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今週の見どころ(4/30~5/2)

2022年4月28日(木)

 ゴールデンウイークのばんえい十勝は、2日目の5月1日(日)に重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯が行われます。古馬重賞(牝馬限定戦除く)は年間10レース組まれていますが、オープン馬同一重量(賞金ハンデがつかない)のは、ばんえいグランプリ、ばんえい記念とこのばんえい十勝オッズパーク杯のみ。約1カ月前のばんえい記念から重量が280キロ軽くなっての戦いに注目です。

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【第2回開催1日目】
 4月30日(土)のメイン第10レースには、春駒特別(A1級混合・20:10発走予定)が行われます。

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 A1級とA2級の混合戦。A1級の7頭中6頭が出走していた青葉特別(A1級)を差し切ったシンエイボブは、次週の牝馬重賞・カーネーションカップに出走予定のため不在となっています。
 ◎ウンカイタイショウは、青葉特別2着で、シーズン初戦は4年連続連対(1勝、2着3回)。そして2戦目も3年連続連対(2勝、2着1回)の好成績を残しています。おそらく春競馬のコンディションが合うのでしょう。ここは格下A2級との混合で、前走勝ち馬が不在と相手関係に恵まれています。今季初勝利に期待です。
 ○インビクタは、青葉特別では7番人気で4着。シンエイボブには抵抗できませんでしたが、ゴールデンフウジンの追い込みをしのいでおり、6歳シーズン初戦としては悪くありませんでした。軽量で重めの馬場だけに、追い込み馬の一発逆転は厳しく、先行して連争いを演じるでしょう。
 ▲コマサンエースも6歳シーズン初戦が3着で、仕上がりが良さそう。インビクタと同じく詰めひと息の面はありますが、前走で対戦した馬も多く、引き続き勝ち負け。
 格下A2級の2頭では△オールラウンダーに注目します。直行ぎみで仕掛けても上がる障害力が武器。今季初戦のミズバショウ特別(A1級との混合)では着差以上の余裕を感じさせる逃げ切りでした。以前ほど逃げにこだわらなくなった印象もあり、相手強化も対応可能とみます。

【第2回開催2日目】
 5月1日(日)のメイン第10レースは、BG2・第16回ばんえい十勝オッズパーク杯(4歳以上選抜・20:05発走予定)

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 昨季の収得賞金順で上位の4歳以上による選抜戦です。15、16、19年と3勝のオレノココロ、17、18年に連覇していたコウシュハウンカイなど一時代を築いた馬たちが引退。近年オープンの若返りが進んでおり今年は初挑戦の5歳が4頭いるメンバーです。
 開幕週に行われたスプリングカップ(オープン)の再戦。◎メムロボブサップが開幕2連勝を狙います。若馬の減量がなくなる5歳シーズンの昨季もほぼ崩れなく走って、ばんえいグランプリ、チャンピオンカップの重賞2勝。雪の影響がある馬場(馬場水分4.8%)だったとはいえ、初のばんえい記念で1トンをふた腰で上げて2着と、今季の飛躍が期待される1頭です。古馬重賞2勝目となった2月のチャンピオンカップも馬場水分4.3%と極端な馬場でしたが、最大40キロ差のトップハンデ840キロで逃げ切っており、今回のオープン馬同一重量720キロという条件は恵まれています。
 ○アアモンドグンシンは、スプリングカップで2着に好走。8、9、7着だった19~21年のスプリングカップや、2歳、3歳時も含めシーズン初戦での馬券絡みは初で、昨年12月からばんえい記念(5着)の前走まで6勝、3着1回という勢いは伊達ではありませんでした。ただ、逃げ切り勝ちを収めたメムロボブサップには8秒0差をつけられています。逆転を狙いペースを上げて追走し障害で手こずるようだと、今回と同じく端コースに入り、10着と大敗した11月のドリームエイジカップのようなケースもありえるかもしれません。
 ▲キョウエイリュウは、若馬の減量がなくなる試練の5歳シーズンですが、重めの馬場だったスプリングカップで8番人気5着は上々といえます。レース当日に雨予報が出ているものの、馬場が軽くなることが歓迎なのは、ほかの5歳や、6歳馬にとっても同じ。ただ天馬賞を制しているように4頭いる5歳では地力上位。上位進出も狙えるはず。
 そのほか、ばんえい記念の勝ち馬△メジロゴーリキ、スプリングカップ6着も昨年のこのレースの勝ち馬△アオノブラックにも上位進出のチャンスがあります。

【第2回開催3日目】
 5月2日(月)のメイン第10レースには、すずらん賞(4歳オープン・20:05発走予定)が行われます。

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 重量区分による別定戦のため重量差がつきやすく、下級馬にもチャンスがありそう。トップハンデのA2級の牡馬ネオキングダム650キロから20キロ軽いB2級の牡馬◎キリンゴウに注目します。4歳が苦戦傾向だった開幕週のB1・B2級戦で、唯一勝利を飾って、昨季終盤からの連勝を4に伸ばしています。ばんえいダービー、ポプラ賞と昨季重賞2勝のオーシャンウイナー、ばんえいオークス、ばんえい菊花賞を制したサクラヒメの世代トップツーが不在なら、力試しには最適といえます。
 ○ネオキングダムは、ばんえいダービー、ポプラ賞ともオーシャンウイナーの2着で、今回その天敵が不在なのはまたとないチャンス。ただし3歳以降の世代限定オープン戦で単独でのトップハンデを課されるのは初。しかし、牡馬同士では20キロ差しかつかないのなら克服も可能でしょう。
 ▲リアンドノールは、3歳三冠には不出走ですが、1月の白雪賞(4歳オープン)では逃げ切って、40キロ重いオーシャンウイナーを2着、20キロ重いネオキングダムを4着にしりぞけています。今季初戦のB1級-4組混合では古馬の強豪マルミゴウカイに突き放されましたが、危なげのない2着と力をつけています。
 △コウシュハハリアーは、昨季最終週のクリスタル特別(4歳オープン)が世代限定オープン戦初挑戦で勝利。藤本匠騎手は、ばんえいダービーで騎乗したシュトラールではなく、今回こちらを選択。名手の眼力を信頼します。

今週の見どころ(開幕週4/22~4/26)

2022年4月20日(水)

 令和4年度のばんえい十勝が4月22日(金)よりスタート。年をまたいで3月20日(月)までの149日間が予定されています。開幕週は26日(火)までの連続5日間。初日メインには恒例のオープン・スプリングカップが組まれています。なお、5日間の開門・発走予定時刻、イベントはこちらから。

【第1回開催1日目】
 4月22日(金)のメイン第10レースには、スプリングカップ(オープン・20:05発走予定)が行われます。

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 ◎メジロゴーリキは、押しも押されもせぬ、昨季のばんえい記念ホース。5歳以上でのシーズン初戦はいずれもスプリングカップで、19年4着、20年6着でしたが、昨年は8番人気ながら2着と連対。アオノブラックが悠々と逃げ切りましたが、メムロボブサップを抜き返す根性を見せ、春先の軽量でも結果を出しています。8歳で迎える今季はオープンでは最年長ですが、ばんえい記念連覇へ向け好発進を決めるか。
 近年最強6歳世代のトップホース○アオノブラック▲メムロボブサップは、重い賞金ハンデを課された昨季後半、オープンでは勝ちきれませんでした。ノーハンデのここなら能力全開の走りが期待できそうですが、ともに初のばんえい記念後で、疲れがないかやや心配ではあります。
 1世代下の5歳は、4歳と同一重量だった3月13日の重賞・ポプラ賞で、4歳馬にワンツーを決められており、成長が待たれます。今回はポプラ賞7着もスピードある△ゴールドハンターに注目します。

【第1回開催2日目】
 4月23日(土)のメイン第10レースには、卯月特別(B1級-1組混合・20:10発走予定)が行われます。

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 A2級とB1級の混合戦。メンバー中で唯一、昨季オープンだった◎コウシュハレガシーに注目します。同じくオープンから降級した昨季は未勝利でしたが、2度の馬券絡みは春。A1級時代のオープンとの混合戦でした。障害に不安があるタイプで、一気に重量が軽くなるここでも全幅の信頼はおけません。しかし2クラス降級したA2で、しかも格下B1級相手なら格好はつけてきそうです。
 ○ミソギホマレは、昨季最終出走となった重賞・ポプラ賞(4歳・5歳混合)では第2障害で競走中止。5歳オープン馬が相手で、初の730キロは4歳牝馬には酷な条件でした。A2からB1へ降級した今回、昨季格上だったのはコウシュハレガシー(オープンからA2へ降級)、アオノゴッド(A1級からB1へ降級)だけとさほど相手強化はありません。しかも最軽量620キロでの出走は恵まれています。
 ▲アオノゴッドは、5歳シーズンの昨季は世代限定戦での1勝のみ。ただし秋以降は軽馬場のハイペース続きで、後半に脚を使うタイプにとって展開が向かなかった面は否めません。それでも年明けの6戦中4戦で勝ち馬とコンマ8秒から6秒0差と接戦も多く、馬場が重くなれば、降級利もあり一変がありそうです。
 ポプラ賞4着だった5歳牝馬△ニセコヒカルにも警戒が必要でしょう。

【第1回開催3日目】
 4月24日(日)のメイン第10レースには、青葉特別(A1級・20:10発走予定)が行われます。

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 出走10頭中トワトラナコロロのみクラス据え置きで、ほか9頭はオープンからの降級馬と実力馬揃い。
 ◎インビクタは、2歳新馬戦も含めシーズン初戦では2勝、2着2回とすべて連対している仕上がりの早いタイプ。昨季も初戦の青葉特別では、逃げたウンカイタイショウはとらえられずも障害を2番手で降り粘っています。A1級時代は9戦1勝、2着5回、3、4、5着各1回と毎回好走しており、5歳シーズンでこれだけやれれば、今季の活躍が楽しみになります。ここを勝って早くもオープン復帰を決めそうです。
 ○ウンカイタイショウも昨季の青葉特別を勝つなど、シーズン初戦では3年連続連対と好相性。負担重量が680キロを超えるあたりから勝ちきれなくなる傾向があるだけに、いまがまさに稼働期といえます。
 インビクタのほかにもハイレベルな6歳世代から2頭出走。▲コマサンエース△コマサンブラックとも有力でしょう。3頭が対戦した3月12日のとかちえぞまつ特別(オープン)では、インビクタ(10着)の負担重量が5キロ重かったとはいえ、コマサンエース2着、コマサンブラック3着と馬券に絡んでいました。
 △トワトラナコロロは、2月21日のウインターカップ(オープン混合)で、コマサンブラック、コマサンエースを下しています。5歳シーズン初戦で結果を出せれば今後が楽しみです。

【第1回開催4日目】
 4月25日(月)のメイン第10レースには、ミズバショウ特別(A2級混合・20:10発走予定)が行われます。

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 A1級はセンリョウボス1頭、ほか9頭はA2級です。
 ◎ネオキングダムはメンバー中、唯一の4歳で、高速馬場だった12月のばんえいダービーで7番人気・2着があるようにスピードが身上。しかし、続くA2昇級初戦の1組特別戦(4着)や、4歳・5歳混合重賞・ポプラ賞(2着)では障害をひと腰でまとめており、登坂力もあります。昨季オープンのセンリョウボスや、A1からの降級馬が多く相手は楽ではありませんが、それでも狙ってみたくなる魅力があります。
 ○ダイリンファイターは、A1級の特別戦連続2着で昨季を締めくくりました。メンバー中5頭が出走していた3月14日の白樺賞(A1級)は1番人気で2着も9秒9差つけられましたが、逃げに持ち込むと強いオールラウンダーが相手では仕方ありません。再び体重が減るようなことがなければ上位争い濃厚です。
 ほかの白樺賞組も有力。なかでも4着▲サクラドリーマーは、1月4日のニューイヤーカップ(A1級)で、障害ひと腰6番手クリアから切れ味を発揮し、前述の格上センリョウボスと1着同着に持ち込んでいるように爆発力があります。
 ニューイヤーカップ3着、白樺賞1着の△オールラウンダー、同じ2走が4、6着だった△ノエルブランが続きます。

【第1回開催5日目】
 4月26日(火)のメイン第10レースには、水晶特別(B1級-2組・20:10発走予定)が行われます。

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 B1級でも通算収得賞金が多い馬は、23日のA2級混合・卯月特別に出走。A1級やA2級から降級してきた7頭と、古馬格付初戦の3歳馬2頭が対決します。
 期待は古馬から◎ジェイエース。20年シーズンはオープン格付で、A1級スタートの昨シーズンは開幕週から2戦して7、8着で休養入り。約1年ぶりの出走となります。21年2月には1133キロだった体重が同年4月の青葉特別(A1級混合)では1061キロまで減ってしまい、障害での反応もよくありませんでした。今回は久々に加え転厩初戦でもあり、まず馬体に注目。ばんえいダービー、天馬賞ともメムロボブサップ、アオノブラックに次ぐ3着と近年最強の6歳世代を代表する1頭だけに、B1級で立ち止まっているわけにはいきません。
 相手には3歳○ヘッチャラを抜擢。イレネー記念2着の実績があり、さらに3歳は古馬相手の特別戦では20キロ減があるのも有利。イレネー記念より60キロも軽い630キロなら、突破できて不思議ありません。
 ▲タカナミは、730キロのばんえいダービーを障害ひと腰から3着に好走。A2昇級後は3着が最高とはいえ、末脚を生かし見せ場を作ったレースもありました。最終開催の重賞・ポプラ賞(4歳・5歳混合)を回避し早めにシーズンを終えています。4歳10キロ減は、決め手比べになったときに生きてきそうです。
 昨季A1級の△ミノルシンザン△フレイムゴールドは降級の利が大きそうです。

3/20ばんえい記念回顧

2022年3月22日(火)

メジロゴーリキが逃げ切って頂点へ

 3月20日(日)には重賞・ばんえい記念(4歳以上オープン)が行われ、単勝4番人気のメジロゴーリキが優勝。2度目のばんえい記念挑戦で初制覇となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.キタノユウジロウ(1000) 競走除外
 2.マルミゴウカイ(1000) 29.5
 3.シンザンボーイ(1000) 37.9
 4.アアモンドグンシン(1000) 2.5
 5.メムロボブサップ(1000) 2.6
 6.アオノブラック(1000) 5.2
 7.キンツルモリウチ(1000) 71.0
 8.メジロゴーリキ(1000) 5.4
 9.ゴールデンフウジン(1000) 35.1

 昨年の2着馬キタノユウジロウが競走除外となり、8頭立てとなった年度末の最強馬決定戦。ばんえい記念優勝馬が1頭もいないなか、単勝1番人気となったのはアアモンドグンシン。初挑戦となった20年は競走中止となりましたが、今年に入って5戦4勝で、唯一敗れた帯広記念も3着と好走し、2.5倍と高い支持を集めました。2月のチャンピオンカップで重賞10勝目となった6歳馬メムロボブサップが、初挑戦ながら2.6倍で差のない2番人気。メムロボブサップと同世代のライバルで、同じく初挑戦のアオノブラックが3番人気。初挑戦となった昨年は6着も、今年の帯広記念で僅差2着のメジロゴーリキが4番人気でここまでが単勝ひと桁台の人気。以下は離れて、この4頭に人気が集まりました。

 レース前日の降雪により馬場水分4.8%となった今年のばんえい記念。第1障害を先頭で越えたのはメムロボブサップで、アオノブラックが差なく追走。アアモンドグンシンが先頭に替わると、マルミゴウカイとメジロゴーリキも位置取りを上げてきます。各馬何度も刻みながら1トンのソリを曳き、第2障害下にはアオノブラックが最初に到達。前半は97秒とゆったりとしたペースで流れました。
 アオノブラックは、じっくり息を入れて最初に第2障害へ挑戦しましたが、坂の中腹でひと息。少し遅れてアアモンドグンシン、さらに続いたメジロゴーリキが障害をひと腰先頭でクリアすると、メムロボブサップがふた腰2番手。その後ろは離れてアオノブラックが3番手で障害を通過しました。
 前2頭のマッチレースは、残り10メートルでメムロボブサップが詰まったところ、メジロゴーリキは一度も止まることなく歩き切って先頭でゴール。すぐに立て直したメムロボブサップが2着、差を詰めてきたアオノブラックが3着に入りました。

 メジロゴーリキは、ばんえい記念初挑戦となった昨年は6着でしたが、今シーズンは岩見沢記念1着、北見記念、帯広記念でともに2着と高重量戦で結果を残し、2度目の挑戦で見事頂点に立ちました。また、メジロゴーリキの父であるニシキダイジンもばんえい記念を2勝、手綱を取った西謙一騎手の父である西弘美調教師も騎手時代にばんえい記念を5勝しており、人馬ともに親子での制覇となりました。
 2着メムロボブサップ、3着アオノブラックにとっては初の1トンでしたが、この6歳馬2頭もまた来シーズンのばんえい競馬を牽引していく存在であることは間違いないでしょう。

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西謙一騎手「普段通りに乗ろうということだけを考えていました。(馬の状態は)ずっと良い調子で調教師が仕上げてくれました。昨年よりも(道中は)楽に追走できていたので、あとは障害だけかなと思っていました。障害は最後の天板だけ気を付けるようにしていました。(馬場が)軽い分辛抱して歩いてくれました。これだけ時計がかかるようであれば出番がある馬ですね。(来シーズンは)馬の状態を見ながらまた頑張りたいと思います」

松井浩文調教師「(調整は)普段と変わりなく、岩見沢記念のような重馬場だったら上位に行けると思っていました。(北見記念と帯広記念の2着について)そこはハンデなどいろいろな部分がありますし、全部のレースを勝てるわけではないので我慢しました。昨年は初のばんえい記念で、重い重量には耐えられると思っていましたが、馬場が軽すぎたために持ち味が出せませんでした。今回も前日降雪で軽馬場となりハラハラしていましたが、なんとか勝ってくれて良かったです。メムロボブサップと争っている時は良かったのですが、相手が止まった時には、今度はメジロゴーリキも止まらないようにと応援していました。(来シーズンは)馬体重に気を付けて普段通りにやりたいと思います」

3/19イレネー記念回顧

2022年3月21日(月)

キングフェスタが世代最強を示す

 3月19日(土)には重賞・イレネー記念(3歳オープン)が行われ、断然人気のキングフェスタが優勝。障害5番手の一線から一気の脚で抜け出し、世代の頂点に立ちました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ヘッチャラ(690) 7.7
 2.トワイチロ(680) 23.2
 3.キングフェスタ(690) 1.4
 4.ヤマカツエース(690) 11.3
 5.サツキヤッテマレ(670) 86.5
 6.ホクセイサクランボ(670) 47.4
 7.ニシキマリン(670) 97.5
 8.ダイヤカツヒメ(670) 63.5
 9.ツガルノヒロイモノ(690) 12.4
 10.クリスタルコルド(690) 6.6

 2歳シーズン(明け3歳)の頂点を決める一戦。一冠目のナナカマド賞、牡馬限定の翔雲賞を制したキングフェスタが定量で臨める今回は単勝1.4倍と断然の人気に。翔雲賞3着などデビューから18戦すべてで掲示板を確保しているクリスタルコルドが2番人気。ここまでの重賞3戦ですべて3着以内のヘッチャラが3番人気で、ここまでが単勝ひと桁台。キングフェスタ一強という構図になりました。

 第1障害を先頭で越えたのはトワイチロで、ツガルノヒロイモノ、ヘッチャラも先行します。キングフェスタ、ヤマカツエースも続き、中間点を過ぎたあたりからサツキヤッテマレを除く9頭がほとんど横並びの展開。第2障害下にはヘッチャラ、ニシキマリン、ツガルノヒロイモノがほとんど同時に先頭で到達。レース当日の降雪の影響により馬場水分5.3%という軽い馬場のなか、レース前半は46秒で進みました。
 第2障害ではツガルノヒロイモノが最初に仕掛けますが、登坂途中でひと息。差なく仕掛けた中から、わずかにヘッチャラが先頭で障害をクリアし、ヤマカツエース、ニシキマリン、トワイチロと続々とひと腰で続きます。
 障害を降りた勢いでヤマカツエースが先頭に立ちますが、障害5番手の一線から一気に伸びてきたキングフェスタがキングフェスタが交わすと、みるみるうちに後続を引き離して先頭でゴール。ヤマカツエースは残り20メートルから脚色が鈍くなり、盛り返したヘッチャラにトワイチロが迫ると、2頭が並んだところがゴールで、2着は同着となりました。

 キングフェスタは、断然人気に応える勝利で重賞3勝目。昨年12月のヤングチャンピオンシップは4着でしたが、2歳シーズン二冠制覇となりました。現時点では同世代の中で頭ひとつ抜けており、この世代を牽引していく存在になるでしょう。

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鈴木恵介騎手「今日雪が降るのが分かっていたので、どこまで(馬場が)軽くなるのかなと考えていました。荷物が荷物なので同重量ということもあり、そこまで負ける気はしませんでした。今のところは馬の気性もよく、障害力、降りてからの末脚も抜群なので、それを壊さないで良い馬に育てていきたいと思います。今日は120点です。課題はとりあえず身体が増えているわけではないので、もう少し身体ができてくれば面白いかなと思っています」

ばんえい記念 予想結果

今年度は白組の勝利!

今年度の予想対決第27Rはばんえい記念。勝利したのは単勝4番人気のメジロゴーリキで、ばんえい記念初制覇。2着に2番人気のメムロボブサップ、3着に3番人気のアオノブラックが入り、1番人気のアアモンドグンシンは5着。その結果、予想対決最終戦は赤見さんの単独的中となりました。なお、キタノユウジロウが競走除外になったことで全員に返還金が入りました。そして2021年度の予想対決は白組の勝利となりました。

赤見:3連単300円的中!(返還4,800円) 収支+16,950円
目黒:返還4,000円 収支-2,000円
須田:返還3,600円 収支-2,400円
斎藤:返還2,200円 収支-3,800円
矢野:返還2,000円 収支-4,000円
荘司:返還600円 収支-5,400円

【集計】投資額 6,000円×27R=162,000円

 須田  +46,190円
 荘司  +11,000円
 斎藤  -290円
 目黒  -52,740円
 赤見  -57,590円
 矢野  -57,690円
---------------------------------------
 白組  -11,790円
 紅組  -99,330円

2021年度、お疲れさまでした。

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