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11/19ばんえい菊花賞回顧

2006年11月19日(日)

牝馬エメラルド、世代トップへ名乗り

Kikkasho_1  19日(日)に行われたばんえい菊花賞(3歳オープン)は、6番人気の牝馬エメラルドが優勝。ばんえい大賞典のニシキユウに続く牝馬優勝で、三冠ロードは混戦を極めることとなりました。
 道中はニシキセンプーが馬群をリード。馬場水分4.6%もあって、平均よりやや速めのペースで第2障害に到達しました。真っ先に仕掛けたのはニシキセンプー。各馬も続き、ニシキセンプー、ナカゼンスピード、エメラルド、ツジノコウフクらが一団となって障害をクリアしました。
 その後、残り30メートル付近でニシキセンプーの脚いろが鈍り、ナカゼンスピードが先頭へ。しかしエメラルドが徐々に差を詰めはじめ、10メートル手前でこれを交わすと、そのまま先頭でゴールしました。ナカゼンスピードも追いすがりましたが及ばず2着。最後まであきらめることなく粘ったニシキセンプーが3着。結果として岩本正好厩舎2頭のワンツーフィニッシュとなりました。
 今年前半の3歳戦は牡馬がリードしていましたが、ここへきてニシキユウ、エメラルドが台頭。三冠最終戦のばんえいダービー(12月24日)は、02年のアンローズ以来、4年連続で牝馬が優勝しており、非常に楽しみが増えたといえます。しかし、その前に行われるばんえいオークス(12月10日)が、なおさらクローズアップされることになり、3歳戦のすべてから目が離せなくなりました。
 なお、1番人気ホクショウダイヤは障害で詰まってしまい、7着に敗退。2番人気カネサテンリュウは障害6番手から追い込むも4着までと、ともに精彩を欠く結果となりました。

成績はこちら
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細川弘則騎手
「馬の調子が上がっていたので、一発を狙っていました。ナカゼンスピードが先頭に立ちましたが、あの馬は末が甘くなるので勝てるかなと思って乗っていました。でも僕の馬も最後は一杯でしたね。湿った馬場だと、この馬は走りますよ」

岩本正好調教師
「馬場が軽くなると、この馬の持ち味が活きてきます。エメラルドの体調も上がってきていましたから、出走させた3頭のうちどれかが勝ってくれれば、と思っていました。次はばんえいオークスを目指したいと思います」

11/19ばんえい菊花賞予想 矢野吉彦

2006年11月18日(土)

オイシイ馬券はカネサテンリュウから

 お久しぶりです。いよいよ北見開催もあと2週。今週のばんえい菊花賞、来週の北見記念がフィナーレを飾ります。ビシッと馬券を当てて締めくくりたいですね。

 ばんえい菊花賞は3歳3冠の第2戦。第1戦のばんえい大賞典は賞金別定でしたが、今回は定量戦です。となれば、現在のクラス順に考えればいいはずです。つまり、◎ニシキセンプー、○ホクショウダイヤ、▲カネサテンリュウの三つどもえ。オッズと相談しながら、この3頭を絡ませた馬単を買っておけばいいんじゃないですか? もう1頭加えられるならナカゼンスピードでしょうか。でも、そこまで手を広げて4頭のボックスじゃ、元が取れない組み合わせも多くなっちゃいますね。
 ボックス予想はダメ、というのであれば、ホクショウダイヤじゃまともすぎるので、カネサテンリュウからの馬複、馬単流しにします。ばんえい大賞典でホクショウダイヤより10kg軽い荷物で2着(ホクショウダイヤは同馬から約7秒差の4着)。今回は同重量になりますが、それでも何とかしてくれると思います。こっちから買ったほうが、ホクショウダイヤから買うよりオイシイ馬券になりそうですしね。もちろん、相手はホクショウダイヤ、ニシキセンプー、ナカゼンスピードの3頭。ニシキユウが来ちゃったらゴメンナサイ。

 ばんえい4場のなかで、いちばん面白いレースが見られる北見競馬場の開催も残りわずかになってしまいました。クライマックスとなる重賞2クラ、ぜひお見逃しなく!

11/19ばんえい菊花賞予想 古林英一

北見は得意!……のはずなのだが

 斎藤さんもおっしゃるように、ばんえいの重賞は久々である。すなわち、小生の両巨匠へのチャレンジも久々である。
 北海道は今週になって急に冷え込んできた。小生の電投口座は夏から冷えっぱなしなので、今さらちょっとやそっと冷え込んだとてどうということもない。すっかりパンチドランカーになっている小生であるが、本来、北見は得意コースである。昨年も一昨年も北見開催だけは収支はプラスになっていた記憶がある。全国津々浦々どこの競馬場も相性の良くない小生ではあるが、北見と船橋だけはなぜか相性がいいのである。
 船橋はともかくとして、なぜ北見と相性がいいのか。それははっきりしている。北見コース得意の馬を重点的に狙うという作戦(名付けて「北見大好き作戦」)が結構はまるのである。その馬が人気薄になればさらに良し。ご承知のように、北見はゴール前がちょいと上り坂になっている。直線での逆転が頻繁に見られる面白いコースである。
 ということで、近走成績にとらわれることなく、菊花賞の面子を眺むれば、ホクショウダイヤ3-1-1-1、ツジノコウフク3-2-2-3、エメラルドが3-2-0-4とこのあたりが北見と好相性。だが、それよりもはるかにいいのが、メジロショウリキで、なんと、北見は5-0-0-2という好成績である。全9勝のうち5勝が北見である。前走も390万下で見事勝利をおさめている。
 こうなりゃ、メジロショウリキからねらい打つしかない。相手は北見3勝の上記3頭。である。これを強いもの順に並べると、390万下を勝ったホクショウダイヤ、220万下を勝ったエメラルド、そしてこのレースでエメラルドの後塵を拝したツジノコウフクという順になる。まとめると
 ◎メジロショウリキ
 ○ホクショウダイヤ
 ▲エメラルド
 △ツジノコウフク
 あとは、北見との相性が悪そうなので評価を落とした大賞典馬ニシキユウに×ということになる。
 馬券はメジロショウリキとホクショウダイヤの馬単裏表。メジロショウリキからエメラルド、ツジノコウフク、ニシキユウに馬単流し。以上5点。いやあ、簡単、簡単、競馬なんて簡単さ。強いて難を言えば、今シーズン、小生の北見大好き作戦が失敗続きなことである。

11/19ばんえい菊花賞予想 斎藤修

2006年11月17日(金)

格とコース実績でホクショウダイヤ

 ばんえいの重賞も久々な気がする。10月1日の岩見沢記念以来だ。
 岩見沢記念は当たったんだか外れたんだか忘れてたけど、アンローズから流してシンエイキンカイが引っかかってくれて、凱旋門賞観戦のためパリから投票した口座の残金がだいぶ復活したのを思い出した。
 それにしてもアンローズはいくら得意とはいえ、今シーズン岩見沢での快進撃はすごかった。8戦6勝、2着4着各1回。この強さでいながら帯広では1度も勝ったことがないというのだから、あらためてばんえい競馬は面白い。

 さて、ばんえい菊花賞である。
 一冠目のばんえい大賞典は別定戦で最軽量のニシキユウが制したが、今度は定量戦。格がモノをいうレースになりそうだ。
 ばんえい大賞典の上位6着までがそのまま出走してきたが、ここはそのばんえい大賞典で660kg以上を負担していた2着のカネサテンリュウ、4着のホクショウダイヤ、5着のニシキセンプー、3頭の争いと見てよさそうだ。偶然なのだろうが今回は内枠に固まった。
 中心はホクショウダイヤ。今シーズンの旭川開催以降、ずっと好調をキープしていて17戦して11勝、2着3回、3着1回、4着2回というほぼ完璧な成績。この北見コースも昨年の2歳時と合わせ6回走り。3勝、2着3着4着各1回と、文句のつけようのないコース実績を残している。
 ニシキセンプー、カネサテンリュウには、2歳時も含めて北見コースでは勝ち星がないが、ホクショウダイヤとともに470万クラスで出走メンバー中最高格付けのニシキセンプーを2番手にとる。
 穴なら、今年の北見開催5戦2勝、2着2回のエメラルドを狙ってみたい。
 ◎ホクショウダイヤ
 ○ニシキセンプー
 ▲カネサテンリュウ
 △エメラルド
 上位3頭はそれほど差がなくボックスといきたいところだが、オッズ次第では◎→○▲という馬単2点勝負と絞る必要があるかもしれない。エメラルドにもオッズ次第で少額で。

今週のみどころ(11/18〜11/20)

 いよいよ北見も最終開催。今開催は「北見ファン感謝シリーズ」として、多くのファンサービス、イベントが予定されています。今秋3日間のなかで特に注目は、19日(日)のオーナーズカップ。今回も勝ち馬投票を実施し、的中者のなかから抽選で10名様に賞品が用意されています。奮ってご参加ください。出走予定馬や投票締切時刻など詳細は、こちらのページをご覧ください。
 18日(土)は常呂川特別(3歳以上800万円未満)が行われます。11日の美幌峠特別出走組が多く、再戦の色合いが強くなりました。そこで2着となったホクリュウイチは、もちろん争覇圏。確かに馬場状態が大きく変わると思われますが、そもそも重馬場を苦にすることはないだけに、素直に評価できるのではないかと思います。その美幌峠特別で5着に敗れたライジングサンは、今秋オープンでの好走もあるだけに、ここも中心視できるでしょう。またエビスオウジャやイッスンボウシなども好勝負圏内といえそうです。
 19日(日)のメインレースはばんえい菊花賞(3歳オープン)。このレースについては別掲のばんえい菊花賞プレビューをご覧ください。
 この日の第10レースは北見産駒特別(2歳産地限定)。網走管内産駒のみによる一戦です。ここにはコーネルフジ、ニシキガールの大友栄人厩舎勢、そしてパンチテンリュウ、ダイヤローズの松井浩文厩舎勢など、オープンで活躍する馬がエントリーしてきました。なかでも注目はパンチテンリュウで、デビュー以来掲示板をはずしたのは2回だけと好成績。戦ってきた相手もオープン一線級で、その実力は世代トップクラスといえます。ここも注目の一戦でしょう。もちろんナナカマド賞馬コーネルフジにも注目。牝馬2頭ニシキガール、ダイヤローズも十分争覇圏といえそうです。
 また第9レースには3歳以上オープン混合の一戦が組まれており、ここにはプリンセスサクラコが出走します。近走はオープン上位で好走しており、今回のメンバーなら主役を演じるでしょう。ほかホクショウファイトやツルマキシンザンなども好走が期待できそうです。
 20日(月)はメインレースに雄阿寒岳特別(3歳以上650万円未満)が行われます。注目したいのはレオユウホーで、近走は平場戦を2、1着。調子がいいのは確かで、ここも好走が期待できそうです。前走10着大敗からの巻き返しを狙うヤマトモンジュー、堅実プランドルドラゴンなども好勝負圏内。トミサトクイーンやユウセイマーチの一発にも期待したいと思います。

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