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今週の見どころ(2/11~2/13)

2011年2月10日(木)

 今週のばんえい十勝は、3連休にあわせ、2月11日(祝・金)~13日(日)の変則開催となっていますのでご注意ください。
 この3日間は帯広競馬場のほか、全直営場外発売所(11日のみ ※アプスポット網走にはリッキーがやってきます)、JR南千歳駅近くの千歳アウトレットモール・レラ(13日のみ)でもイベントが実施されます。ぜひお越しください。

 2月11日(祝・金)のメイン第11レースはダイヤモンドダスト賞(5歳オープン・17:05発走予定)。上位2頭には3月20日に行われる重賞・ポプラ賞(4・5歳混合)への優先出走権が与えられます。
 トップハンデ760キロでもキタノタイショウの相手探しといえそうです。昨年9月の重賞・銀河賞では最大40キロ差のトップハンデで勝利。今回と同じ最大50キロ差(12月のイルミネーションカップ)では僅差4着に敗れていますが、前走でついに1100キロ台に乗った馬格を考えれば心配ないでしょう。1月の天馬賞を圧勝し4歳シーズン二冠に輝いた実力を示しそうです。
 連争いは混戦模様で、天馬賞3着で重賞2勝の実績馬ホクショウバンク(750キロ)、天馬賞2着でスピードのあるフクドリ(745キロ)、同4着で決め手自慢のトモエエーカン(745キロ)らが候補です。なかでも注目はフクドリ。天馬賞(2着)を含む近8走がすべて3着以内の好成績と勢いがあります。

 2月12日(土)のメイン第11レースはプロキオン特別(A1・A2級決勝混合・17:05発走予定)。2月5日第10レース(A1級-1組)、6日第10レース(A2級-1組)の上位馬による一戦です。
 力量差がそれほどないメンバー構成だけに、ハンデ的に有利な6日第10レース組を上位と見ます。逃げ切って楽勝したトウリュウ、初のA級だったものの切れ味を発揮し3着に追い込んだヒマワリカツヒメはここでも有力でしょう。
 5日第10レース組では、3着ミサキスペシャルが筆頭格。近5走は勝ち切れないものの大崩れが少ない成績を残しています。6走前の新雪特別(A1級-1組)では差し切り勝ちを決めており実績も申し分ありません。
 トップハンデが課題ですが5日第10レースの勝ち馬タケタカラニシキ、同4着で新雪特別2着のシベチャタイガーも争覇圏といえます。

  2月13日(日)のメイン第11レースはウインターカップ(オープン-1組・17:05発走予定)。7頭立てとやや寂しくなりましたが、帯広記念の上位3頭が出走してきました。
 帯広記念3着のカネサブラックに期待します。このところ、勝ち切れないレースが目立ちますが、毎回重いハンデを課せられながら僅差の戦いをしているのはさすがといえます。今回はナリタボブサップ(帯広記念2着)とともにトップハンデ790キロで、頭としては狙いづらいですが、連軸としては最適でしょう。
 ナリタボブサップは最大70キロ差のトップハンデだった前走の騎手選抜戦こそ8着に敗れましたが、オープン特別では安定した成績を残しています。巻き返しが期待されます。
 前述2頭が不在だった1月23日のオープン-1組特別を差し切ったホクショウダイヤが障害しだいで割って入るシーンも。
 最軽量750キロで紅一点のエンジュオウカンの逃げ残りも警戒したいところです。

今週の見どころ(2/5~2/7)

2011年2月 4日(金)

 今週のばんえい十勝は、2月5日(土)~7日(月)の通常開催ですが、次週は、11日(祝・金)~13日(日)の変則開催となっていますのでご注意ください。
 7日(月)のメインにはゴールデントレーナー賞が組まれています。第22回開催終了時のリーディング上位10調教師が管理する160万円以上~320万円未満格付の馬により争われます。同様のレースは、5月のスーパートレーナー賞(昨年度のリーディング上位調教師の管理馬選抜)以来の実施。騎手などと比べ、普段は脚光を浴びる機会の少ない調教師にもご注目ください。

帯広競馬場でのイベントはこちら
オッズパークでは、ばんえい競馬観戦ツアーが当たるキャンペーンを実施中(2月7日まで)です

 2月5日(土)のメイン第11レースにカシオペア特別(オープン-2組・17:05発走予定)が行われます。1月23日の雌阿寒岳特別(オープン-1組)を使われた組が有力でしょう。
 なかでもライデンロックに期待します。今季、オープン-1組特別で勝利があり重賞にも出走しているこの馬にとって、2組に入ればメンバー的に有利なのは明らか。雌阿寒岳特別では第2障害でへたり込んでしまい9着でしたが、度外視して狙ってみたいところです。
 ホクトキングは今季重賞では旭川記念でそれほど差のない4着があります。こちらも雌阿寒岳特別では第2障害でバランスを崩してしまい6着でしたが、もともとは障害巧者だけに、巻き返しが期待されます。
 雌阿寒岳特別で今回のメンバー中最先着の3着だったのがヤマノミント。昨年5月にはオープン-1組特別で勝利しています。その後、オープン-1組では苦戦続きですが、ここでなら上位進出が期待できるでしょう。
 ライデンロックと同じ明け6歳で地力強化中のウメノタイショウオレワスゴイにもチャンスがありそうです。

 2月6日(日)のメイン第11レースは白雪賞(4歳オープン・17:05発走予定)。上位2頭には3月20日に行われる重賞・ポプラ賞(4・5歳混合)への優先出走権が与えられます。
 1月23日のガリバー賞(4歳牡馬オープン混合)で後続を寄せつけず逃げ切ったトレジャーハンターに期待します。前走の4歳決勝混合は3着でしたが、勝った牝馬ホクショウシャネルより60キロも重い負担重量ながら、離れた障害クリアから残り10メートル付近では先頭に立つなど負けて強しの内容でした。このところ、ばんえい競馬では、障害力に加え最後までしっかり歩けるパワーのある馬の活躍が目立っており、現在の馬場はこの馬にぴったりといえるでしょう。
 相手は、1月24日の白雪姫賞(4歳牝馬オープン混合)で1、2着のタケノビジンホクショウシャネルが有力です。特にタケノビジンは、ばんえい菊花賞では第2障害先頭から2着に粘ったほどの障害巧者。現在の収得賞金ではポプラ賞出走は微妙なため、なんとしても連を確保したいところでしょう。
 ばんえいダービー馬ミスタートカチはトップハンデの克服が課題といえそうです。

  2月7日(月)のメイン第11レースにはゴールデントレーナー賞(4歳以上選抜混合・16:55発走予定)が行われます。
 コマクイン(金田勇調教師)に期待します。このところなかなか勝てないものの、毎回逃げを打つ姿は潔いものがあります。紅一点である今回は、恵まれたハンデで、しかも出走馬の約半数が格下と有利な印象があります。今度こそ逃げ切りを期待します。
 相手は目下8戦連続連対と好調持続のトモエブラック(松井浩文調教師)が有力。コマクインとのハナ争いは厳しいものがありますが、障害を降りてからの脚はこちらが上です。
 5月のスーパートレーナー賞を制しているブランドボーイ(大友栄人調教師)も先行力なら負けていません。
 前崩れの展開になれば、キタノダイチ(久田守調教師)、ベニインパクト(岡田定一調教師)、キョウワテンリュウ(尾ケ瀬富雄調教師)ら決め手自慢たちにもチャンスがありそうです。

ヒロインズカップ 予想結果

2011年1月31日(月)

矢野:馬複3-9 2,000円的中! 収支+21,000円
斎藤:馬単9→3 1,000円的中! 収支+14,800円
山崎:馬複3-9 1,500円的中! 収支+14,500円
須田:ハズレ 収支-5,000円

【ここまでの集計】投資額 5,000円×20R=100,000円
矢野 吉彦 +16,700円
山崎エリカ - 6,860円
斎藤  修 -15,450円
須田 鷹雄 -40,500円

1/30ヒロインズカップ回顧

フクイズミが貫禄勝ち!

 30日(日)は重賞・ヒロインズカップ(4歳以上牝馬オープン)が行われ、単勝1番人気に推されたフクイズミが勝利。トップハンデ800キロをものともせず、貫禄を見せつけました。

 馬場水分は2.3%と標準からやや重め。各馬とも重量を課せられているだけに、道中はゆったりとした流れに落ち着きました。エンジュオウカンやニシキユウが先行し、ワタシハキレイズキ、ペガサスプリティーもこの一角。フクイズミは最後方で機をうかがう展開で、第2障害を迎えました。
 最初に障害に挑んだのはニシキユウとエンジュオウカン。やや遅れてワタシハキレイズキとペガサスプリティーも仕掛けますが、障害が10センチ上がったせいかどれも決定打とはならず、天板付近で横一線の状態。ここで、じっくり構えていたフクイズミが動き、この馬らしからぬ障害の切れを見せると一気に天板へ。ふた腰で障害を上げきると、エンジュオウカン、ニシキユウと並んで障害をクリアしました。
 こうなればトップハンデといえどもフクイズミのレース。残り30メートルを過ぎてさらに加速すると、他馬はついて行くことすらできず差は広がる一方。そのままゴールまで脚を止めることなく、圧巻の勝ちっぷりで重賞11勝目を挙げました。2着争いは残り5メートル付近でエンジュオウカンがストップし、ニシキユウと障害4番手から追い上げてきたユーファンタジーとの叩き合いに。結果ニシキユウがアタマ差程度、ユーファンタジーの猛追を抑えて2着を死守しました。エンジュオウカンは4着で入線。

 末脚には絶対の自信があるフクイズミだけに、第2障害をふた腰でまとめた時点で勝利は確定的。もっと言えば、抜群の掛かりを見せてひと腰で天板近くまで上がったところで、勝負は決していたのかもしれません。ここ2戦は障害の切れを増しており、今が最も充実している印象。この状態を維持できれば、ばんえい記念でも好勝負が期待できそうです。
 ニシキユウが2着で、08年カーネーションカップ以来、久々の重賞連対。昨年3着からも牝馬同士なら互角以上に戦える力があり、今後も牝馬戦では目が離せない1頭です。

成績はこちら
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尾ヶ瀬馨騎手「ハンデは課せられていたけど、最高の状態で出走できて、この馬らしいレースができたと思います。先行した2頭が障害で手こずっていたから、そのぶん息を入れられて、障害をうまく越えられたんだと思います。あの位置で障害を下りられたので、そこで勝利を確信しました。まだまだ元気いっぱいですし、チャンピオンカップ、ばんえい記念と頑張っていきたいですね」

1/30ヒロインズカップ予想 山崎エリカ

2011年1月30日(日)

フクイズミの復活に期待

 プリンセスシリーズの大トリとなるヒロインズカップ。◎にしてみたいのは今シーズンの重賞、旭川記念と岩見沢記念を制したフクイズミです。フクイズミはその岩見沢記念を制して以来、スムーズに障害が越えられないというスランプに陥りましたが、前走の白馬賞では障害を19秒でまとめて楽勝しました。確かに芦毛限定戦の前走は相手が弱く、レースの前半でじっくり息を入れられたことも勝因でしょうが、「障害をスムーズに超えられた」というのはここへ向けての大きな収穫だったように感じます。

 ○には昨年のこのレースの勝ち馬エンジュオウカン。昨年から重量が20kg増量され、対フクイズミとのハンデ差は10kgに詰まりましたが、帯広記念でも5着入線しているように、単に重賞の経験が少ないだけで、フクイズミとはそれほど大きな力差はないと見ています。しかし昨年は前走450万未満を4着に敗れた後の一戦だったのに対して、今回は前走オープン戦を完勝した後の一戦となります。今回へ向けて余力を残したのは明らかに昨年のほうだったので、そのような意味で今回は狙い下げました。しかし競走馬はほぼもともとの強さと近2走の平均値で走る生き物ですから、大崩れすることもないでしょう。

 以下▲に昨年のヒロインズカップの3着馬ニシキユウ、△に今シーズンの重賞はクインカップの4着が最高ですが、3歳時にはばんえいプリンセス賞勝ちの実績があるワタシハキレイズキ。両馬とももともと障害巧者ですから、牝馬限定戦のゆったりとしたペースを早めに仕掛けて行けばチャンスはあるでしょう。

 また過去にこのレースで3勝を挙げているトカチプリティーも障害巧者ではありますが近2走があまり見せ場のない内容だったので、取りガミ覚悟の△とします。

 ◎ (9)フクイズミ
 ○ (2)エンジュオウカン
 ▲ (3)ニシキユウ
 △ (10)ワタシハキレイズキ
 △ (7)トカチプリティー

 馬複
 2-9 2500円
 3-9 1500円
 9-10,7 各500円


 お知らせ 帯広競馬場でヒロインになります!(笑)

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