ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« 2017年 | メイン | 2019年 »

2018年 アーカイブ

<<前へ 2829303132333435363738

今週の見どころ(6/9~6/11)

2018年6月 8日(金)

 6月11日(月)のメインには、3歳オープンによるとかちダービーが組まれています。昨季の2歳シーズン三冠を3頭の馬で分け合っているということもあり混戦模様を呈している3歳路線。5月14日(月)に行われたとかち皐月賞では2歳シーズン三冠で馬券に絡んだ実績はなかったアアモンドグンシンが1着、ハマノダイマオーが2着ということもあり、混戦に拍車がかかっている感もあります。3歳三冠第1戦のばんえい大賞典は7月29日(日)とまだ先ですが、各馬どのようなレースをするのかにも注目です。
 また、6月9日(土)には、"チャグチャグ馬コ"に帯広市の特別嘱託職員であるミルキー号が参加します。10日(日)・11日(月)には"ばんえい十勝 in 水沢競馬場"が行われます。是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

 ※チャグチャグ馬コについてはこちら
 ※ばんえい十勝 in 水沢競馬場についてはこちら

【第5回開催1日目】
 6月9日(土)のメイン第10レースは、ジュノー特別(B2級-1組・20:05発走予定)
 ここは◎マツノテンリュウに注目です。今季7戦して【2・3・1・1】と安定した成績を残しています。前走の黒岳特別は着差だけ見るとコンマ5秒差の辛勝も自らがペースを作る積極果敢な競馬から最後二の脚を使うという強い内容。シーズン序盤は負担重量が軽いため、今回も自分のペースで競馬を行い、2連勝に期待です。
 少し間隔が空きましたが、相手筆頭は○センショウニシキ。終いの脚は少し甘くなりがちですが、障害を苦にしないのが強みです。前走のB2級-1組ではその後4連勝を達成するイッキフジと5秒4差の3着ですから、上々の内容でしょう。展開一つで逆転可能です。
 3走続けて3着と惜しい競馬が続いている▲キタイノホシ。もう一押ほしい競馬が続いていますが、どのような展開でも対応できるのは魅力です。また、近2走は勝ち馬カツオーカンが他馬を突き放す強い競馬をしており、同馬がいない今回はこの馬に順番が来てもおかしくはありません。
 △ホクトシンバの前走・極ウマくん賞では先行馬が多い中、しっかり対応し3着を確保。格上馬がいる混合戦ということを考慮すれば好内容でした。近走は障害も安定しており、前走と同じ負担重量650キロでの出走できるので注意は必要。
 

【第5回開催2日目】
 6月10日(日)のメイン第10レースは、シルバーカップ(A1級・20:05発走予定)
 ◎ニシキエーカンの前走・旭岳特別は格下A2級との混合戦で4着でしたが、これは軽い負担重量を活かしたA2級馬3頭の行った行ったの競馬で決まってしまったもの。近走は障害で苦戦しがちですが、末脚は確かなものを持っています。今回強力な先行馬がいないため、この馬の出番です。障害をスンナリ越えられれば今季初勝利が目の前です。
 ○キンメダルの近2走はセンゴクエース、オレノココロといった一線級の相手とは着差は大きいですが、その他のメンバーにはさほど負けてはいません。前走の大雪賞ではオープン馬のペースに少しおいて行かれ、障害もひと腰で上げることはできませんでしたが、3着に食い込む走りを見せました。今回はA1級という同条件馬との一戦に相性のいい鈴木恵介騎手ということで巻き返しに期待です。
 このメンバーなら自ら展開を作れそうな▲タカラシップにも警戒。有力馬の多くは障害が苦手なため、障害巧者で先行力もあるこの馬に展開が向きそう。後ろの各馬が障害を苦戦するようであれば逃げ切り勝ちも十分ありえます。
 確かな末脚を持つ△セイコークインは障害次第といったところでしょう。前走・大雪賞は障害をスンナリ通過し、センゴクエースに次ぐ2着。このような競馬ができるなら、前走同様に上位を狙えます。

【第5回開催3日目】
 6月11日(月)のメイン第10レースは、とかちダービー(3歳オープン・20:10発走予定)
 ここは紅一点◎ミスタカシマに注目です。前走のB1級-4組混合では格上馬カイシンゲキ、カゲホウトウと真っ向勝負で勝利。この馬の能力を改めて実感した人も少なくはないでしょう。世代限定戦だった前々走のとかち皐月賞は6着に敗れましたが、これは勝ち馬アアモンドグンシンのペースについて行ってしまったためであり、2着まで1秒3と僅差の競馬でした。2歳時にはナナカマド賞(BG3)制覇など力は同世代の牡馬相手でも引けを取らないのでリベンジに期待です。
 3連勝中の○アアモンドグンシンの勢いも負けていません。3走前のとかち皐月賞から自らが先手を主張し、そのままセーフティリードを保ち逃げ切るという強い競馬を続けています。連勝中のパフォーマンスを今回も披露し、逃げ切り勝ちも十分あり得るでしょう。
 ▲ハマノダイマオーは今季6戦して3勝と好調の波に乗っています。前走のB3級-3組では年上馬カネショウの追撃を最後まで許すことなく勝利。とかち皐月賞よりも今回は基礎重量が20キロ重くなり、前が止まるようであれば逆転も考えられます。
 △キタノユウジロウもこの条件では軽視できません。前走の黒岳特別では行き脚がつかず、道中置いて行かれたせいか6着に敗れましたが、成績が安定している世代限定戦に変わって巻き返しに期待です。

今週の見どころ(6/2~6/4)

2018年6月 1日(金)

 6月4日(月)のメインには、4歳オープンによるライラック賞が組まれています。前回の4歳オープン特別戦・すずらん賞(4月30日)の出走メンバーが多数出走します。7月1日に実施される4歳シーズン三冠の初戦・柏林賞へ向け、前哨戦のここでどんなレースをするのかにも注目です。

【第4回開催4日目】
 6月2日(土)のメイン第10レースは、極ウマくん賞(B1級-1組混合・20:10発走予定)。先行脚質の馬が多いだけに難解な一戦になりそうです。
 ここは2連勝中の◎タイキンに注目します。前走のB2級-2組では障害をひと腰で越え、余裕十分の脚色で駆け抜け勝利しました。今回は強力な先行馬が揃っているので障害を越えた後の決め手勝負になりそうです。特別戦と条件が厳しくなりますが、前走の再現ができれば勝ち負けが期待できるでしょう。
 相手筆頭は先行力に自信のある○アアモンドロシア。今季5戦5連対と安定した成績を残しています。前走の五月雨特別ではイッキフジに先着されていますが、今回はイッキフジよりもハンデが5キロ軽いのも魅力です。障害を先頭で越えてリードを保ちたいところ。
 巻き返しを図る▲イッキフジ。4連勝中で臨んだ前走スーパートレーナー賞では、道中置いて行かれてしまい、マイペースな逃げに持ち込むことができなかったせいか、障害越えた後も末脚が伸びることなく4着でした。今回トップハンデを課されており、厳しい戦いになるかと思いますが、先行力は抜群のものを持っており、この馬本来の競馬ができれば上位十分でしょう。
 大外に入った△ヤマノウンカイは、前走五月雨特別は末脚不発の6着に敗れました。今回は先行脚質が多いメンバーということで、追走に手間取る可能性がありますが、主戦の藤本匠騎手に替わって巻き返しに期待です。
 
【第4回開催5日目】
 6月3日(日)のメイン第10レースは、オッズパーク賞スタリオンカップ(3歳以上選抜・20:10発走予定)。昨季のリーディングサイアー(3歳以上)上位5頭の種牡馬産駒による選抜戦です。オープン3頭、A2級1頭、B1級2頭、B2級3頭により争われます。
 前走は逃げに転じて今季初勝利を収めた◎オレノココロ。今回もコウシュハウンカイが出走しないので前回同様の戦法もありでしょう。また、従来の差し競馬に戻っても、決め手はメンバー中一番ですから、障害さえそつなくこなせれば2連勝濃厚です。ばんえい十勝オッズパーク杯(BG2)で完敗だったコウシュハウンカイにリベンジを果たすため、再戦まで負けられません。
 ○ゴールデンフウジンは、前走B2級-1組で2着を12秒3離す圧勝劇。勝ちタイムも1分23秒9と秀逸で価値のある1勝といえます。今回はオープン馬も交える試金石の一戦となりますが、この馬の成長度ともらえるハンデから十分通用してもおかしくはありません。
 ▲マルミゴウカイは前走エメラルド特別では前半置いて行かれて5着。現在のばんえい競馬を牽引する馬たちとのレースで勝ち負けになるためにはもうワンパンチ欲しいところです。ここは経験を積んで次につなげたいところ。
 △フジダイビクトリーは負担重量が軽いシーズン序盤では厳しい戦いを強いられてきました。今回は格下馬が多い一戦なので、"ばんえい記念優勝馬"としての誇りを賭け、復活を期待したいところです。 

【第4回開催6日目】
 6月4日(月)のメイン第10レースは、ライラック賞(4歳オープン・20:05発走予定)
 注目は◎マツカゼウンカイ。前走のA2級つつじ特別では見せ場なしの7着でしたが、世代限定戦なら現在2連勝中と力は一枚上です。特に2走前のすずらん賞ではトップハンデから20キロ軽かったものの、残り20メートルで先頭に並んでそこから他馬を突き放す強い競馬。A2に昇級しているため当時より基礎重量が10キロ増えていますが、ここも勝って柏林賞に繋げたいところ。
 同じくつつじ特別で8着大敗だった○カネサスペシャルも世代限定戦に替わって好走を見込める一頭。今年2月に行われた白雪賞が1着で、3月に行われたクリスタル特別で2着、そして2走前のすずらん賞でも2着と安定した成績を残しています。今回はすずらん賞の勝ち馬マツカゼウンカイと同ハンデで臨めるので逆転も十分あります。
 ▲ナカゼンガキタは近2走2着と惜しい競馬が続いていますが、2走前のスーパージョッキー賞は勝ち馬イッキフジとコンマ1秒差ですから内容は十分でしょう。前走のカーネーションカップでも格上馬相手に好走していることから好調といえる状態にあると思います。惜敗続きにピリオドを打ちたいところ。
 △ミノルシャープは前走つつじ特別では障害を先頭で通過してからそのまま後続を寄せ付けない競馬で快勝。軽馬場が好走に作用した面は否めませんが、今季は善戦を重ねており、充実しているのでしょう。今回はA1に昇級し、基礎重量が増えますが、引き続き好走に期待です。

今週の見どころ(5/26~5/28)

2018年5月25日(金)

 5月27日(日)のメインには、大雪賞が組まれています。次開催に行われる重賞・旭川記念の前哨戦だけにどの馬にも次につながる走りを期待したいところですね。
 また、大雪賞当日には帯広競馬場及び直営場外発売所において、「ばんえい十勝オリジナルお茶缶」の先着プレゼントがあります。 競馬場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

帯広競馬場でのイベントはこちら

【第4回開催1日目】
 5月26日(土)のメイン第10レースは、旭岳特別(A2級混合・20:05発走予定)
 注目は◎ニシキエーカン。前走のA1級-2組では障害で詰まり6番手通過も、直線一気の競馬で勝ち馬アサヒリュウセイと差のない2着。復調気配が窺えました。今回は格下A2級との混合戦だけに、更なる前進に期待です。
 巻き返しを図る○カネゾウは前走スタート直後に躓き、後手を踏んでしまいました。それに加えて2.1%という軽い馬場で先行馬に逃げ切られたという明らかな敗因があります。それにもかかわらず3着に食い込んだのですから、この馬の実力、充実度は目を見張るものがあります。今回はアクシデントなくスンナリ出られれば巻き返し必須です。 
 3番手評価は▲ハクタイホウ。今季開幕から2戦は7着といまひとつな競馬でしたが、鈴木恵介騎手に替わってからは1着、3着と障害も苦なく越えられるようになり、復調気配が窺えます。今回は格上馬も相交えますが、障害をスンナリ越えられれば逆転まであるでしょう。
 1トン競馬の反動が大きかったか前走A1級-2組で9着に大敗した△ホクショウユウキの叩き2走目にも期待です。
 
【第4回開催2日目】
 5月27日(日)のメイン第10レースは、大雪賞(オープンA1混合・20:10発走予定)
 ここは実績一番の◎センゴクエースから勝負です。今季3戦して全て2着と悔しい競馬が続いています。しかし今回は勝ち馬が何れも出走してこないので必然的にこの馬の出番です。負けた3戦全て内容が悪くないだけに、ここは勝って今季初勝利といきたいところ。
 こちらも今季3戦とも善戦止まりの○カンシャノココロ。A1級馬で今回はオープンクラスの格上馬を交えてのレースとなりますが、この馬の持ち味である先行力を生かせれば、善戦が可能。接戦に持ち込んでからの粘り込みに期待です。
 復調気配にある▲サクラリュウにも期待です。前走エメラルド特別は前々走に続く4着でしたが、本来の走りに戻りつつあります。第4回開催から基礎重量が10キロ増えることもあり、障害力を生かせるような展開なら復活まであります。
 同じくエメラルド特別に出走し6着だった△キンメダル。勝ち馬オレノココロが逃げに転じたペースについていけませんでしたが、今季のばんえい十勝オッズパーク杯(BG2)で3着だったマルミゴウカイと差のない競馬。今回は前走同馬に先着された2頭が出走しないので上位も狙えそう。追走できれば流込みも十分あります。

【第4回開催3日目】
 5月28日(月)のメイン第10レースは、黒岳特別(B2級-1組・20:10発走予定)
 ◎ノエルブランは昇級初戦のB2級-1組では5着でしたが、前走のスーパートレーナー賞では格上馬が多いなか2着に健闘しました。スタートから積極果敢に先行し、障害はひと腰で越え先頭で通過しました。残り20メートル付近で勝ち馬スーパータイトルには交わされましたが、ハクタイホウ、イッキフジといった人気の実力馬に先着できたことは収穫です。前々走この馬に先着された馬のうち2~4着は出走してくるこの舞台でリベンジに期待したいところです。
 ○マツノテンリュウは同じ前々走のB2級-1組では2着と先着。今季6戦して前走こそ4着に敗れたものの、5回が3着以内と安定した走りを見せています。また、今回のメンバー中○頭と戦い、すべての馬に先着しており、ここでも上位争いは必至でしょう。巻き返しに期待です。 
 ▲ホクショウゼウスはB3級を2連勝して臨んだB1級-1組混合の特別戦では強力な先行馬が揃っていたせいか、前半49秒というペースに道中から置いて行かれしんがり負けでした。今回はメンバーが緩和するのでペースが落ち着けば流込み可能です。
 また、最内枠に入りましたが△コウシュハアレッポも近2走2着、1着と安定した成績を残しており、昇級初戦から期待したいところです。

今週の見どころ(5/19~5/21)

2018年5月18日(金)

 今季のばんえい競馬が開幕して早いもので一か月ですね。現在騎手リーディングは20勝藤本匠騎手、調教師リーディングは15勝久田守調教師となっています。
 リーディング争いはまだまだこれからといったところですが、こちらにも注目してばんえい競馬を応援していきたいですね。

成績/リーディングについてはこちら

【第3回開催4日目】
 5月19日(土)のメイン第10レースは、つつじ特別(A2級・20:10発走予定)
 ここは今季3連勝中の◎カネゾウの相手探しでしょう。前走の春駒特別ではカゲホウトウと一緒に先頭で障害を越えてから同馬を突き放しました。2着に入ったブチオに最後差を詰められましたが、完勝と言っていいでしょう。前走一緒に走ったメンバーが何頭かおり、今回は昇級して前走と違って10キロのクラスハンデはありませんが、ここは3連勝中の勢いに注目したいです。
 相手筆頭も前走1着でA2に昇級した○ホクショウメジャー。前走の菖蒲特別では逃げるアアモンドロシアとの叩き合いを制し、勝利。着差はコンマ8秒でしたが、競馬の内容は評価すべきです。昨季終盤はA2級で善戦を続けていた同馬ですから、昇級しても勝ち負けに期待です。
 前走春駒特別でカネゾウの3着に敗れた▲カゲホウトウですが、今回は前述したとおり負担重量差が無くなるので前進が期待できます。前走は障害を越えた後、勝ち馬カネゾウに離されましたが、障害は安定して越えられています。有力馬に先行脚質が多いですが、ほかの馬が障害で苦戦するようであれば逆転も十分にあります。
 △コウリキは2走前に7番人気という低評価ながらA2級混合戦で勝利を収めています。続く前走のさつき特別では格上馬が多い中、掲示板内に入る健闘をしています。元々は世代限定戦の重賞で好走を続けており、同期の4歳シーズン三冠馬センゴクエースがいなければ重賞をあと何個か勝てていたかもしれない実力馬です。また、番組賞金が349万9千円とあと千円多ければA1級ということもあり、ここは好走してA1に昇級したいところでしょう。 
 

【第3回開催5日目】
 5月20日(日)のメイン第10レースは、エメラルド特別(オープン・A1級-1組混合・20:10発走予定)
 ここは◎マルミゴウカイに注目します。古馬オープン格付けになった今季2走はともに3着でしたが、前走のばんえい十勝・オッズパーク杯(BG2)では前々走のスプリングカップとは違い、しっかりと追走ができていたので、同じ着順でも前々走より内容は良いでしょう。昨季4歳三冠馬の誇りをかけて逆転に期待します。
 ○センゴクエースは前走2着に敗れましたが、この馬自身の内容は悪くありません。今回は前走強い競馬をしたコウシュハウンカイが出走回避をしたのもあり、流れが向くと思われます。前走のリベンジはできませんが、引き続き勝ち負けに期待です。
 ▲オレノココロは今季初戦を予定してたスプリングカップの競走除外もあり、態勢が万全ではなかった前走のばんえい十勝・オッズパーク杯では5着。ぶっつけで重賞を使わざるを得なかったのは不本意ですが、今回は一度レースを使えたことにより状態は良化していると考えられます。ばんえい王者復権へまずは今季初勝利を目指したいところ。
 前々走のスプリングカップで集中力を欠き、しんがり負けだった△サクラリュウは前走ブリンカー着用で出走。隣枠のホクショウユウキが出走取消ということもあり、牝馬キサラキクを視界に入れないようにしたのか前々で競馬をした結果、障害こそはスンナリ2番手で越えられたものの、その後は脚色が鈍くなり4着。しかし、今回のメンバーでは集中力を欠くことはないと予想されるので巻き返しの一戦となるでしょう。

【第3回開催6日目】
 5月21日(月)のメイン第10レースは、スーパートレーナー賞(3歳以上B級選抜・20:05発走予定)。平場戦の規定重量から10キロ増で出走できるという珍しい条件の特別戦です。
 注目は◎ライデンティダです。近2走は見せ場無しの大敗でしたが、先行馬が多い今回のメンバーであれば展開がこの馬に向くことが予想されます。今季初戦のB1級-3組で差し切り勝ちを収めた時の再現に期待です。
 前走五月雨特別を勝利し、連勝を"4"に伸ばした○イッキフジ。4連勝中の競馬はどれも強い内容であり、2走使いとなった今回も前走に引き続き基礎重量が10キロ軽いのも有利。最近の充実度から今回も勝ち負けに期待です。
 今季初戦のミズバショウ特別、2戦目スーパージョッキー賞でともに7着だった▲ハクタイホウは前走平場戦(B1級-3組)に替わりましたが、障害を越えた後、他馬を突き放す強い競馬で1着。復調気配がうかがえました。今回は今季結果を残せていない特別戦に戻るのがネックですが、前走の再現ができるようであれば2連勝も考えられます。
 今季5戦して4回3着以内に入っているものの、まだ勝ち星がない△キタノリュウキはそろそろ美酒を味わいたいところ。しかし、今回はイッキフジという強力な同型の先行タイプがいるだけに、厳しい戦いが強いられそうです。

今週の見どころ(5/12~5/14)

2018年5月11日(金)

 先週から2歳戦がスタートし、新馬戦が11レース実施されました。第1回能力検査で1番時計だったジェイエースは6日の第5レースにて1分19秒1という破格の勝ち時計を記録。このままばんえい競馬を盛り上げるスーパースターになってほしいですね。
 また、今週12日(土)から帯広競馬場ではばんえい十勝ビアガーデンが始まります。現地観戦のお供にどうでしょうか。

ばんえい十勝ビアガーデンの情報についてはこちら
 
 なお、13日(日)のばんえい競馬については全11競走から全10競走に変更となっており、レースの発走時刻が変更となっていますのでご確認ください。

13日(日)発走時刻の変更についてはこちら

【第3回開催1日目】
 5月12日(土)のメイン第10レースは、五月雨特別(B1-1組混合・20:05発走予定)
 ここは3連勝中の◎イッキフジを素直に評価。前走のスーパージョッキー賞では写真判定の末の勝利でしたが、強いレースをしたナカゼンガキタを差し切ったのですから価値は大きいでしょう。また、番組賞金が9千円足らずでB2級据え置きのため、前走に引き続き基礎重量が10キロ軽いのも有利。ここも勝って昇級したいところ。
 ○アアモンドロシアは前走菖蒲特別ではホクショウメジャーとのマッチレースの末の敗戦。しかし、今季は4戦4連対と安定した成績を残しています。シーズン序盤の負担重量が軽い間は軸にして問題ないでしょう。引き続き勝ち負けに期待です。
 前走B1級-2組でホクショウメジャーとの叩き合いを制した▲サカノテツワン。昨季は開幕戦から4連勝するなどシーズン序盤に強い傾向があります。障害をそつなくこなすことができるなら連勝も十分にあり得ます。
 △ヤマノウンカイはB1昇級後あと一歩が足りない競馬が続いています。上記3頭は強いですが、展開一つで巻き返しは可能です。

【第3回開催2日目】
 5月13日(日)のメイン第9レースは、カーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン・20:05発走予定)
 注目は◎アアモンドセブン。前走春駒特別では勝ち馬カネゾウについていく形で障害に挑戦したため、ひと腰で越えられたものの末脚が不発になってしまい4着に敗れました。当レースとの相性は悪いものの今年1月に行われたヒロインズカップ(BG2)ではここで上位人気になると思われるメンバー相手に2着に入っています。自分のペースで障害を越えられれば勝ち負けが期待できます。
 ○コウシュハサマーはばんえい菊花賞を最後に勝ち星から離れており、しかも今季初戦と不安材料が多いですが、牝馬限定戦なら能力は足りるはず。昨季の序盤は高いレベルで安定しており、負担重量が軽いほうが好走するタイプだと考えたい。今回の650キロなら復活もあるでしょう。
 ▲セイコークインは確か末脚を持っていますが、今季2走ともそれを披露する前に決着がついてしまうという不完全燃焼なレースが続いています。前が止まるといった展開一つで逆転は十分にあります。
 唯一のオープン馬△キサラキクは今年1月にヒロインズカップ(BG2)を制覇しているように牝馬同士では実績は一番。しかし、トップハンデを課されていることから取りこぼしも十分あり得るのでここは連下まで。

【第3回開催3日目】
 5月14日(月)のメイン第10レースは、とかち皐月賞(3歳オープン・20:10発走予定)
 ◎ミスタカシマの今季初戦は4着。古馬のペースについていけず、先頭集団が障害を越えた頃にようやく障害前にたどり着きました。しかし、障害をひと腰で越えるなどその才能は目を見張るものがあります。昨季は牝馬としては20年ぶりのナナカマド賞制覇と同世代の牡馬と互角以上に渡り合えることを証明しました。世代限定戦に戻って勝ち負けに期待です。
 ○キタノユウジロウは昨季はイレネー記念(BG1)2着を含む11戦連続で連対するほど安定した成績を残した実力馬。古馬混合の初戦は4着に負けましたが、前走では叩き合いを制し内容たっぷりの1着で体勢を立て直すことができました。世代限定戦の今回はトップハンデより10キロ軽い負担重量で出られるのでここも崩れないでしょう。
 前走古馬混合のレースで1着の▲ハマノダイマオーは昨季最終戦の若草特別でオレワチャンピオン、キタノユウジロウら実力上位馬相手に差し切っています。この時はトップハンデより基礎重量が20キロ軽かったですが、今回はさらに10キロのハンデをもらえることもあり、更なる前進が見込めそうです。引き続き好走に期待です。
 ヤングチャンピオンシップ(BG2)優勝馬△オレワチャンピオンは先行力と障害力を併せ持つ世代のトップホース。今回の負担重賞であれば前が止まらない展開が予想され、持ち味を発揮できれば逆転は可能ですが、昨季終盤と同様に今回もトップハンデに泣くということが十分考えられます。ここは4番手評価までで。

<<前へ 2829303132333435363738
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.