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今週の見どころ(12/4~12/6)

2010年12月 3日(金)

 12月5日(日)のメイン第11レースには4歳オープンによるイルミネーションカップが組まれています。正月に行われる4歳シーズン(明け5歳)三冠最終戦・天馬賞の前哨戦だけに、見逃せません。
 また、そのひとつ前の第10レースは十勝産駒特別。今年デビューの2歳馬を産地ごと5つに分け予選を行い、それぞれの上位馬が12月30日の重賞・ヤングチャンピオンシップに出走できる「ばんえい甲子園」。その予選最終戦です。昨年はこのレースを勝ったテンマデトドケがイレネー記念を勝ち、先日のばんえい菊花賞も制覇。同2着ホクショウバトルはヤングチャンピオンシップを勝つなど大活躍。今年も偉大な先輩に続けと素質馬が揃いました。こちらも今後の2歳~明け3歳重賞、そして3歳三冠を展望する意味でも必見です。

帯広競馬場でのイベントはこちら

 12月4日(土)のメイン第11レースはちほく高原特別(オープン-1組・17:05発走予定)
 前開催のオープン-1組特別でマッチレースを繰り広げたナリタボブサップカネサブラックが再び相対します。ほぼ同時に第2障害を越えた両馬ですが、ナリタボブサップが決め手比べでカネサブラックを下したのは価値があるといえます。今回も負担重量はイーブンで、どちらに軍配があがるでしょうか。
 割って入るとしたらやはりフクイズミ。トップハンデだった近2走ともに5、5着ですが、上記2頭と25キロ差の今回は巻き返しがあって驚けません。

 12月5日(日)のメイン第11レースにイルミネーションカップ(4歳オープン混合・17:05発走予定)が行われます。通算収得賞金上位5頭と、予選のとかちオーロラ賞(11月29日第9レース)上位5頭による一戦です。
 通算収得賞金で世代ナンバー1・キタノタイショウの相手探しでしょう。9月19日の4歳重賞・銀河賞では、最大40キロ差のトップハンデを克服しての勝利でした。今回もトップハンデですが、1月3日の重賞・天馬賞へ向けても負けられない一戦です。
 予選を快勝し完全復活を印象づけたキンノカミ、柏林賞勝ちがあるジャングルソング、目下世代最多勝を誇るフクドリ、予選2着など近走充実しているスギノハリアー、同3着で最軽量が魅力のホクショウマドンナらがどこまで迫れるでしょうか。

 この日の第10レースは十勝産駒特別(2歳産地限定・16:30発走予定)。ばんえい甲子園予選のラストを飾る、十勝管内の産駒による一戦です。
 ナナカマド賞を勝った実績馬オイドンの取捨がポイント。前開催の2歳A級-1組では、今回と同じ最大40キロ差のトップハンデで4着に敗れています。実力どおりの走りなら、普段の2歳A級-1組より相手関係が下がっているここは、圧勝しても驚けません。初騎乗となる大口泰史騎手がどう乗るでしょうか。
 もし最大40キロ差を苦にするようなら、ナナカマド賞2着ニュータカラコマにチャンスありといえそう。牝馬ツートップのプリンセスヤヨイトモエウンカイにも食い込む余地がありそうです。

  12月6日(月)のメイン第11レースはサホロ岳特別(A2・B1級決勝混合・16:45発走予定)。11月28日第9レース(A2級-1組)、同日第12レース(B1級-1組)の上位馬による一戦です。
 前走A2級-1組勢ではやはり1、2着のヒロノドラゴンハマカツの2頭でしょう。先行策からともに単勝2倍台の人気にこたえてのワンツーでした。今回、別定重量の加増も5キロだけなら問題ないでしょう。
 前走B1級-1組での上位3頭は、いずれも減量がある3・4歳馬でしたが、なかでも勝ったホクショウバトルのレースぶりが際立っていました。力をつけてくる3歳後半の時期ですが、まだ20キロの減量がもらえるのは断然有利。9月にはA2・B1決勝混合の平場で勝った実績もあり、引き続き好走が期待できそうです。
 同3着カツタカラヒメも最軽量が魅力で、互角の勝負ができるでしょう。

ばんえいオークス 予想結果

2010年11月29日(月)

斎藤:ハズレ 収支-5,000円
須田:ハズレ 収支-5,000円
矢野:ハズレ 収支-5,000円
山崎:ハズレ 収支-5,000円

【ここまでの集計】
斎藤  修  -9,050円
山崎エリカ -11,900円
矢野 吉彦 -13,400円
須田 鷹雄 -16,700円


(編集部より)
 連続で全員不的中となり、マイナスがだいぶ大きくなってきましたが、今シーズンここまで重賞が14レース。投資額はすでに70,000円で、もっとも負けている須田さんでも回収率としては76.1%あるわけですから、控除率(約25%)を考えれば健闘といえるのではないでしょうか。

11/28ばんえいオークス回顧

2010年11月28日(日)

ダイリンビューティが3歳女王に

 28日(日)は重賞・ばんえいオークス(3歳牝馬オープン)が行われ、単勝2番人気のダイリンビューティが優勝。昨季のバレンタインC以来となる重賞2勝目を挙げ、3歳女王の座を手にしました。

 早朝に降った雪の影響で、馬場水分は3.0%とやや軽め。それを意識してか各馬とも早め早めの競馬で、人気の一角ダイリンビューティとタケノビジンが馬群を引っ張り、単勝1番人気のツジノコウフクヒメはこれを見る位置取り。前後に分かれたような隊列で、第2障害を迎えました。
 ひと呼吸おいて仕掛けたのはタケノビジン。ほぼ同時にダイリンビューティが動き、2頭が並んで天板へ。しかしここでタケノビジンが痛恨のヒザ折り。その隙にダイリンビューティが障害を一気にクリアして、独走態勢に持ち込みます。やや苦戦しながらも、2番手で越えたのはヒロノクィン。立て直したタケノビジン、じっくりタメていたキクスイナイトが並んで3番手で障害を下りていきました。
 先頭のダイリンビューティは完全にひとり旅。脚いろにも余裕が見られ、後続はなすすべがありませんでした。結局、2着に8秒1差をつけ、ゆうゆうと先頭でゴールイン。タケノビジンは障害でのヒザ折りが響いたか、ばんえい菊花賞で見せたような粘りが見られず失速。ジワジワ伸びたキクスイナイトが2着入線を果たし、3着にはヒロノクィンが粘り込みました。

 ダイリンビューティは5走前のばんえいプリンセス賞で、メンバー最重量の640キロを曳いて完勝。前走で大敗を喫していたとはいえ、プリンセス賞と同様のメンバーで定量戦なら今回の勝ちっぷりにも納得です。歴戦の古馬牝馬が相手となる今後へ向けても、非常に期待が持てるレースぶりでした。
 2着のキクスイナイトは今回が重賞初挑戦。別定戦ならともかく、定量戦での好走だけに地力の高さを示した格好となりました。今後、世代限定重賞などでの走りで真価が問われることになるでしょう。

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細川弘則騎手「自分が思っていたよりも馬のデキが良く、道中の走りっぷりも良かったですね。少しビックリするくらいでした。障害を下りてからは心配のない馬で、"障害さえ越えれば"と思っていたのですが、まさか一番最初にクリアできるとは...。だんだん良くなっていますし、今後が楽しみです」

11/28ばんえいオークス予想 山崎エリカ

力つけたタケノビジンに期待

 予想バトルは4人とも赤字のようですが、ここからが勝負よ! 年末年始にかけてまだまだレースがありますから、ここから当てまくってプラスに転じさせたいです。

 さて、本題のばんえいオークスの予想。ばんえいプリンセス賞出走馬7頭に上がり馬3頭が加わったメンバー構成となります。ばんえいプリンセス賞の上位3頭はその後のばんえい菊花賞に出走し、ばんえいプリンセス賞1着のダイリンビューティは9着、2着のツジノコウフクヒメは7着、3着のタケノビジンは2着でした。

 この結果から推測できるのはタケノビジンが力をつけたということです。タケノビジンは前走のB3クラスでは1番人気を裏切っての6着でしたが、仕掛けが遅れた(ばんえいプリンセス賞やばんえい菊花賞などでは障害でヒザを折ってしまったために、本番を見据えて仕掛けを遅らせた?)のが敗因です。体もゆるめに作っていたようなので、今回は体を絞って出走してくる可能性が高いでしょう。したがって今回はタケノビジンを◎に推します。

 ○には昨シーズンのバレンタインカップでダイリンビューティに次ぐ2着(ツジノコウフクヒメは3着)の実績があるホクショウシャネル。ばんえいプリンセス賞では休養明けが堪えたようで8着に敗れましたが、順調に使われていたなら上位争いに加われていた可能性もあります。前2走は相手が強く、前走は重馬場も堪えて1番人気、2番人気を裏切っていますが、馬場が軽くなる今回は変わり身に期待します。

 ▲には今シーズン6勝を挙げている上がり馬のキクスイナイト。前走で○と好勝負をしていたスーパートップヒメ、アイラブフクヒメ、ヒロノクイン(ばんえいプリンセス賞で◎と0.2秒差4着)などを負かしているたりに魅力を感じます。重量さえこなせれば通用すると見ました。

 あとは△に昨シーズンのバレンタインカップ、ばんえいプリンセス賞の勝ち馬のダイリンビューティ。前走はB1クラスで相手が強かったにしてもやや負けすぎの感はありますが、定量戦のここなら巻き返してくる可能性もあります。

 他ではばんえい大賞典2着、ばんえいプリンセス賞2着のツジノコウフクヒメ。障害転倒した4走前とばんえい菊花賞は大きく崩れましたが、前2走のB3クラスでは3着、2着に好走し、復調をアピールしていますから、今回は上位争いに加わってこれるかもしれません。

 ◎ (7)タケノビジン
 ○ (2)ホクショウシャネル
 ▲ (3)キクスイナイト
 △ (6)ダイリンビューティ
 △ (4)ツジノコウフクヒメ

 馬複
 2-7、3-7 各1300円
 6-7、4-7 各1200円

11/28ばんえいオークス予想 矢野吉彦

2010年11月27日(土)

同重量ならダイリンビューティ

 あぁ、この予想コーナーの担当者全員、ついに赤字に転落してしまいました。この秋の重賞はけっこう荒れてますからね。夏場まで4人とも黒字だったことは、奇跡以外の何モノでもない(?)わけで、今の状況が当たり前なのかもしれません!

 さて、今週は久々の重賞、ばんえいオークス。他馬より重いソリを曳いてばんえいプリンセス賞を勝ったダイリンビューティが、同重量戦のここなら中心と見ていいでしょう。でも、この馬、馬体重が1トンに達していません。そこに670㎏のソリ。他馬より重いか軽いかではなく、この馬にとってこの重量がどうか。そこが問題だと思います。ばんえい菊花賞が680㎏で9着でしたし、ひょっとしたら増量が影響するタイプなのかも。まぁ、秋桜賞で660㎏を曳いて650㎏のツジノコウフクヒメに先着していますから、心配することはないんでしょうが、その時は牡馬に混じっての4番人気。今回は、牝馬同士で人気を背負ってこの重量ですからね。そのへんを気にしながら馬券を買うことにします。
 ダイリンビューティを負かすとすれば、ツジノコウフクヒメとタケノビジンでしょう。なので、まずはこの3頭の馬単ボックスを600円ずつ。ただ、これじゃぁおもしろい馬券ではないので、穴馬券も買います。1着ダイリンビューティから2着ホクショウシャネル(2月のバレンタインカップで好走)、ワタシハアグネス(約1年前の白菊賞で好走)への馬単を300円ずつ、1着ツジノコウフクヒメ、タケノビジンから2着ホクショウシャネル、ワタシハアグネスへの馬単を200円ずつです。ちょっと買いすぎで、人気サイドで決まったら当たって損になっちゃうかもしれませんが、これで行きます!

 さぁ、4人の中で黒字に転換するのは果たして誰か?このあと、年末年始の大一番が控えていますから、ここを当てて弾みをつけておきたいんですけどね。では、今回はこのへんで。

 馬単ボックス
 4,6,7 600円(計3600円)
 馬単
 6→2,8 各300円
 4→2,8 各200円
 7→2,8 各200円

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