ゴールデンフウジンの充実度に期待
昨年度の三冠レースは、3頭が分け合う形。さらにトライアルのすずらん賞、ライラック賞ともに勝ち馬が異なるように、昨年のマルミゴウカイや一昨年のセンゴクエースのような主役不在。また、このレースは、ばんえいダービー馬が有力な傾向がありますが、昨年の同レース優勝馬メジロゴーリキは、その後1勝もしておらず、さらにハンデも重いとなると、過大評価はできないでしょう。
そうなると期待したくなるのはトライアル組ですが、すずらん賞もライラック賞も接戦で、どの馬も一長一短あるレースぶりだっただけに......。そこで今回は、別路線組に期待することにしました。
よって、◎には、2歳一冠目のナナカマド賞の覇者、ゴールデンフウジンを推します。この馬は、昨シーズンは約8カ月半も休養し、昨年12月に復帰。近4走で3勝、3着に敗れた前々走のスタリオンカップでも古馬トップクラスを相手に先手を主張。早仕掛けもあって障害では苦戦したものの、ここへ来ての充実度が窺える内容でした。今回は、イレネー記念以来の重賞挑戦となりますが、ハンデにも恵まれ、重量690kgならば何とかしてくれるのでは?
○は、昨年のはまなす賞の勝ち馬で、近走の充実度が窺えるもう一頭のミノルシャープ。この馬は、障害を降りてから鋭く伸びて来ることが多いですが、最後に差し返される場面が多いのも確か。一方、崩れることが少ないので対抗評価としました。
▲は、ばんえいダービー3着を始め、重賞では上位常連のジェイワン。前走は障害でスムーズさを欠きましたが、降りてから鋭く伸びて勝利。障害にムラのある馬ですが、重賞となれば他馬もスムーズさを欠く可能性が高いだけに、他との対比で3番手評価としました。
以下△に前に行けば粘り強く、前哨戦のライラック賞を含めて目下3連勝のウンカイタイショウ。昨年のばんえい大賞典の勝ち馬で、すずらん賞、ライラック賞ともに2着と好走したカネサスペシャル。
あとは、ばんえいダービーのときのように、早めに障害を降ることがポイントとなりますが、大型馬で高重量戦は得意のメジロゴーリキ。他では、端コースはマイナスですが、昨年のばんえいダービー2着馬で、すずらん賞・1着、ライラック賞・3着のマツカゼウンカイ。
◎(6) ゴールデンフウジン
○(9) ミノルシャープ
▲(8) ジェイワン
△(1) ウンカイタイショウ
△(4) カネサスペシャル
△(2) メジロゴーリキ
△(10) マツカゼウンカイ
馬複
6-8,9 1500円
6-1,4 1000円
6-2,10 500円 計6000円