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2/25チャンピオンカップ回顧

大一番へ向け、オレノココロが復調!

 25日(日)は重賞・チャンピオンカップ(4歳以上オープン)が行われ、単勝1番人気のオレノココロが優勝。昨年のばんえい記念馬が上昇気配を見せ、年度末の大一番へ向け、照準を合わせてきました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
 1.ニュータカラコマ 11.7
 2.センゴクエース 2.4
 3.キサラキク 10.1
 4.コウシュハウンカイ 4.7
 5.オレノココロ 2.2
 6.ナカゼンガキタ 出走取消

 ナカゼンガキタが出走を取り消し、5頭での争いとなりましたが、実力、実績ともに今のばんえいを代表する馬が集結。わずかにオレノココロが1番人気に推されたものの、オッズは拮抗し、最低人気のニュータカラコマですら11.7倍。どの馬にもチャンスがあるという戦前予想になりました。

 馬場水分は1.6%でスタート。高重量も難なくこなす今回のメンバーではありますが、少頭数ということもあり、各馬様子をうかがいながら中間点を通過。大きく遅れる馬もなく、差なく第2障害を迎えました。
 最初に仕掛けたのは、障害巧者のニュータカラコマ。他馬は静観の構えでしたが、ニュータカラコマがひと腰で天板に達したのを合図とするように、オレノココロ、コウシュハウンカイ、センゴクエースが動きます。ニュータカラコマは難なく突破してリードを広げにかかりますが、オレノココロがスムーズに障害を突破して追撃態勢。遅れてセンゴクエースもクリアし、前の2頭を追いかけます。同じような差でコウシュハウンカイが4番手。キサラキクは障害で詰まり、絶望的な差となってしまいました。
 リズム良く逃げていたニュータカラコマでしたが、徐々にその差は詰まりはじめ、残り10メートル付近で脚いろが鈍ります。そこへ襲いかかったのがオレノココロ。こうなればこの馬の勝ちパターンで、自慢の末脚は最後まで衰えることなく、一直線にゴール線を突破しました。ただ、それ以上の脚いろで追い込んできたのがセンゴクエース。オレノココロには届かなかったものの、ゴール線上でニュータカラコマを捉えて2着を確保しました。最終的にニュータカラコマはソリの後端が残った状態でストップし、2着から10秒8離れた3着となりました。

 勝ったオレノココロはこれが重賞16勝目。ゆったりとしたペースが幸いしたのか、第2障害をすんなり突破できたのが今回の勝因でしょう。岩見沢記念以来、約5カ月ぶりの重賞勝ちとなり、ばんえい記念へ向けて勢いづいたはず。引き続き要注目の存在です。
 センゴクエースは1秒7だけ届かず2着に敗れましたが、鋭い末脚は目をみはるものがありました。今年で6歳を迎え、着実に力をつけている印象。今後の重賞でも好勝負が期待できそうです。

成績はこちら
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鈴木恵介騎手「第2障害で最初にニュータカラコマが仕掛けたのを見て、天板まで登ったあたりで自分も仕掛けようと考えていました。障害を越えてからは先頭と結構離れていたので、なんとか頑張ってくれと思いながら追いました。ゴール前20メートルあたりでかわせそうな手応えを感じましたね。来月のばんえい記念に向けて2連覇を目指しますので、応援よろしくお願いします」

2/25チャンピオンカップ予想 須田鷹雄

2018年2月25日(日)

斤量有利なオレノココロ

 今季重賞3勝で850キロとなったコウシュハウンカイはさすがに不利。単純に相対比較だと820キロの2頭が実績に照らして有利だが、特に◎オレノココロはかなり勝利に近いのではと思う。
 昨年のこのレースでは4着だったが、当時は実績ある先輩たちに20キロ重量差を与えてのレース。今年は有利な側に立ってここを勝ち、ばんえい記念に向けて勢いをつけるだろう。

 同じ重量でも、○センゴクエースのほうは820キロという絶対値に不安が残る。800キロ台3回目で820キロは初経験。スピードが勝ったタイプなので高重量寄りになればなるほど不安ではある。10キロの差があっても慣れている▲ニュータカラコマと五分というところではないだろうか。
 
 △に3着ならばありうると見てコウシュハウンカイと、キサラキク。軽ハンデで先行した場合のナカゼンガキタも多少怖いのだが、これまでに経験している重量と760キロとの乖離を考えると手を出せなかった。


◎オレノココロ
○センゴクエース
▲ニュータカラコマ
△コウシュウウンカイ
△キサラキク

3連単
5→2,1→2,1,4,3 各1000円 計6000円

2/25チャンピオンカップ予想 荘司典子

オレノココロ3回目の制覇へ

 今シーズンの重賞優勝馬に出走資格があるチャンピオンカップ。ありそうで実はあまり無い珍しい条件の戦いですよね。1ヵ月後のばんえい記念へ向けての重要な前哨戦でもあり、6頭と頭数は少ないですがレース名の通りチャンピオンたちが揃いました。
 2015年、2016年の覇者オレノココロ。昨年のばんえい記念を制したあと、今季は常勝する勢いかと思いきや障害に課題があり勝ち切れないレースが多々...おかげで私も負けが込んでいますが、それをオレノココロのせいにしちゃいけませんね(汗)。昨年のレースでは840kgをひき4着。今年は820kgで出走できるのは好材料。障害さえ楽に越えられればその先の力強さは実証済み。カネサブラックに並ぶ3度目のチャンピオンカップ制覇も夢ではありません。
 NARグランプリ2017でばんえい最優秀馬に輝いたオレノココロ。翌々日27日(火)には東京都内で式典が行われます。鈴木恵介騎手をはじめ陣営のみなさんもチャンピオンカップを勝って気分良く授賞式に出席したいところ。勝利に向けて力が入っているのではないでしょうか。
 コウシュハウンカイは2015年、2016年連続2着、2017年は3着。850kgは厳しいとはいえ、大きく飛躍した今季の勢いを考えれば悲願達成も夢ではありません。
 そして実は私、仕事で帯広に訪れ、23日金曜日の朝調教を見学させていただきました。その際にセンゴクエースが力強く稽古している様子を見ることができたんです。実際に出会うことができた縁も大切に、馬券に反映させたいと思います。
 今回は以上3頭に絞って3連単BOXで勝負です!

◎5オレノココロ
○4コウシュハウンカイ
▲2センゴクエース

3連単
2,4,5 BOX 各1000円 計6000円

2/25チャンピオンカップ予想 山崎エリカ

ニュータカラコマの復活に期待

 2008年のこのレースでは、5歳馬のツジノコウフクがトップハンデのカネサブラック、ナリタボブサップとのハンデ60kg差を生かして、それらを一蹴したことがありました。しかし、それ以降は、ほとんどトップハンデの馬が勝ってばかりです。

 過去10年で馬券圏内にトップハンデ馬が入らなかったのは、2012年、2013年、そして昨年のみ。2012年、2013年はカネサブラックがハンデ830kg以上を背負わされた年。昨年はオレノココロがハンデ840kgを背負わされた年です。ハンデ840kg以上を背負うと、他馬との対比でさすがに厳しくなってはきますが、ハンデ830kgならばギリギリの範囲内。一昨年のこのレースでは、オレノココロがハンデ830kgを背負って優勝しています。

 よって、◎には、昨夏のばんえいグランプリの覇者ニュータカラコマを推します。この馬は昨秋の北見記念で戦列復帰してからは、トップハンデを背負う立場ということもあって、不振が続いていました。しかし、負け続けたことによって、今回はトップハンデを背負わなくてもいい立場。さらに前走のオープンで、勝ち馬と1.8秒差(3着)と復調の兆し。ここは復活を期待してもいいでしょう。

 ○は、近走スランプ気味ですが、それでも掲示板を外しておらず、実績は圧倒的にナンバー1のオレノココロ。また、この馬は昨年のこのレースでは崩れたものの、2015年、2016年はトップハンデを背負って2連覇。トップハンデを背負わなくてもいい立場の今回は上位争いを期待したいところです。

 ▲は、障害に不安があるために古馬相手の重賞ではなかなか人気に応えられずにいましたが、昨年11月のドリームエイジカップを制してようやく軌道に乗ったセンゴクエース。今回はドリームエイジカップよりも重量を背負いますが、近走の障害が安定しているだけに、通用しても不思議ありません。

 あとは△に、今回は酷なトップハンデ850kgを背負いますが、今シーズンの重賞で3勝、2着3回のコウシュハウンカイ。相手候補が近走物足りないオレノココロと、高重量に課題のあるセンゴクエースでは心許ないので、警戒することにしました。

 他では今年1月のヒロインズカップを制して、牝馬最強の座を確固たるものにしたキサラキク。相手候補に何かしらの不安がある中でのメンバー中、最軽量での出走。障害が不安定なところはありますが、ヒロインズカップ同様にしっかりと障害さえ越えてくれれば、直線でしっかりと伸びてくるでしょう。前走では負担の少ない軽量戦を使っているのも好ましいです。


◎ (1)ニュータカラコマ
○ (5)オレノココロ
▲ (2)センゴクエース
△ (4)コウシュハウンカイ
△ (3)キサラキク

馬複
1-5 3000円
1-2,3,4 各1000円 計3000円

2/25チャンピオンカップ予想 矢野吉彦

3強に割って入るキサラキク

 早いもので、今季も残すところあと4戦となりました。当情報局の上位争いは熾烈な三つどもえになっていますが、一発ドカンと大きい馬券が当たれば、まだまだ大逆転の可能性は十分残されています。何とか上位争いに加わったまま、最後のばんえい記念を迎えたいところです。
 今週のチャンピオンカップは少頭数のレースで、しかもナカゼンガキタが取り消しちゃっただけに、ズバリ当たればいいのですがハズレると後がタイヘン。今後へ向けた運命の分かれ道になりそうな気がします。
 私の狙いはキサラキク。オレノココロ、センゴクエース、ニュータカラコマの3頭に絞る手もありますが、あえてそこに同馬が割って入ることを期待してみました。
 ということで、馬券はまず1頭軸3連複。上記3頭を相手に2000円ずつ買えば計6000円になるのですが、コウシュハウンカイが絡んできたときの保険を残しておきたいので1500円ずつとしておきます。そして、キサラキクとコウシュハウンカイの2頭軸3連複で上記3頭へ500円ずつ流します。
 ウーン、"3強"で決まっちゃったらショックだなぁ。でもまぁ、それはしょうがないですよね。では、今回はこのへんで。

◎3 キサラキク
〇5 オレノココロ
▲2センゴクエース
△1ニュータカラコマ
△4コウシュハウンカイ

3連複1頭軸ながし
3→5,2,1 各1500円 計4500円
3連複2頭軸ながし
3,4→5,2,1 各500円 計1500円

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