今年デビューの2歳馬が、決勝戦である12月30日の重賞・ヤングチャンピオンシップを目指し、産地別に分かれて予選を戦うばんえい甲子園。今年も、7日(日)第10レースの北央産駒特別を皮切りに、南北海道、釧路、北見、十勝の各地区別予選が5週にわたって行われます。ばんえいの未来を背負って立つ若駒たちの激闘にぜひご注目ください。
※帯広競馬場でのイベントはこちら
※ゴールデンバージグッズなどが当たるオッズパークのキャンペーン情報はこちら
11月6日(土)のメイン第11レースはクラブツーリズムカップ(B1・B2級決勝混合・17:05発走予定)。10月30日第9レース(B2級-1組)と31日第9レース(B1級-1組)の上位馬による一戦です。
前走B2級-1組で2着のカネサテンリュウは堅実な末脚を武器に目下15戦連続して3着以内をキープしています。その間、勝ち星は2つだけで、ここも勝ち切るまではいかないかもしれませんが、連軸には最適でしょう。
前走B1級-1組で3着のヒマワリカツヒメも近9戦中8戦が3着以内の堅実派。差して届かずというレースが続きますが、障害のキレもよく、展開次第で勝利もありそうです。
B2級-1組で3着で障害巧者のカツタカラヒメはこのところ、同世代限定戦でヒマワリカツヒメと同重量で好勝負しています。今回はカツタカラヒメのほうが5キロ軽く、俄然有利になった印象を受けます。
B1級-1組を7番人気で勝ったキョウワテンリュウ、B2級-1組を9番人気で制したキタノギンガの両馬は、ここでも上位争いできれば本物といえそうです。
11月7日(日)のメイン第11レースは狩勝賞(オープン・A1級混合・17:05発走予定)。
カネサブラックが中心でしょう。このところ重賞ではやや精彩を欠いていますが、今季、重賞以外では4戦4勝と抜群の安定感を誇ります。トップハンデ750キロですが、半数以上が準オープン馬のここは負けられません。
相手はニシキセンプーが有力。2走前のダークホース賞ではゴール寸前で差し切られたとはいえカネサブラックと1秒9差。前走はこの馬らしい会心の差し切り勝ちと状態も良好で、再び強豪に挑みます。
キタノタイショウも準オープンクラスが多数のここなら上位争いできそうです。
この日の第10レースは北央産駒特別(2歳産地限定・16:30発走予定)。ばんえい甲子園の第1戦で、空知、上川、留萌、宗谷管内の産駒による一戦です。
今回のメンバー中で、特別戦を経験しているアグリローズ、アグリコトブキが一枚上といえそうです。なかでもアグリローズは、前々走2歳A級-2組で圧勝し、前走2歳A級-1組ではナナカマド賞の勝ち馬オイドンに先着と格上の実績を誇ります。
11月8日(月)のメイン第11レースはとかちクラツー賞(B3・B4級決勝混合・16:45発走予定)。10月30日第8レース(B3級-1組)と31日第6レース(B4級-1組)の上位馬による一戦。各馬の能力が接近しており混戦模様です。
とりあえずは、前走B3級-1組で1着のキタノカイザー、2着のドオーダッシュが上位でしょう。キタノカイザーは障害巧者。追走さえスムーズならここも勝ち負け必至です。ドオーダッシュは2走前には格上B2級との混合特別でも僅差2着に入っています。
前走B4級-1組を制し3連勝中ファーストスターの勢いも侮れません。B級に上がってからやや苦戦気味のコサカコブラも行き切れば面白い存在です。