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今週の見どころ(6/20〜6/22)

 今週からいよいよナイター開催がスタート。21日(日)のメインには3歳牝馬三冠の初戦・黒ユリ賞が行われます。
 その黒ユリ賞の場外発売が行われる大井競馬場では、当日、「ばんえい十勝 in TCK 2009」と題したイベントが実施されます。当情報局でもおなじみの矢野吉彦アナと競馬キャスター目黒貴子さんによるトークショー(18:00と19:10ころから、トゥインクルステージにて)、競馬著名人による場立ち予想(16:30ころから、正門2階ふるさとコーナーにて)などが行われます。お近くの方はぜひお立ち寄りください。
 また、オッズパークでは、お気に入りの騎手からもれなくサイン入りポストカードが届く「ばんえいナイター開始キャンペーン」を行います。6月20〜22日の3日間、オッズパークにてばんえい競馬の勝ち馬投票券3000円以上を購入された方が対象となります。なお、このプレゼントには応募が必要となりますのでご注意ください。

 6月20日(土)のメイン第11レースは紅バラ賞(4歳牝馬オープン・20:00発走予定)。同世代牝馬限定のオープン戦は昨年12月14日のばんえいオークス以来、約半年ぶり。同レースの上位4頭中、2着ウィナーナナを除く3頭がここにも出走してきました。
 注目はニシキエースでしょう。昨季は、そのばんえいオークスを圧勝して3歳牝馬三冠を達成。その後、同世代の牝馬には一度も先着を許していません。障害にやや不安がありますが、実績的にここに入れば中心は不動。最大40キロ差のトップハンデも力量的に心配ないでしょう。
 ばんえいオークス4着のユーファンタジーが相手筆頭。ニシキエースとは30キロ差あるだけに、早めに障害を越え、持ち前の決め手を生かす展開に持ち込みたいところでしょう。
 同3着のキタノメイゲツは3歳牝馬三冠では、4、3、3着。古馬相手のレースでは凡走が続きますが、同世代の牝馬相手なら実力上位。巻き返しが期待できます。

 6月21日(日)のメイン第11レースは第35回黒ユリ賞(20:05発走予定)です。このレースは別掲の黒ユリ賞プレビューをご覧ください。

 この日の第6レースに足寄町産駒記念(2歳足寄町産駒選抜)が行われます。
 注目はビジン。勝ち星こそないもののここまで3、6、2、2着と堅実に上位争い。デビュー戦の3着は同世代牝馬ナンバー1との呼び声高いアオノラブチャンを相手に、残り10メートルまで先頭で粘ってのものでした。
 同じく目下2戦連続2着のアサギリセンショーが相手筆頭でしょう。

  6月22日(月)のメイン第11レースは薫風特別(450万円未満・20:00発走予定)。出走10頭中、前開催の士幌高原特別(450万円未満)のメンバーが7頭を占めています。
 その前走を逃げ切ったのがギャンブラークイン。前々走から5キロ加増をものともせず、残り20メートル付近から後続をちぎって同条件特別3連勝としました。特にここ2戦は苦手の軽馬場でペースを握っての勝利だけに、やはりこのクラスでは格が違う印象です。
 同2着ハマナカキングも好調を持続。ホクトキングは同レースで4着でしたが、ギャンブラークインとはわずか5秒7差。実績上位だけにこの敗戦のみでは見限れません。前走ビッグウエイトカップ(高馬体重馬選抜)でナリタボブサップを退けたヤマノミントも加わって、次位争いはし烈となりそうです。

今週の見どころ(6/14〜6/16)

2009年6月13日(土)

 6月13日(土)の開催は悪天候による走路冠水のため中止となりました。代替開催は6月16日(火)に行われます。なお16日の開催の詳細及び発売箇所はこちらをご覧ください。

 6月14日(日)のメイン第11レースはレーシングカップ(オープン)
 次開催(6月28日)の旭川記念を見据え、カネサブラックが始動します。4月26日の重賞ばんえい十勝オッズパーク杯では第2障害先頭から馬なりのまま、ナリタボブサップ以下をちぎって快勝。その後2開催空けてじっくり調整されてきました。このところ軽めの馬場状態が続いていますが、安定感上位だけに、紛れても連は外さないでしょう。ばんえい十勝オッズパーク杯2着のナリタボブサップが翌日のビッグウエイトカップ出走で不在なのも好材料です。
 相手筆頭はフクイズミ。今季初戦の前走450万円未満混合6着は、押っつけて行ったため末脚が不発に終わったのが敗因。しかし馬場水分8.4%の高速馬場だっただけに積極策はやむを得えなかったところでしょう。今回、前走ほど極端な軽馬場にならなければ実力的に巻き返し必至です。
 めきめき力をつけている5歳世代のエース格アローファイターや、軽馬場巧者のホクショウダイヤも争覇圏でしょう。

 6月15日(月)のメイン第11レースにビッグウエイトカップが行われます。オープン、450万円、350万円条件格付の本年度前走出走時の高馬体重馬10頭で編成される名物レース。上下20キロのハンデ差しかなく、格付上位馬が優勢です。
 注目はやはりナリタボブサップ。今季は初戦のばんえい十勝オッズパーク杯2着を含めオープン3戦すべて連対と安定感抜群です。格下相手のここは負けらないところで、連覇が濃厚でしょう。
 オープン戦で堅実な成績を残している障害巧者の2頭、シベチャタイガーヤマノミントが続く存在。昨年の2着馬ヨコハマイサムは第2障害を越えてからの踏ん張りが課題。昨年よりナリタボブサップとの負担重量差が大きくなっているだけに、軽馬場での前進に期待したいところです。

 6月16日(火)のメイン第11レースは十勝岳特別(350万円未満)。前開催の十勝川西長いも特別(350万円未満)のほぼ再戦です。
 そのレースを2番手から差し切ったニシキセンプーは切れ味で勝負するタイプ。開幕から3、2、3、1、1着と堅実な成績を残しています。相手はほぼ同じ、負担重量も変わらないので、勝ち残りのここは負けられないところでしょう。
 相手は、同じ前走で2、3着、決め手のメダマ、障害力のトウリュウが有力ですが、十勝川西長いも特別には不出走だった4歳馬2頭、ウメノタイショウマルモスペシャルに注目する手も。なかでもウメノタイショウ前走の4歳重賞柏林賞では、20キロのハンデ差はあったといえ、勝ったオープンクラスのライデンロックと互角の勝負を演じました。

 

ばんえいジョッキーファイル(29) 貝羽智生

2009年6月12日(金)

第29回 帯広ばんえいの未来請負人 貝羽智生

 活躍中の新人騎手。2人目は貝羽智生騎手です。

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--- デビューして今日までいかがですか? 高い勝率を残していますね。

 合う馬がいて、それに支えられているって感じですね。(初勝利の)ミノルユウセンです。
 気をつけていることは、馬優先ですね。馬に怪我させないように。

--- 競馬場に来たきっかけを教えて下さい。名門大友厩舎ですが、名前は知っていましたか?

 仕事ガイドに載ってて……最初は、帯広に競馬場があるってことも知らなかったです。
 高3の春に帯広単独開催になって、その2カ月後に競馬場へ来ました。
 ばんえいのことを知ったのも、高3になってからです。春にちょっと親と見に行ったくらい。
 聞いた話によると存続運動が大変だったそうですけど、全然その時は知らなくて……申し訳ないんですけど。

--- 高校を中退されたんですよね。決断してから入るまで何カ月?

 2週間くらいですね。

--- ええっ!

 高3の春になって、大学受験を迎えて色々考えたんですけど、このまま高校卒業して、大学卒業しても面白くないっていうか。レールを敷かれたような人生になっちゃうかなって思って、6月くらいから休学したんですよね。
 休学届を出した次の日くらいに競馬場来て、それから1週間くらいで。
 その期間は……濃かった。

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--- 求人誌に厩務員募集も載ってるんですね。

 休学しようと思った時に、仕事でもしようかなって軽くバイト探しみたいな感じだったんですけど。
 1週間くらいで、休学届を今度は退学届にして競馬場で生活(笑)。

--- これだ! みたいなものがあったんでしょうか。

 そこまではないですけど、動物がもともと好きだったから。
 父が牛の仕事してるから牛は結構触ってました。ポニーもいました。
 『厩務員と騎手見習い』って書いてあったんで、騎手もかっこいいなって。それも大きかったと思います。

--- 厩務員になってカルチャーショックはありましたか? びっくりした事とか。

 びっくりっていうことはないですね。競馬場入る時に、多分こうだろうな、って考えていたので。
 朝は早いって聞いてたし、一人暮らしもいずれしないといけないことだったし。
 ただ、朝早く暗いうちから仕事するっていうのが若干……。

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--- 馬の仕事はいかがでしたか。

 高校生からいきなり仕事を始めたじゃないですか。まったくバイトとかもしたことなくって、いきなり社会人として。
 最初は先輩の部屋に住まわしてもらってたんですけど、甘えて、先輩には色々迷惑かけたと……。今思えば、そういうのも楽しかったです。
 騎乗は藤本匠さんや、色々な方に教わっています。

--- 帯広出身ということで、ご家族もいつもレースを見に来られていますよね。

 はい。多分今もいたと思うんですけど……。

--- ばんえいの世界に入ることについて、反対されませんでしたか。

 反対はされなかったです。
 高校入るまで親の言ってきた通りにやってきたから、あとは自由にしていいって言われたんで。

--- それがジョッキー貝羽を生んだと!

 そうですね。

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--- 騎手試験は一発合格。帯広柏葉高校(帯広一の進学校)出身ですが、もともと勉強が好きなのでしょうか。やり始めるとハマるとか。

 騎手試験は、今年だけみたいですけど、難しいってイメージはなかったですね。
 中学校の時もそうだったんですけど、ハマるっていうより勉強しなきゃいけないって思って。勉強したのはその時だけですね(笑)。

--- 貝羽騎手はテレビや新聞のニュースでも必ず映っているのを目にします。目立つのが好きでしょうか。

 小さい頃から目立つことが好きだったから。騎手になるっていうのも、目立ちたいっていうのがあって。
 今思ったら、学校を途中でやめたっていうのも、他の人と違う世界を、っていうのがあったと思います。

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上昇気流と共に。この時も写真を撮ろうと思った所に貝羽騎手がいました

--- プライベートについて教えてください。今は厩務員作業などが忙しいと思いますが、何をしていますか?

 時間ある時は本読むくらいです。あとゲームしたり。
 俺が今読んでるのは星新一です。テレビドラマ化された作品を見て、この人の世界観が好きだなって。

---ばんえいサッカー部でも活躍するなどスポーツ万能のようですが、スポーツは何をされていましたか?

 小学校の頃から野球やってました。ポジションはサード。
 高校ではやるつもりなかったけど、友達がやるっていうから。見学に行ったら入らなきゃいけないのかな、って雰囲気になってそのまま。

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--- 帯広出身とのことで、観光に来る人に勧めたい帯広のオススメはありますか?

 特にないですね……(笑)。それより、市内の人に来てほしいです。
 俺が帯広に住んでても全然競馬場に行かなかったみたいに、まったくばんえい競馬なんて興味ないって人いると思うんで。
 俺が思うのは、(騎手や馬が)小学校とか中学校とかに行って、「今日ばんえい競馬の人来たんだよ」って言ってもらったら、親もちょっとは興味沸くかなって。

--- 帯広市民ならではですね! とかち馬文化を支える会でも頑張ります(笑)。女性ファンも増えるといいですね。

 若い人、あまり来てないですよね。じーちゃんばーちゃんばかりで……。
 ファンはいた方がいいですね。帯広ってことで、地元の人は応援してくれています。

--- 高校時代の貝羽騎手のように悩んでいる高校生や、ばんえいの社会に入りたいと思っている人に一言お願いします。

 興味持ったらなんでもすぐやったほうがいい。
 これからも俺もどうなるかわかんないですけど、多分誰も予想しなかったことをやるのかな、って思います。

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 強い意志を感じる目に、もはやプロ騎手としての存在感を感じました。私が聞きたいことを予測して、その先に広がる話題を次々と提供してくれた貝羽騎手。話をしていてとても楽しかったです。
 道内で流れていたテレビで「俺のためにばんえい競馬は帯広で残ったのかな」と言っていたのが印象的でした。
 新生ばんえいスタートから今日までの短い間に、ばんえい騎手としての資質を一気に吸収したことを思うとどんどん夢が膨らみます。ばんえいがもっと盛り上がって、日本で一番有名な帯広出身の有名人になるのも夢じゃないかも。
 これからのばんえいを背負う新人パワーを、ひしひしと感じました。


取材・文・写真/斎藤友香

やっぱり馬が好き(第56回) 旋丸 巴

2009年6月 5日(金)

本当のばんえい再生を目指して

 前回、我らが古林博士大先生も記されていたように、5月17日、ばんえい応援団「NPOとかち馬文化を支える会」の総会がございました。で、不肖、私が専務理事に就任いたしましたの。専務理事と言えば、会の真ん中に立って舵取りを致すのでございますが、いいえ、実際のところは、会員さんの使いっ走り。理事長代理兼雑務係兼トイレ掃除のオバサン(本当に事務所のトイレ掃除もやってるも〜ん)なんである。

 ただし、である。そんな私ではあるけれど、馬が好き、競馬が好き、ばんえいが好き、ということでは人後に落ちないと、これだけは自負する(キッパリ)。だから、今までよりも、更にパワフルに、更に実質的に、ばんえい応援をして行く所存なんである(再びキッパリ)。

 とは言っても、ばんえい応援にしても、馬文化啓蒙普及にしても、私一人では、到底、出来るものではないから、役員をパワーアップ。当コラムの古林先生、ジョッキーファイルの斎藤友香さんには、引き続き理事=中心メンバーとして活躍してもらう。

 加えて、これまた本ブログでお馴染みのカリスマ・アナ矢野吉彦さんには、顧問から理事に移籍してもらって、実質的な活動にも参画してもらうことに。

 更に更に、当ブログの編集長である斎藤修さんに顧問になっていただき、ブレーンとして様々な御指導を乞うことにもした。

 つまりね、当ブログの仲間、ほぼオールスターで「とかち馬文化を支える会」を支えてもらうことにしちゃった訳で、ははは。

 はてさて、この布陣については、勿論、私なりの目論見があって、それが「支部構想」。

 札幌在住の古林先生と友香さんは、既に馬学セミナー開催など、札幌での活動で獅子奮迅の大活躍をされている。つまり、事実上「札幌支部」が機能している訳で、これを強化すべく、今回は、この御両人の他にも、ばんえい血統研究の第一人者氏に当会の役員に加わっていただいたりしている。

 こうして札幌に進出した本会であるから、次なるターゲットは……と考えたら、やっぱり日本の中心=首都圏をおいて他にない、でしょ?

 そこに、泣く子も黙る、矢野アナ、斎藤編集長という競馬界の大物二氏を配して、東京支部を作るのじゃ〜、どわっはっはっ〜。と算盤を弾いて、一人越に入って……いやいや、しかし、こういうお二人が参画してくれた今年度からは、是非にも首都圏で、なにがしかの「ばんえいイベント」を行いたいと、これは冗談ではなく、真面目に真摯に考えているのですよ。イベントと言っても、場立ち予想でも、オフ会、抽選会でも何でもいいのである。存外、首都圏には、ばんえいファンが多いから、そういう人々が集える、そんな催しが出来たら、いいな、そして、いずれは「とかち馬文化を支える会・東京支部」が出来ればいいな、と限りなく広がりまくる私の妄想。

     *     *     *

 はてさて、そんな「新生・とかち馬文化を支える会」であるけれど、地元・十勝では既に先般5月29日に事業第1弾を展開!

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藤本匠騎手会長も率先してゴミ拾い

 帯広競馬場に隣接する西町公園なる公園のゴミ拾いを敢行したのである。

 「なーんだ、ゴミ拾いか」と言うなかれ。当会が呼びかけた、このゴミ拾いに参加した、その総勢、何と80名。予想人数を大幅に上回る参加者にも仰天したけれど、その大半が厩舎関係者であったことに、驚き、かつ、大感動。

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掃除に精を出す大口騎手(手前)とゴミ拾い隊の安部騎手(後姿)

 その影には、西邑調教師の「各厩舎1名は参加してね」という呼びかけと、騎手会の全面的協力があったのだけれど、厩舎が一丸となって「日頃お世話になっている地元の人への恩返し」と、ゴミ拾いに精出してくれたことの意義は大きいのである。

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厩舎に呼びかけてくださった西邑調教師は、草刈部隊として大活躍

 いやいや、しかし、頑張ったのは厩舎関係者だけじゃない。Gパンをドロだらけにして不法投棄された大型ゴミを拾ってくれた当会の会員さん、差し入れの缶ジュースをドッサリ持参してくれた役員さん。

 オッズパークの職員さんも仕事の合間に駆けつけてくれたし、帯広市の清掃局も迅速にゴミ回収に協力してくれて、これぞ本当の「全員参加型」。

 この模様はNHKのニュースとして北海道全域に報道されたから、ばんえいのイメージアップに寄与できた、と自画自賛して大喜びした次第である。

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支える会の活動ではいつも大活躍の大河原騎手(右)

     *     *     *

  「馬文化とか言って、結局、ばんえいなんてギャンブルじゃん」といった批判が、あちこちから聞こえるのである。聞こえるけれど、そういう時は泰然自若として、こうお答えするのである。

 「ばんえい無くして馬文化なし。馬文化無くして、ばんえいなし。」と。

 つまりね、馬を中心にした人の営みがあれば、それは総て「馬文化」。だから、教育も、福祉も、競馬も、私の中では矛盾無く、馬文化として保存し、発展させるべきものなのである。

 だから、ゴミ拾いも、東京でのオフ会も、福祉乗馬も、みーんな、それぞれが出来ることを、楽しみながら実行して行けば、それでOK。難しいゴチャゴチャなしで、みんなで楽しく、馬を中心に楽しもうよ、と、そう考えているから、読者諸氏世、是非にも、とかち馬文化を支える会に参加しておくれやす。ばんえい競馬って、馬はパワフルだし、騎手さんは気さくだし、関係者は個性的だし……。そういう楽しい競馬に関われるというのも当会イチオシの「ウリ」。

 ばんばショップから簡単に入会できるので、繰り返すけど、是非、あなたも、当会に参加して、ばんえい競馬を、そして馬文化を100倍楽しんでくださいませ〜♪

今週の見どころ(6/6〜6/8)

 6月8日(月)のメインには新設の特別オッズパーク杯ヤングジョッキー賞が行われます。1日(月)のメインレースでは、今年1月デビューの長澤幸太菊池一樹両騎手がワンツーを決めました。ベテランに混じって奮闘を続ける若手騎手たちの競演にご期待ください。
 なおその前日7日(日)には、ヤングジョッキー賞に出場予定の騎手によるトークショー(帯広競馬場1階中央特設会場にて、時間は未定)も予定されています。こちらもお楽しみに。

 6月6日(土)のメイン第11レースに士幌高原特別(450万円未満)が行われます。前開催クラブツーリズムカップ(5月23日・450万円未満)の上位3頭が揃って出走。
 なかでも近走充実しているのが2着だったホクトキングです。続く前走のオープン決勝混合(5月30日)では第2障害先頭から押し切って勝利。2番手から追ってきた30キロ軽いエンジュオウカンを逆に突き放しての完勝でした。今回は前々走より5キロ増なのに加え、3連闘で馬体が維持できるかも心配ですが、それらを差し引いても連軸は外せないでしょう。
 ギャンブラークインはクラブツーリズムカップでホクトキングを破っており、ここも好勝負できそう。同3着で前記オープン決勝混合でも3着に健闘したハマナカキングは軽馬場巧者。ここ2走よりもホクトキングとの差を詰めてくるでしょう。同じく軽馬場なら快足馬ホシマツリの上位食い込みも一考です。

 6月7日(日)のメイン第11レースはとかちダービー(3歳オープン)。3月15日に行われた重賞イレネー記念以来となる同世代によるオープン特別です。
 キタノタイショウはそのイレネー記念を圧勝し2歳世代チャンピオンとなりました。今季開幕からの2戦は270万円未満で、ヨコハマイサム、イケダガッツら古馬の中堅クラスと20キロ差で互角のレースぶり。ここは軽馬場となりそうなだけに、40キロ差のトップハンデの影響は少なそうです。
 年明けから急上昇中なのがアオノレクサスです。イレネー記念ではキタノタイショウ、ホクショウバンク(今回は不出走)の二強に割って入り2着を確保。その後3歳A1、3歳勝入A1・A2、今季初戦の180万円未満と3連勝しました。
 軽馬場得意のコウドウフジや、格下ですが伸び盛りのスターオブドリームにも警戒したいところです。

  6月8日(月)のメイン第11レースはオッズパーク杯ヤングジョッキー賞(オールカマー)。若手騎手10名による選抜戦です。
 270万円条件、180万円条件からそれぞれ5頭ずつ。様々な路線から出走馬が集まり混戦模様ですが、前走180万円未満決勝(5月30日)で1着のキングファラオ菊池一樹騎手)に期待します。昨季は準オープンで活躍した力量馬。今季は格付編成替えにより180万円条件からのスタートで、ここまで5戦4勝と実力をみせつけています。多少障害で苦戦してもリカバーできる決め手の持ち主。強敵となりそうなのは同型のカネタマル林義直騎手)ですがキングファラオのほうが柔軟性があるだけに有利でしょう。
 前走、重賞柏林賞で6着のフレイムスワロー浅田達矢騎手)、4歳180万円未満で1、2着のミノルユウセン貝羽智生騎手)、キタノドリーマー長澤幸太騎手)の4歳馬3頭が続く存在。目下2連勝と勢いに乗るコマヨシニセイ入澤和也騎手)も侮れません。

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