平地の地方競馬で活躍する女性騎手3名により争われるシリーズ競走・レディスヴィクトリーラウンド(LVR)。10月7日の開幕に先立ち、9月3日(月)には、帯広競馬場で、LVRレディスヴィクトリーラウンドinばんえい十勝が実施されます。引退騎手2名にばんえいの竹ケ原茉耶騎手も加わりエキシビションレースを戦うほか、各種イベントが行われます(詳しくはこちら)。
【第11回開催1日目】
9月1日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク杯(A1級-1組混合・20:10発走予定)。
◎カイシンゲキは、A1昇級後のとかちえぞまつ特別、ベガ特別と連勝中。ともに今回と同条件のオープン馬との混合戦で、着差こそ小さいものの強い内容でした。今開催から基礎重量が10キロ増え、賞金ハンデ5キロが課されますが、現在の障害のキレなら克服できそうです。
ベガ特別(馬場水分1.7%)で2、3着の○ハクタイホウ、▲キンメダルも有力。両馬とも、とかちえぞまつ特別では人気に反する走りでしたが、馬場水分が0.5%で、馬場が重すぎた印象でした。極端に時計がかかる馬場にならなければ、引き続き上位争いできそう。
△カネゾウは、A1昇級初戦のベガ特別が5着とまずまず。上位3頭は強力ですが、追い比べに持ち込めれば侮れません。
4頭いる4歳馬では、はまなす賞4着△ミノルシャープに注目します。
【第11回開催2日目】
9月2日(日)のメイン第10レースは、マロニエ賞(オープン・20:10発走予定)。
◎フジダイビクトリーは、ばんえいグランプリでは障害で転倒し大敗を喫しましたが、もともとは障害巧者だけに立て直しは可能でしょう。今開催から基礎重量が10キロ増えるのは相対的に有利で、賞金ハンデの加増がないのも歓迎材料。次開催の岩見沢記念へ向け、メドの立つ走りをしたいところです。
○キサラキクは、近6走では、重賞3戦はすべて6着ですが、その他の特別戦は2勝、2着1回と重量への適性の差がハッキリと出ています。基礎重量増はマイナスですが、特別戦なら勝ち負けを期待したいところ。
▲センゴクエースは、ばんえいグランプリ2着で、前開催のJRAジョッキーDAY特別(オープン)も3着など、条件を問わず上位争い。
△コウシュハウンカイも力通りなら当然上位争いに加わってくるはずですが、賞金ハンデ25キロは厳しく勝ち切るまではどうか。
【第11回開催3日目】
9月3日(月)のメイン第10レースは、白露特別(A1級-2組・20:10発走予定)。上位拮抗で有力馬は五指に余ります。
まず注目は◎メジロゴーリキ。4歳シーズンの今季A1級スタートと見込まれましたが、大崩れの少ない成績を残しています。近2走の世代限定戦では今回と同じ700キロで勝ちに等しいレースをしており、自己条件に戻っても勝ち負けが期待できそう。
○カゲホウトウは、近2走が3、4着と善戦止まりですが、A1へ昇級しての戦いで、しかもオープンと混合だったことを考えれば、むしろ好結果ととらえられます。
▲カンシャノココロ、△ニシキエーカンは、近2走では、格下A2級と混合の同じレースを使われ、着順を入れ替えてのワンツー。ともにオープンからの降級馬で、A1級同士でしかも2組ならまだまだ相手有利な印象。
△バウンティハンターは、カンシャノココロ、ニシキエーカンと同じ近2走が3、5着。前走は両馬から離されましたが、障害で置かれたぶんの差で、すんなり越えられれば接戦が可能でしょう。