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今週の見どころ(4/30~5/2)

 ゴールデンウイークのばんえい十勝は、2日目の5月1日(日)に重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯が行われます。古馬重賞(牝馬限定戦除く)は年間10レース組まれていますが、オープン馬同一重量(賞金ハンデがつかない)のは、ばんえいグランプリ、ばんえい記念とこのばんえい十勝オッズパーク杯のみ。約1カ月前のばんえい記念から重量が280キロ軽くなっての戦いに注目です。

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【第2回開催1日目】
 4月30日(土)のメイン第10レースには、春駒特別(A1級混合・20:10発走予定)が行われます。

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 A1級とA2級の混合戦。A1級の7頭中6頭が出走していた青葉特別(A1級)を差し切ったシンエイボブは、次週の牝馬重賞・カーネーションカップに出走予定のため不在となっています。
 ◎ウンカイタイショウは、青葉特別2着で、シーズン初戦は4年連続連対(1勝、2着3回)。そして2戦目も3年連続連対(2勝、2着1回)の好成績を残しています。おそらく春競馬のコンディションが合うのでしょう。ここは格下A2級との混合で、前走勝ち馬が不在と相手関係に恵まれています。今季初勝利に期待です。
 ○インビクタは、青葉特別では7番人気で4着。シンエイボブには抵抗できませんでしたが、ゴールデンフウジンの追い込みをしのいでおり、6歳シーズン初戦としては悪くありませんでした。軽量で重めの馬場だけに、追い込み馬の一発逆転は厳しく、先行して連争いを演じるでしょう。
 ▲コマサンエースも6歳シーズン初戦が3着で、仕上がりが良さそう。インビクタと同じく詰めひと息の面はありますが、前走で対戦した馬も多く、引き続き勝ち負け。
 格下A2級の2頭では△オールラウンダーに注目します。直行ぎみで仕掛けても上がる障害力が武器。今季初戦のミズバショウ特別(A1級との混合)では着差以上の余裕を感じさせる逃げ切りでした。以前ほど逃げにこだわらなくなった印象もあり、相手強化も対応可能とみます。

【第2回開催2日目】
 5月1日(日)のメイン第10レースは、BG2・第16回ばんえい十勝オッズパーク杯(4歳以上選抜・20:05発走予定)

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 昨季の収得賞金順で上位の4歳以上による選抜戦です。15、16、19年と3勝のオレノココロ、17、18年に連覇していたコウシュハウンカイなど一時代を築いた馬たちが引退。近年オープンの若返りが進んでおり今年は初挑戦の5歳が4頭いるメンバーです。
 開幕週に行われたスプリングカップ(オープン)の再戦。◎メムロボブサップが開幕2連勝を狙います。若馬の減量がなくなる5歳シーズンの昨季もほぼ崩れなく走って、ばんえいグランプリ、チャンピオンカップの重賞2勝。雪の影響がある馬場(馬場水分4.8%)だったとはいえ、初のばんえい記念で1トンをふた腰で上げて2着と、今季の飛躍が期待される1頭です。古馬重賞2勝目となった2月のチャンピオンカップも馬場水分4.3%と極端な馬場でしたが、最大40キロ差のトップハンデ840キロで逃げ切っており、今回のオープン馬同一重量720キロという条件は恵まれています。
 ○アアモンドグンシンは、スプリングカップで2着に好走。8、9、7着だった19~21年のスプリングカップや、2歳、3歳時も含めシーズン初戦での馬券絡みは初で、昨年12月からばんえい記念(5着)の前走まで6勝、3着1回という勢いは伊達ではありませんでした。ただ、逃げ切り勝ちを収めたメムロボブサップには8秒0差をつけられています。逆転を狙いペースを上げて追走し障害で手こずるようだと、今回と同じく端コースに入り、10着と大敗した11月のドリームエイジカップのようなケースもありえるかもしれません。
 ▲キョウエイリュウは、若馬の減量がなくなる試練の5歳シーズンですが、重めの馬場だったスプリングカップで8番人気5着は上々といえます。レース当日に雨予報が出ているものの、馬場が軽くなることが歓迎なのは、ほかの5歳や、6歳馬にとっても同じ。ただ天馬賞を制しているように4頭いる5歳では地力上位。上位進出も狙えるはず。
 そのほか、ばんえい記念の勝ち馬△メジロゴーリキ、スプリングカップ6着も昨年のこのレースの勝ち馬△アオノブラックにも上位進出のチャンスがあります。

【第2回開催3日目】
 5月2日(月)のメイン第10レースには、すずらん賞(4歳オープン・20:05発走予定)が行われます。

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 重量区分による別定戦のため重量差がつきやすく、下級馬にもチャンスがありそう。トップハンデのA2級の牡馬ネオキングダム650キロから20キロ軽いB2級の牡馬◎キリンゴウに注目します。4歳が苦戦傾向だった開幕週のB1・B2級戦で、唯一勝利を飾って、昨季終盤からの連勝を4に伸ばしています。ばんえいダービー、ポプラ賞と昨季重賞2勝のオーシャンウイナー、ばんえいオークス、ばんえい菊花賞を制したサクラヒメの世代トップツーが不在なら、力試しには最適といえます。
 ○ネオキングダムは、ばんえいダービー、ポプラ賞ともオーシャンウイナーの2着で、今回その天敵が不在なのはまたとないチャンス。ただし3歳以降の世代限定オープン戦で単独でのトップハンデを課されるのは初。しかし、牡馬同士では20キロ差しかつかないのなら克服も可能でしょう。
 ▲リアンドノールは、3歳三冠には不出走ですが、1月の白雪賞(4歳オープン)では逃げ切って、40キロ重いオーシャンウイナーを2着、20キロ重いネオキングダムを4着にしりぞけています。今季初戦のB1級-4組混合では古馬の強豪マルミゴウカイに突き放されましたが、危なげのない2着と力をつけています。
 △コウシュハハリアーは、昨季最終週のクリスタル特別(4歳オープン)が世代限定オープン戦初挑戦で勝利。藤本匠騎手は、ばんえいダービーで騎乗したシュトラールではなく、今回こちらを選択。名手の眼力を信頼します。

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