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今週の見どころ(8/4~8/6)

2018年8月 2日(木)

 ばんえい十勝は今季26開催のうち約1/3を終えました。今開催からB級以上の3歳馬の平場戦での減量が20キロから10キロに減らされます。対象馬は8月1日現在で15頭とそれほど多くはありませんが、頭に入れて馬券検討に臨みたいところです。

【第9回開催1日目】
 8月4日(土)のメイン第10レースは、とかちえぞまつ特別(A1級混合・20:10発走予定)
 ◎カイシンゲキは、前走ビッグウエイトカップ(3歳以上選抜)では障害をひと腰でまとめて3着に好走。20キロ差あったとはいえセンゴクエースに先着しており、自信をつけたことでしょう。今回がA1昇級初戦ですが、昨季はオープン格付だったことを考えれば格負けはなし。しかもオープン馬は精彩を欠くアサヒリュウセイ1頭のみということを考えても首位争いが期待できます。
 ○ハクタイホウは、2走連続2着と好調です。強い勝ち方をした1着馬がともに今回は不在だけに、少なくとも連争いは演じてくれそう。ただ暑い季節に3週連続出走のため、前走よりさらに大きく馬体を減らすようだと、微妙かもしれません。
 ▲キンメダルは、今季7戦して2勝、2着1回、3着3回と充実。3走前には、コウシュハウンカイ、センゴクエースと1秒差程度の好勝負をしており力をつけています。現在の時計のかかる馬場への対応がカギになりそうです。
 ビッグウエイトカップ7着△ニシキエーカンや、今年3月には重馬場でのA1級混合特別戦を制している△カゲホウトウも侮れません。

【第9回開催2日目】
 8月5日(日)のメイン第10レースは、山鳩賞(4歳オープン・20:10発走予定)。7月1日の重賞・柏林賞以来となる4歳限定戦です。
 ◎ゴールデンフウジンは、柏林賞の2着馬。障害ではやや苦戦したものの、8番手で越え、決め脚を発揮しました。勝ち馬ジェイワンも障害6番手からいい脚で伸びたため、交わせませんでしたが、末脚の勢いではゴールデンフウジンが上回っていました。当時は両馬とも690キロでしたが、今回、ジェイワンが10キロ増の700キロに対し、本馬は据え置き。逆転も十分でしょう。
 ○カネサスペシャルは、柏林賞では障害を先頭で越えたものの踏ん張れず4着。それでも前述両馬より10キロ重い700キロで、ジェイワンから3秒8差、ゴールデンフウジンから2秒1差ですから、力差は感じません。据え置き700キロなら引き続き際どい勝負が期待できます。
 ▲マツカゼウンカイも、柏林賞では勝ち馬から5秒1差の5着と健闘しています。障害力がさらに強化された印象もあり、ここも好勝負必至。
 △ミノルシャープ△メジロゴーリキは、柏林賞ではそれぞれ7着、6着でしたが、当時より10キロ軽い700キロなら反撃に期待したいところです。

【第9回開催3日目】
 8月6日(月)のメイン第10レースは、中日スポーツ賞(B1級-1組・20:10発走予定)
 ◎マツノテンリュウは、5走前のB2級-1組特別戦(馬場水分1.1%)、前走B2級-1組(同0.7%)を制しており時計がかかる馬場が合っていそう。今回がB1昇級初戦だが、昨季はこのクラスの特別戦勝ちもあり、いきなり勝ち負けが期待できる。
 ○アアモンドヒューマは、5走続けて馬券圏内をキープしており好調。前開催のしし座特別(B1級-1・2組決勝)でメンバー最先着の2着ということを考えても上位争い必至。
 ▲ヤマノウンカイは、しし座特別ではこの馬にしては障害のカカリがイマイチで6着も、立て直せれば差はないはず。
 決め手冴える△フクトク、出走取消明けでも鈴木恵介騎手を配した△ムサシブラザーも争覇圏。

7/29ばんえい大賞典回顧

2018年7月30日(月)

アアモンドグンシンが三冠初戦を制す!

 29日(日)は重賞・ばんえい大賞典(3歳オープン)が行われ、単勝1番人気のアアモンドグンシンが優勝。6連勝中の勢いそのままに、3歳三冠の初戦を制しました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
 1.ジェイコマンダー 29.1
 2.キタノユウジロウ 18.2
 3.オレワチャンピオン 5.5
 4.アアモンドグンシン 1.5
 5.ミノルシンザン 41.1
 6.キンツルモリウチ 82.0
 7.コウシュハレガシー 21.2
 8.ハマノダイマオー 4.3
 9.フナノダイヤモンド 82.6

 ヤングチャンピオンシップ10着、イレネー記念でも9着に敗れたアアモンドグンシンでしたが、目下6連勝中の充実ぶりを買われ、単勝1倍台の圧倒的な人気。とかち皐月賞、とかちダービーでともにアアモンドグンシンの2着だったハマノダイマオーが2番人気で、ヤングチャンピオンシップの覇者オレワチャンピオンが3番人気で続きます。2歳シーズンに実績を残した各馬が苦戦を強いられている今年の3歳世代を象徴するような、勢い重視のオッズとなりました。

 馬場水分は0.9%でスタート。キンツルモリウチが軽快に先行する形で進み、遅れてアアモンドグンシン、コウシュハレガシーが追走。ややばらけた展開で第2障害を迎えました。
 全馬がたどり着かないうちにキンツルモリウチが登坂を開始。天板の手前で脚を止めると、その隙にアアモンドグンシンが仕掛けます。こちらはひと腰で突破し、やや抜けた状態で最後の平坦路に向かいました。立て直したキンツルモリウチが2番手で続き、遅れてオレワチャンピオン、ジェイコマンダーなどが追撃態勢に入りました。
 先頭を行くアアモンドグンシンは20メートルを切ったあたりで若干脚いろが鈍り、残り10メートル付近でいったんストップ。実績馬オレワチャンピオンがこれに迫りますが、アアモンドグンシンも阿部武臣騎手の懸命の扶助で立て直し、再度ゴールへ向けて歩き始めます。その後はむしろ追うオレワチャンピオンのほうが苦しくなり、結局11秒3の差をつけ、アアモンドグンシンが先頭でゴール。入線直後に転倒するアクシデントこそありましたが、見事に3歳三冠の主役に名乗りを上げました。2番手追走のオレワチャンピオンがゴール寸前で脚を止め、外からコウシュハレガシーが強襲しましたが、この2着争いは0秒5差でオレワチャンピオンに軍配が上がりました。

 アアモンドグンシンは今季、これで【8・1・0・1】。重賞で大敗を喫していた2歳時とは違い、明らかなパワーアップがうかがえます。しまいの粘りに多少の不安がありますが、その点は阿部騎手との息の合ったコンビネーションで相殺。今後の三冠路線でも要注目の存在です。

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阿部武臣騎手「勝つことができて、まずはほっとしています。連勝が続いてはいましたが、馬場が重くなるとゴール前で止まることがあるので心配していました。先行力は良い馬なので息を入れながら進めましたが、障害を越えてどこまでもってくれるかと思っていました。この馬は倒れるまで一生懸命引っぱってくれるほどまじめなので、道中の息の入れ方で何とかもたせられるように騎乗しました。これからも良いレースをお見せできるように頑張りますので応援よろしくお願いします」

ばんえい大賞典 予想結果

アアモンドグンシンが3歳一冠目を制す!

断然人気アアモンドグンシンがばんえい大賞典を制しましたが、皆さん同馬を軽視により的中者は荘司さんのみでした。

荘司:馬複500円的中! 収支-4,150円

【集計】投資額 6,000円×5R=30,000円

 目黒  -3,000円
 荘司  -17,050円
 矢野  -17,910円
 山崎  -18,150円
 斎藤  -28,000円
 須田  -30,000円
---------------------------------------
 紅組  -38,200円
 白組  -75,910円

7/29ばんえい大賞典予想 山崎エリカ

2018年7月29日(日)

しぶとさ魅力のハマノダイマオー

 ばんえい大賞典は、1番人気が目下9連敗中。過去10年でイレネー記念の優勝馬の連対はゼロ。一方、昨年のこのレースの2着、3着馬が前哨戦とかちダービーの上位2頭だったように、とかちダービーの連対馬や一昨年の優勝馬マルミゴウカイのような前走勝ちの馬の活躍が目立っています。サラブレッドと同じように、3歳になって勢力図が大きく入れ替わることが多いのが特徴です。

 また、先週と28日(土)は、パサパサ馬場とズリ金の交換で、砂煙が舞うほどの重馬場。このため軽馬場巧者が苦戦。重馬場巧者の活躍が目立っていました。個人的に極端な馬場のほうが予想を組み立てやすくて好きですが、今回は土曜日のレース後に降った雨の影響が多少あるかもしれません。それでも標準よりは重いでしょう。

 よって、◎には、とかち皐月賞ととかちダービーでは、優勝馬アアモンドグンシンよりも重いハンデをを背負って2着のハマノダイマオーを推します。この馬は障害力と先行力がウリで、近走の勝ちパターンが接戦の形。重馬場の重賞で接戦が予想されるだけに、この馬のしぶとさに期待しました。

 〇は、体重増とともに成績も上昇のジェイコマンダー。この馬はナナカマド賞・3着、ヤングチャンピオンシップ・2着の実績馬ですが、その後の不振でイレネー記念は7着凡退。しかし、ここへ来て復調。課題の障害も、近走はひと腰でまとめられています。キレを生かしたいタイプだけに理想は軽馬場ですが、今の勢いならば重馬場でも通用するでしょう。

 ▲は、2歳時は特別戦にすら出走できなかった馬ですが、ここへ来て目下3連勝と急成長したミノルシンザン。今回は初重賞挑戦で重量克服が課題となりますが、障害力と先行力を生かす馬だけに重馬場は合うでしょう。

 あとは△に前哨戦の世代特別戦を2戦を含めて目下6連勝のアアモンドグンシン。この馬は、もともと障害が得意ではありませんでしたが、積極的に動くことで素質が開花。ただし、軽馬場の前走で圧勝しているように、重馬場はマイナス。また、前走をここに向けてのステップとして使えていないことにも一抹の不安を感じます。

 他では2歳時は、この世代を牽引してきたオレワチャンピオン。昨年暮れのヤングチャンピオンシップでは、持ち前の先行力で初重賞制覇。今年のイレネー記念では、リードを奪え切れずに3着惜敗。休養でとかちダービーには出走できませんでしたが、復帰してから2戦はまずまずの走りが見せられているだけに、ここは警戒しました。変わり身があっても不思議ないでしょう。

◎8 ハマノダイマオー
○1 ジェイコマンダー
▲5 ミノルシンザン
△4 アアモンドグンシン
△3 オレワチャンピオン

馬複
8-1,3,4,5 1500円 計6000円

7/29ばんえい大賞典予想 荘司典子

キタノユウジロウ本命だがBOXで

 7月22日(日)、23日(月)の2日間、川崎競馬場でばんえい競馬の場立ち予想イベントが行われました。私が参加した月曜日のメインレースは「ビッグウエイトカップ」。出走メンバー中、断然の実績馬で圧倒的な1番人気に推されたのはセンゴクエースでしたが、第2障害で膝をつき、まさかの4着に敗れ...川崎のロジータホールが落胆ムードに包まれたのは記憶に新しいところ。力があるのは間違いない実力馬があっさり負けてしまうことがあるのも、ばんえい競馬の難しいところであり面白いところでもありますね。

 先週は馬場がかなり乾いていて力の要る状態。昨日土曜日も0.8%からスタートして0.6%で終わりました。雨予報が出ている土曜夜の間にどれぐらい降るかにもよりますが、日曜日もそんなに大きな変化は無さそうです。各馬とも斤量が大きく増える一戦でもあり、本来の地力勝負になるのではないでしょうか。

 ◎はキタノユウジロウ。690kgだったイレネー記念で2着。前走は5戦ぶりに連対して復調気配。力比べになれば十分に出番ありです。
 以下、ヤングチャンピオンシップを制した実績馬オレワチャンピオン。同レース2着ジェイコマンダー、3着コウシュハレガシー。そこに現在6連勝中のアアモンドグンシンまで。他のみなさんの印が重めのハマノダイマオーが来たらあきらめることにして、今回はBOXで狙います。

◎2 キタノユウジロウ
○3 オレワチャンピオン
▲1 ジェイコマンダー
△7 コウシュハレガシー
△4 アアモンドグンシン

単勝
2 1000円
馬複ボックス
1,2,3,4,7 500円 計6000円

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