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今週の見どころ(7/21~7/23)

2018年7月20日(金)

 7月23日(月)のメインには、前走出走時の馬体重が重い馬による選抜戦であるビッグウエイトカップが組まれています。同レース2連覇中のセンゴクエースが出走予定。前走の北斗賞では4着と久々に3着以内から外れてしまいましたが、巻き返せるでしょうか。
 また、21日(土)からばんえいグランプリキャンペーンが行われます。詳しくは下記のURLをご参照ください。

ばんえいグランプリキャンペーンの詳細はこちら

【第8回開催1日目】
 7月21日(土)のメイン第10レースは、ルビー特別(A2級・20:10発走予定)
 ここは◎ホクショウメジャーに注目。前走のさざなみ特別では5着に敗れましたが、前半のペースが速く、先行馬に置いて行かれてしまったため。今開催から特別戦の重量が10キロ増えることもあり、前走のような速いペースになることはないでしょう。障害力を生かせる展開が予想される今回は巻き返し十分です。
 同じく巻き返しを期す○カネゾウは前走のさざなみ特別では追走一杯で見せ場なしの9着大敗。10番枠での成績が良いこの馬だけにこの敗戦は案外でしたが、力はここでも上位。今回もトップハンデになりますが、勝ち負けに加われるでしょう。
 前走の文月特別で2着の▲サカノテツワンはこれで8戦連続3着以内を確保。今年5月以来の特別戦もこなせたのは収穫です。今回は昇級戦となりますが、持ち前の障害力でここでも上位進出が可能。しかし、決め手に少し欠けるため、今回は3番手評価まで。
 こちらも昇級初戦となる△ゴールデンフウジンは前走の天の川賞では軽量戦のせいかテンで少し置かれましたが、障害通過後は剛脚一閃で差し切り勝ちを収めました。重量が一気に増え、昇級と条件は厳しくなりますが、課題の障害次第ではここでの通用も十分あり得ます。

【第8回開催2日目】
 7月22日(日)のメイン第10レースは、ユリウス特別(A1級・20:10発走予定)
 今年2月以来の勝利を目指す◎カンシャノココロに注目です。2走前のわし座特別では、4着に敗れたものの、先行して障害を先頭で通過と本来の走りに戻っている様子。前走の北斗賞は7着でしたが一線級が相手だったので度外視しても良いでしょう。自己条件に戻った今回は勝負気配十分です。
 前走のさざなみ特別を勝利した○マツカゼウンカイが相手筆頭。前走は思うように先行できなかった、または障害で苦戦した馬が多く、この馬が得意とする"決め手勝負"になったのが勝因か。今回も先行馬はいますが、前回同様の展開になることが十分予想できます。昇級初戦から好走に期待。
 ▲ミノルシャープは前走のしし座特別では昇級初戦で7番人気ながら2着に好走。馬場水分2.5パーセントと軽馬場の後押しもあって直線で脚色が衰えることはありませんでした。しかし今回は前回よりも馬場が重くなると予想され、勝負所で末脚が甘くなる可能性もあるので3番手評価まで。
 △ハクタイホウは障害次第か。昇級初戦となった前走のわし座特別は先行勢に置いて行かれてしまい見せ場なしの7着。しかし、課題の障害をひと腰で越えられたのは収穫。昨季はこのクラスでも勝ち負けを繰り返していただけに、ここでの巻き返しには警戒が必要です。

【第8回開催3日目】
 7月23日(月)のメイン第10レースは、ビッグウエイトカップ(B1級以上選抜・20:10発走予定)。昨年はオープン馬4頭が上位を独占しましたが、今年はどうなるでしょうか。
 同レース3連覇を目指す◎センゴクエースに注目。前走の北斗賞では4着。先行勢について行けず、障害もひと腰で越えることができなかったため、先行3頭の争いに割って入ることはできませんでした。目立った先行馬がいないため、今回のメンバーなら地力の差を見せることは可能です。巻き返し濃厚でしょう。
 ○キサラキクは3着だった昨年と同様の臨戦過程ですが今年のほうが状態は良さそう。前走の北斗賞では6着に敗れましたが、障害をふた腰でまとめられたのは収穫。また、前々走のミントスポット杯は2着と敗れたものの、最後まで勝ち馬と激しい叩き合いを繰り広げました。前走からの相手緩和で前進に期待です。
 ▲ニシキエーカンは前走のわし座特別ではやや決め手に欠け5着。しかし、2着馬ミノルシャープとは1秒5差と2着~6着まで差のない競馬だったために展開一つで上位進出が可能です。
 前走さざなみ特別を3着と好走し、相手なりに走れるところを見せた△カイシンゲキにも警戒が必要。

7/15北斗賞回顧

2018年7月15日(日)

コウシュハウンカイが実力を示す!

 15日(日)は重賞・北斗賞(3歳以上オープン)が行われ、単勝1番人気のコウシュハウンカイが優勝。これで今季は、ばんえい十勝オッズパーク杯制覇、旭川記念2着を含めて5戦4勝、2着1回の好成績。重賞戦線の主役として、実力を見せつけました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.フジダイビクトリー 15.6
  2.キサラキク 68.7
  3.カンシャノココロ 83.9
  4.ソウクンボーイ 70.7
  5.マルミゴウカイ 15.2
  6.トレジャーハンター 109.8
  7.オレノココロ 2.3
  8.コウシュハウンカイ 2.1
  9.センゴクエース 5.5
 10.ホクショウユウキ 168.7

 充実一途のコウシュハウンカイが2.1倍の1番人気に推され、2.3倍の2番人気にばんえい記念馬のオレノココロ。今のばんえいを牽引する2頭が人気を分け合い、これに次ぐ存在となったセンゴクエースが、オッズでも2頭に続きます。やや離れた4番人気にマルミゴウカイ、古豪フジダイビクトリーが15.6倍の5番人気となり、おおむねこの5頭による争いという戦前予想になりました。

 基礎重量790キロで、馬場水分は1.9%でスタート。トップクラスが集った一戦だけに各馬とも脚どりは軽快で、キサラキクを先頭にフジダイビクトリー、マルミゴウカイなどが止まることなく中間点を通過します。ややばらけた展開ながらも大きく遅れる馬はおらず、速めのペースで第2障害を迎えました。
 ひと呼吸入れて仕掛けたのはキサラキクとフジダイビクトリー。マルミゴウカイとコウシュハウンカイも早めに動きます。なかでも切れのある登坂を見せたのはマルミゴウカイとコウシュハウンカイ。ひと腰で登り切り、先に仕掛けたフジダイビクトリーとともに障害を下りていきました。4番手もキサラキク、トレジャーハンター、オレノココロの3頭が並んでクリア。センゴクエースは少し遅れて7番手から追撃態勢に入りました。
 残り30メートル付近で、先頭はマルミゴウカイ。差なくコウシュハウンカイが続き、フジダイビクトリーも懸命に食らいつきます。しかし、残り20メートルから一気に加速したのがコウシュハウンカイ。数々のタイトルを手にしてきた実力を見せつけ、先頭を奪い取ります。そして、その後も確かな脚どりを見せ、マルミゴウカイに1秒7差をつけて先頭ゴールを果たしました。マルミゴウカイから1秒6差の3着にはフジダイビクトリーが流れ込み、先行勢が逃げ切る結果となりました。

 コウシュハウンカイはこれが重賞9勝目。着差こそわずかでしたが、余力十分に抜け出したレース内容からも、力の差は明らかと言えます。持ち前の堅実さに加え、しまいの粘りが増したのが、今季の好成績につながっている印象。ばんえいグランプリなど、先々の重賞での走りも楽しみです。

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藤本匠騎手「勝つことができてほっとしています。この馬のレースができました。折り合いもついており、最後は二の脚を使ってくれました。差し切るような展開は予想していませんでしたが、本当によく歩いてくれました。今シーズンは馬も落ち着いてきて力まなくなり、完成されてきたと感じています」

北斗賞 予想結果

1番人気コウシュハウンカイが優勝も......

旭川記念上位3頭が人気になりましたが、センゴクエース、オレノココロが着外に沈んだため的中者なしでした。

【集計】投資額 6,000円×4R=24,000円

 目黒  +3,000円
 矢野  -11,910円
 山崎  -12,150円
 荘司  -12,900円
 斎藤  -22,000円
 須田  -24,000円
---------------------------------------
 紅組  -22,050円
 白組  -57,910円

7/15北斗賞予想 山崎エリカ

千載一遇のチャンスだ! センゴクエース

 旭川記念の約1か月後に行われる北斗賞。旭川記念とほぼ同メンバーで重量20㎏増量されるだけの条件ですが、旭川記念とこのレースを連覇した馬は、2008年のナリタボブサップまで遡らなければ存在しません。

 この傾向は、ばんえいグランプリがBG1に格上げされてからより顕著。2014年、2016年のニュータカラコマや2012年のキタノタイショウなど、そのシーズンにおいてここだけ重賞を勝つ馬も出現しているほど。これはなぜかと言うと、本番ばんえいグランプリの前哨戦の意味合いが強いからでしょう。

 このようにハッキリした傾向がある以上、旭川記念の優勝馬オレノココロを本命◎にするわけにはいかないでしょう。実際に昨年のオレノココロは、旭川記念1着からこのレースに直行して5着に敗れてますし、これまでに3回出走して勝ったことがないのがこのレース。また、ライバルのコウシュハウンカイもこのレースを勝ったことがありません。

 しかし、旭川記念から大きく着順が入れ替わるかというと、けっしてそんなこともありません。2016年、2017年の勝ち馬ニュータカラコマは、旭川記念の2着、3着馬。2015年の勝ち馬フジダイビクトリーも旭川記念の2着馬です。つまり、北斗賞は「旭川記念は勝てなかったけど、善戦した」という馬が有力ということ。

 そうなると、本命◎にするには、この馬しかいません。今シーズンのばんえい十勝オッズパーク杯・2着、旭川記念・3着のセンゴクエースです。この馬は16戦連続で3着以内と善戦しているように、障害は得意ではないものの、崩れることもないタイプ。ここが目標ではない古馬2強が障害で手間取るようなことがあれば、チャンスでしょう。古馬2強よりもハンデも軽く、スピードを生かすタイプなので、馬場が軽くなればよりチャンスが広がるでしょう。

 ○は、今シーズンは、ばんえい十勝オッズパーク杯を快勝するなど、さらなる充実が窺えるコウシュハウンカイ。旭川記念では、オレノココロにわずかに差されましたが、ハンデ差のぶんもあったはず。オレノココロと同斤量ならば、こちらのほうを上位に取り上げたいところ。

 ▲は、ばんえい記念2連覇、一昨年のばんえいグランプリを制すなど、大レースでは常に活躍のオレノココロ。これまでは下級条件での取りこぼしも間々ありましたが、今シーズンは目下3連勝。ハイペースの旭川記念でも積極的にレースを運んで結果を出すなど、立ち回りに幅が出て来ました。そういう意味での怖さはありますが、前記の危うさもあるので評価を下げました。

 △に初めての古馬相手の重賞となった今年のばんえい十勝オッズパーク杯で3着と善戦したマルミゴウカイ。障害も最後の脚も確かで、いずれ勢力図を覆す可能性もある馬と見ていますが、今回は重量増の課題もあるので、狙い下げました。

 あとは10歳馬ながら、旭川記念4着、ミントスポット杯勝ちなど、昨シーズン以上の好調が窺えるフジダイビクトリー。ライバルのニュータカラコマがいなくなり、昨シーズンよりも楽に先行して粘りを生かせるようになっているだけにここも警戒しました。

◎9 センゴクエース
○8 コウシュハウンカイ
▲7 オレノココロ
△5 マルミゴウカイ
△1 フジダイビクトリー

馬複
8-9 2500円
9-5,7 1500円
1-9 500円 計6000円

7/15北斗賞予想 荘司典子

2018年7月14日(土)

コウシュハウンカイが今年こそ勝利

 日曜日の重賞は『第26回北斗賞』。8月の大一番BG1ばんえいグランプリに向けて今年も古馬のトップたちが揃いました...と、いうことは当然のように旭川記念の再戦ムード。旭川記念は1着オレノココロ、2着コウシュハウンカイ、3着センゴクエースで人気順通りのカタ~い決着。馬券は上記の3頭に絞ったので、わずかながらプラス収支でした。しかし続く柏林賞をハズしてマイナスの領域に突入。いつもの自分らしい現状になっていますが、まだまだ戦いは前半戦、穴は狙われず堅実に(?)狙いたいと思います。

 ◎はコウシュハウンカイ。旭川記念ではオレノココロより10kg重い780kgで2着でしたが、今回は同じ800kg。いつも通り先行してライバルに抜かせず粘る可能性大。このレース2年連続2着の悔しさを晴らす姿を願って、頭固定で。
 相手は当然〇オレノココロ。近走の充実ぶりから当然1着候補の1頭だと思うのですが、昨年「人気になって負ける」という姿を目にしているだけに不安がよぎるので2着まで。
 さらに▲センゴクエースの連対に期待。経験を重ねて飛躍の1年にして欲しいですね。
 人気になるであろう3頭に割って入る可能性のある馬として△フジダイビクトリー、キサラキク、ソウクンボーイまでを3着候補に。今回は3連単を買ってみます。

◎8 コウシュハウンカイ
○7 オレノココロ
▲9 センゴクエース
△1 フジダイビクトリー
△2 キサラキク
△4 ソウクンボーイ

3連単
8→7,9→1,7,9 1000円
8→7,9→2,4 500円 計6000円

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