10月24日(日)のメイン第11レースには北見記念が行われます。800キロ台後半の負担重量での力と力のぶつかり合い。カネサブラック、フクイズミ、ナリタボブサップをはじめ現在のばんえい古馬のベストメンバーともいえる、豪華な顔ぶれが揃いました。また、ひとつ前の第10レースには、500キロの定量で争われるスピードスター賞が組まれています。8月以来2度目の実施で、前回は勝ち時計56秒6(馬場水分3.3%)という高速決着でした。パワーとスピード、異なる適性が要求される両レースにぜひご注目ください。
なお、23日(土)、24日の両日、帯広競馬場では、北見物産展や、斎藤修さん、浅野靖典さんによる場立ち予想(23日)ほか様々なイベントが予定されています。
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※12月実施予定の新設重賞のレース名称を募集しています(10月24日18:00まで)。詳しくはこちら
10月23日(土)のメイン第11レースに晩秋特別(B2・B3級決勝混合・17:05発走予定)が行われます。10月17日第7レース(B2級-1組)と18日第7レース(B3級-1組)の上位馬に、追加出走1頭を含む9頭立て。
今回のメンバー中、前走B2級-1組で最先着の3着だったカネサテンリュウに期待します。父コーネルトップ、母カネサウイン、24日(日)の北見記念でも人気が予想されるカネサブラック(父カネサスピード)の弟。偉大な兄と比べては可哀そうですが、こちらも下級条件ながら13戦連続3着以内の充実ぶりです。ここはトップハンデを背負いますが、スピードを生かして勝利を狙います。
逆転候補筆頭は同じ前走で5着のダイエイヒーロー。追走に手間取らなければ勝利も見込めます。
前走B3級-1組勢では、唯一、重賞・特別への出走経験があるアウルメンバーが上位でしょう。障害次第のところがありますが、前走(2着)なみにこなせれば、末脚がさく裂するかもしれません。
同じ前走3着で障害巧者のグランドペガサスも争覇圏です。
10月24日(日)のメイン第11レースは第31回北見記念(17:10発走予定)。トカチプリティー、オレワスゴイが回避して8頭立て。基礎重量850キロ(牝馬830キロ)から、本年度の収得賞金100万円ごとに10キロ増となる別定重量戦で、カネサブラックが20キロ増、ナリタボブサップ、フクイズミ、ホクショウダイヤが10キロ増での出走となります。
9月の岩見沢記念で3着と今季初めて連対を外したカネサブラックの巻き返しに期待します。6月の旭川記念(2着)、7月の北斗賞(1着)、8月のばんえいグランプリ(2着)は、ニシキダイジンを目標にレースを運べましたが、同馬が回避した岩見沢記念では、逆にこの馬が他馬の標的になってしまったのが3着敗退の原因でしょう。今回はニシキダイジンが出走しており、マイペースで進められるはず。昨年のこのレースでは最大40キロ差のトップハンデで勝利しており、不安はありません。
このレースに旧四市冠競走全制覇がかかるのがフクイズミ。岩見沢記念では第2障害でヒザをついたものの、きっちり差し切りました。今季、唯一の古馬重賞2勝馬で、障害で大幅なロスでもなければ、ここも上位争いできるはずです。
800キロ台後半でもひと腰で切れる障害力を持つナリタボブサップ、今季重賞では常に善戦しているニシキダイジンも争覇圏でしょう。
この日の第10レースにスピードスター賞(3歳以上100万円以上選抜混合・16:30発走予定)が行われます。
定量500キロの軽量で争われるレースで2回目の実施。8月の第1回は、最軽量の2頭が1、3着とともに上位に入ったことから、今回も最軽量480キロのトレジャーハンター、ミスタートカチ(ともに3歳20キロ減)、ユーファンタジー(牝馬20キロ減)らが注目を集めそうです。
10月25日(月)のメイン第11レースは落葉特別(A2・B1級決勝混合・16:45発走予定)。10月16日第10レース(B1級-1組)と17日第9レース(A2級-1組)の上位馬による一戦です。
前走A2級-1組で1着のトモエエーカンに期待します。9月4日のA2級-1組特別では豪快な差し切り勝ちを収めるなど、A2級では上位安定勢力です。半数が格下のここは負けられないところでしょう。
前走B1級-1組を制し2連勝中なのがスギノハリアー。近2走は持ち前のスピードが生きる馬場だったこともありますが、この勢いは侮れません。
A2級-1組で3着のキョウエイボーイ、同6着ヒロノドラゴンらは、トモエエーカンが障害でもたつくようなら、チャンス到来。障害力を生かして逆転を狙います。
B1級-1組3着のコーネルは障害さえまともならA2級-1組特別でも勝ち負けになる力量馬。一発があるとしたらこの馬でしょう。