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2/27チャンピオンカップ回顧

カネサブラックが3連覇を達成!

 27日は重賞・チャンピオンカップ(4歳以上、重賞競走優勝馬)が行われ、単勝1.3倍の圧倒的1番人気に支持されたカネサブラックが優勝。このレース史上初となる3連覇を果たしました。

 0.7%の馬場水分で800キロ前後の重量となれば、道中はゆったりペース。砂煙がもうもうと上がるなか、ナカゼンスピードがペースを掌握。これにニシキダイジンが続き、カネサブラック、ナリタボブサップも差なく追走。とはいえ、ほぼ横一線のまま推移し、勝負どころの第2障害を迎えました。
 いち早く仕掛けたのはニシキダイジン。その登坂を静観していた各馬ですが、ナカゼンスピード、カネサブラックがほぼ同時に登坂開始。なかでもカネサブラックが抜群の掛かりを見せ、ひと腰であっさりクリア。やや遅れてニシキダイジン、ナリタボブサップも突破し、実績馬3頭による巴戦の様相を呈しました。
 しかし、カネサブラックの末脚は勢いを増す一方。残り10メートルを切り、追い上げてきたナリタボブサップに差を詰められたものの、セーフティーリードを保ったまま。結局ナリタボブサップに6秒の差をつけ、カネサブラックが先頭でゴールしました。3着には障害4番手から押し上げたキタノタイショウが入線。

 今季は北斗賞勝ちしかなかったカネサブラックでしたが、ばんえい記念を前にしてきっちり勝利。過去2年と同様に、理想的なかたちで大一番を迎えることとなります。帯広記念などを見る限り900キロ以上の荷物では一抹の不安もありますが、今回の圧勝ぶりからも目下の充実ぶりは顕著。今なら1トンも克服できそうです。
 2着のナリタボブサップは障害でタメたのが功を奏したか、しまいは目立つ脚いろでした。これまで高重量でも実績を残していますが、こうしたレースができれば、もう一段のステップアップが可能。ばんえい記念でどんなレースを見せてくれるか、楽しみな1頭です。

成績はこちら
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松田道明騎手「こんなに楽に勝てるとは思っていなかったですが、前走から調子が良くて今回もプラス体重で臨めましたし、好勝負ができそうだと思っていました。きょうはナリタボブサップやキタノタイショウなどがいたので、これらより前で障害を越えられるよう注意していました。調子がいいぶん、障害を下りてから差されることはないと厩舎サイドも言っていましたからね。ばんえい記念もぜひ獲りたいと思います」

2/27チャンピオンカップ予想 赤見千尋

2011年2月27日(日)

我らが女傑フクイズミに期待

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎6、フクイズミ
 〇9、カネサブラック
 ▲3、ニシキダイジン
 △7、ナリタボブサップ

2/27チャンピオンカップ予想 山崎エリカ

高重量戦に強くなったナリタボブサップに期待

 今シーズンの重賞勝ち馬が競うばんえい競馬ならではのチャンピオンカップ。本命視するべきなのは各世代の重賞勝ち馬よりも、古馬重賞の勝ち馬でしょう。該当馬はばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬ナカゼンスピード、旭川記念、岩見沢記念の勝ち馬フクイズミ、北斗賞の勝ち馬カネサブラック、ばんえいグランプリ、ドリームエイジカップの勝ち馬ナリタボブサップの5頭です。またばんえい競馬ではシーズン後半になるつれて重量が加算されていきますから、重要視するべきレースはドリームエイジカップと帯広記念ということになります。

 そこで今回◎に推したいのはドリームエイジカップの勝ち馬で帯広記念でも2着のナリタボブサップです。2着に敗れた帯広記念でもトップハンデを背負って重量が20㎏軽いニシキダイジンと直線で競り合い、ゴール線上で止まっての2着。ニシキダイジンからの馬単馬券も買っていた私としてはヒヤヒヤでした。それまではシーズン前半の重賞に強く、重賞ではなかなか勝ちきれない善戦マンのイメージがありましたが、ここへ来てパワーをつけ高重量戦に強いタイプとなったようです。近2走は結果が出ていませんが、内容はそこまで悪くなかったし、今回へ向けて疲労を残していないという意味では安心感が持てます。

 ○はドリームエイジカップの3着馬で、目下3連勝中のキタノタイショウ。いくら格下の馬が相手でも3連勝というのはそう簡単にはできないパフォーマンスですから、その実績を素直に評価します。ここへ来て成長しているのでしょう。

 ▲には昨シーズンのばんえい記念を勝利しているように、高重量戦なら積極的に仕掛けていくことができる帯広記念の勝ち馬ニシキダイジン。今回はその時と比べて基礎重量が軽くなるため、第2障害までのセフティリードがそれほど大きくないと見てやや評価を下げましたが侮ると危険です。

 あとは△にドリームエイジカップの2着馬で帯広記念でも3着のカネサブラック。前走のオープン特別では2着に14秒0も差をつけて勝利し、強さを見せつけたと同時に走りすぎた感は拭えません。今回は積極的に狙いたくはないものの、今シーズン5着以下がない同馬に逆らう理由もありません。しかし今回は2~4着と見ているので、馬券は押さえまでとします。

 またこの頃予想は「攻めと守りの中間が好ましい」と強く感じているので、カネサブラックを買い目に加えて守り、フクイズミを買い目から外して攻めます。フクイズミはニシキダイジンのペースだと積極的に仕掛けて障害で失敗するか、ゆったり構えて末脚を爆発させても届かないというパターンのレースが多いことと、また前走のヒロインズカップは強い内容ゆえに今回でのおつりがないと見ました。

 ◎ (7)ナリタボブサップ
 ○ (2)キタノタイショウ
 ▲ (3)ニシキダイジン
 △ (9)カネサブラック

 馬複
 2-7 1800円
 3-7 1700円
 7-9 1500円

2/27チャンピオンカップ予想 矢野吉彦

2011年2月26日(土)

カネサブラック、フクイズミから

 いやいや、黒ユリ賞は堅すぎました。もうちょっと高配当になることを期待していたんですけど・・・。それでも、5000円がゼロにならずにすみました。これで、あと4つの重賞のうち1つを当てて、そこで700円を超えるプラスを計上できれば、年間黒字収支達成です。マジックナンバー710! チャンピオンカップをビシッと当てて、3月を待たずに決めちゃいたいですね。

 去年までの3年間、2→1→1着のカネサブラックが、好調をキープして出走してきましたから、素直に信用しましょうか。
 まぁ、この馬をまるっきり外して馬券を買うわけにはいかないでしょう。ただし、帯広記念や睦月特別のように、タッチの差でも3着に敗れればそこそこの高配当は必至。それも期待したいところです。
 今回の重量と、天気予報から推定される馬場状態を考えると、1着馬の走破タイムは2分10~20秒と見ました。この時計で勝負できそうなのは、カネサブラック、フクイズミとホクショウマドンナだと思います。ナリタボブサップには、この重量になると相変わらずゴール前の甘さが付きまといますし、ニシキダイジンは、もう少し時計がかかるような高重量戦向き。キタノタイショウにとっては、ホクショウマドンナより60㎏も多い増量が響きそうです。
 ということで、馬券はすべて馬複。まずは、カネサブラックとフクイズミの組み合わせを3000円。あとは、両馬からホクショウマドンナへ500円ずつ。そして、とにかく当てて次へつなげることを意識して、カネサブラック、フクイズミからニシキダイジンとナリタボブサップへ200円ずつ、さらにホクショウマドンナからニシキダイジンとナリタボブサップへも100円ずつ。これであわせて5000円です。

 馬複
 6-9 3000円
 4-6,9 各500円
 9-3,7 各200円
 6-3,7 各200円
 4-3,7 各100円

 何しろ当たれば当たった分だけ、年間黒字に近づく(あるいは黒字を達成する)わけですから、なりふり構わず行きます。キタノタイショウをバッサリ消して、ホクショウマドンナを穴に狙っているので、攻めの気持ちもあるということをご理解ください。では、今回はこのへんで。

2/27チャンピオンカップ予想 須田鷹雄

素直に実績馬を狙う

 予想が当たらないとシーズンが長く感じますね。やっと当たったと思ったら取りガミだったりもして......。第2障害で膝を折るどころか寝ちゃった馬がなんか立ち上がった、くらいの状況ではありますが、タイムオーバーにならず完走ぐらいはすべく、残りレースも頑張って予想しましょう。

 さて、チャンピオンカップ。重量差があることはあるものの、古馬の一線級とその他のカテゴリから権利を得てきた馬とでは、能力差を埋めきれない印象。しかも実績馬にとって重量の絶対値が重いとは言えないだけに、力のある馬が先に下りてそのまま、という予感がします。

 ここは素直に◎カネサブラック、○ニシキダイジン、▲フクイズミ、△ナリタボブサップとおなじみのメンバーで馬券を構成。絶賛大復活中のキタノタイショウあたりも気にはなりますが、ドリームエイジカップを考えると10キロ差では厳しいでしょう。

 ◎カネサブラック
 ○ニシキダイジン
 ▲フクイズミ
 △ナリタボブサップ

 馬単
 9←→3 各1500円
 9→6,7 各1000円

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