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今週の見どころ(2/26~2/28)

2022年2月24日(木)

帯広競馬場の開場について

 今週の開催から、ばんえい記念前日の3月19日(土)まで準ナイターで開催となります。レース発走時刻は、薄暮開催より約1時間繰り下がっての実施です。(※開催日程/時刻についてはこちら
 シーズン最終日・3月20日(日)のばんえい記念までに、2月27日(日)の然別賞、3月12日(土)のとかちえぞまつ特別と、オープン-1組の特別戦が2レース組まれています。んえい十勝公式サイトでは、『オープン戦を徹底予想! Road to ばんえい記念』として、競輪界のレジェンド・後閑信一さんの予想を公開しています。

※今週のイベントはこちら

【第24回開催1日目】
 2月26日(土)のメイン第10レースには、雪月花特別(B1級-1組・19:25発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 出走馬9頭のうち、昇級初戦馬を除く7頭が前開催2月13日のB1級-1組平場で対戦。先行して粘る5歳ジェイトップ(今開催からA2へ昇級)をとらえて勝利したのが4歳シュトラールで、差した3、4着馬は4歳リアンドノール、5歳サクラジョージ。ここまで勝ち馬とは4秒1差でした。特別戦の今回は4歳、5歳が同重量となるだけに、5歳の巻き返しに期待します。
 ◎サクラジョージは、B1昇級初戦だった4走前の新雪特別を鮮やかな抜け出しで勝利すると、吹雪特別2着と1組で連続連対。両レースで2、1着だったアアモンドキーマンはA2級-1組の特別戦を勝利するまで出世しています。5歳馬のなかで唯一、賞金ハンデが増え10キロになるのは気になりますが、戦歴的に特別戦に替わるのは歓迎でしょう。
 ○リュウセイペガサスは、前開催のB1級-1組では4着から4秒5差の5着とはいえ、人気を考えれば健闘の部類。B1級の特別戦(混合戦含む)で2着2回、3着3回は実績上位ですが、サクラジョージの昇級後は、新雪特別4着、吹雪特別6着と馬券絡みがありません。しかし今回、同馬より重量が5キロ軽いことで、どこまで迫れるでしょうか。
 ▲シュトラールは、新雪特別8着、吹雪特別4着ならさほど差はないはず。こちらもサクラジョージの賞金ハンデが増えた今回は楽しみがあります。
 △ヒメミヤは、昇級後2戦して3、6着。B1級の特別戦は初ですが、障害は安定しており、他馬が崩れるような展開なら食い込みがあります。

【第24回開催2日目】
 2月27日(日)のメイン第11レースには、然別賞(オープン-1組・19:25発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 次週に準重賞・スピードスター賞が組まれており、1組にしてはやや寂しいメンバー。
 ◎アアモンドグンシンに注目します。準重賞・ウィナーズカップ(今季の特別戦優勝馬選抜)で最大40キロ差のトップハンデを克服し3連勝を達成。帯広記念をはじめ今季重賞で3着4回という成績を考えれば、前開催は重賞・チャンピオンカップ(今季の重賞優勝馬選抜)に出走していても好勝負できていたのではと思わせるほど充実しています。今回はチャンピオンカップ組との対戦ですが、勝ったメムロボブサップをはじめ、大接戦の2着争いを演じた4頭のうち、2、4着馬もスピードスター賞へまわっており、相手強化はありません。ハンデも最大30キロ差と楽になっており、さらに連勝を伸ばしそうです。
 5歳が3頭おり、筆頭格は○カイセドクター。前述のとおりチャンピオンカップで2着争いを繰り広げた4頭のうちの1頭で3着でした。昨秋のオープン昇級後、1組では2着が最高ですが、超一線級は不在だけに、初勝利のチャンスもあるか。
 5歳の2頭目▲キョウエイリュウは、チャンピオンカップでは3番人気で7着。2着争いに加わるかという脚いろでしたが、ゴール前で一杯になったのは、カイセドクターより10キロ重いハンデも影響したかもしれません。アアモンドグンシンは別格ですが、天馬賞を制しているように、5歳馬同士の比較なら劣りません。
 5歳の3頭目△ヤマトタイコーは、ウィナーズカップの3着馬。3歳秋までは7人もの騎手が手綱を取ってきましたが、その後、通常は菊池一樹騎手、重賞など目標レースでは渡来心路騎手とほぼ2人が乗り、オープンまで出世しています。渡来騎手がここも騎乗するのは買い材料でしょう。

【第24回開催3日目】
 2月28日(月)のメイン第11レースには、深雪特別(A2級-1組・19:25発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 出走馬10頭のうち、8頭が前開催2月12日の如月特別(A2級-1組)で対戦。そこでメンバー最先着の2着だった◎コウテイに注目です。A2昇級となった4走前の夕刊フジ杯(A2級-1組)が障害をひと腰でまとめ3着の好内容でした。賞金ハンデが5キロ増え10キロとなったガーネット特別(A2級-1組)、格上A1級との混合戦では掲示板内を外しましたが、如月特別では2着と復活。重めの馬場でバテない強みを生かし、逃げ切ったアアモンドキーマンをコンマ4秒差まで追い詰めています。1番人気で3着だったギンジが障害でロスがあったことを考えると、鉄板とまでは言い切れませんが、昇級後初勝利のチャンスが見込めます。
 ○ギンジは、障害ふた腰と余計な体力を使ったのが終いの伸びに影響した感も。とはいえコウテイに先着したガーネット特別(2着)や、760キロだった正月の重賞・天馬賞で障害をひと腰でまとめている巧者だけに、今度はスムーズに越え巻き返してきそう。左利きの船山蔵人騎手(この馬で6戦2勝)への乗替わりも刺激になるかもしれません。
 ▲ヤマトジャパンは、夕刊フジ杯2着、ガーネット特別3着とも先行してコウテイに先着しています。ただ、如月特別では、砂が増量された第1~第2障害の間で先行馬から離されてしまったのは気になります。勝ち負けできる力は持っていますが、馬場の味方は必要かもしれません。
 △オレワチャンピオンは、今季A2級-1組の特別戦で2勝しています。しかし、前述のコウテイ、ギンジ、アアモンドキーマンら勢いある5歳が昇級してきた年明け以降は善戦止まり。如月特別よりも4、5歳が多いのは苦しいですが、オープン経験があるベテランの意地を示したいところです。

2/20チャンピオンカップ回顧

2022年2月21日(月)

メムロボブサップが逃げ切り重賞10勝目

 2月20日(日)には重賞・チャンピオンカップ(4歳以上重賞競走優勝馬)が行われ、メムロボブサップが障害先頭から押し切る完勝で単勝1番人気に応えました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.キタノユウジロウ(840) 7.6
 2.メジロゴーリキ(830) 14.1
 3.メムロボブサップ(840) 2.7
 4.シンエイボブ(800) 36.9
 5.アオノブラック(830) 4.4
 6.カイセドクター(810) 7.9
 7.シンザンボーイ(810) 9.1
 8.キョウエイリュウ(820) 5.1

 今季の重賞勝ち馬8頭が参戦し、1番人気に推されたのはばんえいグランプリを制したメムロボブサップ。年明けの帯広記念こそ9着でしたが、重量が軽くなって持ち味のスピードが生かせそうなこともあり単勝2.7倍の支持を集めました。今季ばんえい十勝オッズパーク杯、北見記念と重賞2勝で、このレース連覇を狙うアオノブラックが2番人気。天馬賞を制したキョウエイリュウ、北斗賞と帯広記念を制したキタノユウジロウ、はまなす賞を制したカイセドクター、ドリームエイジカップを制したシンザンボーイまで6頭が単勝ひと桁台と上位は混戦となりました。

 第1障害を越えて先行したのはメムロボブサップで、メジロゴーリキが差なく追走。アオノブラック、カイセドクター、シンザンボーイ、キョウエイリュウと続きます。前2頭が果敢に先行していましたが、中間点を過ぎたあたりからシンザンボーイが徐々に進出し、3頭がほとんど同時に第2障害に到達。わずかにメジロゴーリキが先頭で、前半は45秒というペースでした。
 第2障害下にキタノユウジロウを除く7頭が揃ったところで、メムロボブサップが最初に仕掛けると、すんなりとひと腰でクリア。差なく仕掛けたメジロゴーリキはひと息入り、2番手で通過したのはシンザンボーイ。アオノブラックと立て直したメジロゴーリキが障害を通過し、キョウエイリュウ、カイセドクターと続きます。
 メムロボブサップは障害を越えた勢いで後続に大きな差をつけると、その脚色は最後まで衰えることなく押し切って勝利。2着争いは接戦となりましたが、シンザンボーイが追ってきたカイセドクターをコンマ5秒差でしのいで2着に入線。このレース連覇を目指したアオノブラックはさらに1秒4遅れての4着でした。

 勝ったメムロボブサップはこれで重賞10勝目。重量差は帯広記念(9着)と同じ最大40キロ差のトップハンデでしたが、当時より基礎重量が軽くなったことに加え、レース当日の降雪により馬場が軽くなったことも味方し、持ち前のスピードを遺憾なく発揮しての勝利となりました。

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阿部武臣騎手「トップハンデだったので(馬場が)軽いぶん辛いかなと思っていましたが、馬場が味方してくれました。馬も順調にきていましたし、このところ調子も良かったので、ここに向けて調教してきたぶん自信を持って先行策で行こうと思っていました。ハナが良い馬なので、先行して息を入れられたのが良かったと思います。残り10メートルを過ぎたあたりからもう大丈夫だなと思っていました。(重賞10勝目については)特別意識はせず、一戦一戦を大事にできたら良いかなと思っています。これからのことは馬主さん、調教師と相談して決めていこうと思います」

チャンピオンカップ 予想結果

今週は矢野さんが単独的中!

今年度の予想対決第24Rはチャンピオンカップ。障害を先頭で越えた単勝1番人気のメムロボブサップが後続を寄せ付けずにそのまま押し切って快勝。予想対決は2着に入った6番人気シンザンボーイを本命に挙げた矢野さん3連複を的中しました。

(編集部より)2月21日20時40分ごろまで、集計が誤っておりました。申し訳ございません。現在は修正されています。

矢野:3連複800円的中! 収支+12,640円

【集計】投資額 6,000円×24R=144,000円

 須田  +26,020円
 斎藤  +15,510円
 荘司  +14,360円
 目黒  -38,740円
 矢野  -41,690円
 赤見  -62,540円
---------------------------------------
 白組  -160円
 紅組  -86,920円

2/20チャンピオンカップ予想 須田鷹雄

2022年2月19日(土)

ここ目標に仕上げられる6歳馬2頭に注目

 既にばんえい記念不出走を表明し、ここが今季最終戦になるかもしれない◎メムロボブサップ。同じ6歳の○アオノブラックもばんえい記念に出ないのだとすれば、ここは大臣賞モードに入った7歳以上馬よりもここ目標に仕上げられる6歳馬のほうが有利。ハンデ10キロだとこの2頭のアトサキはちょうど微妙なところなので、ここは◎○を1,2着に決め打った3連単でいく。

 3着候補にはあえてキタノユウジロウやメジロゴーリキではなく、ハンデ差を生かせるかもしれない3頭を選んだ。▲キョウエイリュウは同期の☆カイセドクターに10キロを与える身で有利ではないが、馬場が軽くて障害を無難にこなせればチャンスがある。5歳2頭には来年度につながる競馬をしてほしいところ。対照的に明け11歳△シンザンボーイは安定した競馬ができる馬。いかにも3着に付けたいタイプだ。

◎3 メムロボブサップ
○5 アオノブラック
▲8 キョウエイリュウ
☆6 カイセドクター
△7 シンザンボーイ

3連単
3,5→3,5→6,7,8 各1000円 計6000円

2/20チャンピオンカップ予想 荘司典子

810キロでカイセドクターのチャンス

 チャンピオンカップはここ3年連続して5歳馬が勝利。2015年2016年2018年と3勝したオレノココロでさえも2019年は850キロで2着、2020年は820キロで2着、2021年は850キロで5着と勝ち切れていません。今回、連覇のかかるアオノブラックはもちろん最有力候補ですが、20キロ差のある5歳馬カイセドクターに期待してみました。

 カイセドクターは2歳時から常に重賞で上位争いを繰り返していたものの手が届かなかったタイトル。昨年8月、はまなす賞でついに重賞ウイナーの仲間入りをしました。その後はなかなか勝ち切れないレースが続いていますが、それでも近走は掲示板確保。もはやそんなキャラクターになっていますが、一線級の古馬重賞でどこまでやれるか、斤量差を活かして3着以内に期待します。

 アオノブラックとメムロボブサップの6歳2頭には引き続き大注目。2頭で切磋琢磨してこれから数年のばんえい競馬を引っ張って行って欲しい存在。同世代に強いライバルがいるというのはファンとしても毎レース楽しみでなりません。と、言いながらこの2頭からだと配当的妙味が無いので○▲にしたんですが果たして...。

 馬券は幅広く3連複で勝負。中でも◎○▲の3-5-6の組み合わせは厚めに合計1500円購入します。

◎6 カイセドクター
○5 アオノブラック
▲3 メムロボブサップ
△1 キタノユウジロウ
△2 メジロゴーリキ
△8 キョウエイリュウ

3連複
6-1,2,3,5,8 各500円
3-5-6 1000円 計6000円

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