しぶとさ魅力のハマノダイマオー
ばんえい大賞典は、1番人気が目下9連敗中。過去10年でイレネー記念の優勝馬の連対はゼロ。一方、昨年のこのレースの2着、3着馬が前哨戦とかちダービーの上位2頭だったように、とかちダービーの連対馬や一昨年の優勝馬マルミゴウカイのような前走勝ちの馬の活躍が目立っています。サラブレッドと同じように、3歳になって勢力図が大きく入れ替わることが多いのが特徴です。
また、先週と28日(土)は、パサパサ馬場とズリ金の交換で、砂煙が舞うほどの重馬場。このため軽馬場巧者が苦戦。重馬場巧者の活躍が目立っていました。個人的に極端な馬場のほうが予想を組み立てやすくて好きですが、今回は土曜日のレース後に降った雨の影響が多少あるかもしれません。それでも標準よりは重いでしょう。
よって、◎には、とかち皐月賞ととかちダービーでは、優勝馬アアモンドグンシンよりも重いハンデをを背負って2着のハマノダイマオーを推します。この馬は障害力と先行力がウリで、近走の勝ちパターンが接戦の形。重馬場の重賞で接戦が予想されるだけに、この馬のしぶとさに期待しました。
〇は、体重増とともに成績も上昇のジェイコマンダー。この馬はナナカマド賞・3着、ヤングチャンピオンシップ・2着の実績馬ですが、その後の不振でイレネー記念は7着凡退。しかし、ここへ来て復調。課題の障害も、近走はひと腰でまとめられています。キレを生かしたいタイプだけに理想は軽馬場ですが、今の勢いならば重馬場でも通用するでしょう。
▲は、2歳時は特別戦にすら出走できなかった馬ですが、ここへ来て目下3連勝と急成長したミノルシンザン。今回は初重賞挑戦で重量克服が課題となりますが、障害力と先行力を生かす馬だけに重馬場は合うでしょう。
あとは△に前哨戦の世代特別戦を2戦を含めて目下6連勝のアアモンドグンシン。この馬は、もともと障害が得意ではありませんでしたが、積極的に動くことで素質が開花。ただし、軽馬場の前走で圧勝しているように、重馬場はマイナス。また、前走をここに向けてのステップとして使えていないことにも一抹の不安を感じます。
他では2歳時は、この世代を牽引してきたオレワチャンピオン。昨年暮れのヤングチャンピオンシップでは、持ち前の先行力で初重賞制覇。今年のイレネー記念では、リードを奪え切れずに3着惜敗。休養でとかちダービーには出走できませんでしたが、復帰してから2戦はまずまずの走りが見せられているだけに、ここは警戒しました。変わり身があっても不思議ないでしょう。
◎8 ハマノダイマオー
○1 ジェイコマンダー
▲5 ミノルシンザン
△4 アアモンドグンシン
△3 オレワチャンピオン
馬複
8-1,3,4,5 1500円 計6000円