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今週の見どころ(11/13~11/15)

2010年11月12日(金)

 14日(日)のメイン第11レースにはレディースカップが組まれています。4、5、6、7歳、8歳以上の各世代から2頭ずつ選抜された牝馬による秋のばんえい古馬女王決定戦です。
 またその前の第10レースには、12月30日のヤングチャンピオンシップをめざす2歳馬たちの戦い、ばんえい甲子園の予選第2弾・南北海道産駒特別も行われます。
 当日、帯広競馬場では、両レースの勝ち馬を予想するダブル勝馬予想大会などのイベントが実施されます。

ハロンズ苫小牧場外でのイベントはこちら
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※東京・新宿高島屋にて開催中の「第14回大北海道展 十勝・帯広特集」において、13、14日の両日、ばんえい十勝の魅力を伝えるイベントを実施します。

 11月13日(土)のメイン第11レースに糠平湖特別(A1級-1組・17:05発走予定)が行われます。
 6月以来ですがエンジュオウカンに期待します。昨季は古馬牝馬重賞で2勝を挙げ、チャンピオンカップでも5着。今季も開幕週の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯で5着など、オープン一線級相手に好勝負してきた実績は、今回のメンバーでは頭ひとつ抜けています。しかも最軽量715キロと恵まれただけに負けられないところでしょう。
 相手筆頭はニシキセンプー。このクラスの上位常連で、今回のメンバー中ほとんどの馬に近走で先着と、ほぼ勝負づけが済んだ相手関係です。格はエンジュオウカンに劣りますが、好調度ではこちらのほうが上です。
 前走オープン・A1級-2組混合特別を制し意気上がるシベチャタイガーも差はありません。

 11月14日(日)のメイン第11レースはレディースカップ(4歳以上牝馬選抜混合・17:05発走予定)
 ここはフクイズミの相手探しでしょう。今季、牡馬相手の重賞で2勝など、実績で他馬を圧倒しています。古馬牝馬オープン戦線でライバル関係にあるエンジュオウカンが不在だけに、どんな勝ち方をするかに注目です。
 近年、メンバーが比較的固定されていたこの路線ですが、古馬牝馬オープン戦線には初挑戦となった今年1月の重賞・ヒロインズカップでいきなり2着に入り新星誕生を予感させたのがワタシハスゴイ。ここは障害力を生かした積極策でフクイズミのペースを乱したいところでしょう。
 トカチプリティーニシキユウは牡馬相手のオープン戦ではやや苦しくなってきたものの、牝馬同士なら上位争いの資格十分です。

 この日の第10レースには南北海道産駒特別(2歳産地限定・16:30発走予定)が行われます。石狩、後志、渡島、檜山、胆振、日高管内及び道外の産駒による一戦です。
 先週の北央産駒特別は、特別出走歴があった2頭のワンツーだっただけに、今回も経験を重視したいところ。となれば、イワキが筆頭格でしょう。9月の青雲賞(牡馬オープン)では6着に敗れましたが、レットフジ、ニュータカラコマなどの一線級と一緒に走れたことが収穫でした。
 相手も出走メンバー中、収得賞金順でイワキに次ぐハヤノリュージンホクショウバルトらでしょう。

  11月15日(月)のメイン第11レースはオンネトー特別(オープン-2組混合・16:45発走予定)
 やや混戦模様ですが、ひとまず中心はツジノコウフクでしょう。前々走までオープン戦などで4戦連続3着以内。前走のオープン・A1級決勝混合こそ、ナリタボブサップ、ホクショウダイヤら一線級の壁にはね返され最下位でしたが、今回はかなり相手が下がった印象で、巻き返しが期待できそうです。
 ホクトキングは6月の旭川記念で4着に入った実績があります。夏の間は崩れていた障害も徐々に立て直されてきたようです。
 流れに乗れれば決め手鋭いホッカイヒカルに出番も。大崩れがない近況のオレワスゴイも争覇圏でしょう。

今週の見どころ(11/6~11/8)

2010年11月 5日(金)

 今年デビューの2歳馬が、決勝戦である12月30日の重賞・ヤングチャンピオンシップを目指し、産地別に分かれて予選を戦うばんえい甲子園。今年も、7日(日)第10レースの北央産駒特別を皮切りに、南北海道、釧路、北見、十勝の各地区別予選が5週にわたって行われます。ばんえいの未来を背負って立つ若駒たちの激闘にぜひご注目ください。

帯広競馬場でのイベントはこちら
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 11月6日(土)のメイン第11レースはクラブツーリズムカップ(B1・B2級決勝混合・17:05発走予定)。10月30日第9レース(B2級-1組)と31日第9レース(B1級-1組)の上位馬による一戦です。
 前走B2級-1組で2着のカネサテンリュウは堅実な末脚を武器に目下15戦連続して3着以内をキープしています。その間、勝ち星は2つだけで、ここも勝ち切るまではいかないかもしれませんが、連軸には最適でしょう。
 前走B1級-1組で3着のヒマワリカツヒメも近9戦中8戦が3着以内の堅実派。差して届かずというレースが続きますが、障害のキレもよく、展開次第で勝利もありそうです。
 B2級-1組で3着で障害巧者のカツタカラヒメはこのところ、同世代限定戦でヒマワリカツヒメと同重量で好勝負しています。今回はカツタカラヒメのほうが5キロ軽く、俄然有利になった印象を受けます。
 B1級-1組を7番人気で勝ったキョウワテンリュウ、B2級-1組を9番人気で制したキタノギンガの両馬は、ここでも上位争いできれば本物といえそうです。

 11月7日(日)のメイン第11レースは狩勝賞(オープン・A1級混合・17:05発走予定)
 カネサブラックが中心でしょう。このところ重賞ではやや精彩を欠いていますが、今季、重賞以外では4戦4勝と抜群の安定感を誇ります。トップハンデ750キロですが、半数以上が準オープン馬のここは負けられません。
 相手はニシキセンプーが有力。2走前のダークホース賞ではゴール寸前で差し切られたとはいえカネサブラックと1秒9差。前走はこの馬らしい会心の差し切り勝ちと状態も良好で、再び強豪に挑みます。
 キタノタイショウも準オープンクラスが多数のここなら上位争いできそうです。

 この日の第10レースは北央産駒特別(2歳産地限定・16:30発走予定)。ばんえい甲子園の第1戦で、空知、上川、留萌、宗谷管内の産駒による一戦です。
 今回のメンバー中で、特別戦を経験しているアグリローズアグリコトブキが一枚上といえそうです。なかでもアグリローズは、前々走2歳A級-2組で圧勝し、前走2歳A級-1組ではナナカマド賞の勝ち馬オイドンに先着と格上の実績を誇ります。

  11月8日(月)のメイン第11レースはとかちクラツー賞(B3・B4級決勝混合・16:45発走予定)。10月30日第8レース(B3級-1組)と31日第6レース(B4級-1組)の上位馬による一戦。各馬の能力が接近しており混戦模様です。
 とりあえずは、前走B3級-1組で1着のキタノカイザー、2着のドオーダッシュが上位でしょう。キタノカイザーは障害巧者。追走さえスムーズならここも勝ち負け必至です。ドオーダッシュは2走前には格上B2級との混合特別でも僅差2着に入っています。
 前走B4級-1組を制し3連勝中ファーストスターの勢いも侮れません。B級に上がってからやや苦戦気味のコサカコブラも行き切れば面白い存在です。

ばんえい菊花賞 予想結果

2010年11月 1日(月)

矢野:ハズレ 収支-5,000円
斎藤:ハズレ 収支-5,000円
山崎:ハズレ 収支-5,000円
須田:ハズレ 収支-5,000円

【ここまでの集計】
斎藤  修  -4,050円
山崎エリカ  -6,900円
矢野 吉彦  -8,400円
須田 鷹雄 -11,700円

10/31ばんえい菊花賞回顧

テンマデトドケが復活の重賞3勝目!

 31日(日)は重賞・ばんえい菊花賞(3歳オープン)が行われ、単勝5番人気のテンマデトドケが勝利。昨季の世代チャンプがトップハンデをものともせず、重賞3勝目を挙げました。

 馬場水分は1.5%とやや重め。道中はレットダイヤ、ミスタートカチ、タケノビジンらが果敢に先行し、やや速めの流れ。それでも各馬懸命に食らいつき、ほぼ一団のまま第2障害を迎えました。
 真っ先に挑んだのはダイリンビューティ。差なくレットダイヤ、ミスタートカチ、タケノビジンも登坂を開始しました。なかでも抜群の掛かりを見せたのはタケノビジンで、いったんヒザを折りながらも即座に立て直し、先頭でこれをクリアしました。遅れてミスタートカチ、トレジャーハンターも難関を突破。以下フェイ、ホクショウバトル、テンマデトドケが続きました。
 残り30メートル付近で逃げるタケノビジンにトレジャーハンターが並び掛け、後続も一気に詰め寄り大混戦に。残り20メートルでタケノビジンが脚を止め、トレジャーハンターが一歩リード。そこへ強襲したのがテンマデトドケで、残り5メートルで脚いろが鈍ったトレジャーハンターを捉えると、これを置き去りにして先頭でゴールを果たしました。結局トレジャーハンターはストップし、立て直したタケノビジンがこれを交わして2着。トレジャーハンターは3着で入線しました。

 トップハンデが懸念されてか、単勝5番人気と評価の低かったテンマデトドケでしたが、終わってみれば2着に3秒4差をつける完勝。底力を問われるサバイバル戦となったことが、地力上位のこの馬に味方した印象です。つまり、この世代ではテンマデトドケの実力が抜けているということ。定量戦のばんえいダービーでは勝ちっぷりが焦点となるでしょう。
 重賞初挑戦のタケノビジンが2着。軽量780キロが味方したのは言うまでもありませんが、最後にもう一度脚を伸ばした点は、この馬の勝負根性を物語るもの。ばんえいプリンセス賞3着ののち、今回も含めて5連続連対と力をつけている印象で、ばんえいオークスでも侮れない存在となりそうです。

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大河原和雄騎手「自分が思っていた以上に強い内容でした。馬体が戻ってこない点が気がかりでしたが、何とか5キロ、ギリギリのところまで戻ってくれましたね。じっくり育ててくれた厩舎スタッフに感謝したいです」

10/31ばんえい菊花賞予想 山崎エリカ

2010年10月31日(日)

ホクショウバトルの巻き返しに期待

 前哨戦、秋桜賞のほぼ再戦となるメンバー構成。ここは素直に秋桜賞の勝ち馬ホクショウバトルを◎にします。前走は積極的に行きすぎたために障害で転倒してしまいましたが、息を入れて追走できれば巻き返しが期待できるでしょう。

 ○にはばんえい大賞典の2着馬で、前々走の秋桜賞でも勝ち馬ホクショウバトルと5.0秒差4着のツジノコウフクヒメ。同馬も前走障害で転倒していますが、前走でシッカリ競馬をしているよりは、転倒している方が今回で疲労を残さないという意味でプラスでしょう。

 ▲には昨シーズンのイレネー記念2着や前々走3着の実績が示すように、前へ行ければ強いミスタートカチ。秋桜賞は前へ行き切れずに7着に敗れましたが、前走軽重量のスピードスター賞を使ったことでスピードが強化されているはずなので、ある程度前で競馬ができる可能性が高いでしょう。そういう流れになれば、上位争いが濃厚です。

 あとは△に秋桜賞の5着馬テンマデトドケ。秋桜賞2着のトレジャーハンターは前走のスピードスター賞でシッカリ競馬をした後の一戦、秋桜賞3着のダイリンビューティもあまり強調材料がないので、テンマデトドケのもともとの強さ(イレネー記念勝ちの実績など)を考慮し、同馬の復活のパターンを警戒します。

 他ではばんえいプリンセス賞3着のあと連続連対中の上がり馬タケノビジンと、調子が下降気味のようですがばんえい大賞典勝ちの実績を考慮してレットダイヤ。

 ◎から5点勝ってもヒモ抜けしてしまいそうな感も少しありますが、「あれも」「これも」と言っているうちに、全部買いたくなってしまうので(笑)、強く買いたいと思う馬に絞りました。配分も本来なら人気になりそうなツジノコウフクヒメを厚くするべきだと思いますが、あえて均等配分にして人気薄の連対を期待します。

 ◎ (4) ホクショウバトル
 ○ (2) ツジノコウフクヒメ
 ▲ (3) ミスタートカチ
 △ (6) テンマデトドケ
 △ (7) タケノビジン
 △ (5) レットダイヤ

 馬複
 4-2,3,6,7,5 各1000円

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