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7/1柏林賞予想 荘司典子

混戦ゆえウンカイタイショウの勢いを買って

 4歳世代の3歳3冠戦の結果を見てみると、ばんえい大賞典は1着カネサスペシャル(8番人気)、2着メジロゴーリキ(3番人気)。ばんえい菊花賞は1着コウシュハサマー(7番人気)、2着ナカゼンガキタ(10番人気)。ばんえいダービーは1着メジロゴーリキ(2番人気)、2着マツカゼウンカイ(9番人気)。毎回違う馬が制覇したばかりではなく、すべて波乱の結果。
 突出した存在は現状不在で実力拮抗。どの馬にもチャンス有りとみれば、成長力と勢いに注目して3連勝中の◎ウンカイタイショウを推したいと思います。とにかく前に行って押し切りに期待。
 ○はこちらも2連勝中のジェイワン。2歳時から重賞で上位争いをしてきましたが、そろそろタイトル奪取なるか注目の1頭。▲はメジロゴーリキ。近走は勝ち切れないレースが続いていますが、ばんえいダービー馬の底力を買って。堅実な走りを見せている△ミノルシャープ、△ゴールデンフウジンも復調気配。そのほか各馬に魅力があって、絞るのはやめにします。
 ということで今回、印は打ちましたが、馬券はウンカイタイショウから総流し...という狙い方で。果たして吉と出るか?凶と出るか?

◎1 ウンカイタイショウ
〇8 ジェイワン
▲2 メジロゴーリキ
△9 ミノルシャープ
△6 ゴールデンフウジン

単勝
1 1000円
馬複
1-8 1000円
1-2,3,4,5,6,7,9,10 500円 計6000円

7/1柏林賞予想 目黒貴子

2018年6月30日(土)

大崩れしないミノルシャープを評価

 こんなこともあるんだ的なことになっている今年の重賞成績。去年は最初全くペースがつかめずマイナスを量産していた気がしますが、はじめだけが良くてそのあとさっぱりなんてことにならないように気をつけないといけませんね。

 さて柏林賞。今の4歳世代は抜け出た存在がいないというか、みんな実力馬というか、とにかく予想がとても難しい世代だなと思います。

 ◎はミノルシャープ。今季は4,3,1,4,2着と5戦して勝ったのはたった1回。確かに勝ちきれない印象はあるものの、勝ち馬との差は常にわずかで、大負けしていない堅実なところもこの馬のウリ。レースの度に他の馬よりも斤量を背負う中で、勝てないまでも僅差でレースができていることを評価したいと思います。今回も1番重い710Kの斤量。最大40Kの差があるのは厳しい印象もありますが、障害の不安が解消された近走の内容からここも対応してくれるでしょう。

 ◯にはジェイワン。こちらは現在2連勝中の好調馬です。逆に着差はわずかでも勝ちきるところが最近の強さで、そういう意味ではミノルシャープと対照的な一頭なのかもしれません。またこの成績からも調子は良さそうで、690Kの斤量を考えれば◎との逆転も考えないといけないですね。

 ▲はカネサスペシャル。前走は6着も古馬との対戦で仕方ないにせよ、勝った馬からは6,8秒と大きな差のない競馬ができています。そして2走前のライラック賞は勝ち馬より10K重い斤量で勝ちに等しい2着と充実の内容。この馬もしっかりおさえておきたい一頭ですね。

 △には3連勝中のウンカイタイショウ、近走勝ちきれないレースは続くも実力はあるメジロゴーリキ。そしてこちらも重賞勝ちの実績もあるゴールデンフウジン。

◎9 ミノルシャープ
○8 ジェイワン
▲4 カネサスペシャル
△1 ウンカイタイショウ
△2 メジロゴーリキ
△6 ゴールデンフウジン

3連複1頭軸流し
9→1,2,4,6,8 300円
3連単ボックス
4,8,9 500円 計6000円

7/1柏林賞予想 斎藤修

軽ハンデの好調馬ジェイワン

 詳細はオッズパークのブログを御覧ください。

 ◎8ジェイワン
 ○1ウンカイタイショウ
 ▲9ミノルシャープ
 △2メジロゴーリキ
 △10マツカゼウンカイ
 △6ゴールデンフウジン
 △4カネサスペシャル

 3連単
 1,8,9→1,8,9→1,2,4,6,8,9,10 200円 計6000円

7/1柏林賞予想 須田鷹雄

2018年6月29日(金)

重量面で有利のジェイワンに魅力あり

 実績があって重量が加増されている馬と、実績はそこまでではないが重量面で有利な馬。常に悩まされるこの二択だが、「実績がまあまあなのに重量面で有利」という観点から◎ジェイワンを軸にする。
 ここまで出走した重賞ではナナカマド記念とイレネー記念で2着、ヤングチャンピオンシップとばんえいダービーが3着。はまなす賞では4着だったが、同世代の馬に限れば3番目での入線だった。
 ここまでの着差を考えれば、710キロ組に20キロのハンデをもらっての出走はいかにも有利。今回は藤野騎手が乗れないが、代打が鈴木恵騎手とあれば不満があろうはずもない。完全テン乗りでも、魅力のほうが勝る。

 相手には実績組を重視しつつ4頭を選びたい。○メジロゴーリキ、▲ミノルシャープはともに近況が悪くないので、どちらか片方は馬券に絡んでくるはず。ホクショウムゲンは前走久々にまともな競馬になったのでちょっと買ってみたいところだが、買い目点数の関係で断念。
 あとは端枠だが地力強化している☆マツカゼウンカイと、勢いを取り戻している△ゴールデンフウジン。◎が1着or2着前提の3連単で。

◎8 ジェイワン
○2 メジロゴーリキ
▲9 ミノルシャープ
☆10 マツカゼウンカイ
△6 ゴールデンフウジン

3連単
8→2,6,9,10→2,6,9,10 300円
2,6,9,10→8→2,6,9,10 200円 計6000円

今週の見どころ(6/30~7/2)

 7月1日(日)のメインには、4歳シーズン三冠の第一戦・柏林賞が組まれています。昨年はマルミゴウカイが、このレースに加え、二冠目・銀河賞、年明けの三冠目・天馬賞も勝ち、史上3頭目の4歳シーズン三冠馬に輝いています。一昨年度の三冠馬センゴクエースは世代限定重賞6戦6勝からこのレースに臨みましたが、もう1頭のホクショウユウキ(2013年度)は柏林賞が重賞初挑戦でした。今シーズンの4歳一冠目を勝ち取るのはどの馬なのでしょうか、注目の一戦です。

また、現在第30回ばんえいグランプリのファン投票を実施しています。今年度前半戦の頂点を決める一戦の出走メンバーを選んでみてはいかがでしょうか。

ばんえいグランプリファン投票ページはこちら

【第6回開催4日目】
 6月30日(土)のメイン第10レースは、鹿追町競馬会杯(オープン・A1級-1組混合・20:10発走予定)
 ここは◎センゴクエースの逆転に期待です。今季はオレノココロ、コウシュハウンカイのいるレースではまだ未勝利であり、前走の旭川記念でも2頭に割って入ることはできず3着。今回もコウシュハウンカイが出走してきますが、オレノココロの出走回避もあってか、元主戦でこの馬とのコンビでの勝率が7割を超えている(37戦26勝)の鈴木恵介騎手で逆襲を図りたいところ。
 ○コウシュハウンカイは前走の旭川記念ではトップハンデに泣いたか。それでも相変わらず障害を先頭で通過し、勝ち馬オレノココロには残り10メートル付近で交わされ、突き放されたものの持ち前の粘りで2着を確保。勝ち馬不在の今回はセンゴクエースとのハンデ差も5キロに縮まっており、再びの逃げ切りも十分ありそうです。
 以上2頭が抜けていますが、早めに抜け出した2走前の再現を狙う▲アサヒリュウセイ、今季オープン混合戦3着の実績もあり着実に力をつけている△キンメダルがこれに続きます。

【第6回開催5日目】
 7月1日(日)のメイン第10レースは、第12回柏林賞(4歳オープン・20:10発走予定)
 ここ最近の充実度から◎ゴールデンフウジンに注目。テン良し、終い良しの内容が続いており、3着に敗れた前々走のスタリオンカップでも並み居るオープン馬を相手に自らが先手を主張。早仕掛けにより障害は苦戦しましたが、絶望的な位置から末脚が炸裂し2着マルミゴウカイに迫る内容。前走も他馬を一蹴する走りを見せ、4歳シーズン一冠へ視界良好といったところか。
 相手筆頭は○カネサスペシャル。世代限定戦では人気以上の着順になることが多く、昨年のばんえい大賞典では8人気という低評価を覆す勝利でした。今回騎乗する島津新騎手とのコンビでは世代限定戦で6戦全て人気以上の着順と抜群の安定感を持っているのでここでも期待十分です。
 ばんえいダービー以来の美酒を味わいたい▲メジロゴーリキは前走のゴールドトロフィーでは果敢に先行し3着と復調気配。負担重量が710キロになりますが、この馬にはむしろ歓迎の舞台。世代唯一無二のダービー馬として4歳シーズン三冠レースでも好走に期待したいところ。
 △マツカゼウンカイは重賞ではばんえいダービーの2着が最高ですが、今年3月のクリスタル特別、4月のすずらん賞と2つの世代限定戦で勝利し、ここに向けて経験を積んできました。近走は先行勢に置いて行かれ末脚届かずという競馬が続いていますが、基礎重量が増えてこの馬向きの展開になりそう。前進あるのみです。

【第6回開催6日目】
 7月2日(月)のメイン第10レースは、白鳳賞(5歳牝馬オープン・20:05発走予定)。昨年度のクインカップに出走したメンバーから7頭出走するということで着順とそこからの成長度が予想の参考材料になりそうです。
 ここは近走好調な◎タイキンから。3連勝で臨んだ前走は、直線半ばで先頭に立ったものの、最後に脚が鈍くなり3着。しかし、勝ち馬とは1秒1差と差のない内容でした。元々は決め手勝負に強く、先行馬が多い今回の舞台では持ち味が発揮される可能性が大いにあります。
 前走のB2級-2組で人気を分け合った○タナボタチャン▲ヒカルナナヒメがこれに続きます。タナボタチャンは近3走で3、1、2着と安定した成績を残しています。特に前走は障害にふた腰を要し、障害を5番手から末脚伸ばして2着。ここでも崩れない可能性が高いのでこちらを上位に。一方、6着に敗れたヒカルナナヒメは障害をひと腰でまとめ一旦は先頭に立ちましたが、残り20メートル手前で一杯になりました。しかし、先行力、障害力は確かなものがあり、前述したクインカップでもメンバー中最先着の2着ですからここは能力上位です。障害通過後の脚色次第では上位必至です。
 △コウシュハローヤルは2走前のスタリオンカップの内容を評価します。5着に敗れはしたものの一線級相手に自らがペースを作ったのですから先行力には確かなものがあります。前走のジュノー特別では障害3番手から直線伸びて2着と上々の内容。今季初勝利も十分あるでしょう。

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