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今週の見どころ(4/20~4/23)

2018年4月18日(水)

 待ちに待った平成30年度のばんえい十勝が開幕。来年3月24日(日)までの26開催151日間に渡り熱戦が繰り広げられます。
 今年度も世界で帯広にしかないばんえい競馬を皆さんで盛り上げていきましょうね。
 さて、今週は4日間開催ですが、開催初日である4月20日(金)のメイン・スプリングカップには、現在のばんえい競馬を牽引する馬たちが登場。29日(祝・日)に行われる今季重賞第1弾・ばんえい十勝オッズパーク杯へ向けても見逃せない一戦です。

 ※帯広競馬場でのイベントはこちら

【第1回開催1日目】
 4月20日(金)のメイン第10レースは、スプリングカップ(オープン・20:05発走予定)
 昨年度末の総決算、BG1ばんえい記念に出走した馬を含めたオープン馬7頭が争います。その中でも注目は◎コウシュハウンカイ。ばんえい記念では負担重量1トンを背負いながら第2障害をひと腰で上げる圧巻の競馬。終いは脚が止まり3着に敗れてしまいましたが、680キロの今回なら他馬の追随を許すことなく逃げ切ることが十分考えられます。
 6歳馬○センゴクエースには世代交代を果たす一年になることに期待。昨年度は高重量戦にはあまり出走せず、オープン戦でたくさん経験を積んでいた印象。その甲斐があってか11月のドリームエイジカップでは初めて重賞でオレノココロらトップホースを破り、その後も安定した成績を残しています。持ち前の先行力でその名の通りばんえい競馬界の"エース"になることができるでしょうか。
 ▲オレノココロはばんえい記念で連覇を達成し、格の違いを見せました。しかし、今回は軽量戦であるので最後追い込み届かず、となる可能性が予想されます。ただ、地力は何枚も上なので時計がかかる馬場であれば、まとめて差し切るシーンまで十分。
 実力馬△フジダイビクトリーは今年2月に行われた然別賞から3走大敗が続きましたが、前走ばんえい記念では2着と復調気配。まだ全盛期の走りには戻っていないように感じますが、昨年度重賞では無冠だったこの馬の再スタートに期待です。

【第1回開催2日目】
 4月21日(土)のメイン第10レースは、卯月特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 年度も変わり、クラス改編が行われたのでシーズン序盤は降級馬を狙ってみるのが良いでしょう。まずA1から降級してきた◎ワールドピサ。4走前のウインターカップ(オープン・A1級2組)で2着に入るなど、もちろんここでは実績上位。第2障害を早めに抜けて、押し切りたいところ。軽馬場だとより推したいです。
 こちらもA1から降級してきた○スーパータイトルが相手筆頭。近走は掲示板に載れない競馬が続いていましたが、前走の桜月特別(A1級混合)では3着。残り10メートルで止まってしまいましたが、上位2頭と差のない競馬をしていました。クラスも変わり、文字通り仕切り直しの一戦です。
 ▲ブチオはA2からの降級馬。今年に入ってから掲示板を外したのは2走前の1回だけと安定感を保っています。同条件での勝利も多く、障害ひと腰なら上位争いも可能です。
 △イノリノチカラは近走大敗が続いていますが、A1級降級と昨年度リーディングの鈴木恵介騎手に替わって変わり身期待。

【第1回開催3日目】
 4月22日(日)のメイン第10レースは、青葉特別(A1級混合・20:10発走予定)
 出走馬9頭のうち8頭が降級馬の一戦。
 期待はオープンから降級してきた◎カンシャノココロ。前走・陽炎特別では先に仕掛けた分、第2障害を越えた後の脚が残っていなかった模様。2走前のとかちえぞまつ特別ではハンデ差があったものの、ばんえい記念連覇を果たしたオレノココロと僅差の競馬をしました。また、今年1月からA級1組戦(混合戦を含む)を4連勝をした経験もあり、ここでは実力上位。
 ○ソウクンボーイも今年に入ってA級1組戦(混合戦を含む)で4連勝の経験がある降級馬。前走のばんえい記念でも掲示板に入ったことから、近走の充実ぶりがうかがえます。決め手も十分ありますが、1トン競馬の反動が気になるところ。
 ▲セイコークインは軽量戦で結果を残す快足牝馬。昨シーズン序盤に行われたさつき特別でも牡馬たちを相手に決め手勝負を制しているだけに、ここでも流れ込んでくることが予想されます。
 △ニシキエーカンは格下相手だった3走前の深雪特別では2着。障害を楽に越えられれば上位争いに加わってくるでしょう。

 【第1回開催4日目】
 4月23日(月)のメイン第10レースは、ミズバショウ特別(A2級混合・20:10発走予定)
 全てが降級馬という組み合わせですが、◎ハクタイホウに注目します。近4戦は大敗でしたが、一線級相手では苦戦が続きますが、経験を積み、クラスが下がった今回は巻き返しが十分あるでしょう。
 3連勝中と勢いに乗っている○カゲホウトウが相手筆頭。年明けの勝率は5割、3連勝は何れも障害をひと腰で越えており、好調さがうかがえます。今回も第2障害を先頭でクリアできれば勝ち負けまであるでしょう。
 ▲キンメダルは、近走は終いが甘くなり、勝ちには恵まれませんでした。2階級降級の今回は巻き返したいところ。
 △カイシンゲキはオープン馬同士の戦いでは苦戦を強いられていましたが、下級とのここは見直す必要があります。
 

ばんえい記念 予想結果

2018年3月26日(月)

全員マイナスも、目黒さんが上半期最下位から逆転首位!
僅差で紅組が白組をかわして勝利

目黒:3連単800円的中! 収支+14,240円
斎藤:馬複2000円的中! 収支+4,400円
山崎:馬複500円的中! 収支-3,400円

【集計】投資額 6,000円×25R=150,000円

目黒  -11,890円
山崎  -24,510円
矢野  -35,810円
斎藤  -51,680円
須田  -61,820円
荘司  -111,460円

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紅組  -147,860円
白組  -149,310円

2017年度、お疲れ様でした。

3/25ばんえい記念回顧

オレノココロが頂上決戦を連覇!

 25日(日)は重賞・ばんえい記念(4歳以上オープン)が行われ、単勝1番人気のオレノココロが優勝。昨年に続く連覇を果たし、ばんえいナンバーワンの座を堅守しました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
 1.トレジャーハンター 61.9
 2.サクラリュウ 7.6
 3.ソウクンボーイ 14.6
 4.フジダイビクトリー 9.1
 5.ホクショウユウキ 53.1
 6.オレノココロ 1.7
 7.ニュータカラコマ 6.7
 8.コウシュハウンカイ 5.6

 年度末の大一番に、精鋭8頭が集結。今シーズンのばんえいを沸かせた各馬がここに名を連ねましたが、やはり注目は昨年の覇者オレノココロでしょう。多少障害に不安を残すものの、断然の1番人気に支持されました。2番人気はコウシュハウンカイ。近況は今ひとつですが、今季は帯広記念、北見記念を制し、高重量戦で結果を残してきたことが評価された印象です。3番人気のニュータカラコマは、このレースで4、2、2、3着。安定感を買われて上位人気に推されました。

 馬場水分0.9%のなか鳴り響いた、ばんえい記念スペシャルファンファーレ。8頭のゲートインが完了し、いっせいにスタートを切りました。ニュータカラコマが多少第1障害で詰まったものの、そのほかの各馬はすんなり突破。砂煙を巻き上げ、ゆったりと歩を進めます。トレジャーハンターが若干リードするも、ニュータカラコマ、コウシュハウンカイも先行態勢。これを見る形でオレノココロが追走します。ただ、各馬とも離れず、ほぼ横一線で推移。トレジャーハンター、ニュータカラコマ、コウシュハウンカイと、各馬が続々と第2障害下にたどり着きました。
 じっくりためたのち、最初に動いたのは障害巧者ニュータカラコマ。それを合図としたかのように、各馬が次々と障害を登り始めました。なかでも抜群の登坂を見せたのはコウシュハウンカイ。1トンを曳いているとは思えないような掛かりで、一気に天板まで駆け上がります。多少体勢を崩しながらも荷物を天板まで曳き上げ、あっさりと障害をクリアしていきました。他馬は苦戦を強いられ、先頭のコウシュハウンカイに水を開けられます。離れた2番手で下りたのはフジダイビクトリー。3番手でサクラリュウとオレノココロが並んで突破し、ばんえい記念初挑戦のソウクンボーイが5番手でクリアしました。
 先頭のコウシュハウンカイは多少脚いろが鈍りましたが、それでも懸命にゴールを目指します。しかし、オレノココロとコウシュハウンカイが砂を蹴散らすようにして急接近。ソウクンボーイもサクラリュウをかわして猛追します。そして残り15メートル付近でオレノココロがコウシュハウンカイに並び掛け、一気に突き抜けるかと思われたところで、いったんストップ。つられるようにコウシュハウンカイも脚を止め、立て直して歩き始めたオレノココロも再度ストップ。鈴木恵介騎手、藤本匠騎手ともに目いっぱいに手綱を引っ張り、ほぼ同時に動き出しましたが、勢いよく弾けたのはオレノココロ。ゴール前で一気に抜け出し、ライン上で一度は止まったものの、後続の追撃を振り切り、ばんえい記念連覇を果たしました。そのオレノココロも含めた混戦のなか、ゴール寸前で鋭く伸びたのはフジダイビクトリー。西将太騎手の叱咤に応え、コウシュハウンカイをかわして2着で入線。終始レースをリードしていたコウシュハウンカイは、最後にこらえきれず3着となりました。

 これが王者の風格。障害を下りてからの脚に絶対の自信を持つオレノココロが、測ったように差し切り勝ちを演じました。課題だった障害でのヒザ折りも見られず、パーフェクトなレースを演じたと言えるでしょう。これで重賞17勝目。オレノココロ時代はこれからも続いていきそうです。
 今回のように力の要る馬場での高重量戦なら、やはりフジダイビクトリー。一昨年のこのレースの覇者として、その名に恥じないレースを見せました。一時期の不振を脱したのみならず、再び旬を迎えた印象で、来シーズンも持ち前のパワーを披露してくれることでしょう。
 驚いたのはコウシュハウンカイの第2障害。1頭だけ別次元の登坂を見せ、大きなリードを作り上げました。結果的には差し切られたものの、持ち前のスピードに加えてパワーも備わってきた印象。来シーズンはさらなる進化を見せてくれそうです。
 残念だったのはニュータカラコマの競走中止。第2障害通過後、ゴールを目指して歩を進めていましたが、途中で転倒。そのまま動かなくなり、レース後、同馬の死亡が発表されました。名うての障害巧者として、2011年のイレネー記念、昨年のばんえいグランプリなど重賞8勝。長らくばんえいを沸かせてきた同馬に、哀悼の意を捧げます。

成績はこちら
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鈴木恵介騎手「レースの流れはゆっくりで、十分に息を入れられるペースだったと思います。第2障害は去年よりいい手応えで、越えた後は先頭と結構差がありましたが、先頭も脚が鈍っていたので、なんとか追いつけるかなと思いました。オレノココロもいっぱいいっぱいの中、ゴール際でよく頑張ってくれました」

槻舘重人調教師「連覇ができてほっとしています。馬体重が21キロ減っていましたが、近走の走りを見て少し絞った方がいいかなと考え、いい調整ができました。6歳ではばんえい記念に出さずに、昨年7歳で初出走をさせたことも、今回の連覇につながったと思います」

3/25ばんえい記念予想 山崎エリカ

2018年3月25日(日)

オレノココロの二連覇に期待

 ばんえい競馬を始めて10年以上経ちますが、重量1tを背負うばんえい記念ばかりは、他の重賞とは異なる適性が問われるレースだとつくづく思います。何せ、どの馬もひと腰で障害を上げることができず、何度も何度も腰を入れていく...そして直線でも多くの馬がパッタリと止まり、何度も何度も立て直してゴールを目指すレース。つまり、障害ではより早く次の腰を入れて、直線ではより早く立て直せた馬が勝者となるレース。

 ばんえい記念は、そういう特殊なレースのため、しばしばリピーターや複数回の優勝馬が出現します。また、初めて出走する馬は、容易に通用しません。しかし、昨年はオレノココロが初出走にして快勝しました。障害を5番手で越えてから一気に前の馬を交わし、一度だけ立て直しての圧勝。強いの一言でした。

 オレノココロは出走メンバー中でもっとも馬格があり、過去に帯広記念を二連覇するなど、数ある重賞の中でも特に高重量戦を得意としています。ペースが速いと後手に回ったり、時々膝を折りかけることもありますが、すぐに立て直せる強さもあるだけに、ばんえい記念のペースなら、問題ないはず。今シーズンはスランプ期もありましたが、ここへ来て調子を取り戻したとなれば、逆らいづらいでしょう。よって、◎はオレノココロとします。

 ○は、初出走となった昨年のばんえい記念で6着のサクラリュウ。昨年のこのレースでは、重賞経験が少ない中で、コウシュハウンカイと小差の競馬。今シーズンはさらに地力をつけ、帯広記念ではひと腰で障害を越えて2着に粘るなど、4強に全く見劣らないレースが出来ています。この馬の持ち味は先行しての粘り強さ。ばんえい記念に何度か出走しても勝てない馬よりも、この馬の勢いを買ってみたいところ。

 ▲は、ばんえい記念はこれまで4回と最多出走のニュータカラコマ。この馬のばんえい記念での成績は2着2回、3着1回と勝ち切れないまでも非常に安定した成績が残せています。これは障害力があるからでしょう。しかし、勝ち切れないのは直線で止まってからなかなか立て直せないのが理由。今年も障害を下るまでは危なげないレースを見せてくれるでしょうが、一度止まるとヒヤヒヤものだけに、やや狙い下げました。

 あとは△にばんえい記念初出走となった一昨年は3着、昨年は5着のコウシュハウンカイ。今シーズンの重賞戦線では、昨年以上の活躍を見せていますが、ここへ来て馬体重が減っている点がどうか?

 他では一昨年のばんえい記念の覇者フジダイビクトリー。ばんえい記念の適性に関しては申し分ありませんが、昨年のこのレースでは4着だった上に、今年は重賞未勝利という点がやや疑問。また、全盛期と比べると障害で苦戦することが多くなってきているだけに狙い下げました。


 ◎ (6)オレノココロ
 ○ (2)サクラリュウ
 ▲ (7)ニュータカラコマ
 △ (8)コウシュハウンカイ
 △ (4)フジダイビクトリー

馬複
2-6 3000円
6-7 1500円
6-8 1000円
4-6 500円

3/25ばんえい記念予想 目黒貴子

2018年3月24日(土)

今季は最後までオレノココロと

 いよいよばんえい競馬の今季ラストを飾るばんえい記念。ここまでの一年間、これを目指して馬たちが頑張ってきたことを思うと、本当に頭が下がります。無事出走となった8頭には悔いのないレースをしてほしいですね。そしてまたこのように1年を通して重賞の予想をさせていただきました。おつきあいいただいて本当にありがとうございます。随分勉強になったと思います。その成果をぜひここで発揮したいと気持ちだけはかなり前のめりになってます。
 さて◎は昨年のこのレースを見て、オレノココロの強さに衝撃を受けました。この馬を追いかけて今季マイナスも増えていきました。重量やその他さまざまな要因はあるでしょうが、それでもチャンピオンカップでしっかりと勝ちきるレースで、やはり今年も最後はこの馬で締めてもらおうと考えています。人気でも◎。
 ◯はニュータカラコマ。勝ち味に遅い印象はありますが、2着、3着が多い堅実派でもあります。3連複、3連単には必要な一頭です。このレースも2着、2着、3着。今度こその思いもあるでしょう。障害に不安がない点はオレノココロを凌ぐ存在、もしかしたらの嬉しい結果を出せるかもしれません。
 ▲はフジダイビクトリー。一昨年の勝ち馬です。斤量が重いほど力を発揮するタイプで、ばんえい記念はまさにぴったりのレース。今季は馬場状態など条件が合うレースが少なく、いい結果を残せてはいませんが、最後の大一番は力勝負となってこの馬の良さを存分に発揮できるはずです。
 △にはコウシュハウンカイ。今季、北見記念、帯広記念を勝っているというこの実績はやはり無視できません。今回端枠となりましたが、内詰めなのでそれほど大きなマイナスにはならないとも考えます。そして勢いを感じるサクラリュウまで。
 当日はいつにも増してたくさんの方々が帯広競馬場に集結となるでしょう。私ももちろん場内におります。気がついたら声をかけてください。みんなで感動のレースを堪能しましょう!

◎オレノココロ
○ニュータカラコマ
▲フジダイビクトリー
△コウシュハウンカイ
△サクラリュウ

3連単
6→4,7→2,4,7,8  各800円 計4800円
7→4,6→2,4,6,8  各200円 計1200円

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