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今週の見どころ(9/29~10/1)

2018年9月27日(木)

 9月29日(土)、30日(日)には、帯広競馬場で、とかちばん馬まつりが行われます。恒例のワールド人間ばん馬チャンピオンシップ世界大会(30日)、今年が初となる小学生によるミニレース・帯広YEG新企画レース(29日)や、パフォーマンスフェスティバル、ばん馬とのふれあい、こども縁日(いずれも29、30日とも)など、さまざまなイベントが実施されます。お近くの方はぜひお越しください。

【第13回開催1日目】
 9月29日(土)のメイン第10レースは、桔梗特別(A1級-1組混合・20:10発走予定)
 ◎メジロゴーリキは、障害巧者らしい安定したレースぶり。近4走の重賞、特別戦ではすべて3着以内をキープしています。前走の4歳重賞・銀河賞も障害先頭クリアから負けて強しの2着でした。今回がオープン昇級初戦ですが、A1級との混合で傑出馬が不在のメンバー構成。いきなり勝ち負けが期待できます。
 ○ハクタイホウは、今回と同条件の前走・野分特別が圧巻の逃げ切り勝ち。もともと決め手が武器だけに、障害さえスムーズならこれくらいのレースはできます。前走よりオープン馬のレベルが上がりますが、引き続き警戒したいです。
 ▲ウンカイタイショウは、前走の銀河賞では障害で苦戦し8着でしたが、もともとは巧者。15キロ軽くなるここは巻き返してくるでしょう。
 同10着△ジェイワンも、敗因は障害とハッキリ。こちらも10キロ軽くなるのは歓迎といえます。ただカカリにムラがあるので連下評価。
 △ソウクンボーイは、近4走の重賞、オープン特別と比べ、相手が大幅に下がっています。流れに乗れれば自慢の決め脚発揮に期待できます。

【第13回開催2日目】
 9月30日(日)のメイン第10レースは、オッズパーク杯秋桜賞(3歳オープン・20:10発走予定)。はまなす賞2着の大物牝馬ミスタカシマが回避し、牡馬のみの争いとなります。
 ◎コウシュハレガシーは、2歳時のヤングチャンピオンシップ、3歳三冠の初戦・ばんえい大賞典とも3着など世代限定戦で善続き。自己条件戦でも3連勝でB2へ昇級してからも崩れのない成績を残しています。ばんえい大賞典を圧勝したアアモンドグンシンは勢いに翳りがみられるのに加え、当時から10キロ増。同2着オレワチャンピオンにはコンマ5秒差と際どく迫っており、逆転のチャンスは十分ありそうです。
 ○フナノダイヤモンドは、今季3着以内を外した2戦が、とかち皐月賞、ばんえい大賞典とともに特別戦・重賞なのは気になるところですが、すでに6勝と力をつけています。ばんえい大賞典より10キロ軽くなるのは大歓迎で、前進が見込めます。
 ▲アアモンドグンシンは、ばんえい大賞典を670キロで圧勝していますが、その後675キロ以上を課されたレースでは勝ち切れていません。680キロの重量克服がカギになります。
 ばんえい大賞典2着△オレワチャンピオンや、3歳オープン特別戦では3戦すべて連対している△ハマノダイマオーも連争い候補。

 【第13回開催3日目】
 10月1日(月)のメイン第10レースは、神無月特別(A1級-2組・20:10発走予定)
 ◎カンシャノココロは、オープンとの混合だった前走野分特別で、メンバー最先着の2着。2走前には今回と同条件の白露特別で、現オープンのメジロゴーリキ以下を完封しており、A1級同士のここなら負けられません。
 ○キンメダルは、野分特別で4着。結果としては障害を降りたポジションを守っただけになりましたが、先にクリアしたカンシャノココロに迫ろうかというシーンもありました。接戦を演じた3着馬が不在なら、着順を上げてきそうです。
 ▲ニシキエーカンは、10コースに入った野分特別では障害で苦戦しましたが、いざ越えてからは決め脚を発揮。3着争いを演じた3頭から3秒程度まで差を詰めてきました。中枠の今回は流れに乗って巻き返しが見込めます。
 野分特別でキンメダルらと3着争いの末5着だった△ バウンティハンターや、他路線組では4歳重賞・銀河賞3着△ カネサスペシャルも押さえたい。


銀河賞 予想結果

2018年9月24日(月)

ミノルシャープ、銀河賞制覇

2番人気ミノルシャープが障害を先頭で通過すると、並んで障害を通過した1番人気メジロゴーリキを振り切り昨年のはまなす賞以来になる重賞2勝目を挙げました。
予想対決は斎藤さん、目黒さんがミノルシャープを本命も3着のカネサスペシャルを押さえておらず、的中者はいませんでした。

【集計】投資額 6,000円×9R=54,000円

 山崎  +8,950円
 目黒  -27,000円
 荘司  -29,100円
 矢野  -41,910円
 斎藤  -52,000円
 須田  -54,000円
---------------------------------------
 紅組  -47,150円
 白組  -147,910円

9/23銀河賞回顧

ミノルシャープが持ち味を生かし切る!


 23日(日)は重賞・銀河賞(4歳オープン)が行われ、単勝2番人気のミノルシャープが優勝。昨年のはまなす賞以来となる、重賞2勝目を挙げました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.カネサスペシャル 32.1
  2.ノエルブラン 9.9
  3.マツカゼウンカイ 7.4
  4.ナカゼンガキタ 83.2
  5.シンエイボブ 32.6
  6.ジェイワン 5.8
  7.ゴールデンフウジン 16.1
  8.ウンカイタイショウ 21.8
  9.ミノルシャープ 3.8
 10.メジロゴーリキ 2.4

 実績馬と好調馬が入り乱れた好メンバーがそろいました。人気を集めたのは、この世代のダービー馬で、近況も安定したレースを見せているメジロゴーリキ。8月のはまなす賞では4着も、前走でA1-1組を勝って勢いに乗るミノルシャープが続き、柏林賞馬のジェイワンが3番人気と、これらが上位人気を形成します。最重量の750キロを課せられたマツカゼウンカイも充実ぶりを買われ、4番人気に支持されました。

 馬場水分は1.8%でスタート。道中は2度3度、脚を止めるなかで、メジロゴーリキ、ミノルシャープのほか、カネサスペシャル、ノエルブランあたりが先団を形成。ウンカイタイショウ、ゴールデンフウジンも前々の競馬を展開し、第2障害を迎えました。
 全馬がたどり着く前に、早めに仕掛けたのはメジロゴーリキ。それを見てか、ノエルブランとウンカイタイショウも登坂を開始し、一歩遅れてミノルシャープも挑みます。先頭クリアはメジロゴーリキで、隣枠のミノルシャープも馬体を併せるようにして突破。ほぼ同時にノエルブランも最後の平坦路に向かいました。カネサスペシャルが圏内の4番手。以下シンエイボブ、ウンカイタイショウ、マツカゼウンカイと続きました。
 障害突破後、即座に先頭を奪ったのはミノルシャープ。警戒に脚を伸ばして、一気に2馬身ほどの差をつけます。ノエルブランとメジロゴーリキも懸命に食い下がりますが、その差はなかなか詰まらず残り10メートル。その隙にカネサスペシャルも2番手争いに加わり、最後の我慢比べへ突入します。残り5メートル付近でミノルシャープの脚いろが鈍り、メジロゴーリキとカネサスペシャルが急追。さらにミノルシャープの馬体がゴール線を通過したところで、メジロゴーリキが最後のひと伸びを見せましたが、結果はミノルシャープが1秒1差だけ先着し、2度目の重賞制覇を果たしました。2着メジロゴーリキから0秒3差の3着には、カネサスペシャルが入線しました。

 ミノルシャープは柏林賞こそ7着に敗れましたが、今シーズン13戦して、掲示板をはずしたのはその1戦だけ。しまいに甘くなりながらも最後まで粘り通したあたりに、着実な成長と今の充実ぶりがうかがえます。今後も持ち前の先行力を武器に、馬場や展開次第で好勝負を演じてくれるでしょう。
 惜しくも2着に敗れたメジロゴーリキは、積極的なレースを展開しながら、最後にひと伸びする好内容。敗れたとはいえ、地力の高さを示したといえます。高いレベルで安定したレースを見せているだけに、きっかけひとつでタイトルを積み重ねる可能性も十分です。

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阿部武臣騎手「いいスタートができたので、うまく流れに乗れるかと思いました。馬場は軽かったですが、先行力があるので道中は息を入れながら、理想的な形で第2障害まで行けました。第2障害はいつもと変わらず良くかかってくれましたが、ゴール前で一杯になるところがあるので、よく辛抱してくれたと思いました。この馬の強みは先行力と障害力だと思います。のちのちオープンで走ってくれるよう、うまく育ってくれればと思います」

9/23銀河賞予想 山崎エリカ

2018年9月23日(日)

ウンカイタイショウが雪辱を果たす

 ばんえい4歳重賞路線の第2弾の銀河賞。このレースは重量格(賞金クラス)による別定戦でハンデ差が大きいのが特徴。過去10年でもハンデ740Kg以上の馬はほとんど大敗しており、連対したことがあるのは、2014年のオレノココロ(1着)、2016年センゴクエース(1着)、2017年マルミゴウカイ(1着)のみ。

 前記3頭は、ばんえいダービーか柏林賞の優勝馬で、世代ナンバー1の馬たち。現在、トップクラスで活躍している馬たちです。それを考えると、マツカゼウンカイのハンデ750Kgはさすがに厳しいでしょう。それもはまなす賞で初重賞制覇を果たした直後となると、余力の面でも疑問。しかし、ハンデが示すとおり、マツカゼウンカイがこの世代トップクラスの馬であることは間違いありません。

 そこで今回の◎には、7月のさざなみ特別でマツカゼウンカイよりも重いハンデを背負って、同馬と並んでゴールインしたウンカイタイショウを推します。さざなみ特別は0.4秒差の2着でしたが、遡れば同世代戦のライラック賞を制した実績もあります。

 柏林賞では見せ場のない9着に敗れたあたりから、今回は人気がありませんが、あのジリ貧状態の負けっぷりは調子落ち以外の何でもないでしょう。この馬は障害が得意とは言いませんが、並以上にはこなせる馬。また、前走のオッズパーク杯で小差の4着には負けたものの、障害は難なくこなせており、ここへ向けての叩き台としては十分な内容でした。重量730Kg克服なら通用するでしょう。

 ○は、昨年のばんえい大賞典の優勝馬で、それ以降の重賞でも上位常連のカネサスペシャル。ややスピード不足の面があるので下級条件のハイペースでは上位争いに加わることができませんが、高重量戦では堅実駆けするので対抗評価。

 ▲は、このレースではしばし穴を開ける軽量牝馬のナカゼンガキタ。この馬も昨年のばんえい菊花賞で10番人気で2着と好走し、ばんえいオークスを制しているように高重量戦が得意の馬。柏林賞では軽馬場も祟って8着大敗も、近走では復調気配を見せられているだけに、再び大波乱の立役者となる可能性もあるでしょう。

 △に特別戦ではしっかりと上位に顔を出しているように、高重量戦が得意のノエルブラン。この馬は重賞初挑戦となりますが、重量730Kgを背負った特別戦で、勝ち馬と0.1秒差の2着に好走した実績があります。障害得意で先行力もあるだけに、重賞で大仕事するタイプと見ていますが、果たして結果は?

 あとは連覇を狙った今年のはまなす賞では、最後の直線で先頭に立ったもののゴール前で失速して4着のミノルシャープ。先行力があって障害も上手、障害を降りてからも勢いよく伸びて来るのですが、あとちょっとで失速するのがこの馬のよくあるパターン。もう少しスタミナが欲しいところですが、今回は馬場が軽いので押し切れる可能性もあります。

 他では、障害が苦手で高重量戦となると減点が必要ですが、軽馬場味方に柏林賞を制したジェイワン。今回が重馬場ならぶった切りしようと思っていたのですが、天候が再びこの馬に味方したようです。

 さらにばんえいダービー馬のメジロゴーリキ。この馬は一時期のスランプを脱出し、近走充実も決め手が決定的にないのが弱点。前哨戦の山鳩賞・2着時やはまなす賞・3着時と比べると馬場が軽いぶん、割り引きました。

 最後に柏林賞の2着馬で、前哨戦の山鳩賞も制したゴールデンフウジン。この馬ももともと障害が苦手ではあるにせよ、近2走の手間取り方は調子落ちを感じさせるものがあり、消すかどうか迷ったというのが本音。ただ、今回は本命馬が人気薄なだけに、一応、押えます。

◎8 ウンカイタイショウ
○1 カネサスペシャル
▲4 ナカゼンガキタ
△2 ノエルブラン
△9 ミノルシャープ
△6 ジェイワン
△10 メジロゴーリキ
△7 ゴールデンフウジン

馬複
8-1,2,4,9 1000円
8-6,10 700円
7-8 600円 計6000円

9/23銀河賞予想 須田鷹雄

2018年9月22日(土)

シンエイボブの初重賞制覇に期待

 重賞をやるたびに勝ち馬が変わる現4歳世代。ここまできたらさらなる新ネタが加わるのを見たいような気がする。
 その前提でいくと、やはり攻めたいのは重量面で有利な馬。今回は牡馬730キロの馬が多いが、それよりアローワンスをもらっている馬だ。
 馬番でいうと2,4,5番が対象となるが、重賞初挑戦の△ノエルブランはさすがにちょっと厳しいかと思う。牝馬2頭では○ナカゼンガキタが既に牝馬戦とはいえ重賞を勝っているということもあり、◎シンエイボブに期待する。
 柏林賞の内容を考えれば主な牡馬勢に対して実質20キロをもらえるのは有利だし、○との力量差がさほどないのに10キロ差があることについても同様。今回は「重賞勝ち馬が増える」という趣旨から、◎1着固定でいく。

◎5 シンエイボブ
○4 ナカゼンガキタ
▲6 ジェイワン
☆7 ゴールデンフウジン
△10 メジロゴーリキ
△9 ミノルシャープ
△2 ノエルブラン

3連単1着固定
5→2,4,6,7,9,10 200円 計6000円

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