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イレネー記念 予想結果

2018年3月 4日(日)

山崎:馬複800円的中! 収支+1,840円

【集計】投資額 6,000円×23R=138,000円

山崎  -15,110円
目黒  -20,130円
矢野  -26,390円
須田  -49,820円
斎藤  -50,080円
荘司  -99,460円

---------------------------------------
白組  -126,290円  
紅組  -134,700円  

3/4イレネー記念回顧

カネサダイマオーが世代王者に君臨!

 4日(日)は重賞・イレネー記念(3歳オープン)が行われ、単勝4番人気のカネサダイマオーが優勝。重賞21勝を挙げたカネサブラックの産駒として、初めてのタイトルを手にしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.アアモンドグンシン 54.7
  2.バンリュウブラック 45.2
  3.ブラックエース 13.1
  4.カネサダイマオー 10.3
  5.キンツルモリウチ 84.4
  6.キタノユウジロウ 2.6
  7.ジェイコマンダー 28.8
  8.オレワチャンピオン 2.2
  9.ハマノダイマオー 43.2
 10.コウシュハレガシー 7.1

 ナナカマド賞、黒ユリ賞を制した牝馬ミスタカシマが回避したとなれば、必然的にヤングチャンピオンシップ勝ちのオレワチャンピオンに注目が集まります。近況は重量を課せられて苦戦を強いられていましたが、重賞勝ちの実績からも地力上位と見られ、1番人気に支持されました。反対にキタノユウジロウは9連続連対中という充実ぶりが買われ、差のない2番人気。この2頭が人気を二分する形で、離れた3番人気がコウシュハレガシーとなりました。

 牡馬690キロ、セン馬680キロの定量戦で、馬場水分は2.0%。それを考慮すればペースは速めで、各馬とも積極的に運びます。それでも、さすがに精鋭10頭。大きく遅れる馬もおらず、ほぼ横一線の状態で第2障害を迎えました。
 最初に仕掛けたのは1番人気のオレワチャンピオン。続けてカネサダイマオー、キンツルモリウチ、コウシュハレガシーなど、各馬がいっせいに登坂を開始します。なかでも抜群のかかりを見せたのはオレワチャンピオン、キタノユウジロウ、コウシュハレガシーの人気3頭。三つどもえの様相を呈し、最後の平坦路を迎えました。この3頭からやや遅れてジェイコマンダーが続き、少し間が開いてキンツルモリウチ。カネサダイマオーは6番手から追撃態勢に入ります。
 残り30メートルを切って、先頭はオレワチャンピオン。ただ、徐々に脚いろが鈍りはじめ、キタノユウジロウが差を詰めにかかります。そして並び掛けたその瞬間に、オレワチャンピオンがストップ。キタノユウジロウが先頭に立ち、今度はコウシュハレガシーが2番手をうかがう展開となりました。しかし、さらにそこへ襲いかかったのがカネサダイマオー。他馬を上回る脚いろで次々とポジションを上げ、残り5メートル付近で2番手に浮上。さらに脚を伸ばすとゴール線上でキタノユウジロウにも並び掛け、一気にこれをかわしてフィニッシュ。豪快な追い込みで、重賞初制覇を飾りました。懸命に粘ったキタノユウジロウが2着で、しまいに苦しくなりながらもオレワチャンピオンが3着を確保しました。

 勝ったカネサダイマオーはナナカマド賞こそ5着でしたが、その後はA-1戦で堅実なレースを見せ、2歳のシーズンチャンプ決定戦で大輪をゲット。カネサブラック産駒として初の重賞制覇を果たしました。障害で若干斜行するなど、まだまだ完成していない印象もありますが、それだけに今後の伸びしろがあると見ていいでしょう。思えばカネサブラックも2歳シーズンは今ひとつの成績。今後の成長次第で、父を上回るような成績を残す可能性も秘めています。
 惜しかったのはキタノユウジロウ。ゴール前で踏ん張りきれなかったとはいえ、ハイペースを早めに先頭に立つ積極的な競馬で2着に粘った内容は、地力の高さの証明と言えます。展開次第でタイトル奪取の期待も十分でしょう。
 オレワチャンピオンも人気を背負って終始レースをリードしたぶん、最後に失速しましたが、それでも大きく崩れなかったのは力のある証拠。立場が変われば違うはずで、巻き返しの期待も十分です。

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藤野俊一騎手「重量が重い割にレースの流れは速かったです。第2障害を降りてからが強い馬なので、差せる自信はありました。障害は思ったより苦戦したのでゴール前までどうなるかわかりませんでしたが、差し切れそうな手応えは感じました。馬体がある馬なので、将来はオープン馬になってほしいです」

3/4イレネー記念予想 山崎エリカ

絶好調の上がり馬キタノユウジロウから

 明け3歳のチャンピオン決定戦、イレネー記念は実績も重要ですが、それ以上に近走の勢いが重要。昨年のこのレースで上位のホクショウムゲン、ジェイワン、ゴールドインパクトはみな前走3歳A1クラスで3着以内だった馬たち。このレースが定量戦のぶん、前走着順が入れ替わる形で決着しました。

 よって、今回の◎には、目下3歳A1クラスを2連勝の上がり馬キタノユウジロウを推します。デビューしてからしばらくは、非力さがあって重賞にすら出走できずにいましたが、ここへ来て本当に地力をつけました。この馬は差し馬ですが、キレ味で勝負するというよりも、じわじわと伸びるタイプ。接戦に強く、高重量戦も向くでしょう。過去10年で初重賞挑戦でこのレースを制した例はなかったものの、この馬ほど勢いがあった例もなく、ここは期待しました。

 ○は、一冠目のナナカマド賞は軽馬場味方にミスタカシマに上手く逃げ切られましたが、二冠目のヤングチャンピオンシップでは完勝のオレワチャンピオン。休養から復帰してからは大きなハンデ差を考慮してもやや物足りないレースが続いていますが、速い流れに巻き込まれてしまっているのも確か。高重量、定量戦の今回で前半ゆったりとレースを運ぶことができれば、巻き返しがあっても不思議ではないでしょう。

 ▲は、ヤングチャンピオンシップの2着馬ジェイコマンダー。近走は、オレワチャンピオン以上に物足りないものがありますが、苦手の障害に専念しているのもあるのでしょう。前走ではこの馬なりに障害を上がっていましたから、ここは一考しました。また、ここへ来て体が減っていることもやや不安ですが、見た目に減っていることを感じさせないので、良しとしました。

 △に3走前の3歳A1クラスではキタノユウジロウを2着に降して勝利したカネサダイマオー。基礎重量が上がった近2走では障害でスムーズさを欠いているのが不安材料ですが、完全には崩れていないので買い目に加えました。

 あとはどこでも動ける強さがあり、4走前の3歳A1クラスではキタノユウジロウを撃破し、近2走でも同馬を相手に2着のコウシュハレガシー。


◎ (6)キタノユウジロウ
○ (8)オレワチャンピオン
▲ (7)ジェイコマンダー
△ (4)カネサダイマオー
△ (10)コウシュハレガシー


 馬複
6-8 3000円
6-7 1400円
6-4,10 各800円

3/4イレネー記念予想 目黒貴子

定量戦で鬱憤を晴らすオレワチャンピオン

 やった!チャンピオンカップは見事3連単を的中!な、な、なんとトップになりました!まだマイナスとは言え、これは素直に喜びましょう。勝ったのはオレノココロ。しかし個人的に嬉しいのはセンゴクエースの2着。ようやく重い荷物にも慣れ、そして一線級の馬たちと張り合えるようになったかなという印象。このまま少しずつでも強くなってほしいなぁと期待しています。
 今回はイレネー記念。この世代の3冠レースの最後の一戦です。ここまでナナカマド賞を2着、ヤングチャンピオンシップを1着とし、実力的には一歩前を行く◎オレワチャンピオン。今年の3戦は斤量差が厳しくなかなかいい着順を拾えていませんが、それは仕方ない。勝ち馬との差も大きく離されているわけでもなく、何と言っても今回は定量戦なので、年明け3戦の鬱憤はここで晴らしてもらいましょう。
 ◯キタノユウジロウは昨年11月から9戦連続で連対を続けるもっとも勢いのある馬。重賞チャレンジはこれが最初で、この舞台でどれだけできるかが見どころ。ここ3戦は全てオレワチャンピオンに先着していますが、常に20Kの斤量差があります。今回も楽しみですが、同じ斤量となるとやはり少し分が悪いとみます。
 ▲にはカネサダイマオー。近走の2戦はいずれも障害がいまひとつの内容でも、その前は常に掲示板としっかりと結果を出してきた馬。ひとつきっかけをつかめれば充分上位争いできるはずと見ています。
 △の筆頭はコウシュハレガシー。ヤングチャンピオンシップも3着、ここ2戦も内容のいい2着。このレースは端枠が気になってこの印に。しかしうまく克服してくれるかもしれません。そして障害力のあるキンツルモリウチ、ヤングチャンピオンシップ2着のジェイコマンダーにも△。

◎8 オレワチャンピオン
○6 キタノユウジロウ
▲4 カネサダイマオー
△10 コウシュハレガシー
△5 キンツルモリウチ
△7 ジェイコマンダー

3連単
8→6→4,5,7,10 各1300円 計5200円
6→8→4 800円 

3/4イレネー記念予想 荘司典子

オレワチャンピオンが文字通りチャンピオンに

 イレネーは明治43年(!)フランスからやってきたペルシュロン種の牡馬。昭和3年に20歳で亡くなるまでの間、数多くの産駒を残し、現代に繋がる十勝のばん馬の礎を築いた偉大なる"ばん馬の父"です。その功績を称え昭和5年に十勝会館前に銅像が建立されたましたが、第二次世界大戦時の金属回収で銅像は一旦姿を消し、昭和39年に競馬場の入り口に再び建立。帯広競馬場の正門脇にあるイレネー像は2代目だったんですね!北海道開拓時代からの長い長い歴史が刻まれたイレネー像。現在のばんえい競馬で唯一、馬の名前が冠された「イレネー記念」はそんな歴史の重みをしみじみと感じるレースです。
 ずっと気になっていたイレネーについて調べたら前置きが長くなりました。本題にまいりましょう。ここはヤングチャンピオンシップを制したオレワチャンピオン中心で。定量戦なら実績から考えて負けられない戦いです。
 相手はヤングチャンピオンシップ3着だったコウシュハレガシー。小柄ながら近走2着2着と調子を上げている底力に期待。同厩舎のブラックエースは先手を取って障害を上手く越えられれば上位浮上も。その2頭を2戦続けて破っているキタノユウジロウも当然抑えて。さらにジェイコマンダーもナナカマド賞でミスタカシマ、オレワチャンピオンに次ぐ3着。ヤングチャンピオンシップも2着で、近走不振といっても怖い存在。
 馬券はオレワチャンピオンから馬複で。ばん馬の父であり神様のようなイレネーが見守っているイレネー記念。このレースこそちゃんと当てないと競馬の神様に怒られてしまいますね(汗)。

◎8 オレワチャンピオン
○10 コウシュハレガシー
▲3 ブラックエース
△6 キタノユウジロウ
△7 ジェイコマンダー

馬複
8-3,6,7,10 各1500円 計6000円

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