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2/13黒ユリ賞回顧

2022年2月15日(火)

ピュアリーナナセが抜群の差し脚見せる

 2月13日(日)には重賞・黒ユリ賞(3歳牝馬オープン)が行われ、単勝1番人気のピュアリーナナセが優勝。第2障害通過後一気の脚で抜け出し、世代女王の座を手にしました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ピュアリーナナセ(640) 3.0
 2.スーパードリーム(640) 7.7
 3.キョウエイサクラ(640) 87.6
 4.ホクセイサクランボ(640) 5.2
 5.サツキヤッテマレ(640) 8.8
 6.レッドクイーン(640) 37.5
 7.ニシキマリン(640) 3.8
 8.ダイヤカツヒメ(640) 9.8
 9.ミノリヒメ(640) 39.5
 10.シンエイアロイ(640) 16.1

 昨年8月の特別・白菊賞を勝利し、前走の3歳A級-1組で2着と健闘したピュアリーナナセが単勝3.0倍で1番人気。釧路産駒特別を勝利し、ヤングチャンピオンシップで牝馬最先着の6着だったニシキマリンが3.8倍で2番人気。前走で馬体重が1トンを超えていたホクセイサクランボとスーパードリームが人気で続き、昨年9月の特別・いちい賞を勝利したサツキヤッテマレ、前2走ともに2着のダイヤカツヒメまで6頭が単勝ひと桁台で上位は混戦となりました。

 第1障害を越えて先行したのはスーパードリームで、ピュアリーナナセ、ダイヤカツヒメ、ホクセイサクランボらが追走。キョウエイサクラこそ少し遅れたものの、ほとんどが横並びの状態で進みます。中間点を過ぎてピュアリーナナセが一旦は先頭に立ちますが、第2障害下にはニシキマリンがわずかに先頭で到達。前半は49秒というペースでした。
 ニシキマリンはひと息入れて第2障害を最初に仕掛けると、力強くひと腰先頭で通過。連れて仕掛けたサツキヤッテマレもほとんど同時に障害をクリアし、以下はやや離れてシンエイアロイ、ホクセイサクランボ、ピュアリーナナセの順で続きます。
 障害を降りてすぐにサツキヤッテマレが先頭に立ちますが、残り30メートル手前でピュアリーナナセが一気に抜け出すと、2番手以下を引き離してゴール。2番手のホクセイサクランボが残り10メートルで一杯になると、盛り返したサツキヤッテマレ、ニシキマリンに、障害7番手から伸びてきたダイヤカツヒメも加わります。ゴール前は4頭の接戦となりましたが、わずかにダイヤカツヒメが抜けて2着。サツキヤッテマレが3着に入りました。

 勝ったピュアリーナナセはナナカマド賞9着以来、2度目の重賞挑戦で制覇。6頭が単勝ひと桁台という混戦ムードでしたが、終わってみれば2着ダイヤカツヒメに10秒1差をつける圧勝でした。馬体重は前走から24キロ増えて994キロと1トンに近づいており、さらに力をつけた印象。今後もさらなる成長があれば同世代の牡馬相手の重賞でも活躍が期待できそうです。また、手綱を取った渡来心路騎手は今季重賞5勝目。藤野俊一騎手、鈴木恵介騎手の4勝を上回って再び単独トップに立ちました。
 2着ダイヤカツヒメは、メンバー中もっとも軽い887キロでの出走。小柄でも定量640キロに対応できたのは力がある証拠で、成長次第では大舞台で好走する可能性を秘めています。

成績はこちら
映像はこちら

渡来心路騎手「ずっと黒ユリ賞を狙っていたので勝ててほっとしています。初めて曳く重量で、馬場もそこまで重くはなかったですが、軽くもなかったので、とりあえず無事にゴールしてくれればいいなというのはありました。降りてからの脚は結構あるので上手くいい位置で降ろせれば、あれくらいの差はつけられるかなと思っていたので良かったです。まずスタートが良く、今日も荷物は重たかったですが、結構頑張って走ってくれたので、割と前めでレースができ、周りをしっかり見ながら行けました」

黒ユリ賞 予想結果

2022年2月14日(月)

今週は斎藤さんが単独的中!

今年度の予想対決第23Rは黒ユリ賞。障害5番手から抜群の末脚を見せた単勝1番人気ピュアリーナナセが早々と抜け出して圧勝。予想対決はそのピュアリーナナセを本命にした斎藤さんが3連単を的中しました。

斎藤:3連単100円的中! 収支+5,360円

【集計】投資額 6,000円×23R=138,000円

 須田  +32,020円
 斎藤  +21,510円
 荘司  +20,360円
 目黒  -32,740円
 矢野  -54,330円
 赤見  -56,540円
---------------------------------------
 白組  -800円
 紅組  -68,920円

2/13黒ユリ賞予想 赤見千尋

2022年2月12日(土)

牝馬同士なら力上位のシンエイアロイ

 明け3歳馬の牝馬重賞であり、圧倒的な存在がいない今年の黒ユリ賞は、相当な混戦模様ではないかと感じております。

 その中でも軸にしたいのはシンエイアロイ。前走3歳A-2クラスを勝ち切りました。まだ体が出来上がっていない上に、初めての640キロというところがカギにはなりますが、牝馬同士ならば力上位ではないでしょうか。

 対抗は迷いましたがピュアリーナナセにしました。前走は3歳A-1で戦って、トワイチロの2着と頑張りました。この馬もまだまだ成長中なので初めての重量が気にはなりますが、強い馬と戦って揉まれていることが、混戦で活きそうです。

 釧路産駒特別を制し、ヤングチャンピオンシップでは牝馬最上位の6着だったニシキマリン。すでに1トンを超える体に成長している分、重量が増えることも苦にしないのでは。

 3歳A-2クラスを勝っているホクセイサクランボ、前走混戦を勝ち切ったスーパードリーム、力を付けている印象のダイヤカツヒメまで。

◎10 シンエイアロイ
〇1 ピュアリーナナセ
▲7 ニシキマリン
△4 ホクセイサクランボ
△2 スーパードリーム
△8 ダイヤカツヒメ

3馬複
10-1,2,4,7,8 各600円 計6000円

2/13黒ユリ賞予想 荘司典子

世代上位の牡馬と戦ってきた経験からニシキマリンに期待

 現3歳世代の重賞レース着順上位の結果を見ると、キングフェスタがナナカマド賞1着、ヤングチャンピオンシップ4着、翔雲賞1着。ヘッチャラがナナカマド賞2着、ヤングチャンピオンシップ3着、翔雲賞2着。ヤマカツエースがナナカマド3着、ヤングチャンピオンシップ1着、翔雲賞4着。クリスタルコルドがナナカマド賞4着、ヤングチャンピオンシップ5着、翔雲賞3着。と、着順こそ入れ替わっていますがほぼ同じ面々。牡馬の上位を形成するメンバーが現時点では固まっている印象です。

 で、何が言いたいかというと上記の牡馬たちとヤングチャンピオンシップで戦って、クリスタルコルドに次ぐ6着だったニシキマリンに注目したいと思います。640kgはどの馬にとっても厳しい斤量ですが、ヤングチャンピオンシップの際に580kgを経験していますし、11月の釧路産駒特別ではクリスタルコルドに先着して1着。牝馬限定重賞ならこの戦歴が活きるはず。

 ニシキマリンを中心にピュアリーナナセ、ダイヤカツヒメ、シンエイアロイと早めに動けるメンバーをピックアップ。さらに決め脚のあるホクセイサクランボとサツキヤッテマレを加えて。勢いのあるスーパードリームはちょっと怖いですが、相手は5頭に絞ります。

 若駒たち、しかも牝馬の戦いらしく毎年簡単に人気上位で決着しない一戦。そこで今回は私的には珍しく3連単1頭軸マルチという買い方をしてみようと思います。

◎7 ニシキマリン
○1 ピュアリーナナセ
▲8 ダイヤカツヒメ
△4 ホクセイサクランボ
△5 サツキヤッテマレ
△10 シンエイアロイ

3連単1頭軸マルチ
7⇔1,4,5,8,10 各100円 計6000円

2/13黒ユリ賞予想 須田鷹雄

先行力あるスーパードリームが軸

 翔雲賞が終わった時点で+38020円。今シーズンのプラスは確定したので、のびのびと穴狙いでいく。また、ここは荒れてもおかしくない一戦だと思う。

 定量戦ということで本来なら格上馬重視だが、成績が抜けている馬やハンデで負けていたような馬がここにいるわけではない。番組賞金順だとホクセイサクランボ、ニシキマリン、ピュアリーナナセの順だが、この3頭とて過去5走のうち連対は0~2回。今年はヤングチャンピオンシップも牡馬が掲示板独占だったし、能力だけで推せる馬はいない。

 そこで、◎スーパードリーム。新馬戦8番人気8着、勝ち馬から1分50秒も遅れるところからキャリアをスタートしたが、馬体重は150キロほど増え、クラスはともかく最近は安定したレースを続けている。

 前半のスピードは明らかにここでも通用するもので、あとは障害と粘り。ただ荷物と障害についてはどの馬も不安だし、それを言い出したら「穴は前から」という私の予想方針を貫くことはできない。2障害到達が先頭か2番手だったらあとは何着でもいい、というくらいの気持ちで軸にする。

◎2 スーパードリーム
○1 ピュアリーナナセ
▲4 ホクセイサクランボ
☆7 ニシキマリン
△8 ダイヤカツヒメ
△10 シンエイアロイ

3連単軸1頭マルチ
2⇔1,4,7,8,10 各100円 計6000円

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