ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« 9/23銀河賞予想 山崎エリカ | メイン | 銀河賞 予想結果 »

9/23銀河賞回顧

ミノルシャープが持ち味を生かし切る!


 23日(日)は重賞・銀河賞(4歳オープン)が行われ、単勝2番人気のミノルシャープが優勝。昨年のはまなす賞以来となる、重賞2勝目を挙げました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.カネサスペシャル 32.1
  2.ノエルブラン 9.9
  3.マツカゼウンカイ 7.4
  4.ナカゼンガキタ 83.2
  5.シンエイボブ 32.6
  6.ジェイワン 5.8
  7.ゴールデンフウジン 16.1
  8.ウンカイタイショウ 21.8
  9.ミノルシャープ 3.8
 10.メジロゴーリキ 2.4

 実績馬と好調馬が入り乱れた好メンバーがそろいました。人気を集めたのは、この世代のダービー馬で、近況も安定したレースを見せているメジロゴーリキ。8月のはまなす賞では4着も、前走でA1-1組を勝って勢いに乗るミノルシャープが続き、柏林賞馬のジェイワンが3番人気と、これらが上位人気を形成します。最重量の750キロを課せられたマツカゼウンカイも充実ぶりを買われ、4番人気に支持されました。

 馬場水分は1.8%でスタート。道中は2度3度、脚を止めるなかで、メジロゴーリキ、ミノルシャープのほか、カネサスペシャル、ノエルブランあたりが先団を形成。ウンカイタイショウ、ゴールデンフウジンも前々の競馬を展開し、第2障害を迎えました。
 全馬がたどり着く前に、早めに仕掛けたのはメジロゴーリキ。それを見てか、ノエルブランとウンカイタイショウも登坂を開始し、一歩遅れてミノルシャープも挑みます。先頭クリアはメジロゴーリキで、隣枠のミノルシャープも馬体を併せるようにして突破。ほぼ同時にノエルブランも最後の平坦路に向かいました。カネサスペシャルが圏内の4番手。以下シンエイボブ、ウンカイタイショウ、マツカゼウンカイと続きました。
 障害突破後、即座に先頭を奪ったのはミノルシャープ。警戒に脚を伸ばして、一気に2馬身ほどの差をつけます。ノエルブランとメジロゴーリキも懸命に食い下がりますが、その差はなかなか詰まらず残り10メートル。その隙にカネサスペシャルも2番手争いに加わり、最後の我慢比べへ突入します。残り5メートル付近でミノルシャープの脚いろが鈍り、メジロゴーリキとカネサスペシャルが急追。さらにミノルシャープの馬体がゴール線を通過したところで、メジロゴーリキが最後のひと伸びを見せましたが、結果はミノルシャープが1秒1差だけ先着し、2度目の重賞制覇を果たしました。2着メジロゴーリキから0秒3差の3着には、カネサスペシャルが入線しました。

 ミノルシャープは柏林賞こそ7着に敗れましたが、今シーズン13戦して、掲示板をはずしたのはその1戦だけ。しまいに甘くなりながらも最後まで粘り通したあたりに、着実な成長と今の充実ぶりがうかがえます。今後も持ち前の先行力を武器に、馬場や展開次第で好勝負を演じてくれるでしょう。
 惜しくも2着に敗れたメジロゴーリキは、積極的なレースを展開しながら、最後にひと伸びする好内容。敗れたとはいえ、地力の高さを示したといえます。高いレベルで安定したレースを見せているだけに、きっかけひとつでタイトルを積み重ねる可能性も十分です。

成績はこちら
映像はこちら

阿部武臣騎手「いいスタートができたので、うまく流れに乗れるかと思いました。馬場は軽かったですが、先行力があるので道中は息を入れながら、理想的な形で第2障害まで行けました。第2障害はいつもと変わらず良くかかってくれましたが、ゴール前で一杯になるところがあるので、よく辛抱してくれたと思いました。この馬の強みは先行力と障害力だと思います。のちのちオープンで走ってくれるよう、うまく育ってくれればと思います」

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.