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3/13ポプラ賞予想 矢野吉彦

先行力魅力のヤマトタイコーが軸

 黒字転換までは遙かに届かなかったものの、チャンピオンカップの"単独的中"は喜ばしい限り。残り3つの重賞予想を当てて、最後は何とか黒字に持って行きたいのですが・・・。

 ということで、ハズすわけにはいかないポプラ賞は、ヤマトタイコーを軸にした3連単1頭軸マルチにしてみました。同馬の先行力や近走の安定感を考えれば、負けたとしても3着までには踏みとどまってくれるんじゃないかと期待しています。

 その馬券の買い方だと、相手を5頭以内に絞らなければいけません。カイセドクター、キョウエイリュウは買っておくとして、他の馬をどうするかはちょっと迷いました。でもここは、一発大穴の夢も追いたいので、ネオキングダム、ニセコヒカル、ゴールドハンターに流して、目一杯の相手5頭にします。

 1点100円になっちゃいましたから、人気馬同士で決まったら大きな"トリガミ"になりそうです。でもまぁいいでしょう。では、今回はこのへんで。

◎3 ヤマトタイコー
○1 カイセドクター
▲2 キョウエイリュウ
△5 ネオキングダム
△7 ニセコヒカル
△8 ゴールドハンター

3連単1頭軸マルチ
3⇔1,2,5,7,8 各100円 計6000円

3/13ポプラ賞予想 斎藤修

一線級相手に互角の実力カイセドクター

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎1カイセドクター
 ○8ゴールドハンター
 ▲3ヤマトタイコー
 △7ニセコヒカル
 △5ネオキングダム

 3連単
 1,8→1,3,5,7,8→1,3,5,7,8 200円 計4800円
 馬複
 1-3,8 600円 計1200円

3/13ポプラ賞予想 赤見千尋

堅実カイセドクターに重賞2勝目のチャンス

 4・5歳の世代重賞であるポプラ賞。過去10年の勝ち馬は5歳7勝、4歳3勝と5歳勢が優勢です。しかも4歳で勝った馬は、オレノココロ、センゴクエース、アオノブラックとその後も活躍する馬ばかりですから、4歳で勝つというのは相当な能力が求められると考えます。

 ということで今年も5歳勢を中心に、本命はカイセドクターにしました。
 重賞勝ちははまなす賞のみですが、古馬オープンに入っても堅実に戦っていて、着実に成長を感じます。ここは重賞2勝目のチャンスです。

 対抗はヤマトタイコー。
 銀河賞では7番人気での勝利でしたが、ダイヤモンドダスト賞も勝って力を示しました。古馬オープンに混じって戦って、さらに力を付けている印象です。

 4歳からは750キロで出走出来るネオキングダムを推します。同世代のオーシャンウイナーと40キロ差があるというのは大きいです。

 実力馬キョウエイリュウ、前走スピードスター2着だったゴールドハンターまで。

◎1 カイセドクター
○3 ヤマトタイコー
▲5 ネオキングダム
△2 キョウエイリュウ
△8 ゴールドハンター

馬単
1→3 3→1 各1500円
1→2,5,8  各1000円 計6000円

今週の見どころ(3/12~3/14)

2022年3月10日(木)

帯広競馬場開場について

 今週、来週の今季ラスト2週で重賞が3つ組まれており、明け3歳(イレネー記念)、明け4歳・5歳(ポプラ賞)、4歳以上(ばんえい記念)それぞれのチャンピオンを決します。13日(日)のポプラ賞は、重賞に再格上げとなった2011年以降は5歳が7勝、4歳が4勝。特に近5回は5歳が4勝と圧倒しており、年長馬が有利という傾向があります。

※3/20のばんえい記念特設サイトはこちら

※今週のイベントはこちら
※開催日程/時刻についてはこちら

【第25回開催1日目】
 3月12日(土)のメイン第10レースには、第2回とかちえぞまつ特別(オープン・19:25発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 今週、来週は、ばんえい記念、ポプラ賞に加え、5歳オープン特別戦もあり、それらに出走しないオープン馬たちの争い。また前開催3月5日の第8レース以降が雪で取り止めとなったことで、2開催ぶりの馬が6頭います。
 ◎インビクタは、4着だった2開催前のウィナーズカップ(今季特別戦優勝馬選抜)をはじめ逃げて大崩れの少ない成績。前走は定量500キロでのチャンピオン決定戦・スピードスター賞で6着まででしたが、持ち時計を3秒以上も更新し適性を示しました。軽量戦を使った直後のレースで変わる馬はままおり、8月の第1回とかちえぞまつ特別(オープン混合)以来となる今季2勝目に期待します。
 ○マツカゼウンカイは、前開催にメンバー中で唯一、オープン-1組を使われてアアモンドグンシンの3着に追い上げています。1月の準重賞・ばんえい十勝金杯(オープン)を制し、ウィナーズカップ2着もメンバー最先着だけに、信頼度はインビクタ以上。トップハンデでも恵まれた印象さえあります。
 ▲コマサンエースは、ばんえい十勝金杯でマツカゼウンカイと僅差の3着があります。2開催前がウインターカップ(オープン混合)3着と格ではやや劣りますが、同レースを含めコースの砂が増量されての近2走では力強さが増した感があり、侮れません。
 △シンエイボブは、2走前には重賞・チャンピオンカップ(今季重賞優勝馬選抜)に挑戦し800キロでも障害はスムーズでしたが、さすがに相手が強すぎました。インビクタと同じく前走でスピードスター賞を使われたことで、行きっぷりなど変化があれば食い込みが考えられます。

【第25回開催2日目】
 3月13日(日)のメイン第11レースには、第43回ポプラ賞(4歳・5歳混合・19:30発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 5歳馬5頭はA2級の牝馬ニセコヒカルを除きオープン格付、2頭が回避した4歳馬3頭ではばんえいダービー馬オーシャンウィナーのみオープン格付です。クラス(重量格)別定重量戦で、オープン馬は今季の収得賞金180万円につき10キロを課されます。キャリアで勝る5歳のオープン馬に注目です。
 ◎カイセドクターは、同じ世代の混合だった8月のはまなす賞を勝利。1歳下の3歳牝馬イオンが逃げ粘るところ、障害ひと腰2番手クリアから追いかけゴールで逆転しています。そのころ3歳は4歳よりも10キロ軽く出走できたことを考えれば、着差以上の強さを見せての重賞初制覇でした。その後はクラスが上がったこともありなかなか勝てませんが、ここは格下馬も多い世代限定戦。重賞・チャンピオンカップ(今季重賞優勝馬選抜)3着、然別賞(オープン-1組)2着と充実の近況でもあり、重賞2勝目で今季を締めくくりたいところです。
 5歳オープンの2頭目は○キョウエイリュウ。ばんえいダービー、天馬賞を制しているこの世代のチャンピオンです。はまなす賞ではカイセドクターより負担重量が10キロ重く3着でしたが、年明けに同じ重量で戦った5歳限定の天馬賞、ダイヤモンドダスト賞では先着しています。今回は10キロ差つくことで2番手評価。
 3頭目は▲ヤマトタイコーです。9月の銀河賞で重賞初制覇を果たしてから一気に2クラス上がり、オープンでは後方まま。掲示板確保もままなりませんでした。しかしコースの砂が増量となった近3走では、ハンデには恵まれたものの、先行してダイヤモンドダスト賞1着、然別賞4着など大きく変わっています。今回は790キロでもヒケを取りません。
 4歳ではA2級の牡馬で750キロの△ネオキングダムに食指が動きます。
 5歳オープンの4頭目ゴールドハンターは前走スピードスター賞を使ったことが刺激になれば分かりませんが、770キロのダイヤモンドダスト賞10着は気になります。

【第25回開催3日目】
 3月14日(月)のメイン第11レースは、白樺賞(A1級・19:25発走予定)

※出馬表はこちら

 2開催前(2月19日)のアメジスト特別(A1級)を使われていた馬がメンバー9頭中8頭を占めています。うちノエルブラン、アオノゴッドら5頭は前開催ではうお座特別(A1級)へ出走。ダイリンファイターら残り3頭が出走予定だった3月5日のA2級-2組混合は降雪のため取り止めとなりました。
 なお、アメジスト特別は、早めに障害を越えた3頭からノエルブラン(1着)とダイリンファイター(2着)が馬券圏内に残り、追い込んだアオノゴッドが3着。正月開催にA1級の特別戦を勝っていたサクラドリーマーは1番人気に推されたものの障害で苦戦し6着でした。
 ◎ダイリンファイターは、夏休み明けで減らしていた体重が戻りきって、アメジスト特別が5月以来となる馬券絡み。最後までノエルブランを交わすことはできませんでしたが、コンマ8秒差の接戦を演じています。今回はハンデ差が5キロ広がることで逆転を狙います。
 ○ノエルブランは、アメジスト特別がA1昇級後の初勝利。うお座特別は末の甘さが出て8着でしたが、逃げてこの馬の競馬はしたはず。今回は2走前のほぼ再戦で、同じく力の要る馬場が予想されるだけに、巻き返しが期待できます。
 ▲サクラドリーマーは、6着だったアメジスト特別からうお座特別では巻き返して4着。前半で無理しなかったぶん、2走前に苦労した障害はひと腰で越えており、鋭く追い込んで2秒4差の惜敗でした。基礎重量が10キロ増えるのは微妙ですが、展開がハマれば浮上の余地はあります。前走では勝ち馬に騎乗していた阿部武臣へ乗替わるのも楽しみです。
 アメジスト特別、うお座特別それぞれの3着馬△アオノゴッド△ココロノタカラにも上位進出のチャンスがあります。

今週の見どころ(3/5~3/7)

2022年3月 3日(木)

帯広競馬場の開場について

 今季の開催も今週を含め残り3週。公式ホームページでは、シーズン最終日3月20日(日)に実施されるBG1・ばんえい記念特設サイトが公開されています。
 6日(日)のメインには、準重賞・スピードスター賞が組まれています。同じ定量でも1トンのばんえい記念の半分の500キロということもあり、関連性は深くありません。しかし昨年1、2着で今年も出走予定のメムロボブサップ、アオノブラックは高重量戦でも活躍しており、スピードはもちろん、持久力やスタミナも必要な条件といえるかもしれません。

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【第24回開催4日目】
 3月5日(土)のメイン第10レースには、弥生特別(オープン-2組・19:25発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前開催の準重賞・ウィナーズカップ(4歳以上選抜)から5頭、ウインターカップ(オープン混合)から4頭が参戦します。
 ◎ウンカイタイショウの巻き返しに期待します。2走前のプロキオン特別(オープン-1組)では今回と同じ775キロでアアモンドグンシンの3着に健闘している実力馬。ウィナーズカップはアアモンドグンシンと人気を二分し、勝機があるメンバー構成だっただけに障害で苦戦し10着だったのは残念でした。同馬が不在でさらに相手が楽になり、今度こそチャンスをモノにしたいところ。
 ○ゴールデンフウジンは、なかなかひと腰とはいきせんが、765キロの六花特別(オープン-2組混合)2着、780キロのウィナーズカップ8着と近2走は障害をふた腰でまとめており、着順の差は重量と相手関係の差といえます。昨年11月にはウンカイタイショウを差し切っているようにスピードと末脚があり、前走より15キロ軽いのは歓迎のはず。馬場が少しでも軽くなり、障害をひと腰で越えさえすれば、11月以来の勝利を挙げてもおかしくありません。
 ▲コマサンエースは、今回と同条件のウインターカップでは障害2番手から詰めの甘さをみせず3着に好走しています。しかし、前日まで雪が降っており馬場の味方はあったでしょう。今回は、ウィナーズカップ組が加わって一気に相手が強くなるだけに、どこまで踏ん張れるかでしょう。
 以下、ウィナーズカップでメンバー最先着の5着だった△ハクタイホウ、同6着の△コマサンダイヤにも上位進出のチャンスがあります。

【第24回開催5日目】
 3月6日(日)のメイン第11レースには、準重賞・スピードスター賞(4歳以上選抜・19:30発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 10月11日の疾風賞(勝ち時計51秒2・ゴールドハンター)、12月28日の地吹雪賞(同51秒7・アオノブラック)の各上位馬による一戦。予選の勝ち時計は互角です。
 ◎ゴールドハンターは、疾風賞を逃げ切って勝利。昨季のスピードスター賞を制したメムロボブサップを2着にしりぞけ金星を挙げました。予選でマークした51秒2は、今回のメンバー中3番目に速い持ち時計で、スピード王の資格は十分。20年ジェイファースト、21年メムロボブサップと、2年連続で予選1着だった明け5歳馬が勝利しており、ゴールドハンターも続きたいところです。
 ○メムロボブサップは、予選では追い上げ届かず2着。しかし5着以内に入れば、スピードスター賞へ出走できることもあり、秋初戦から無理をして勝ちに行く必要もなかったはず。昨季のこのレースでの44秒2は優秀だけに、本番で逆転を狙います。
 ▲アオノブラックは、地吹雪賞の勝ち馬。逃げたアアモンドキーマンと、ドラゴンボーイをはやめにとらえると、迫ってきたシンエイボブを同タイムで振り切っています。昨季のスピードスター賞でメムロボブサップとコンマ2秒差2着の実績があり今年も優勝争いに期待です。
 △シンエイボブはこの路線の常連。地吹雪賞では自己ベストを4秒4も更新し8歳になっても衰えないスピードを披露しています。2歳差の全弟メムロボブサップとのワンツーもあるかもしれません。

【第24回開催6日目】
 3月7日(月)のメイン第11レースには、うお座特別(A1級・19:25発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 ◎トワトラナノココロは、前走のウインターカップ(オープン混合)が逃げ切っての完勝。8月の山鳩賞(4歳オープン)2着からのA1昇級戦を競走除外となってから大きな着順が続きましたが、障害で大きく手間取ったのは除外明けからの2走くらい。8戦連続でふた腰以内にまとめています。1月3日の5歳重賞・天馬賞で760キロをひと腰で上げたあたりから結果が伴いはじめ、その後、5、3、1着。前走が7カ月ぶりの勝利でした。今回は賞金ハンデがさらに5キロ増え、計15キロとなりますが、A1級同士なのは恵まれており連勝が期待できます。
 ○センリョウボスは、12月のA1昇級後はすべて特別戦を使われ、A1級同士では、2勝、2着1回とすべて連対。昇級後はじめて6着と掲示板内を外した前走ウインターカップでは障害の天板を折ったものの、すぐに立て直してふた腰と次につながる内容でした。ここはA1同士と条件が楽になるうえ、前走の勝ち馬トワトラナノココロとのハンデ差が10キロから5キロ差に縮まることから巻き返しは十分といえます。
 ▲アーティウィングは、ウインターカップが5着。昇級初戦がオープン馬相手で、しかも実質トップハンデと厳しい条件でも3番人気に推されていました。11月の4歳牝馬重賞・クインカップで障害転倒してから、前半ためていって末脚を生かすレースが目立ち、前走も同じような走りをしています。今回はトワトラナノココロとのハンデ差が5キロ広がることで、前進が見込めます。
 △ノエルブランは、前走もA1級同士で、アメジスト特別を障害2番手から抜け出して勝利しています。今回はウインターカップ組など前走はいなかった4、5歳馬が3頭おり、スタミナを残して先行できるかでしょう。

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