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7/29ばんえい大賞典回顧

アアモンドグンシンが三冠初戦を制す!

 29日(日)は重賞・ばんえい大賞典(3歳オープン)が行われ、単勝1番人気のアアモンドグンシンが優勝。6連勝中の勢いそのままに、3歳三冠の初戦を制しました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
 1.ジェイコマンダー 29.1
 2.キタノユウジロウ 18.2
 3.オレワチャンピオン 5.5
 4.アアモンドグンシン 1.5
 5.ミノルシンザン 41.1
 6.キンツルモリウチ 82.0
 7.コウシュハレガシー 21.2
 8.ハマノダイマオー 4.3
 9.フナノダイヤモンド 82.6

 ヤングチャンピオンシップ10着、イレネー記念でも9着に敗れたアアモンドグンシンでしたが、目下6連勝中の充実ぶりを買われ、単勝1倍台の圧倒的な人気。とかち皐月賞、とかちダービーでともにアアモンドグンシンの2着だったハマノダイマオーが2番人気で、ヤングチャンピオンシップの覇者オレワチャンピオンが3番人気で続きます。2歳シーズンに実績を残した各馬が苦戦を強いられている今年の3歳世代を象徴するような、勢い重視のオッズとなりました。

 馬場水分は0.9%でスタート。キンツルモリウチが軽快に先行する形で進み、遅れてアアモンドグンシン、コウシュハレガシーが追走。ややばらけた展開で第2障害を迎えました。
 全馬がたどり着かないうちにキンツルモリウチが登坂を開始。天板の手前で脚を止めると、その隙にアアモンドグンシンが仕掛けます。こちらはひと腰で突破し、やや抜けた状態で最後の平坦路に向かいました。立て直したキンツルモリウチが2番手で続き、遅れてオレワチャンピオン、ジェイコマンダーなどが追撃態勢に入りました。
 先頭を行くアアモンドグンシンは20メートルを切ったあたりで若干脚いろが鈍り、残り10メートル付近でいったんストップ。実績馬オレワチャンピオンがこれに迫りますが、アアモンドグンシンも阿部武臣騎手の懸命の扶助で立て直し、再度ゴールへ向けて歩き始めます。その後はむしろ追うオレワチャンピオンのほうが苦しくなり、結局11秒3の差をつけ、アアモンドグンシンが先頭でゴール。入線直後に転倒するアクシデントこそありましたが、見事に3歳三冠の主役に名乗りを上げました。2番手追走のオレワチャンピオンがゴール寸前で脚を止め、外からコウシュハレガシーが強襲しましたが、この2着争いは0秒5差でオレワチャンピオンに軍配が上がりました。

 アアモンドグンシンは今季、これで【8・1・0・1】。重賞で大敗を喫していた2歳時とは違い、明らかなパワーアップがうかがえます。しまいの粘りに多少の不安がありますが、その点は阿部騎手との息の合ったコンビネーションで相殺。今後の三冠路線でも要注目の存在です。

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阿部武臣騎手「勝つことができて、まずはほっとしています。連勝が続いてはいましたが、馬場が重くなるとゴール前で止まることがあるので心配していました。先行力は良い馬なので息を入れながら進めましたが、障害を越えてどこまでもってくれるかと思っていました。この馬は倒れるまで一生懸命引っぱってくれるほどまじめなので、道中の息の入れ方で何とかもたせられるように騎乗しました。これからも良いレースをお見せできるように頑張りますので応援よろしくお願いします」

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