ニュータカラコマの復活に期待
2008年のこのレースでは、5歳馬のツジノコウフクがトップハンデのカネサブラック、ナリタボブサップとのハンデ60kg差を生かして、それらを一蹴したことがありました。しかし、それ以降は、ほとんどトップハンデの馬が勝ってばかりです。
過去10年で馬券圏内にトップハンデ馬が入らなかったのは、2012年、2013年、そして昨年のみ。2012年、2013年はカネサブラックがハンデ830kg以上を背負わされた年。昨年はオレノココロがハンデ840kgを背負わされた年です。ハンデ840kg以上を背負うと、他馬との対比でさすがに厳しくなってはきますが、ハンデ830kgならばギリギリの範囲内。一昨年のこのレースでは、オレノココロがハンデ830kgを背負って優勝しています。
よって、◎には、昨夏のばんえいグランプリの覇者ニュータカラコマを推します。この馬は昨秋の北見記念で戦列復帰してからは、トップハンデを背負う立場ということもあって、不振が続いていました。しかし、負け続けたことによって、今回はトップハンデを背負わなくてもいい立場。さらに前走のオープンで、勝ち馬と1.8秒差(3着)と復調の兆し。ここは復活を期待してもいいでしょう。
○は、近走スランプ気味ですが、それでも掲示板を外しておらず、実績は圧倒的にナンバー1のオレノココロ。また、この馬は昨年のこのレースでは崩れたものの、2015年、2016年はトップハンデを背負って2連覇。トップハンデを背負わなくてもいい立場の今回は上位争いを期待したいところです。
▲は、障害に不安があるために古馬相手の重賞ではなかなか人気に応えられずにいましたが、昨年11月のドリームエイジカップを制してようやく軌道に乗ったセンゴクエース。今回はドリームエイジカップよりも重量を背負いますが、近走の障害が安定しているだけに、通用しても不思議ありません。
あとは△に、今回は酷なトップハンデ850kgを背負いますが、今シーズンの重賞で3勝、2着3回のコウシュハウンカイ。相手候補が近走物足りないオレノココロと、高重量に課題のあるセンゴクエースでは心許ないので、警戒することにしました。
他では今年1月のヒロインズカップを制して、牝馬最強の座を確固たるものにしたキサラキク。相手候補に何かしらの不安がある中でのメンバー中、最軽量での出走。障害が不安定なところはありますが、ヒロインズカップ同様にしっかりと障害さえ越えてくれれば、直線でしっかりと伸びてくるでしょう。前走では負担の少ない軽量戦を使っているのも好ましいです。
◎ (1)ニュータカラコマ
○ (5)オレノココロ
▲ (2)センゴクエース
△ (4)コウシュハウンカイ
△ (3)キサラキク
馬複
1-5 3000円
1-2,3,4 各1000円 計3000円