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7/1柏林賞回顧

ジェイワンが悲願の重賞初制覇!

 1日(日)は重賞・柏林賞(4歳オープン)が行われ、単勝4番人気のジェイワンが優勝。イレネー記念2着、ばんえいダービー3着など世代上位の力を示し続けてきた力量馬が、悲願の重賞初制覇を果たしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1ウンカイタイショウ 4.0
  2メジロゴーリキ 21.4
  3ナカゼンガキタ 73.3
  4カネサスペシャル 7.1
  5シンエイボブ 47.7
  6ゴールデンフウジン 3.5
  7ホクショウムゲン 37.8
  8ジェイワン 4.9
  9ミノルシャープ 4.6
 10マツカゼウンカイ 16.2

 実績をとるか勢いをとるか、難解なメンバー構成となりました。ゴールデンフウジンが3.5倍で1番人気に推されたものの、ウンカイタイショウが4.0倍、ミノルシャープが4.6倍、ジェイワンが4.9倍、そしてカネサスペシャルが7.1倍と、上位勢は混戦模様。今後を占う意味でも、非常に興味深い一戦となりました。

 まだ若い4歳馬とはいえ、700キロ前後ならこれまでも曳いている重量。馬場水分2.3%のなか各馬とも強気のレースを展開し、軽快に中間点を突破します。ゴールデンフウジン、メジロゴーリキ、ナカゼンガキタ、ジェイワンといった面々にミノルシャープも加わり、あっという間に第2障害を迎えました。
 息を入れるのもそこそこに、ゴールデンフウジンとナカゼンガキタが登坂を開始。やや遅れてメジロゴーリキが仕掛け、これにシンエイボブ、ミノルシャープが続くと、他馬も続々と障害に挑みます。わずかにメジロゴーリキが先頭で障害を下り始めますが、並んでカネサスペシャル、ナカゼンガキタ、ミノルシャープ、シンエイボブも突破。少し間をおいて、マツカゼウンカイとジェイワン、ゴールデンフウジンが追撃態勢に入りました。
 残り30メートル付近では8頭が入り乱れる大激戦。ただ、そのなかでも明らかに違う脚いろで追い込んできたのがジェイワンとゴールデンフウジンでした。徐々に先団との差を詰め、残り10メートルでジェイワンが一気に先頭。そして1馬身ほど後方を進んだゴールデンフウジンが、同じような脚いろで2番手に浮上します。しかし、この2頭の差は詰まることがなく、結局ジェイワンが1分36秒0の高速決着に終止符を打ち、初のタイトル奪取を果たしました。1秒7差の2着にゴールデンフウジン。さらに1秒7差の3着にはシンエイボブが入線しました。

 ジェイワンは父がカネサブラック、母が2005年のばんえいオークス馬のウィナーサマーという良血。これまでも世代屈指の力があることは証明していましたが、今回の勝利で名実ともに4歳世代のトップホースとして数えられる存在になりました。多少障害に手間取っているレースぶりからも、さらなる伸びしろがありそう。今後も要注目の存在です。

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鈴木恵介騎手「ジェイワンはデビューからなかなか重賞を勝ち取ることができなかったので嬉しいです。初騎乗でしたが、練習で触ったり今までもレースを見ていたので、特徴はわかっていました。レースでは好スタートを切れて、ハンデをもらっていたので、位置取りも思う通りにできました。障害で止まる可能性がある馬なので、まわりを見て息を入れながら進め、障害の天板も辛抱して上がってくれました。ゴール前は混戦でしたが、この馬の力を信じていました。まじめな馬なのでこれからが楽しみです」

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