キンメダルがキンメダルを狙う
定量戦で行われるばんえいダービーは、真の3歳世代ナンバー1決定戦です。そして注目はなんと言っても、これまでの同世代対決では無敗のセンゴクエースでしょう。しかし、センゴクエースは、ばんえい菊花賞ではヒヤヒヤものでした。確かに障害で膝をついてもすぐに立て直して勝ちきるあたりが、この馬の強さかもしれませんが、ただ、やっぱりこれまでのこの馬のレースを見る限り、障害でふた腰目が入りづらいところがあります。
重量720㎏のばんえい菊花賞で障害をひと腰で超えられなかったセンゴクエースが、重量730㎏で越えられるのかと聞かれれば、馬場がよっぽど軽くなければ厳しいでしょう。実際に重量730㎏の前走・知床特別でも、なかなかふた腰目が入らずに前残りを許してしまっています。よって、センゴクエースが同世代対決で敗れるとすれば、このパターンではないかという気がします。
よって、◎にはばんえい菊花賞では、実に惜しい2着だったキンメダルを推します。この馬は、その後は古馬相手にしっかり勝利しており、打倒センゴクエースの一番手。センゴクエースよりも先に障害を降れるのがこの馬の強みであり、これまでのように自分のペースの競馬が出来れば連対確保はしてくる可能性大です。
○ははまなす賞が圧巻の内容で、ばんえい菊花賞でも3着のコウリキ。近走でもキンメダルよりも重いハンデを背負って、それほど差のないレースをしていることを考えると有力視は当然でしょう。
▲はここへ来て力をつけて、前走のばんえいオークスでは堂々の逃げ切り勝ちを決めたホクショウモモ。今回は相手が更に強化されますが、今の勢いならば通用しても不思議ありません。
△に前記のセンゴクエース。他ではばんえい菊花賞4着、ばんえいオークス3着など、2分前後の決着では、まず、崩れないメムロコマチ。あとはばんえいオークスは前を追い駆け過ぎて、障害で手間取る結果となりましたが、ばんえい大賞典を勝利した時のように末脚に託す競馬ならば面白いシリウス。
◎ (4)キンメダル
○ (9)コウリキ
▲ (6)ホクショウモモ
△ (8)センゴクエース
△ (5)メムロコマチ
△ (7)シリウス
馬複
4-9 1500円
4-6,5 800円 計1600円
4-8 2500円
4-7 400円