開幕週から始まった2歳戦。先週終了現在で、第1回能力検査で一番時計を叩き出したレットダイヤをはじめ18頭が勝ち名乗りを上げました。17日(日)第3レースには今季最初の勝ち馬ばかりの2歳戦が組まれています。一日の前半に行われることが多い2歳戦ですが、ぜひこちらにもご注目ください。
なお今週も薄暮開催のため、発走予定時刻が第1レース12:30、メイン第11レース17:55となっております。ご注意ください。
5月16日(土)のメイン第11レースは新緑特別(270万円未満)。
キョウワテンリュウは長く使える末脚の持ち主。今季初戦を快勝し臨んだ前走270万円未満決勝(5月3日)では第2障害最後方クリアから鋭く追い込んで勝ち馬から5秒0差の3着に健闘しました。昨季後半は準オープンクラスで勝ち星マークの実績もあり、ここに入れば格上の存在です。
出走取消を挟んで3連勝中の障害巧者ヒグマキングや、こちらも4戦連続連対と勢いが出てきたキンサマ、堅実なハマカツも有力。3歳馬アオノレクサスは昇級初戦ですが、ここでも十分通用するスピードの持ち主です。
5月17日(日)のメイン第11レースはシルバーカップ(オープン)。
前走ばんえい十勝オッズパーク杯(4月26日)組が人気となりそう。なかでも2着ナリタボブサップが中心。当日は重い馬場が予想されますが、前走より相手関係が楽になっただけに実績的に負けられないところでしょう。
ばんえい十勝オッズパーク杯は8.8%の超高速馬場。スピード勝負では分が悪かったスーパークリントン(8着)は乾いた馬場となりそうな今回は巻き返し必至。同4着ホクショウダイヤは前が止まらない流れのなか、離れた6番手からよく伸び、3着争いに加わってきました。決め手勝負になれば一目おきたい存在です。
前走大雪賞(5月3日・オープン・3着)より相手強化も5歳馬の勢いにかけたいアローファイター、ノド鳴りの手術後初戦となった同レース2着で復活ののろしを上げたツジノコウフクにも注目です。
5月18日(月)のメイン第11レースは緑風特別(180万円未満)。
ここは最軽量610キロのワタシハスゴイに注目します。180万円条件でのここ2戦とも好位追走からすんなり障害を越え1、4着と、歴戦の古馬に混じっても一歩もヒケをとらない戦いぶり。40キロのハンデは有利だけに、3歳牝馬で最高位格付のプライドにかけ負けられないところです。
ミノルユウセンも開幕から180万円条件で2、1着と好調。4歳馬の格付では13番目だけに、ここで賞金を加算し、次開催(5月31日)に行われる重賞・柏林賞出走に望みをつなげたいところでしょう。
ほかにも、今季2戦2勝のコウドウフジ、2戦2連対のキタノドリーマー、リードムサシ、ホッカクヒメら好調馬が揃っており、熱戦が期待できるでしょう。