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今週の見どころ(7/7~7/9)

2018年7月 6日(金)

 7月1日に行われた4歳シーズン一冠目・柏林賞は、ジェイワンが勝利。待望の重賞制覇となりました。次週にはBG3・北斗賞が控えており、重賞も多くなる季節となりました。あいにくの天気が続いていますが、皆さんで真夏の熱戦を楽しみましょうね。

 また、現在第30回ばんえいグランプリのファン投票を実施しています。今年度前半戦の頂点を決める一戦の出走メンバーを選んでみてはいかがでしょうか。
ばんえいグランプリファン投票ページはこちら

【第7回開催1日目】
 7月7日(土)のメイン第10レースは、こと座特別(B2級-1組・20:10発走予定)。出走馬10頭のうち8頭が6月24日に行われたB2級-1組に出走しているという今回のメンバー。なのでそのレース着順は大きな予想材料となるでしょう。
 目下5連勝中の◎アアモンドグンシンがここでも崩れません。前述したように今回のメンバーの多くが出走したB2級-1組では、前半34秒という速いペースを作り、障害ひと腰からそのまま2着に5秒6差をつける逃げ切り勝ち。次走は恐らく3歳一冠目・ばんえい大賞典が予想されるため、ここは難なく勝って本番に駒を進めたいところ。
 ○ホクトシンバが相手筆頭です。前走は8着に敗れましたがその前3走は今回と同様の負担重量が重い特別戦を使ってきたのが魅力です。特に3走前の極ウマくん賞では格上馬相手に3着と健闘。特別戦に替わっての逆転に期待できそう。もし人気薄でも軽視はできません。
 今季11戦して全て掲示板内の▲オオゾラシンスケは近4走全てで今回も出走するノエルブラン、ココロノタカラに先着されていますが、特別戦に替わり負担重量が増えるので置かれずに追走できれば逆転可能。特別戦は今季初になりますが、今年3月にはB1級-1組・2組決勝で2着を経験していることからここでも十分期待できます。
 △ココロノタカラは近3戦連続して2着と惜しい競馬が続いています。特に前走のB2級-1組・2組決勝では障害4番手通過から伸びて勝ち馬とコンマ1秒差の2着と勝ちに等しい競馬。特別戦に替わって重量が加算されますが惜敗続きにピリオドを打ちたいところでしょう。

【第7回開催2日目】
 7月8日(日)のメイン第10レースは、わし座特別(A1級・20:10発走予定)
 注目は◎ソウクンボーイ。近走は馬券圏内に入れていませんが、前々走5着、前走4着と掲示板を確保。どちらも障害を超えた時点で先行していた馬での決着がついているという競馬でしたが、決め脚は良い頃に戻っています。特に前走の鹿追町競馬会杯では、障害をひと腰で越える走りを見せました。強力な先行馬がいない今回は決め手勝負になる可能性が高く、この馬に勝機到来です。
 相手筆頭は○キンメダルです。前走は3着とソウクンボーイに先着しており、実力馬センゴクエースとは差のない競馬をしました。A1級同士の戦いでは2走前のシルバーカップで勝利。障害先頭通過からそのまま押し切るという強い競馬でした。今季6戦して3着以内が5回と安定した成績を残しており、ここでも圏内濃厚。
 ▲ミノルシャープは前走の重賞・柏林賞では人気に反する結果となりました。軽い馬場はこの馬が歓迎する舞台でしたが前走からプラス50キロの重量が堪えたか。今週も帯広では雨が予想され前走と同じ馬場状態が見込める模様。負担重量が減ってこの馬本来の先行力が発揮できそう。マイペースを形成し、巻き返しに期待です。
 近走凡走が続いていた△カンシャノココロは前走のミントスポット杯3着で復調気配か。好調時は先行勢に取り付き、持ち前の粘り強さで上位に食い込んでいましたが、先行勢に置いて行かれる競馬が続いているのが現状。前走同様軽い馬場の後押しで前目に付けられればこの馬本来の競馬ができるかもしれません。

【第7回開催3日目】
 7月9日(月)のメイン第10レースは、文月特別(B1級-1組・20:05発走予定)
 前走の柏林賞で惜敗だった◎ゴールデンフウジンに注目。敗因は早仕掛けにより障害登坂途中に止まったものでした。それでも2着に食い込む末脚があるのですから能力には確かなものがあります。今回は重量も軽くなり同級相手ということで条件がかなり緩和した模様。障害ひと腰なら首位濃厚です。
 ○サカノテツワンは近7走で2勝、2着3回、3着2回と抜群の安定感を誇っています。前走のA2級・B1級-2組戦では好スタートから先行し、障害を先頭で通過してからはゴールまで先頭を譲ることなく、着差以上の完勝でした。同型が多い今回のメンバーですが、ここは安定感を買いたいところ。
 ▲シンエイボブは前走の柏林賞では前半先行勢に置いて行かれたものの、得意の障害で持ち直して3着に健闘しました。2走前はサカノテツワンには敗れはしたものの、2秒4差の2着。他馬が障害で苦戦するようであれば今回も上位に流れ込んでくるでしょう。
 以下、前走の特別戦で3着に食い込んだ△フクトク、近2走1、2着と好調の△ムサシブラザーがこれに続きます。

柏林賞 予想結果

2018年7月 2日(月)

3着に伏兵シンエイボブが入り馬券に明暗が!

山崎:馬複1500円的中! 収支+5,850円
矢野:馬複&ワイド400円ずつ的中! 収支-1,200円

【集計】投資額 6,000円×3R=18,000円

目黒  +9,000円
矢野  -5,910円
山崎  -6,150円
荘司  -6,900円
斎藤  -16,000円
須田  -18,000円
---------------------------------------
紅組  -4,050円
白組  -39,910円

7/1柏林賞回顧

ジェイワンが悲願の重賞初制覇!

 1日(日)は重賞・柏林賞(4歳オープン)が行われ、単勝4番人気のジェイワンが優勝。イレネー記念2着、ばんえいダービー3着など世代上位の力を示し続けてきた力量馬が、悲願の重賞初制覇を果たしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1ウンカイタイショウ 4.0
  2メジロゴーリキ 21.4
  3ナカゼンガキタ 73.3
  4カネサスペシャル 7.1
  5シンエイボブ 47.7
  6ゴールデンフウジン 3.5
  7ホクショウムゲン 37.8
  8ジェイワン 4.9
  9ミノルシャープ 4.6
 10マツカゼウンカイ 16.2

 実績をとるか勢いをとるか、難解なメンバー構成となりました。ゴールデンフウジンが3.5倍で1番人気に推されたものの、ウンカイタイショウが4.0倍、ミノルシャープが4.6倍、ジェイワンが4.9倍、そしてカネサスペシャルが7.1倍と、上位勢は混戦模様。今後を占う意味でも、非常に興味深い一戦となりました。

 まだ若い4歳馬とはいえ、700キロ前後ならこれまでも曳いている重量。馬場水分2.3%のなか各馬とも強気のレースを展開し、軽快に中間点を突破します。ゴールデンフウジン、メジロゴーリキ、ナカゼンガキタ、ジェイワンといった面々にミノルシャープも加わり、あっという間に第2障害を迎えました。
 息を入れるのもそこそこに、ゴールデンフウジンとナカゼンガキタが登坂を開始。やや遅れてメジロゴーリキが仕掛け、これにシンエイボブ、ミノルシャープが続くと、他馬も続々と障害に挑みます。わずかにメジロゴーリキが先頭で障害を下り始めますが、並んでカネサスペシャル、ナカゼンガキタ、ミノルシャープ、シンエイボブも突破。少し間をおいて、マツカゼウンカイとジェイワン、ゴールデンフウジンが追撃態勢に入りました。
 残り30メートル付近では8頭が入り乱れる大激戦。ただ、そのなかでも明らかに違う脚いろで追い込んできたのがジェイワンとゴールデンフウジンでした。徐々に先団との差を詰め、残り10メートルでジェイワンが一気に先頭。そして1馬身ほど後方を進んだゴールデンフウジンが、同じような脚いろで2番手に浮上します。しかし、この2頭の差は詰まることがなく、結局ジェイワンが1分36秒0の高速決着に終止符を打ち、初のタイトル奪取を果たしました。1秒7差の2着にゴールデンフウジン。さらに1秒7差の3着にはシンエイボブが入線しました。

 ジェイワンは父がカネサブラック、母が2005年のばんえいオークス馬のウィナーサマーという良血。これまでも世代屈指の力があることは証明していましたが、今回の勝利で名実ともに4歳世代のトップホースとして数えられる存在になりました。多少障害に手間取っているレースぶりからも、さらなる伸びしろがありそう。今後も要注目の存在です。

成績はこちら
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鈴木恵介騎手「ジェイワンはデビューからなかなか重賞を勝ち取ることができなかったので嬉しいです。初騎乗でしたが、練習で触ったり今までもレースを見ていたので、特徴はわかっていました。レースでは好スタートを切れて、ハンデをもらっていたので、位置取りも思う通りにできました。障害で止まる可能性がある馬なので、まわりを見て息を入れながら進め、障害の天板も辛抱して上がってくれました。ゴール前は混戦でしたが、この馬の力を信じていました。まじめな馬なのでこれからが楽しみです」

7/1柏林賞予想 矢野吉彦

2018年7月 1日(日)

重量と近走内容が魅力の2頭から

 当たって損の"トリガミ"を覚悟した予想がまたしても当たって、赤字額がまたちょっと増えた私。でもまぁ、良しとしましょう。そして迎える今回の柏林賞は、当情報局予想陣にとって、勝負の分かれ目になりそうですね。

 それぞれに一長一短があって、勝っても負けてもおかしくないメンバーが揃いました。何を頼りに狙いを定めるか。それが問題のレースのようです。

 私は、重量と近走の結果を重視して本命と対抗を選びました。ゴールデンフウジンに◎、ジェイワンに○を打ちましたが、この2頭はほぼ同列の扱いです。3番手はミノルシャープ。あとは端枠でもウンカイタイショウと、2番枠に入ってウンカイタイショウとは互角になったメジロゴーリキに期待してみます。それともう1頭重量と近走の結果を重視して、前走に復活の兆しが見えたホクショウムゲンにも印を付けました。もうこれ以上は印を打てないのですが、考えれば考えるほど、ほかの馬も怖くなってきています。

 そこで馬券をどう買うか。とにかく、◎と○は同列扱いですから、どっちかに絞るわけにはいきません。なので、◎を軸に○▲△へ、○を軸に◎▲△へ、3連複を100円、馬複、ワイドを200円ずつ流すことにしました。なんという買い方?と言われるかもしれませんが、サッカーワールドカップのあの試合のことを考えたら、私がどういう買い方をしたっていいでしょう?

 なんて開き直ったところで、今回はこのへんで。

◎6 ゴールデンフウジン
○8 ジェイワン
▲9 ミノルシャープ
△1 ウンカイタイショウ
△2 メジロゴーリキ
△7 ホクショウムゲン

馬複
6-1,2,7,8,9 200円
8-1,2,6,7,9 200円
ワイド
6-1,2,7,8,9 200円
8-1,2,6,7,9 200円
3連複1頭軸流し
6-1,2,7,8,9 100円
8-1,2,6,7,9 100円 計6000円

7/1柏林賞予想 山崎エリカ

ゴールデンフウジンの充実度に期待

 昨年度の三冠レースは、3頭が分け合う形。さらにトライアルのすずらん賞、ライラック賞ともに勝ち馬が異なるように、昨年のマルミゴウカイや一昨年のセンゴクエースのような主役不在。また、このレースは、ばんえいダービー馬が有力な傾向がありますが、昨年の同レース優勝馬メジロゴーリキは、その後1勝もしておらず、さらにハンデも重いとなると、過大評価はできないでしょう。

 そうなると期待したくなるのはトライアル組ですが、すずらん賞もライラック賞も接戦で、どの馬も一長一短あるレースぶりだっただけに......。そこで今回は、別路線組に期待することにしました。

 よって、◎には、2歳一冠目のナナカマド賞の覇者、ゴールデンフウジンを推します。この馬は、昨シーズンは約8カ月半も休養し、昨年12月に復帰。近4走で3勝、3着に敗れた前々走のスタリオンカップでも古馬トップクラスを相手に先手を主張。早仕掛けもあって障害では苦戦したものの、ここへ来ての充実度が窺える内容でした。今回は、イレネー記念以来の重賞挑戦となりますが、ハンデにも恵まれ、重量690kgならば何とかしてくれるのでは?

 ○は、昨年のはまなす賞の勝ち馬で、近走の充実度が窺えるもう一頭のミノルシャープ。この馬は、障害を降りてから鋭く伸びて来ることが多いですが、最後に差し返される場面が多いのも確か。一方、崩れることが少ないので対抗評価としました。

 ▲は、ばんえいダービー3着を始め、重賞では上位常連のジェイワン。前走は障害でスムーズさを欠きましたが、降りてから鋭く伸びて勝利。障害にムラのある馬ですが、重賞となれば他馬もスムーズさを欠く可能性が高いだけに、他との対比で3番手評価としました。

 以下△に前に行けば粘り強く、前哨戦のライラック賞を含めて目下3連勝のウンカイタイショウ。昨年のばんえい大賞典の勝ち馬で、すずらん賞、ライラック賞ともに2着と好走したカネサスペシャル。

 あとは、ばんえいダービーのときのように、早めに障害を降ることがポイントとなりますが、大型馬で高重量戦は得意のメジロゴーリキ。他では、端コースはマイナスですが、昨年のばんえいダービー2着馬で、すずらん賞・1着、ライラック賞・3着のマツカゼウンカイ。

◎(6) ゴールデンフウジン
○(9) ミノルシャープ
▲(8) ジェイワン
△(1) ウンカイタイショウ
△(4) カネサスペシャル
△(2) メジロゴーリキ
△(10) マツカゼウンカイ

馬複
6-8,9 1500円
6-1,4 1000円
6-2,10 500円 計6000円

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