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今週の見どころ(5/30〜6/1)

 5月31日(日)のメインは重賞第3回柏林賞。9月6日の銀河賞、来年1月3日の天馬賞へと続く4歳世代三冠の初戦です。今年も精鋭10頭が揃い好レースが期待できそうです。
 今週も薄暮開催で、発走予定時刻は第1レース12:30、メイン第11レースは、柏林賞が行われる31日のみ18:00、30日(土)、6月1日(月)は17:55となっております。ご注意ください。

 5月30日(土)のメイン第11レースに十勝川西長いも特別(350万円未満)が行われます。
 ここはニシキセンプートウリュウの対決に注目が集まりそう。前開催の450万円未満決勝混合でワンツーを決めたのをはじめ、今季開幕からの4戦すべてで対戦し、ほぼ互角の戦いを繰り広げています。切れ味のニシキセンプーか、障害力のトウリュウか、どちらに軍配が上がるでしょうか。
 キョウエイボーイは相変わらず最後の踏ん張りがきかないものの好調をキープ。メダマは昇級後も4、3着と手堅い走りをみせているだけにここも好勝負できそう。前がやり合えばホクショウドラゴンの末脚が届く場面も一考です。

 5月31日(日)のメイン第11レースは重賞・第3回柏林賞(18:00発走予定)です。このレースは別掲の柏林賞プレビューをご覧ください。

  6月1日(月)のメイン第11レースは八千代牧場特別(180万円未満)。平場戦では好走しても、荷物を積まれる特別戦では苦戦するやや非力なメンバーが多い組み合わせです。
 前開催の緑風特別(180万円未満)は9着だったワタシハスゴイの巻き返しに期待します。その前走は第2障害でヒザを折ってしまったのがすべて。堅実な末脚があるだけに、立て直してくれば上位争いに加わってきそう。このクラスの特別戦は前走に続き2度目で慣れも見込めるはずです。
 相手筆頭はダイエイヒーロー。昨季終盤は準オープンクラスの混合戦で勝ち負けしていた実績があります。
 障害には自信を持っているツジノオウカキタノイチオクがこれらに続く存在。軽馬場になればヨシノハヤトの出番もありそうです。

ばんえいジョッキーファイル(28) 林義直

2009年5月28日(木)

第28回 魅せろ!ビッグな騎乗 林義直

 久々のジョッキーファイルは、今年デビューした新人4名をお届けします。個性的でハンサム揃いの将来有望君たちに、お姉さんはわくわくどきどき……。
 1人目は、身長192cm、現在世界一背の高いジョッキーとしてギネスブックに申請中の林騎手です。

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リッキーより高いかも?

--- デビューして5カ月が経ちました。いかがですか?

 一言で言うと、難しいですね。
 4年間厩務員としてレースを外から見ていた時は、こうやればいいのに、ああやればいいのにとか思っていたんだけど、実際自分でやってみるとそんな簡単にはできないな、って。

--- 新人騎手が4人誕生しました。皆で出かけたりしますか?

 そういうのはないですが、菊池君は前の厩舎からずっと一緒なんで、結構仲良くしてます。
 2人とも、今と違う厩舎に一年間いたんですよ。競馬場にもほぼ同時期に入って、騎手になったのも一緒なんですよね。
 他の2人とは話はするけど、どっか行ったりってのはないですね。
 菊池君とは厩務員として一緒に働いた仲なんで……。

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--- 競馬場に入ったきっかけを教えてください。出身は伊達ですね。武者祭りという馬の祭りやサラブレッドの牧場もありますが、見に行っていたとか。

 見てはいましたけど、競馬の世界に入ってみたかったっていうのが一番。
 馬に触ってみたいっていう気持ちがずっとあったんですよね。
 いつからってことはなくて、本当に昔っから、馬に触りたいなーと思ってて。

--- 最初から騎手になりたいと思っていたのでしょうか。

 馬に触ってみたいというのからはじまって、競馬場来て2、3年したら表舞台に立ってみたいなと。

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--- サラブレッドの平地競馬を見たりはしていましたか?

 見るのは好きなんですけど、これといって好きというのは……。
 馬はなんでも好きです。ポニー! いいですねぇー。
 仔馬かわいいじゃないですか。さらにポニーの仔っこになると犬みたいじゃないですか。持って帰れますみたいな。

--- 本当に馬が好きなんですね! 競馬場に入ったのは高校の求人だとか。

 そうですね。厩務員になりたいって。それまで乗馬をやろうとかは思わなかったです。

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--- バスケ部だったんですものね。身長は昔から高かったのでしょうか。

 小学校でやってたんですが、中学校はバスケ部がなかったんですよ。で、高校でまたはじめて。
 背は中学校に入ってから急激に伸びました。小学校までは多少大きいかな、ってくらいだったんですけど。

--- ジャンボと呼ばれていますよね。背のこと聞かれるのいいかげん飽きた?

 いえ、いつものことなんで別に……(笑)。ジャンボは誰がつけたというんじゃなくて、他にも「大きいの」とか呼ばれて……。そっちの方が先行しちゃうんですよ。

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--- 背が高くて得するところを教えてください。

 いいところっていうのはちょっとわからないです。どう生かしていくか、今模索中で……。
 馬の手入れは、しやすいかっていうと、……まぁまぁですね。

--- 背もですが、足が長いですよね! 馬に乗るのが楽とか?

 まぁ同じだと思いますけど……。

--- 背が高いと減量も苦労するのではないですか?

 苦労しています。毎日食べる量やカロリーに気をつけています。一時期バナナダイエットしたりもしていました。

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--- 今は厩務員作業などでお忙しいと思いますが、プライベートは何をしていますか?

 たいてい本を読んだりしています。
 運動終わってご飯食べて、それから昼のエサやらなきゃいけないんですよ。何やっててもエサやるまでに帰ってこなきゃいけないから、本なら適当なヒマつぶしになるので。
 面白そうだなと思ったら何でも読みます。小説でも漫画でも。今は暇つぶしに週刊誌を読んでいます。

--- 好みのタイプを教えてください。

 そーですね〜、「花より男子」に出た井上真央ちゃん。あんな子かわいいなと思って……。
 彼女っすかー? そういうヒマないっす……ちょっと今、自分のことでせいいっぱいなんで。

--- 募集中とか書いとく?(笑) ファンが喜びますよ。

 そんなー、ないですよ。書かなくていいです。
 そっちの方が面白いなら書いてもいいですけど(笑)。

--- いえいえ、気を遣っていただいてありがとうございます(笑)。最後に、目標を聞かせてください。

 ファンの人が一番大事なんで。ファンの方の期待を裏切らないようになりたいですね。
 見に来てもらえたらわかるんですけど、自分は背が高いので名前はわからなくても、すぐ体格でわかってもらえると思うので、ぜひ見に来て下さい。

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 馬が大好きな林騎手。動物好きの優しい青年、といった印象を持ちました。
 物静かな印象を受けましたが、真面目な姿勢に、身長のように急激に騎手としての実力が伸びる瞬間も、そう遠くはないでしょう。

 さて、話題だけではなく騎乗レベルの高い今年の新人騎手。5月17日第9レースでは新人3名が騎乗して1着〜3着を独占しました。
 6月9日には騎手免許の取得年が若い騎手のみが出場できる「ヤングジョッキー賞」が行われます。ぜひ将来の名騎手をチェックしにばんえい十勝にいらしてくださいね。

馬券おやじは今日も行く(第53回) 古林英一

2009年5月23日(土)

名人・中西関松のはなし

 皆様、ご無沙汰しております。

 まず、北海道内限定のおしらせです。TVH(テレビ北海道)で毎週土曜日の朝やっている経済ナビという番組がございます。6月20日(土)にばんえいが放送される予定です。13日(土)だったかな? ともかく6月です(ちゃんと聞いたのですが何せボケ気味の小生なんで忘れてしまったのです)。道内在住の皆様、新聞のテレビ欄をちゃんと見て下さいね〜。といっても肝心要の帯広では映らないのが寂しいところなのですが…。

 どういう番組になるのかはよく知りませんが、先日、5月17日に開かれたNPOとかち馬文化を支える会2009年度総会の模様などもしっかり収録しておりました。わがとかち馬文化を支える会も発足3年目をむかえ、役員・事務局体制もちょびっとリニューアルし、さらなる発展をめざそうというところであります。入会は随時受付中でございます。ぜひ今すぐ申し込んで下さいまし。

 総会終了後、小生は急いで帯広競馬場へ…ではなく、故中西関松調教師夫人のトシエさんのご自宅にお邪魔いたしました。TVHの取材陣も同行しました。中西関松、オールドファンなら懐かしい名前でしょう。ばんえい競馬草創期の大スターです。当コラムでも一度紹介したことがあります(神様・中西関松の時代)。

 中西関松は1919(大正8)年、新十津川の開拓農家に生まれました。北海道にはかような新××という地名がちょいちょいあります。入植者が自分の故郷をしのんでつけた地名です。まあ、ニューヨークとかニューハンプシャーと同じ発想ですわな。十津川郷というのは山のなかの地域です。1889(明治22)年8月、この奈良県の十津川村で大水害が発生し、数多くの人が家や農地を失ってしまいます。そこで北海道に新天地を求め入植して拓いたのが新十津川村です。中西関松の両親も十津川からの入植者だったようです。

 奈良県の山間部といえば林業の盛んなところ。関松の父もおそらく山仕事の経験があったろうと思われます。関松は長らく山仕事を本業としますが、もしかすると子供の頃から父たちと山仕事をやっていたのではないでしょうか。

 明治も30年代になると、新十津川に北陸からの入植者がはいってきて稲作が本格的に広がります。関松の実家も水田をやっていたようです。

 1931(昭和6)年の満州事変から1945(昭和20)年まで、わが国は15年戦争の時代にはいります。関松も徴兵され中国大陸に送られます。戦地で戦闘中に関松は銃弾を腹に受けます。銃弾が左腹から右腹に貫通するという大怪我だったそうです。弾がちょっとそれていたら後年の名人中西関松はいなかったことになります。九死に一生を得て1944年北海道に戻ります。

 当時の関松は両親を新十津川に残し、滝川で馬と共に山仕事を本業としていました。出征前から近隣でおこなわれている輓馬大会には必ず出場し、その道ではすでにそれなりに名を知られる存在になっていたようです。

 1946(昭和21)年秋、新たに制定された地方競馬法に基づき、旭川と岩見沢で馬匹組合連合会主催によるばんえい競馬が各2日間ずつ開催されました。関松ももちろん参加します。

 試行錯誤で始まったばんえい競馬は順調に売上高を伸ばし、開催日数も徐々に増えてはいきますが、それでも昭和40年代前半までは年間66日しか開催していません。賞金や手当も安く、大部分の人は地元開催のときだけアルバイト程度の感覚で自分の馬をつれて参加していました。馬を貨車で輸送していた時代です。旭川、岩見沢、北見、帯広の4場を回っていた人や馬はわずかです。そのなかの一人が中西関松でした。

 すでに名手といわれていた関松には騎乗依頼も多く、また馬を中西に預ける馬主もいました。「若い衆」を雇い厩舎経営的なことも、ばんえい競馬では関松が最初の方だったようです。とはいえ、まだ、ばんえい競馬だけでは食えませんから、山仕事が本業でした。「若い衆」は山仕事もいっしょにやっていたといういいます。

 昭和40年代も後半になると、賞金・手当も増え、その一方、馬搬による山仕事は衰退していきます。結果的に関松もばんえい競馬が本業となっていったのです。

 昭和30年代の終わりか40年代のはじめ頃、ばんえい競馬で活躍する中西関松にあこがれた一人の小学生が関松のところに遊びにくるようになります。この少年は中学を卒業するのをまって中西厩舎にはいり、騎手試験に合格し、1969(昭和44)年6月14日騎手デビューします。この日から数えて19,712回騎乗3,299勝をあげ、ミスターばんえいと讃えられた金山明彦現調教師でした。

 関松は何よりも騎乗するのが好きでした。58歳まで現役の騎手として活躍します。さすがに引退する頃はレースが終わると息があがって顔面蒼白だったといいます。それでも本人はいつまでも騎手をやっていたかったようですが、周囲のすすめで騎手を引退します。実は、中西関松の騎手引退によって、ばんえい競馬では騎手と調教師の分離が実現したのです。

 70歳で調教師を引退し、中西関松は競馬場を去ります。しかしながら、馬にかける情熱はまったく衰えなかったようです。トシエ夫人によると、常々80歳まで馬を育てると口にしており、馬の育成をやっていました。しかしながら、その願いもむなしく、1990(平成2年)1月9日急性心不全で急逝してしまいます。亡くなった当日も自らトラックに乗って馬の飼料を運搬したりしていたといいます。

 1990年といえば、世はバブルまっただ中。ばんえい競馬も空前の活況にわいていた時代です。こうして考えてみると、中西関松という人はばんえい競馬の発展のなかでその生涯を全うしたといえそうです。

今週の見どころ(5/23〜5/25)

2009年5月22日(金)

 先週日曜(17日)第3レースに行われた今シーズン初の勝ち馬だけの2歳戦は、ミスタートカチ(牡、前原和信厩舎)が逃げ切って2連勝としました。シーズンで最初にデビューから2連勝を飾った2歳馬を調べてみると、過去5年では、08年ホクショウバンク(ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップ)、06年シベチャタイガー(ばんえい菊花賞、銀河賞)、04年カネタマル(イレネー記念、ばんえい菊花賞)など活躍馬が並びます。ミスタートカチがこのあとどんな成長をみせてくれるのか楽しみです。
 なお今週も薄暮開催のため、発走予定時刻が第1レース12:30、メイン第11レース17:55となっております。ご注意ください。

 5月23日(土)のメイン第11レースはクラブツーリズムカップ(450万円未満)
 オープン特別を快勝し昨シーズンを締めくくったホクトキングは年度替わりのクラス編成により350万円条件へと降格。そして今シーズン開幕からの2戦ともに好位追走から差し切って連勝と、格上位の実力をみせつけています。今回は昇級初戦ですが、オープン復帰への通過点でしょう。
 ギャンブラークインは前走の牝馬重賞カーネーションカップでは僅差の2着。前々走の春駒特別(4月27日・450万円未満混合)では楽々逃げ切って今回のメンバーの半数を下しており、ここは早めに動いてホクトキングを封じたいところです。
 前開催の450万円未満決勝混合(5月16日)は障害での苦戦が響いて7着のハマナカキング。近走、人気を裏切ることが多いものの、障害さえすんなりクリアできれば差のない戦いができるはず。軽い馬場もプラスでしょう。
 同じく軽い馬場ならホシマツリの巻き返しも一考です。

 5月24日(日)のメイン第11レースさつき特別(オープン)
 前開催シルバーカップ(オープン)のメンバー10頭中7頭がここにも出走してきました。その前走は、逃げ粘るナリタボブサップ(1着)を、やや離れた2番手からライデンロック(2着)が猛追し馬体を併せたままゴール。見ごたえのある一騎打ちとなりました。今回はライデンロックが5月31日の重賞柏林賞へまわったため不在。またライバルのカネサブラックもいないだけに、ナリタボブサップにとっては負けられない一戦となりそうです。
 第2障害で体力を使い末脚が不発に終わった(6着)ホクショウダイヤは軽い馬場で巻き返しは必至。スーパークリントンは上位2頭からは離されたものの障害3番手から最後まで粘れたのが収穫でした。
 前走は牝馬重賞カーネーションカップに出走(6着)したニシキユウはとにもかくにも障害を越えてからの踏ん張りがカギ。展開待ちということになりますが、常に一発の警戒が必要なタイプでしょう。

  5月25日(月)のメイン第11レースにシャクナゲ特別(270万円未満)が行われます。
 前開催の新緑特別(270万円未満)はライデンヒーローが逃げ切り、出走取消を挟んで2連勝。昨年は4歳の第2グループで主役を張っていた底力を示しました。コンスタントに使えないのが悩みですが、順調であれば3連勝の期待ができそうです。
 キンサマは同じ前走で3着。好位から安定して脚を使えるタイプで、ここも上位争いに加わってくるでしょう。
 雨の影響が残る馬場状態なら4着だったスピード馬ハマカツの巻き返しもありそうです。

今週の見どころ(5/16〜5/18)

2009年5月15日(金)

 開幕週から始まった2歳戦。先週終了現在で、第1回能力検査で一番時計を叩き出したレットダイヤをはじめ18頭が勝ち名乗りを上げました。17日(日)第3レースには今季最初の勝ち馬ばかりの2歳戦が組まれています。一日の前半に行われることが多い2歳戦ですが、ぜひこちらにもご注目ください。
 なお今週も薄暮開催のため、発走予定時刻が第1レース12:30、メイン第11レース17:55となっております。ご注意ください。

 5月16日(土)のメイン第11レースは新緑特別(270万円未満)
 キョウワテンリュウは長く使える末脚の持ち主。今季初戦を快勝し臨んだ前走270万円未満決勝(5月3日)では第2障害最後方クリアから鋭く追い込んで勝ち馬から5秒0差の3着に健闘しました。昨季後半は準オープンクラスで勝ち星マークの実績もあり、ここに入れば格上の存在です。
 出走取消を挟んで3連勝中の障害巧者ヒグマキングや、こちらも4戦連続連対と勢いが出てきたキンサマ、堅実なハマカツも有力。3歳馬アオノレクサスは昇級初戦ですが、ここでも十分通用するスピードの持ち主です。

 5月17日(日)のメイン第11レースはシルバーカップ(オープン)
 前走ばんえい十勝オッズパーク杯(4月26日)組が人気となりそう。なかでも2着ナリタボブサップが中心。当日は重い馬場が予想されますが、前走より相手関係が楽になっただけに実績的に負けられないところでしょう。
 ばんえい十勝オッズパーク杯は8.8%の超高速馬場。スピード勝負では分が悪かったスーパークリントン(8着)は乾いた馬場となりそうな今回は巻き返し必至。同4着ホクショウダイヤは前が止まらない流れのなか、離れた6番手からよく伸び、3着争いに加わってきました。決め手勝負になれば一目おきたい存在です。
 前走大雪賞(5月3日・オープン・3着)より相手強化も5歳馬の勢いにかけたいアローファイター、ノド鳴りの手術後初戦となった同レース2着で復活ののろしを上げたツジノコウフクにも注目です。

  5月18日(月)のメイン第11レースは緑風特別(180万円未満)
 ここは最軽量610キロのワタシハスゴイに注目します。180万円条件でのここ2戦とも好位追走からすんなり障害を越え1、4着と、歴戦の古馬に混じっても一歩もヒケをとらない戦いぶり。40キロのハンデは有利だけに、3歳牝馬で最高位格付のプライドにかけ負けられないところです。
 ミノルユウセンも開幕から180万円条件で2、1着と好調。4歳馬の格付では13番目だけに、ここで賞金を加算し、次開催(5月31日)に行われる重賞・柏林賞出走に望みをつなげたいところでしょう。
 ほかにも、今季2戦2勝のコウドウフジ、2戦2連対のキタノドリーマーリードムサシホッカクヒメら好調馬が揃っており、熱戦が期待できるでしょう。

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