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9/23銀河賞予想 山崎エリカ

ウンカイタイショウが雪辱を果たす

 ばんえい4歳重賞路線の第2弾の銀河賞。このレースは重量格(賞金クラス)による別定戦でハンデ差が大きいのが特徴。過去10年でもハンデ740Kg以上の馬はほとんど大敗しており、連対したことがあるのは、2014年のオレノココロ(1着)、2016年センゴクエース(1着)、2017年マルミゴウカイ(1着)のみ。

 前記3頭は、ばんえいダービーか柏林賞の優勝馬で、世代ナンバー1の馬たち。現在、トップクラスで活躍している馬たちです。それを考えると、マツカゼウンカイのハンデ750Kgはさすがに厳しいでしょう。それもはまなす賞で初重賞制覇を果たした直後となると、余力の面でも疑問。しかし、ハンデが示すとおり、マツカゼウンカイがこの世代トップクラスの馬であることは間違いありません。

 そこで今回の◎には、7月のさざなみ特別でマツカゼウンカイよりも重いハンデを背負って、同馬と並んでゴールインしたウンカイタイショウを推します。さざなみ特別は0.4秒差の2着でしたが、遡れば同世代戦のライラック賞を制した実績もあります。

 柏林賞では見せ場のない9着に敗れたあたりから、今回は人気がありませんが、あのジリ貧状態の負けっぷりは調子落ち以外の何でもないでしょう。この馬は障害が得意とは言いませんが、並以上にはこなせる馬。また、前走のオッズパーク杯で小差の4着には負けたものの、障害は難なくこなせており、ここへ向けての叩き台としては十分な内容でした。重量730Kg克服なら通用するでしょう。

 ○は、昨年のばんえい大賞典の優勝馬で、それ以降の重賞でも上位常連のカネサスペシャル。ややスピード不足の面があるので下級条件のハイペースでは上位争いに加わることができませんが、高重量戦では堅実駆けするので対抗評価。

 ▲は、このレースではしばし穴を開ける軽量牝馬のナカゼンガキタ。この馬も昨年のばんえい菊花賞で10番人気で2着と好走し、ばんえいオークスを制しているように高重量戦が得意の馬。柏林賞では軽馬場も祟って8着大敗も、近走では復調気配を見せられているだけに、再び大波乱の立役者となる可能性もあるでしょう。

 △に特別戦ではしっかりと上位に顔を出しているように、高重量戦が得意のノエルブラン。この馬は重賞初挑戦となりますが、重量730Kgを背負った特別戦で、勝ち馬と0.1秒差の2着に好走した実績があります。障害得意で先行力もあるだけに、重賞で大仕事するタイプと見ていますが、果たして結果は?

 あとは連覇を狙った今年のはまなす賞では、最後の直線で先頭に立ったもののゴール前で失速して4着のミノルシャープ。先行力があって障害も上手、障害を降りてからも勢いよく伸びて来るのですが、あとちょっとで失速するのがこの馬のよくあるパターン。もう少しスタミナが欲しいところですが、今回は馬場が軽いので押し切れる可能性もあります。

 他では、障害が苦手で高重量戦となると減点が必要ですが、軽馬場味方に柏林賞を制したジェイワン。今回が重馬場ならぶった切りしようと思っていたのですが、天候が再びこの馬に味方したようです。

 さらにばんえいダービー馬のメジロゴーリキ。この馬は一時期のスランプを脱出し、近走充実も決め手が決定的にないのが弱点。前哨戦の山鳩賞・2着時やはまなす賞・3着時と比べると馬場が軽いぶん、割り引きました。

 最後に柏林賞の2着馬で、前哨戦の山鳩賞も制したゴールデンフウジン。この馬ももともと障害が苦手ではあるにせよ、近2走の手間取り方は調子落ちを感じさせるものがあり、消すかどうか迷ったというのが本音。ただ、今回は本命馬が人気薄なだけに、一応、押えます。

◎8 ウンカイタイショウ
○1 カネサスペシャル
▲4 ナカゼンガキタ
△2 ノエルブラン
△9 ミノルシャープ
△6 ジェイワン
△10 メジロゴーリキ
△7 ゴールデンフウジン

馬複
8-1,2,4,9 1000円
8-6,10 700円
7-8 600円 計6000円

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