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11/8クインカップ回顧

フェアリードールが重賞初制覇!

 8日(日)は重賞・クインカップ(4歳牝馬オープン)が行われ、単勝1番人気のフェアリードールが優勝。目下のデキの良さを生かし、重賞初制覇を果たしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.キタノカツヒメ 99.3
  2.アサヒメイゲツ 7.4
  3.フェアリードール 2.0
  4.キサラキク 7.1
  5.アアモンドセブン 6.8
  6.ツルマキイチバン 7.1
  7.センゴクイチ 10.9
  8.マルタウンカイ 117.9
  9.センショウレディー 15.6
 10.キクノカンターレ 30.3

 牝馬重賞2勝を誇るキサラキクが720キロのトップハンデ。最大40キロのハンデ差があるだけに、キサラキクの取捨がまずはキーポイントとなりました。A2、B1で好勝負を演じているアアモンドセブン、アサヒメイゲツ、フェアリードールなどとは10~20キロの差。これがレースにどう作用するか、注目を集めました。

 小雨の降る中、馬場水分は2.8%でスタート。道中はアアモンドセブン、センゴクイチが飛ばし、キサラキクもこの一角。フェアリードール、アサヒメイゲツも差なく追走します。先行勢は快調に飛ばし、アアモンドセブン、センゴクイチ、フェアリードールが先頭で第2障害にたどりつきました。
 ひと呼吸入れただけでアアモンドセブンとフェアリードールが登坂開始。あっさりと荷物を曳き上げ、ゴール前の平坦路に向かいます。遅れて仕掛けたセンゴクイチは、いったん止まったものの、すぐに立て直して3番手で突破。キサラキクも直後に下り、勝負権を持ったまま最後の攻防に備えます。
 先頭を行くフェアリードールの脚いろは軽快でしたが、それ以上の末脚で迫ってきたのがキサラキク。残り20メートル付近から馬体を併せにかかり、懸命に脚を伸ばします。しかし、フェアリードールもしぶとい粘りを発揮。クビほどの差を保って先頭をキープします。残り10メートルを切っても、そのままの差。そしてゴール前でも激しい叩き合いが演じられましたが、結局その差は縮まらず、0秒7差だけフェアリードールが先着しました。キサラキクから5秒2差の3着にはセンゴクイチが入線しました。

 勝ったフェアリードールは昨年のばんえいオークス(2着)の雪辱を果たし、重賞初制覇。ハンデ差が味方したのは否めませんが、最後までキサラキクの猛追をしのぎきったのは、たぐいまれな勝負根性のたまものでしょう。自分でレースを作った内容も良く、今後も活躍が期待できそうです。

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安部憲二騎手「朝から雪や雨が降って馬場が軽く、あまり速いレースは得意ではないのですが、結果を出せて良かったです。今日はハンデがあったので恵まれた部分はありましたが、油断せず気を引き締めて騎乗しました。若い馬なので、これからも力をつけていいレースをしていきたいと思っています。そして何より、馬主になって30年以上のオーナーに優勝をとってあげることができて良かったです」

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