絶好調の上がり馬キタノユウジロウから
明け3歳のチャンピオン決定戦、イレネー記念は実績も重要ですが、それ以上に近走の勢いが重要。昨年のこのレースで上位のホクショウムゲン、ジェイワン、ゴールドインパクトはみな前走3歳A1クラスで3着以内だった馬たち。このレースが定量戦のぶん、前走着順が入れ替わる形で決着しました。
よって、今回の◎には、目下3歳A1クラスを2連勝の上がり馬キタノユウジロウを推します。デビューしてからしばらくは、非力さがあって重賞にすら出走できずにいましたが、ここへ来て本当に地力をつけました。この馬は差し馬ですが、キレ味で勝負するというよりも、じわじわと伸びるタイプ。接戦に強く、高重量戦も向くでしょう。過去10年で初重賞挑戦でこのレースを制した例はなかったものの、この馬ほど勢いがあった例もなく、ここは期待しました。
○は、一冠目のナナカマド賞は軽馬場味方にミスタカシマに上手く逃げ切られましたが、二冠目のヤングチャンピオンシップでは完勝のオレワチャンピオン。休養から復帰してからは大きなハンデ差を考慮してもやや物足りないレースが続いていますが、速い流れに巻き込まれてしまっているのも確か。高重量、定量戦の今回で前半ゆったりとレースを運ぶことができれば、巻き返しがあっても不思議ではないでしょう。
▲は、ヤングチャンピオンシップの2着馬ジェイコマンダー。近走は、オレワチャンピオン以上に物足りないものがありますが、苦手の障害に専念しているのもあるのでしょう。前走ではこの馬なりに障害を上がっていましたから、ここは一考しました。また、ここへ来て体が減っていることもやや不安ですが、見た目に減っていることを感じさせないので、良しとしました。
△に3走前の3歳A1クラスではキタノユウジロウを2着に降して勝利したカネサダイマオー。基礎重量が上がった近2走では障害でスムーズさを欠いているのが不安材料ですが、完全には崩れていないので買い目に加えました。
あとはどこでも動ける強さがあり、4走前の3歳A1クラスではキタノユウジロウを撃破し、近2走でも同馬を相手に2着のコウシュハレガシー。
◎ (6)キタノユウジロウ
○ (8)オレワチャンピオン
▲ (7)ジェイコマンダー
△ (4)カネサダイマオー
△ (10)コウシュハレガシー
馬複
6-8 3000円
6-7 1400円
6-4,10 各800円