2歳3冠なるかオイドン
詳細はオッズパークのブログをご覧ください。
◎(4)オイドン
○(8)フナノコーネル
▲(6)レットフジ
△(1)ホクショウバルト
△(3)タカノテンリュウ
馬複
4-8 3000円
4-6 1000円
4-1,3 各500円
2歳3冠なるかオイドン
詳細はオッズパークのブログをご覧ください。
◎(4)オイドン
○(8)フナノコーネル
▲(6)レットフジ
△(1)ホクショウバルト
△(3)タカノテンリュウ
馬複
4-8 3000円
4-6 1000円
4-1,3 各500円
3月12日(土)の開催は、東北地方太平洋沖地震の影響により、取りやめとなりました。なお代替開催は、15日(火)に出走投票をやり直さずに実施します。
メインに重賞・イレネー記念が組まれている13日(日)には、鈴木勝堤元騎手によるトークショーや、当情報局の重賞予想でもおなじみの斎藤修さんによる場立ち予想なども行われます。ぜひ競馬場へお越しください。
3月13日(日)のメイン第11レースには第42回イレネー記念(17:10発走予定)が行われます。ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップから続く2歳シーズン(明け3歳)三冠の最終戦で、牡馬670キロ(牝馬650キロ)と定量での争いです。
三冠達成をめざすオイドンの独壇場でしょう。別定30キロ増でヤングチャンピオンシップを楽勝し、別定40キロ増となった近2走の3歳A級-1組でも危なげなく連勝を飾っています。2歳シーズン路線が確立した近2年は、ホクショウバンク、テンマデトドケがそれぞれ二冠を制していますが、今年は初の三冠馬誕生が濃厚といえます。
焦点は2着争い。フナノコーネルは一冠目、二冠目ともオイドンには離されましたが3、2着と上位にきています。障害巧者で、デビュー以来一度も掲示板を外していない堅実さが武器です。
二冠目で3着のレットフジ、同5着ホクショウバルト、前走2月27日の3歳A級-1組で復活の白星を挙げたニュータカラコマも争覇圏でしょう。
3月14日(月)のメイン第11レースはホワイトデー特別(オープン・A1級決勝混合・16:45発走予定)。3月6日第10レース(A1級-2組混合)、7日第10レース(オープン-2組混合)の上位馬による一戦です。
オープン(負担重量区分)から320万円未満までによる混合戦ですが、ハンデ差が最大25キロしかなく、格付上位馬が有利でしょう。なかでも前走7日第10レースを制したオープン馬ホクショウバンクが中心。その前走では離れた2番手から猛烈な脚を繰り出し、逃げ切り濃厚かと思われたオレワスゴイをきっちり差し切って勝利をものにしています。
相手もオープン馬オレワスゴイで順当でしょう。近2走は、ホクショウバンクと一進一退の競馬を繰り広げています。ホクショウバンクが障害で苦戦するようなら、逆転も考えられます。
同じ前走でそれほど差のない4着ウメノタイショウは一角崩しが目標です。
代替開催となる3月15日(火)のメイン第11レースは十勝川温泉特別(A2・B1級決勝混合・17:05発走予定)。3月5日第10レース(A2級-1組)、6日第9レース(B1級-1組)の上位馬による一戦です。
前走5日第10レースで7着だったトウリュウに注目します。今回よりも骨っぽい相手関係だった前々走のA2級-1・2組決勝混合特別で快勝と、このメンバーなら実績上位です。平場の前走は敗れましたが、今回は障害力がいかせる特別戦だけに、巻き返し十分でしょう。トップハンデでも750キロなら心配ありません。
同じ前走の勝ち馬ミスタートカチも障害巧者。745キロは微妙なハンデですが、半数が格下の今回も大崩れはないでしょう。同4着で決め手上位のホクショウマドンナも障害次第では楽しみです。
前走6日第9レース組は実力拮抗ですが、1着で障害巧者のインフィニティーがややリード。同5着のフクノカミカゼはもともと登坂力勝負のタイプだけに、立て直してくれば侮れないところ。同2着ギャンブラーキングもしっかり歩けるタイプだけに、位置取りしだいでは勝利までありそうです。
先週の開催を終えて(2月28日現在)のジョッキー・リーディングでは、鈴木恵介騎手が190勝を挙げトップに立っています。鈴木騎手は昨シーズンに、ばんえい史上初となる年間200勝をマーク。今シーズンも、早ければ今週の3日間で大台到達という可能性も出てきました。名手の騎乗ぶりに注目したいところです。
※帯広競馬場でのイベントはこちら
3月5日(土)のメイン第11レースにはとかちえぞまつ特別(A1級-1組・17:05発走予定)が行われます。
A2級で目下3戦連続連対と勢いが出てきたキンノカミに注目。2月20日のA2級-1組で悠々逃げ切り勝ちを収め、先週のA2級-1・2組混合特別は回避。レース間隔をあけて今回を迎えました。相手強化となりますが、最軽量750キロを利して押し切りを期待します。
相手は2月19日のオーロラ特別(A1級-1組)での上位3頭、ミサキスペシャル、シベチャタイガー、ヒロノドラゴン。4番手以下を引き離してゴール前、激しい追い比べを繰り広げました。3頭には今回もハンデ差がありません。上がり馬キンノカミを迎え撃ちます。
3月6日(日)のメイン第11レースは然別賞(オープン-1組・17:05発走予定)。ナリタボブサップ、ニシキセンプーが回避して8頭立てとなりました。
2月21日のチャレンジカップ(4歳以上選抜混合)で2着ホクショウダイヤを13秒3もちぎって勝ったライデンロックに期待。前々走のオープン-2組特別から2連勝中です。オープン-1組に入ると勝ち切れませんが、カネサブラックより30キロも軽い最軽量770キロなら逃げ切れる公算大でしょう。
キタノタイショウは、前走のチャンピオンカップでは、1着カネサブラック、2着ナリタボブサップと10キロ差で3着に健闘。このところ地力強化が感じられます。
カネサブラックは実績断然ですが、別定40キロ増の800キロが気になります。
強力な先行馬が不在で、差し馬ホクショウダイヤ、ホッカイヒカルらが流れに乗れれば食い込む余地もありそうです。
3月7日(月)のメイン第11レースはたちばな賞(4歳以上牝馬オープン・16:55発走予定)。
最大40キロ差なら、トップハンデでもフクイズミの2連覇濃厚といえます。昨年のこのレースでも同じ最大40キロ差トップハンデで勝利しています。
ただ、フクイズミは常に障害への不安がつきまとうタイプ。安定した先行力と障害力がウリのトカチプリティーの逆転も考えられます。
エンジュオウカンはこのところやや精彩を欠いている感もありますが、牝馬限定戦なら食い込む可能性がありそうです。
減量がある5歳の2頭、ワタシハスゴイ、ワタシハキレイズキは、このメンバーと渡り合うには、もう少しパワーアツプが必要でしょう。
不滅の連勝記録 サカノタイソン
Photo●OPBM
ばんえい競馬では、平地の競馬と比較して、絶対本命馬があっさりと敗れるという場面がそうめずらしいことではない。それはやはり一番の勝負どころである第2障害の存在が大きい。抜けた実力の馬でも、第2障害でひとつ歯車が狂って障害を越えられなければ、挽回不可能な差となってしまうからだ。
それゆえ、ばんえい競馬では連戦連勝というのはなかなかに難しい。現役馬でいえばカネサブラックの安定感は誰もが認めるところだろうが、それにしても2着、3着に敗れることも少なくなく、条件クラスでの6連勝が最高だ。
近年、ばんえいの連勝記録で注目を集めた馬にウィニングがいる。ばん馬としてはデビューがかなり遅く、4歳(1996年)の春。その4歳時、デビュー6戦目から10連勝を達成。これは当時のばんえい競馬の連勝記録だった。
そのウィニングの記録をあっさりと、しかも大幅に更新する馬が現れた。それがサカノタイソン。
サカノタイソンは、ウィニングと同じ1996年の2歳時にデビュー。ばん馬としてはゆったりとした間隔で使われ、年末までに無傷の7連勝。ウィニングの10連勝の記録を更新するかに思えたが、明け3歳となった初戦で2着に敗れ、連勝記録はストップした。
しかし、冬季休催を挟んで4月の3歳シーズンから破竹の連勝が始まった。ウィニングの記録を更新したばかりか、その記録をじつに19連勝にまで伸ばした。
その19連勝のなかには、4歳時の銀河賞、明けて5歳1月のポプラ賞などの重賞もあり、さらには古馬一線級と対戦したチャンピオンカップまで連勝街道を突っ走ったのだから驚きだった。
ごく最近では、残念ながら先日死亡してしまったものの、マルミシュンキも連勝で注目を集めた馬だった。デビューから6連勝し、7戦目となったナナカマド賞(特別)で7着と初の敗戦。そこから再び連勝を続けたが、サカノタイソンの記録には遠く及ばず、11連勝で記録は途切れた。
サカノタイソンとマルミシュンキには共通点があった。どちらも馬主が所有する施設、いわば"外厩"でも調教を積んでいたということ。それゆえ、両馬ともにばん馬にしてはかなり間隔をあけて使われることが多かった。つまりは、そうしてレースを選んで使わなければ、ばんえい競馬で連戦連勝というのは困難なことなのであろう。
サカノタイソンの話に戻る。チャンピオンカップを制して連勝を19にまで伸ばしたサカノタイソンは、そのレースで4歳シーズン(明け5歳)を終える。どこまで連勝を伸ばすか期待されたものの、5歳シーズンの初戦(1999年6月)となったオープン戦であっさりと4着に敗れ、連勝記録はストップした。
しかしそこまでは2着を一度挟んでいるだけで、デビューからチャンピオンカップ制覇まで27戦連続連対という記録も打ち立てたことになる。
サカノタイソンに対しては当初、スピード馬とする見方も少なくなかった。しかしばんえい記念連覇を達成したことで、パワーも兼ね備えていることも示して見せた。
ばんえい記念初挑戦は2001年。明けて7歳の2月だった。このときは、ばんえい記念史上初となる3連覇の期待がかかったシマヅショウリキが1番人気。早めに第2障害をクリアしたシマヅショウリキだったが、そこで力を使い果たしてしまったか、見せ場はそこまで。サカノタイソンと、9歳にしてばんえい記念初挑戦となったグレイトジャイナーの一騎打ちとなり、サカノタイソンがわずかの差でグレイトジャイナーを振り切った。
このときサカノタイソンの手綱をとったのは、乗替りで初騎乗となった大河原和雄騎手。大河原騎手にとっても、ばんえい記念はこれが初制覇。サカノタイソンの主戦だった藤本匠騎手は、対するグレイトジャイナーの主戦でもあり、苦渋の選択が悔しい結果となった。
しかし翌年、ばんえい記念連覇を果たしたときのサカノタイソンのソリの上には藤本匠騎手がいた。障害先頭は、これがばんえい記念初挑戦、6歳のスーパーペガサス。サカノタイソンが続いて坂を下ると、勢いそのままにスーパーペガサスを交わし、押し切って連覇達成。わずか1秒6差で2着に敗れたスーパーペガサスだが、その翌年からばんえい記念4連覇の金字塔を打ち立てることになる。
19連勝。デビューから27戦連続連対。これらに加え、サカノタイソンにはデビューから43戦連続で単勝1番人気という記録もある。いずれもが、おそらくばんえい競馬では今後も破られることのない不滅の記録であろう。
サカノタイソン引退セレモニー
余談になるが、サカノタイソンはとにかくデカい馬でもあった。体高はオープン馬の中でも飛びぬけて大きく、青毛の黒光りする馬体も相まって、ひときわ威容を誇っていた。サラブレッドでも特に強い馬のことを"怪物"と表現することがあるが、サカノタイソンはその成績だけでなく、存在そのものが、まさに怪物だった。
文/斎藤修
(馬齢は、現在と同じ新年齢で表記)
サカノタイソン
1994年4月6日生 ペル系 牡 青毛
父 ペル・武潮
母 半血・サホロクイン
母の父 ベルジ・ジアンデユマレイ
北海道上川郡風連町 太田輝雄氏生産
競走成績/73戦50勝(1996~2002年)
収得賞金/66,355,000円
主な勝鞍/98年銀河賞(北見)、99年ポプラ賞(帯広)、チャンピオンカップ(帯広)、00年帯広記念(帯広)、01年ばんえい記念(帯広)、02年ばんえい記念(帯広)
山崎:馬複7-9 1,500円的中! 収支+850円
斎藤:馬複7-9 1,500円的中! 収支+850円
須田:馬単9→7 1,000円的中! 収支+800円
矢野:馬複7-9 200円的中! 収支-4,220円
【ここまでの集計】投資額 5,000円×22R=110,000円
矢野 吉彦 +10,080円
山崎エリカ - 6,410円
斎藤 修 -15,000円
須田 鷹雄 -40,750円