏増量されましたが、ニシキユウは据え置き。単純に考えれば、増量された分だけ、エンジュオウカンとワタシワスゴイの"可能性"がニシキユウ、フクイズミのレベルまで下がってきたわけですから、これらの馬がちょうどいい具合に横並びになったと考えられます。
 ただし牝馬は格より調子という言葉を信じれば、近走の内容がパッとせず、去年よりも増量されたワタシワスゴイはちょっと手を出しにくい馬。だったらここは、あとの3頭に絞り込んでもいいと思うんですけど。
 各馬が高重量を曳くために、牝馬同士とはいえ流れは落ち着きそう。フクイズミにとっては、そのことに加え、去年先着を許した馬との重量差がいくらかでも縮まるのが好材料になるはずです。前走より10㎝かさ上げされた障害も、じっくり仕掛けて行けます。連絡みする確率は高いでしょう。
 ということで、馬券は馬複。フクイズミからエンジュオウカンとニシキユウへ2000円ずつ。エンジュオウカンとニシキユウのタテ目を1000円押さえます。

 馬複
 9-2,3 各2000円
 2-3 1000円

 去年4月以降、前回の天馬賞までの重賞19戦で5000円ずつ、私の予想どおり馬券を買って、投資額の合計は9万5000円。それで収支がマイナス4300円なら、回収率は95.5%ですから、これは"予想外"の高率でしょう! 今回のヒロインズカップは20戦目。これを終わると、今年度の重賞はあと5戦です。年度通算での黒字も夢ではなくなってきました。節目の20戦目を当てて、最終盤の残り5戦に向かいたいところ。さぁ、どうなりますか。では、今回はこのへんで。

1/30ヒロインズカップ予想 須田鷹雄

大口騎手でエンジュオウカン

 近年の勝ち馬が揃った一戦。その3頭にニシキユウ、ワタシハキレイズキあたりが上位候補か。

強調したいのが◎エンジュオウカン。前走も勝ってはいるが、【16-8-2-6】と相性抜群の大口騎手に戻っての一戦で期待がかかる。
 今回の有力どころの中では積極的というか自分で競馬を作れるタイプ。同じことが言える○トカチプリティーがムラのある馬なのに対し、エンジュオウカンはレースごとの出来不出来の幅が小さい。
 この原稿を書いている時点からレースまでは降雪もなさそうで、重い馬場で行われることになれば、昨年ほどの圧勝ではなくともエンジュオウカンにとって有利であることは間違いないだろう。

 ◎エンジュオウカン
 ○トカチプリティー
 ▲ニシキユウ
 △フクイズミ
 △ワタシハキレイズキ

 馬単
 2→7,3 各1000円
 2→9,10 各800円
 7,3→2 各700円

1/30ヒロインズカップ予想 斎藤修

2011年1月28日(金)

フクイズミの復活に期待

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎(9)フクイズミ
 ○(2)エンジュオウカン
 ▲(7)トカチプリティー
 △(3)ニシキユウ
 △(10)ワタシハキレイズキ

 馬単
 9→2,7 各1500円
 9→3,10 各1000円

今週の見どころ(1/29~1/31)

 1月28日(金)~30日(日)には、「第48回おびひろ氷まつり」(会場:帯広市緑ヶ丘公園一帯)が開催されています。これと連動し帯広競馬場でも、29日(土)、30日(日)には、「競馬場冬まつり」(入場無料)としてさまざまなイベントが行われます。この2日間は、氷まつり会場と競馬場を結ぶ無料のシャトルバスが運行されます。
 30日のメインには4歳以上牝馬による唯一の重賞・ヒロインズカップが組まれています。ぜひ競馬場にもお出かけください。

オッズパークでは、ばんえい競馬観戦ツアーが当たるキャンペーンを実施中(2月7日まで)です

 1月29日(土)のメイン第11レースは帯広氷まつり特別(A2・B1組決勝混合・17:05発走予定)。1月22日第10レース(A2級-1組)と23日第9レース(B1級-1組)の上位馬による一戦ですが、22日第10レースの1~3着馬と、23日第9レースの勝ち馬が不在で、混戦模様です。
 23日第9レースは、上位5頭が10、5、7、2、8番人気と人気薄が上位を賑わしました。ここは、2番人気で4着だったカネサテンリュウに注目します。持ち前の決め手は発揮できており、近走大崩れが少ないのも魅力です。
 1~3着馬が不在の22日第10レース組からは、4着キョウワテンリュウに期待。4走前のB1級-1組特別でカネサテンリュウに競り勝った実績があります。
 23日第9レースで2着のインフィニティーは、今回、見習い騎手の減量がなくなるのは痛いですが、近走しぶとい走りを披露しています。
 22日第10レースでは掲示板に載れなかったキョウエイボーイトウリュウらも、半数が格下のここなら上位進出を狙える力がありそうです。

 1月30日(日)のメイン第11レースには第21回ヒロインズカップ(4歳以上牝馬・17:10発走予定)が行われます。クラス別定重量で、オープン馬は本年度の収得賞金80万円につきさらに10キロ増、トップハンデは800キロのフクイズミ、最軽量は760キロのワタシハキレイズキで、最大40キロ差つきました。
 11月14日に行われたレディースカップ(4歳以上牝馬オープン)のメンバー中、7着馬を除く9頭がここにも出走してきました。
 注目は、唯一そこに不出走だったエンジュオウカン(790キロ)。06、10年のこのレースや、09、10年とカーネーションカップを連覇するなど牝馬限定戦では安定した成績を残しています。今季はなかなか順調に使えませんが、1月2日の帯広記念から中2日で臨んだオープン特別で2着、1月15日のオープン-2組戦で勝利するなど近況は元気いっぱいです。連覇が濃厚といえるでしょう。
 相手は、牝馬戦線の常連でレディースカップでも1、2着のトカチプリティー(790キロ)、ニシキユウ(780キロ)が有力。
 ワタシハキレイズキは、レディースカップでは逃げの手に出て4着に粘りました。ここも最軽量を生かしたいところでしょう。
 同5着フクイズミは前走の白馬賞(芦毛馬選抜)で豪快に差し切って久々の勝利を挙げています。今季重賞で2勝しているように実力上位は明らかですが、障害に不安がつきまとう近況で、しかもトップハンデでは強く推せません。

  1月31日(月)のメイン第11レースはアリス賞(5歳牝馬選抜混合・16:55発走予定)
 10月に行われた4歳牝馬重賞・クインカップの勝ち馬ホクショウマドンナに期待します。同世代の収得賞金順で上位のワタシハスゴイ、ワタシハキレイズキが前日のヒロインズカップにまわったため、今回はトップハンデを課せられましたが、1月3日の重賞・天馬賞(5歳定量)で牝馬最先着を果たすなど、地力アップが見てとれます。ここはトップハンデとはいえ最大20キロ差なら克服可能でしょう。
 相手もクインカップ上位組が有力。2着ヒマワリカツヒメは堅実な末脚が武器で、3着カツタカラヒメは障害巧者。ともに当時は、ホクショウマドンナと同重量でしたが、今回は10キロ差つくことで逆転まで視野に入ります。
 テンに速いコマクインもこのメンバーなら逃げ残りを警戒したいところです。

今週の見どころ(1/22~1/24)

2011年1月21日(金)

 1月22日(土)より、第2障害の高さがこれまでより10cm高い170cmへと変更になります。これにより、ばんえい競馬らしいよりパワフルなレースが期待されます。
 また、ロータリーハローによる走路整備(第1障害後~第2障害手前、第2障害後~ゴール)も従来の金曜夕方に加え、土曜の最終レース終了後、日曜の最終レース終了後の週3回へと増やされます。ロータリーハロー後の馬場はやや時計がかかる傾向がありますが、使い込まれるうちに徐々に砂が締まってタイムが出やすくなるようです。

帯広競馬場でのイベントはこちら
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 1月22日(土)のメイン第11レースは能取湖特別(A1級-1組・17:05発走予定)
 前走1月16日のオープン決勝混合で2着のフクドリに期待します。前走は普段より100キロ以上軽い負担重量と、持ち前のスピードが生きる舞台だったこともありますが、勝ったライデンロック(23日のオープン-1組特別に出走予定)と10キロ差で2着に踏ん張ったのは収穫でした。A1級-1組特別には初挑戦ですが、A2級(A1級との混合含む)では力上位の存在だっただけに、ここでも通用する可能性十分といえます。
 相手筆頭はシベチャタイガー。第2障害が10cm高くなったのは、障害巧者のこの馬に有利でしょう。
 ほか、A1級-1組で上位実績のあるミサキスペシャルアアモンドヤマトトモエエーカンらも争覇圏です。

  1月23日(日)のメイン第12レースには雌阿寒岳特別(オープン-1組・17:40発走予定)が行われます。カネサブラックが回避して9頭立てとなりました。
 前開催の睦月特別(オープン-1組)の1、2着馬マルミシュンキホクトキングがここにも出走してきました。当時と2頭の負担重量差は変わっておらず、一騎打ちを演じそうです。
 前走1月16日のオープン決勝混合で7カ月半ぶりの勝利を挙げたのがライデンロック。オープン-1組とはいえこのメンバーなら割って入るシーンがあるかもしれません。
 決め手鋭いホクショウダイヤニシキセンプーも追走がスムーズなら上位争いに顔をのぞかせそうです。

 1月24日(月)のメイン第12レースは厚岸湾特別(オープン-2組混合・17:25発走予定)
 前開催の睦月特別(オープン-1組)で4着(10番人気)に健闘したツジノコウフクに注目します。第2障害でふた腰めがスムーズに入ると、最後までしっかり伸びました。勝ち切れない面はありますが、状態はよさそうなだけに、相手が下がった今回はチャンスといえます。
 相手も睦月特別組が有力。6着オレワスゴイは控える競馬から障害ひと腰。4着ツジノコウフクとの差は5秒以内で、十分巻き返せるでしょう。同5着ウメノタイショウは積極策のぶん最後に辛抱できませんでしたが、ツジノコウフクとは同タイムでした。こちらも差は感じません。
 ホクショウバンクは近2走のA級戦で1、2着と好調です。今回がオープン-2組特別初挑戦ですが、5歳馬の勢いは侮れないものがありそうです。

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