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今週の見どころ(5/5~5/7)

2018年5月 4日(金)

 今週からいよいよ2歳戦がスタート。4月8日に行われた第1回能力検査を突破した若駒たちが続々とデビューを迎えます。1番時計の1分27秒7をマークしたジェイエース(牡・松井浩文厩舎・父ウンカイ)は、6日(日)第5レースに出走予定。
 明日のスーパースターたちがどのような走りを見せてくれるのか期待が高まります。

帯広競馬場でのイベントはこちら

【第2回開催4日目】
 5月5日(祝・土)のメイン第10レースは、「菖蒲特別」(B1級-1・2組決勝、20:10発走予定)
 ◎ホクショウメジャーは前走コンマ2秒差の2着惜敗。しかし、障害ひと腰からゴール寸前まで先頭とこの馬の競馬はできていました。前走僅差で先着されたサカノテツワンが出走を見送ったのでここは負けられないでしょう。
 ○アアモンドロシアは今季2、2、1着と安定感抜群。この3戦の内容は障害を早めに仕掛け、そのままひと腰かふた腰で上げられているというもの。その分終いの脚は甘くなってしまいますが、このような競馬ができるようであれば負担重量が軽いシーズン前半戦は崩れにくいと思われます。
 ▲オメガグレートはレースぶりにムラがありますが、今年3月にA2級を勝利しているように実力は確か。前走1、2着馬に離された3着でしたが、展開一つで流れ込みは可能.
 △ブチオは今季2走してともに2着。同型の先行馬が多い今回のメンバーですが、障害をひと腰で越えられているように好調をキープしていますので、前走先着されたアアモンドロシアを含め、逆転まであります。

【第2回開催5日目】
 5月6日(日)のメイン第10レースは、さつき特別(A1級混合・20:10発走予定)。オープン馬はトレジャーハンター1頭のみで、6頭はA1級馬、残り3頭はA2級馬です。
 注目は今季初出走でも近2戦とも2着の◎アサヒリュウセイ。前走の陽炎特別は、のちに今季最初の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(BG2)で2着に入るセンゴクエースに完敗でした。昨季終盤は強敵相手と戦ってきたこともあり勝ち切れていませんが、年度が替わりクラス改編によるオープンからA1への降級もあったということで今季初戦から勝ち負けに期待できます。
 ○トレジャーハンターは出走メンバー中唯一のオープン馬。昨季はオープンでも善戦しており、その先行力はメンバー中上位でありますが、ゴール板手前で止まる場面が多々あります。このメンバーなら障害を先頭で越えてそのまま押し切る場面は容易に想像できますが、ここは相手まで。
 ▲フウジンライデンは、近2走は世代限定戦で、マルミゴウカイといったこの世代を代表する馬に完敗でしたが、3走前の深雪特別ではほかの馬が第2障害でひと息入れている間に障害を突破。最後は2着ニシキエ-カンに詰め寄られたものの強い競馬でした。今季初戦でも期待十分です。
 以下、展開次第ではありますが、△キンメダル△ニシキエ-カンの流れ込みにも警戒しておくべきでしょう。

【第2回開催6日目】
 5月7日(月)のメイン第10レースは、スーパージョッキー賞(3歳以上選抜・20:05発走予定)。昨季のリーディング上位騎手がB級馬に騎乗し争います。
 巻き返しを狙う◎ハクタイホウに注目です。前走のミズバショウ特別では1番人気に推されるも、勝ち馬コウリキの早仕掛けにつられていってしまった結果、障害を苦戦し7着大敗。実力はメンバー中トップクラスですからここで何とか勝ち癖をつけたいところ。
 ○ヤマノウンカイは前走春駒特別で6着だったものの、障害はひと腰で越えている障害巧者。前で競馬をする馬が少ないこのメンバーなら持ち前の障害力で逆転まであるでしょう。
 ▲ライデンティダは前走春駒特別で5着。今季3走は1、3、5着と安定した成績でいます。どちらかというと末脚で勝負する馬なので、先行馬が障害で苦戦するようであればチャンスは十分にあります。
 △サクラダイチは前走8着に敗れましたが、前で競馬ができるのが魅力です。前述したとおり、同型が少ないので障害をスンナリ越えられれば逃げ残りまであるでしょう。

ばんえい十勝オッズパーク杯 予想結果

2018年4月30日(月)

目黒:3連単1000円的中! 収支+10,800円
矢野:3連単300円的中! 収支-960円
荘司:3連複600円的中! 収支-2,100円
斎藤:ハズレ(返還2,000円) 収支-4,000円
須田:ハズレ 収支-6,000円
山崎:ハズレ 収支-6,000円

紅組  +2,700円
白組  -10,960円

4/29ばんえい十勝オッズパーク杯回顧

2018年4月29日(日)

コウシュハウンカイが独走で連覇達成!


 29日(祝・日)は今シーズン初の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(4歳以上オープン)が行われ、単勝1番人気のコウシュハウンカイが優勝。昨年度に続くこのレース連覇を果たすとともに、重賞8勝目を挙げました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
 1.サクラリュウ 27.4
 2.ホクショウユウキ 競走除外
 3.キサラキク 67.0
 4.オレノココロ 5.1
 5.コウシュハウンカイ 1.8
 6.マルミゴウカイ 14.8
 7.フジダイビクトリー 34.4
 8.ソウクンボーイ 15.1
 9.センゴクエース 3.3

 ホクショウユウキが競走除外となり8頭立て。昨年の覇者でスピード勝負にも対応できるコウシュハウンカイが、単勝1倍台の圧倒的な1番人気に推されました。高いレベルで安定しているセンゴクエースが2番人気で続き、ばんえい記念馬オレノココロが3番人気。これらの重賞常連馬に、勢いのあるマルミゴウカイやソウクンボーイがどう対峙するかが焦点となりました。

 馬場水分は0.9%と重め。それでも700キロ台前半の荷物なら各馬ともお手のもので、軽快に第1障害を突破します。ペースを握ったのは1番人気のコウシュハウンカイ。後続も遅れず追走していましたが、第2障害手前で1頭だけ2馬身ほど抜けた状態となり、最大の勝負どころを迎えました。
 真っ先に動いたのは、そのコウシュハウンカイ。一気に天板まで登り切り、砂煙を上げながら最後の平坦路に向かいます。多少遅れて仕掛けたなかでは、サクラリュウがスムーズな登坂を見せて2番手。やや離れてマルミゴウカイとセンゴクエースが続き、フジダイビクトリーとオレノココロもこの圏内でクリアしました。
 先頭のコウシュハウンカイは、グングンと後続を突き放してセーフティーリードを築きます。むしろ追っていたサクラリュウが苦しくなり、残り20メートル付近ではマルミゴウカイとセンゴクエースがこれをかわす勢いに。その争いを尻目に、コウシュハウンカイは楽な手応えのまま独走。結局7秒6差をつけて、先頭で荷物を運び切りました。注目の2着争いは、ゴール手前で鋭く伸びたセンゴクエースが制し、これに食い下がったマルミゴウカイが3着となりました。

 連覇を果たしてスピード上位を示したコウシュハウンカイですが、昨季は帯広記念も制しており、いまや現役最強のオールラウンダーと言って過言ではないでしょう。スタートから主導権を握り続けて勝った内容も良く、今シーズンも引き続き活躍が期待できそうです。
 昨年のこのレースでは6着だったセンゴクエースが、年齢をひとつ重ねて2着に前進。これで昨年11月のオータムカップから12戦続けて3着以内を確保しています。よりいっそうの成長が望める6歳馬だけに、さらなる飛躍を期待したいと思います。

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藤本匠騎手「前走は久しぶりのレースでピリピリ気が立っていたようでしたが、松井厩舎一丸となってしっかり仕上げてくれて、この結果につながりました。スタートから手ごたえも良く、障害を降りてから後続馬との差があり走りも力強かったので、これは負けないなと思いました。きょうの出来は最高でした」

4/29ばんえい十勝オッズパーク杯予想 山崎エリカ

シーズン初めは、オレノココロの実績を信頼

 今シーズン最初の重賞ばんえい十勝オッズパーク杯。このレースは前年度の獲得賞金順が出走条件となっており、トップクラスはもちろんのこと、格下の馬でも賞金を稼いでいれば出走が可能です。そうなるとハンデ差を生かした格下の馬の活躍が大いにありそうですが、砂の入れ替えにより馬場がタフになっているので、下剋上は滅多に起こりません。

 軽ハンデ馬がスピードを生かして押し切るのは難しく、このレースの過去10年を振り返っても、軽ハンデ馬の優勝は2010年のナカゼンスピードのみ。3着以内を見ても2011年の3着馬トレジャーハンターのみです。つまり、昨シーズンのばんえい記念上位馬を始めとする、重賞勝ち馬を中心に予想を組み立てるのがベストということになります。

 よって、◎には、昨シーズンのばんえい記念で二連覇を達成したオレノココロを推します。この馬は、昨シーズン前半は不振でしたが、それでも昨年のこのレースでは2着。後半で調子を取り戻して重賞4勝を挙げました。今回は前開催のスプリングカップを跛行で除外されたことで、大レースの反動云々と言われてやや人気を落としそうですが、最悪の状況ならばレースを使わないはず。個人的には大きく割り引く必要ないと見て本命としました。

 ○は、6歳になってから本格化し、昨シーズンの重賞では2度連対、直近のばんえい記念でも4着のサクラリュウ。前走のスプリングカップは、第二障害手前で3枠のキサラキクにじゃれて噛みつきに行き、立て直せばヨレて5枠のセンゴクエースの進路に侵入する「かわいいじゃないか!」の内容。本来の能力を出し切れなかった一戦でした。隣に牝馬のいない今回は、巻き返しを期待します。

 ▲は、昨シーズンはこのレースを含めて重賞3勝のコウシュハウンカイ。昨シーズンは、オレノココロが前半不振だったのに対して、この馬は前半が好調。後半はハンデを積まれていたこともあってやや不振でしたが、それでもばんえい記念では、第二障害であわやひと腰と思うほど、勢いよく障害を上げて3着。直線で一旦は他馬を引き離しながらも最後に詰まってしまうあたりがこの馬らしいですが、現役馬の中ではオレノココロに次ぐ存在であることは確か。ここも軽視禁物でしょう。

 あとは△に昨シーズンは古馬重賞のドリームエイジカップを制覇し、チャンピオンカップでも2着と善戦したセンゴクエース。どんどん馬体がたくましくなるとともに、不安のあった障害が安定するとともに成績が充実。古馬トップクラスが相手となると、まだ不安な面もありますが、上位に食い込める力は十分あるでしょう。

 他では昨シーズンは重賞勝ちこそないものの、それでもばんえい記念で2着に善戦するあたりはさすがのフジダイビクトリー。しかし、この馬は過去に3度このレースに挑戦して全て5着以下。シーズン初めの時計の速い決着は割引が必要ですが、これまでよりもライバルが減ったことにより、もう少し上の着順が拾えても不思議ないでしょう。

 ◎ (4)オレノココロ
 ○ (1)サクラリュウ
 ▲ (5)コウシュハウンカイ
 △ (9)センゴクエース
 △ (7)フジダイビクトリー

 馬複
 1-4 2000円
 4-5 2500円
 4-9 1000円
 4-7 500円

4/29ばんえい十勝オッズパーク杯予想 荘司典子

コウシュハウンカイの連覇に期待

 昨年度も一発逆転を夢見て馬券を買い続けましたが、またしても授業料を納めて終わった1年に。本当に情けないです。今年度も予想メンバーに加えていただいたこと感謝しております。もはや私の予想を外して買ったほうが当たるという逆神状態でしたが、実は△を打った馬が意外と活躍してたんですよね。今年は「△の荘司」と自覚して、再出発したいと思います。
 さあ、ばんえい十勝オッズパーク杯です。ここ3年、オレノココロとコウシュハウンカイが1、2着争いをしているレース。2015年1着オレノココロ2着コウシュハウンカイ。2016年1着オレノココロ2着コウシュハウンカイ。2017年1着コウシュハウンカイ2着オレノココロ。今年もまた当然のように人気を集めそうな2頭ですが、前走・開幕日のスプリングカップで第2障害を最初に力強く越え、そのまま快勝したコウシュハウンカイの連覇に期待します。
 相手筆頭はオレノココロと言いたいところですが、スプリングカップは除外となって仕切り直しの一戦のぶん、センゴクエースを上に取りたいと思います。抜群の安定感を誇った昨年度、今季は更に力を付けて飛躍して欲しいですね。
 注目の荘司の△は今回3頭。まず、勢いあるソウクンボーイ。そしてスプリングカップ組から、一線級相手に3着に健闘したマルミゴウカイ。キサラキク相手にやんちゃなところを見せて大敗したサクラリュウまで。特にサクラリュウは集中してレースができれば力はある馬なのに。馬っ気の強さ...嫌いじゃないです(笑)
 △の馬が好走した場合を考え、しばらくは本命◎を軸とした3連複で勝負します。

◎⑤コウシュハウンカイ
○⑨センゴクエース
▲④オレノココロ
△⑧ソウクンボーイ
△⑥マルミゴウカイ
△①サクラリュウ

3連複
5-1,4,6,8,9 600円 計6000円

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