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今週の見どころ(9/25~9/27)

2021年9月23日(木)

新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言に伴うばんえい十勝の対応
※9月27日(月)まで無観客開催(ばんえい競馬は開催いたしますが、お客様は競馬場へ入場できません)

 9月26日(日)のメイン第11レースには4歳シーズン三冠の第2弾・銀河賞が行われます。一つ前の第10レース青雲賞は2歳牡馬にとって最初の特別戦です。2歳シーズン三冠の初戦・ナナカマド賞(10月17日)の前に実施される特別戦は、牝馬2レースに対し、牡馬はこれが唯一。収得賞金上位馬はここで結果を残せば、余裕あるローテーションで臨むことができるはずです。

※今週のイベントはこちら
※開催日程/時刻についてはこちら

【第12回開催4日目】
 9月25日(土)のメイン第10レースには、野分特別(A2級-1組混合・20:10発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 今開催の1走目は通算収得賞金が多い馬が上の組に編成されており、このレースはA1級で賞金が少ない馬と、あと1勝で昇級というA2級で賞金が多い馬の対戦。今季7勝を挙げているナカゼンガキタが回避したことで混戦模様です。
 ◎ホクトシンバは昨季A1級で、今季A2級スタート。降級利が少ないなか、それでもA2級同士の特別戦では、体重が1044キロまで減った1戦を除けば、負けても10秒差程度まで。ルビー特別(7月26日)、中日スポーツ賞(8月23日)とも3着と勝利まであと一歩に迫っています。前開催の平場の2組は1番人気で8着。しかし夏以降、障害で崩れ知らずだっただけに、続けて苦戦というのは考えにくいはず。A1級にも抜けた馬はおらず、巻き返しが期待できます。
 ○ココロノタカラは、ルビー特別(馬場水分0.4%)6着で、中日スポーツ賞(馬場水分2.6%)2着。障害はともにひと腰で越えており、軽めの馬場のほうが行き脚がつきやすいからか、中日スポーツ賞ではホクトシンバとの追い比べでコンマ6秒先着しています。あとは木曜に降った雨の影響がどれくらい残るかでしょう。
 ▲アオノゴッドは、2走前が5歳限定戦で、前走のポテト特別(A1級-1組)が実質A1初戦でしたが4着。オープンからの降級馬などを相手に善戦しました。2着ノエルブランとは6秒3差ですが、同馬はルビー特別(A2級-1組)では3着ホクトシンバに7秒差をつけ勝利。ノエルブランを物差しにすればホクトシンバと力差はありませんが、クラスハンデ10キロは影響しそうです。
 △アアモンドヒューマは、ホクトシンバが8着だった前開催の2組戦で2着と先着。続く前走の決勝戦は7着でしたが、前述ココロノタカラが障害を先頭で降りて2着に粘るくらい極端な軽馬場でした。馬場状態次第で見直せます。

【第12回開催5日目】
 9月26日(日)のメイン第11レースは、BG2・第29回銀河賞(4歳・20:10発走予定)

※出馬表はこちら

 出走馬10頭のうち、8頭が7月の柏林賞に出走とほぼ再戦。700キロのゴールドハンターが1着、710キロのカイセドクターが2着と障害を越えた順に入線。トップハンデ720キロのキョウエイリュウは両馬に迫ろうかというシーンがありながら残り10メートルで一杯になり6着。1番人気で700キロのトワトラナノココロは、残り30メートルで遅れて7着でした。
 ◎キョウエイリュウは、2歳シーズンに二冠を達成し、3歳シーズンでもばんえい菊花賞、ばんえいダービーと二冠を達成した世代ナンバーワンホース。柏林賞は結果6着でしたが、最大50キロ差のトップハンデでもダービー馬の力の片鱗は示しました。8月の3歳・4歳混合重賞・はまなす賞は3着。柏林賞と重量差が変わらなかったカイセドクターが1着でしたが、ゴールドハンターの8着は障害で苦戦したものとはいえ、今回と同じ10キロ差でこちらが先着しています。その後カイセドクターがオープンに昇級し、今回は賞金ハンデも課されているため、こちらが10キロ軽い立場。柏林賞のリベンジに期待です。
 ○ゴールドハンターは、3歳時のはまなす賞で、4歳のオープン馬メムロボブサップ、アオノブラック相手に差し切って重賞初制覇を飾っています。しかしそれ以降は10カ月ほど勝利がなく、6月のレースで追い込みを決めた勢いに乗って、柏林賞では逃げ切り勝ち。障害に不安があるため大敗も多いですが、うまく噛み合えば強い競馬ができます。連覇を狙った4歳のはまなす賞はモロさが出て8頭立ての8着と大敗ですが、これもこの馬の持ち味。今回はひと開催空きましたが、二冠に向けて調整されていたのであれば当然チャンスはあるでしょう。
 ▲カイセドクターは、3歳三冠が2、2、3着で、柏林賞も2着。しかし重賞9度目の挑戦となった前走のはまなす賞で初タイトルを獲得。前述のとおり今回からオープンへ昇級し、さらには賞金ハンデも課され、最大重量差60キロは厳しい条件。しかし過去5回で750キロの馬が4勝とデータの後押しがあります。
 △トワトラナノココロは、イレネー記念2着の実績があり、スピードと障害力が持ち味で、今季6勝すべてが逃げ切り。柏林賞は障害4番手から粘れず7着に敗れており、はまなす賞が競走除外で、柏林賞からは30キロ増のためキョウエイリュウとの重量差が10キロに縮まるのも微妙。ただ出走してきたからには警戒は必要でしょう。

【第12回開催6日目】
 9月27日(月)のメイン第11レースは、デイリースポーツ杯(B1級-1組混合・20:15発走予定)。A2級馬3頭、B1級馬6頭による9頭立てとなります。

※出馬表はこちら

 ◎ヤマトジャパンは、前走のフォーマルハウト特別(B1級-2組)で今季2勝目。障害を差のない2番手で越えすぐに先頭に立つと、7番手から追い込んできたマオノダイマオーを1秒1差でしりぞけています。ここはA2級馬との混合戦になりますが、今回のA2級勢は、長月特別(B1級-1組)3着から昇級初戦のフナノダイヤモンドをはじめ、それほど力差がない印象。B級据え置きとなる長月特別組も6、10着とひと息だけに連勝が期待できます。
 ○マオノダイマオーは、フォーマルハウト特別では障害7番手での通過も、一気の脚で追い上げてヤマトジャパンから1秒1差2着と惜敗。馬場水分2.8%と軽い馬場でしたが、3走前、2走前と苦戦した障害をひと腰でクリアと復調がうかがえる内容でした。降りてからの脚は強烈だけに、逆転を狙います。
 ▲オレワチャンピオンは、前走の長月特別(B1級-1組)では6着でしたが、流れに乗り切れなかった印象。今回は掲示板に載った4頭をはじめ4歳は不在で、先着を許したのは3着フナノダイヤモンドのみ。障害で後続に差をつけ押し切ることも可能でしょう。
 △バウンティハンターは、フォーマルハウト特別では障害三腰8番手から追い込んでヤマトジャパンに2秒7差まで迫って3着。しかし、今季の特別戦ではヤマトジャパンと対戦し、前走以外は先着を果たしており実力は互角以上。ただ、乗替わりは気になるところです。

9/19岩見沢記念回顧

2021年9月21日(火)

メジロゴーリキが久々の重賞制覇

 9月19日(日)には重賞・岩見沢記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝6番人気のメジロゴーリキが優勝。障害先頭クリアから差なく続いたキタノユウジロウとの接戦を制しました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.シンザンボーイ(820) 11.9
 2.ウンカイタイショウ(830) 72.7
 3.センゴクエース(840) 1.8
 4.ミノルシャープ(820) 6.7
 5.アアモンドグンシン(830) 6.3
 6.ゴールデンフウジン(820) 39.2
 7.アオノブラック(830) 29.2
 8.キタノユウジロウ(830) 5.9
 9.メジロゴーリキ(820) 12.7

 今季、旭川記念を制し、ばんえいグランプリでも2着だったセンゴクエース。ばんえいグランプリの勝ち馬メムロボブサップが不在ならと単勝1.8倍と高い支持を集めました。北斗賞の勝ち馬で、前走が2着と復調がうかがえる内容だったキタノユウジロウが2番人気。以下、旭川記念3着のアアモンドグンシン、重量有利なミノルシャープが差のない人気で続きました。

 馬場水分は前日の雨で3.1%。レースの主導権を取ったのはアアモンドグンシンで、ミノルシャープ、センゴクエース、シンザンボーイが追走。中間点あたりからメジロゴーリキとキタノユウジロウの8枠2頭も位置取りを上げ、各馬何度も刻みながら歩を進めます。アアモンドグンシンが先頭で第2障害下に到達し、レース前半は64秒というペースでした。
 第2障害で最初に仕掛けたのはキタノユウジロウでしたが、天板でひと息。連れて仕掛けたミノルシャープも膝をつき、センゴクエースも障害で苦戦するなか、4、5番手で仕掛けたメジロゴーリキがひと腰先頭でクリア。立て直したキタノユウジロウが差なく続き、以下、ミノルシャープ、アアモンドグンシンの順で障害を通過しました。
 障害を通過後すぐにキタノユウジロウが先頭に立ちますが、メジロゴーリキも懸命に食い下がります。この2頭にミノルシャープが迫まりますが、残り20メートルで一杯に。替わってアアモンドグンシンが追い上げてきましたが、前2頭との差はなかなか詰まりません。キタノユウジロウとメジロゴーリキによる激しい競り合いは、僅かにメジロゴーリキがゴール前で抜け出し先頭でゴール。キタノユウジロウはコンマ2秒差で2着でした。3着にはアアモンドグンシンが入り、単勝1番人気のセンゴクエースは5着でした。

 勝ったメジロゴーリキは、今季重賞では4戦して3着1回、4着3回と善戦止まり。昨年11月の北見記念以来、約10カ月半ぶりの勝利が6つ目のタイトル獲得となりました。続く古馬重賞は11月の北見記念。メジロゴーリキにとっては連覇がかかる注目の一戦となります。

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西謙一騎手「僅差でしたけど勝ててホッとしています。自分のペースで行こうと思っていました。勝ち時計が自分が予想していたものと似ており、(勝因は)その辺かなと思います。(障害が良かったのは)厩舎の方々が仕上げてくれたおかげだと思います。今日は凄く(メジロゴーリキの)元気が良かったです。これから高重量戦になればまた出番が来ると思うので応援してください」

岩見沢記念 予想結果

2021年9月20日(月)

今週は男性陣が3名全員的中!

今年度の予想対決第9Rは岩見沢記念。単勝6番人気のメジロゴーリキが、2番人気のキタノユウジロウとのゴール前激しい接戦を制して勝利。予想対決は男性陣3名が揃って的中。特に須田さんは3連複、斎藤さんは3連単を的中で大幅なプラス収支となり、白組全体でもプラス収支に転じる結果となりました。

須田:3連複1200円的中! 収支+39,240円
斎藤:3連単100円的中! 収支+24,550円
矢野:馬複800円的中! 収支+7,920円

【集計】投資額 6,000円×9R=54,000円

 須田  +38,800円
 斎藤  +31,350円
 目黒  +3,450円
 荘司  -6,240円
 矢野  -10,560円
 赤見  -17,840円
---------------------------------------
 白組  +59,590円
 紅組  -20,630円

9/19岩見沢記念予想 荘司典子

2021年9月18日(土)

センゴクエース4回目の出走でタイトル奪取なるか

 前回のはまなす賞は重賞で惜敗続きだったカイセドクターが悲願の重賞初制覇。馬券対決では「いつか必ずタイトルを手にしてくれるはず」と信じていた同馬を、ここ一番で本命にすることができて本当に嬉しい結果でした。引き続き頑張ります!

 岩見沢記念は今回が4回目の出走となるセンゴクエースが本命。初めて参戦した2018年(6歳時)は当時10歳の大ベテラン・フジダイビクトリーとともに果敢に先行。第2障害では膝をつきながらも3番手でおりて3着。一昨年と昨年は第2障害で座り込んでしまって勝負になりませんでした。しかし!今季はばんえい記念のあとの休養が功を奏し好調。障害で膝を折ってもすぐに立て直せるレースが続いています。障害さえ越えることが出来ればそのあとの脚がしっかりしているのはご存知の通り。他馬より重い840kgも本来の地力でこなしてくれると信じています。

 相手筆頭にはアオノブラックを抜擢。昨年のミスタカシマ、一昨年のメジロゴーリキと2年連続して5歳馬が2着に好走していることからも若き力に期待。同期のライバル・メムロボブサップよりも馬体が大きく、将来的には高重量を得意としそうな存在。「照準は北見記念」という陣営のコメントがありますが、逆に人気薄なら狙ってみたい。

 アアモンドグンシン、シンザンボーイ、キタノユウジロウ、メジロゴーリキまでおさえて3連複と3連単で勝負します。

◎3 センゴクエース
○7 アオノブラック
▲5 アアモンドグンシン
△1 シンザンボーイ
△8 キタノユウジロウ
△9 メジロゴーリキ

3連単
3→1,5,7,8,9→1,5,7,8,9 各100円
3連複
3,7-1,5,8,9 各1000円 計6000円

9/19岩見沢記念予想 目黒貴子

勢いに乗るセンゴクエースが主役

 なんだか最近は調子がいいみたいです。ここ2年くらいの私からは想像できないほど。とはいえ少しでも油断や過信があると、あっさり後退してしまう危険もあるので、今週も当てますよー!

 今回は岩見沢記念。前走マロニエ賞からのローテが多いようです。そのマロニエ賞を勝ったのはセンゴクエース。2着のキタノユウジロウとは斤量が5K差で着差は1秒0。これが今回は10Kの差となってどうなるか?3着のミノルシャープとは10K差が今度は20K差。着差も1秒9からどれくらい縮まるのか。もちろん展開によって変わりますが、◎をどうしようかけっこう悩みます。

 しかしながら、自分が一度強い!と思ってしまった馬にはやはり常に主役でいてほしいもの。◎はセンゴクエースです。前走は僅差とはいえしっかり勝ちきったところに好感が持てます。さらに鈴木恵介騎手とのコンビとなってからはより強さを発揮できている印象です。今回も斤量は気になりますが前走からの勢いのまま勝ってくれるのではないかと期待します。

 ○はキタノユウジロウ。夏場はいまひとつの成績でしたが、前走で不安を払拭、復調してきたなと思わせるものでした。

 ▲も同じマロニエ賞組でミノルシャープ。少々ムラのあるタイプかもしれませんが、実力は確かなものがあります。

 そして△はアアモンドグンシンとメジロゴーリキに。

 このレースも馬券の買い方で明暗が分かれそうですね。

◎3 センゴクエース
○8 キタノユウジロウ
▲4 ミノルシャープ
△5 アアモンドグンシン
△9 メジロゴーリキ

3連単
3,8→3,4,8→3,4,5,8,9 各500円 計6000円

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