11月22日(日)のメインには、重賞・ドリームエイジカップが組まれています。4歳・5歳・6歳・7歳・8歳以上の各世代から通算収得賞金順で上位の各2頭が出走。第1回からの過去5回では、キャリア豊富な8歳以上が3勝、2着3回、3着2回の好成績ですが、減量がある4歳も2着1回、3着2回と上位に食い込んでいます。
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【第17回開催1日目】
11月21日(土)のメイン第10レースは、五稜郭特別(A1級・20:10発走予定)。
2開催前の能取湖特別(10月24日・A1級)を制しているダイコクパワーに注目します。続く近2走は降雨のため軽めの馬場状態。決め手勝負のこの馬にとっては厳しい流れでしたが、それでもA1級平場戦2着、前開催のトドワラ特別(A1・A2級決勝混合)3着と崩れなかったのは成長の証でしょう。本走路のヒーティング稼働2週目なら馬場も重くなるはずで、展開が緩くなれば、前走で崩れた障害も立て直してくるでしょう。巻き返しに期待します。
能取湖特別2着のトレジャーハンターは、トドワラ特別では7着。第2障害は2番手で越えたものの、後続にどんどん抜かされてしまい、1番人気にこたえることができませんでした。こちらも軽めの馬場に泣いた印象。馬場さえ回復すれば、今季A1級特別(混合戦含む)4勝の実力を見せつける場面がありそうです。
サクラリュウは、A1昇級初戦の能取湖特別こそ障害で崩れ6着も、トドワラ特別ではひと腰先頭クリアから2着に踏ん張りました。軽馬場の恩恵はあったかもしれませんが、クラス慣れを感じさせる走り。引き続きの735キロなら上位争いできそうです。
カンシャノココロは能取湖特別が3着で、トドワラ特別が5着。初の730キロだった前走も障害はふた腰でまとめており、安定したレースぶりが光ります。
【第17回開催2日目】
11月22日(日)のメイン第10レースは、重賞・第6回ドリームエイジカップ(4歳以上選抜・20:10発走予定)。
北斗賞、ばんえいグランプリと今季重賞2勝のフジダイビクトリーに注目。前々走の北見記念(10月25日)では最大30キロ差のトップハンデで、珍しく障害で苦戦したものの4着と崩れず。前開催のオータムカップ(オープン-1組)は、ニュータカラコマが1分36秒0のハイタイムで逃げ切ったスピード競馬にも対応し2着と、レースぶりに幅が出て成長がうかがえます。今回もトップハンデですが、牡馬の間では最大20キロ差なら勝機も十分といえます。
北見記念では7着だったニュータカラコマは、負担重量が110キロも軽くなった前走オータムカップで巻き返しに成功。今回は重賞ですが、前走から10キロ重くなるだけなら、心配なし。フジダイビクトリーを寄せつけなかった前走の再現もありそうです。
インフィニティーは昨季の初勝利がこのドリームエイジカップでした。今季もここまで未勝利ですが、障害も安定しており、「そろそろ」という感もあります。
北見記念では5着とはいえ見せ場のなかったホクショウユウキは、続く前走のオープン-2組特別をあっさり逃げ切って、リズムを取り戻しています。
北見記念6着、オータムカップ7着のオレノココロは、障害さえまともなら、上位進出が見込めます。
この日の第9レースには、南北海道産駒特別(2歳産地限定・19:30発走予定)が組まれています。12月28日に予定されている重賞・ヤングチャンピオンシップの予選第4弾で、石狩、後志、渡島、檜山、胆振、日高管内及び北海道外産馬の限定戦です。
2歳シーズン一冠目・ナナカマド賞(10月12日)を制したフウジンライデンのみ賞金別定重量の加増があり、他馬より15キロ(牝馬とは35キロ)重い負担重量での出走です。とはいえ、その他9頭の前走が2歳B級かC級ということを考えれば、逆にこれくらいのハンデ差は克服して当然。ヤングチャンピオンシップでの二冠制覇へ向け、内容、結果とも問われるレースといえるでしょう。
格付で言えば、前走が2歳B級-1組戦だった牝馬ライデンハートが2番手。フウジンライデンと同じカゲシュウホー産駒で、8月に行われた白菊賞(2歳牝馬オープン)で僅差の5着があります。
【第17回開催3日目】
11月23日(祝・月)のメイン第10レースは、知床賞(オープン・20:10発走予定)。
通算収得賞金上位馬が、前日の重賞・ドリームエイジカップへまわったため、やや寂しいメンバー構成となりました。前開催のオータムカップ(オープン-1組)からは3頭が参戦していますが、なかでも注目は4着だったショウチシマシタ。ニュータカラコマに逃げ切りを許し、フジダイビクトリー、オイドンには差されましたが、ゴール寸前まで2番手をキープと見せ場がありました。今回と同じく重賞の裏オープン戦だった前々走の十勝岳特別(10月31日)では、楽々と逃げ切っており、勝機十分でしょう。
オイドンはオータムカップでは、ゴール寸前でショウチシマシタを捕えて3着。前々走の重賞・北見記念では見せ場なく敗れました(10着)が、立て直され、決め手を生かしたこの馬らしいレースができました。今回は前走と同様、賞金別定の増量が20キロですが、最大40キロ差のトップハンデになるのがやや心配。とはいえ、実力を考えれば、あっさり勝っても不思議ありません。
前開催はオープン-2組の北海道競馬記者クラブ特別に出走し、2、3着のハクタイホウ、セイコークインにもチャンスがありそう。特にセイコークインは紅一点でハンデが有利。マイペースで先行できれば、そのまま押し切って古馬オープン特別初勝利の可能性もありそうです。