19日(日)に3歳三冠の第2弾、ばんえい菊花賞(3歳オープン)が行われます。三冠緒戦ばんえい大賞典は牝馬のニシキユウが優勝しており、ニシキユウの二冠達成となるのか、それとも牡馬の巻き返しがあるのか、非常に楽しみな一戦となりました。
ハンデ差のあるばんえい大賞典と違い、今回、そして最終戦ばんえいダービーは定量戦で行われます。いうまでもなく実績馬有利ということになり、ホクショウダイヤやニシキセンプーなどの実力馬が上位といえるでしょう。特にホクショウダイヤは、重賞勝ちこそありませんが、イレネー記念でマルミシュンキに次ぐ2着、そして今シーズンはすでに11勝。当サイトでもしばしば取り上げているように、絶好調を維持しています。ばんえい大賞典はトップハンデを背負っていたこともあって4着に敗れましたが、定量戦ならチャンス十分といえそうです。
ホクレン賞勝ち馬のニシキセンプーは、近2走6、7着と精彩を欠いています。ただ、ばんえい大賞典も5着に敗れたとはいえ、トップハンデを背負っていたこともあり「意外に走った」印象。実力、勝負強さはあるだけに、軽視は禁物でしょう。
ばんえい大賞典2着のカネサテンリュウは、3歳戦でつねに上位フィニッシュを果たしており、今回も争覇圏。ばんえい大賞典などで見られたような障害力が武器で、ここも早めクリアからの粘り込みが期待できるでしょう。兄に現オープンのカネサブラックがおり、血統的な裏付けも確かです。
ナカゼンスピードはイレネー記念、ばんえい大賞典、そして特別のはまなす賞ですべて3着。世代トップクラスなのはいうまでもありませんが、勝ちきれない印象もぬぐえません。堅実さを武器にどこまで肉薄できるか注目です。
ばんえい大賞典馬ニシキユウですが、今回は真価を問われる一戦。近2走の大敗はクラスが一気に上がったためと解釈できますが、他のメンバーが320万クラス以上で勝ち負けを演じていることを考えれば分が悪いと言わざるをえません。ただ、三冠馬の可能性はこの馬にしかなく、注目の1頭であることには変わりありません。
出馬表はこちら
【参考レース】
8/20 はまなす賞(勝ち馬:ニシキユウ)
9/17 ばんえい大賞典(勝ち馬:ニシキユウ)
9/30 秋桜特別(勝ち馬:カネサテンリュウ)
10/7 470万円未満(2着:ニシキセンプー)
10/14 勝入混合別定390万円未満(勝ち馬:ホクショウダイヤ)
※はまなす賞、ばんえい大賞典の映像はこちら