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今週のみどころ(6/10〜6/12)

 旭川開催もいよいよ最終週。来週からは真夏の岩見沢に熱戦の舞台が移されます。今季の最後を迎えるにあたって、11日(日)にはおなじみオーナーズカップが行われます。今回も「フレッシュ豚肉」や「ジンギスカン」など、多数の商品を用意しておりますので、お近くにお住まいのかたはぜひ競馬場にてご投票ください。なお、イベントの詳細はこちらをご覧ください。
 10日(土)に行われるのは550万クラスによる小函特別。このレースの中心は、ミスターセンプーとなりそうです。今季はオープンから降級し6戦1勝。しかしすべて掲示板を確保する安定性を見せており、元オープン馬の実力を見せています。今回のメンバーなら、主役を張れることと思います。ほか、前走2着で存在感を示したバンゼン、プランドルドラゴンの2頭、アローコマンダーやユウセイマーチなどの昇級まもない各馬も注目です。
 11日(日)のメインレースは重賞の旭王冠賞(3歳以上オープン)。このレースについては別掲の旭王冠賞プレビューをご覧ください。そのまえ第10レースに行われるのは大函特別(3歳以上650万円未満)。今季降級して絶好調のエビスオウジャが出走予定で、ここも中心となることは間違いありません。ただ近2走は連続2着で、絶対とは言い切れないでしょう。逆転候補はイケダガッツとレオユウホー。特にレオユウホーは降級初戦の前走を快勝しており、今回も十分に期待が持てそうです。ほかキリンオー、コブラタイガーあたりも好勝負圏内でしょう。
 12日(月)は今季初の3歳特別、クリスタル特別(3歳オープン)が行われます。マルミシュンキの出走こそありませんが、ホクレン賞馬ニシキセンプーやメジロショウリキなど、昨季の2歳戦を盛り上げた各馬が駒を進めてきました。やはり注目したいのはニシキセンプー。今季は390万クラスの2戦を消化して8、1着と、まずまずの成績。格的にも上位と見られ、上位人気に推されることでしょう。ここへきて5連勝と好調なのがホクショウダイヤ。帯広での2戦は4、3着と調子が上がってきませんでしたが、旭川開催に移って連戦連勝。220万クラスから一気に320万クラスまで昇級してきました。勢いに乗っているのは確かで、逆転の目も十分あると思われます。ほか、イレネー記念3着馬ナカゼンスピードにも注目。今季初戦だけに仕上がり具合に注意したいところ。

6/11旭王冠賞プレビュー

2006年6月 9日(金)

 11日(日)は、旭川開催の掉尾を飾る旭王冠賞(3歳以上オープン)が行われます。当初エントリーのあったスーパーペガサスやエンジュオウカンは回避しましたが、いまをときめく精鋭9頭がビッグタイトル獲得に向けて駒を進めてきました。
 中心はやはりミサイルテンリュウでしょう。今季は5月7日のオープンから始動して2連勝。前走は0秒1の僅差ながら、きっちり勝利をもぎ取るあたり、この馬の底力を証明しています。昨年のこのレースは9番人気で6着でしたが、当時とは明らかに変わった印象を受けますし、スーパーペガサス不在だけに帯広記念に続く四市冠重賞をゲットするチャンスでしょう。
 前走のポテト特別で2着に食い込んだトカチプリティーにも期待がかかります。障害を早めに抜けて、粘れるだけ粘っての上位入線が目立っており、今回も土曜日の雨予報で馬場が軽くなれば、上位争いが期待できます。
 同じ理由でタケタカラニシキも中心視できそう。重賞2勝を挙げている実力は折り紙付き。今季初戦のシルバーカップも3番手から差し切る快勝で、調子のよさがうかがわれます。早めに障害を越えられれば好勝負でしょう。
 一時期調子を落としていたサダエリコですが、前々走の勝利、そして前走の走りを見る限り、徐々に上向いてきているように思われます。前走ポテト特別は1分台の高速決着だったにも関わらず、障害9番手から追い込み4着。いきなりの快走を望むのも酷といえますが、それでも好勝負を演じてくれるのではないかと思います。
 実績馬ミサキスーパーシンエイキンカイヨコハマボーイのなかでは、シンエイキンカイに期待が持てそう。つねに上位フィニッシュできる確実さがある反面、勝ちきれないこともしばしば。ただここで何度も書いているように、脚質転換が着順を押し上げている印象で、今回も上位争いが期待できそうです。

出馬表はこちら

【参考レース】
4/30 イオンカップ(3着:トカチプリティー)
5/7 さつき特別(勝ち馬:ミサイルテンリュウ)
5/14 オープン混合別定(勝ち馬:サダエリコ)
5/28 ポテト特別(勝ち馬:ミサイルテンリュウ)

オープン混合別定以外の映像はこちら

6/11旭王冠賞予想 古林英一

BG1の旭王冠賞は予想しますっ!

 身の程知らずにも、斎藤・矢野両大巨匠に挑戦状です!

 スーパーペガサスで堅いと思いつつも敢えてスーパーペガサスをはずして勝負っ!と思っていたのが、スーパーペガサスは回避。さらにちょいと期待していたエンジュオウカンまで回避。スーパーペガサスをはずして小生が◎に抜擢したのが、ここのところ躍進著しい(と小生は思っているのですが)ミサイルテンリュウ。ペガサスが回避なら、迷うことなく、ミサイルテンリュウで鉄板っ! アタマは硬い! 銀行馬券!

 相手には、牝馬に分の悪いこのレースではありますが、復調なったと信じて想いを寄せたものの、前回ポテト特別では小生の熱い想いを受け止めてくれなかったサダエリコに再度期待。ヨコハマボーイ、ミサキスーパーの両馬は、ストップ・ザ・スーパーペガサスの期待をかけ続けたのに、ことごとく小生の裏切ってくれたので、もう見放しちゃるわい。

 他に注目したいのは、一番若いタケタカラニシキ。スーパーペガサスが初めてこの旭王冠賞を勝ったのが2001年で、このときペガサスは5歳。アキバオーショウ、サカノタイソン、グレイトジャイナー、シマヅショウリキ、クシロキンショウといった居並ぶ古豪を破って初制覇。2着になったのがさらに若いシンエイキンカイ。そのシンエイキンカイ君には、この際、ご遠慮願います。「今回のところは若いもんに花を持たせて」とパドックで懸命の説得につとめることにします。ということで、タケタカラニシキに▲です。馬は一番若いが騎手は一番ベテランの坂本騎手というのも、なかなか素敵な組み合わせじゃないですか。他にはずっと追いかけているトカチプリティーと、山仕事体験でお世話になった久末さんの生産馬スターエンジェルを応援します。

 まとめますと、

 ◎ミサイルテンリュウ
 ○サダエリコ
 ▲タケタカラニシキ
 △トカチプリティー
 ×スターエンジェル

 ということですが、馬券的には、オッズと相談しながら、ミサイルテンリュウ=サダエリコの馬単裏表を大本線に、ミサイルテンリュウからタケタカラニシキに裏表(裏は少々)、ミサイルテンリュウから裏を返さず、トカチプリティーに少々。スターエンジェルは応援馬券で複勝を……うう、我ながらせこい(>_<)

 斎藤・矢野両巨匠、旭川の現地にていざ勝負!

【おまけ】
 ついでにはずしたときのいいわけも記しておきます(ここらが小生の謙虚なところですな)。「確かに鉄板やったんやけど、錆びて穴があいてたんや~」。「確かにアタマは硬かったんやけど、レースのアタマじゃなくて、ワシのアタマが硬かったんですわ~」。「確かに銀行馬券やったんやけど、北海道拓殖銀行馬券やったんですわ~」。どうです、このいいわけは?

レース回顧(6/3~6/5)

2006年6月 6日(火)

 3日(土)に行われた旭川えぞまつ特別(3歳以上800万円未満)は、9番人気のイッスンボウシが優勝。馬連単は4万1050円の高配当となりました。各馬第2障害で苦戦を強いられましたが、これを力強く、先頭でクリアしたのがイッスンボウシ。後続もやや遅れて障害を越え、5頭が一団となって追撃しましたが、イッスンボウシの手ごたえは抜群。残り5メートル付近で脚いろが鈍ったものの、そのまま先頭でゴールしました。激しい2着争いはホシマツリが抜け出し、1番人気ホクショウファイトが3着。
 4日(日)のメインレースは旭川記念(4歳)。このレースについては別掲の旭川記念回顧をご覧ください。
 この日の第10レース、霧立峠特別(3歳以上390万円未満)は5番人気のタカラエースが優勝し、このレースも波乱の結果となりました。第2障害はヤマトゼンシンが先頭でクリアして、2番手にタカラエースという展開。しかしヤマトゼンシンは小刻みに止まってしまい、終始歩き続けたタカラエースが楽にこれを交わしました。3〜4番手で障害を越えたヒカルヒーローが追い込んで2着。1番人気のチヨノキングは、障害でヒザを折ったのが響いたか、6着に敗れています。
 5日(月)は嵐山特別(3歳以上470万円未満)が行われ、ここまで脇役に甘んじていたキョウエイボーイが優勝。今シーズンの初勝利を挙げました。障害を先頭で抜けたキョウエイボーイは、シャトルクイーン、タカラテンクウの激しい追い上げに遭い、ゴール直前でストップ。しかしシャトルクイーンも同時に止まっており、これらを退けてゴールイン。シャトルクイーンは、いったんタカラテンクウに前に出られ、万事休すと思われたところ、根性で抜き返して2着を確保しました。
 この日の第10レース、3歳以上オープン混合は、フクイズミが障害2番手クリアから持ち前の末脚を繰り出し、今季初戦を勝利で飾りました。2着トモエパワーで、松井浩文厩舎のワンツーフィニッシュ。3着にニシキダイジンが入線しています。

映像はこちら

6/4旭川記念回顧

2006年6月 5日(月)

カネサブラック圧巻の強さを見せる

18asahikawakinen02  4日(日)に、今シーズン初の重賞、旭川記念(4歳)が行われ、単勝4番人気のカネサブラックが優勝。昨年のばんえい大賞典に続く、重賞2勝目を挙げました。
 道中はナリタボブサップが軽快に飛ばして、スーパークリントンとスーパーロイヤルの外枠2頭も先団を追走。カネサブラックは中団位置につけました。
 第2障害に真っ先に挑んだのはナリタボブサップ。ひと腰で一気に駆け上がり、難なく障害を越えると、得意の逃げ切りパターンに持ち込みました。そうはさせじと、スーパーロイヤル、スーパークリントンも早めクリア。じっくりためたカネサブラックも、ひと腰で越え、4番手から追撃を開始しました。
 逃げ込みを図るナリタボブサップでしたが、徐々に脚いろが鈍り、残り20メートル付近でストップ。それと同時に一気に交わし去っていったのが、なんとカネサブラック。1頭だけ次元の違う脚を繰り出し、いつの間にかスーパークリントン、スーパーロイヤルを交わしていました。先頭に立ったあとは、余裕の手ごたえでゆうゆうひとり旅。そのまま後続に差をつけて、先頭でゴールしました。
 その後の後続は、抜きつ抜かれつの大接戦。残り10メートル付近で再度止まったナリタボブサップは、スーパークリントンと並んでゴール線をまたぎましたが、そこでまたしても痛恨のストップ。今度は追い上げてきたスーパーロイヤルとの争いとなりましたが、これは何とかしのいで3着を確保しました。

成績はこちら
映像はこちら

村上慎一調教師
「厩舎開業4年目で初めての重賞を勝つことができてとてもうれしいです。旭川が地元のオーナーも応援に来られていたので、勇姿を見せることができて満足しています。これからもじっくり調整して、次の重賞も狙いたいと思います」

大河原和雄騎手
「馬場が重いので、じっくり我慢しながらレースを進めようという作戦でした。他の有力馬が(第2障害で)早めに動いたが、マイペースでレースができました。第2障害をひと腰で通過できたので、余裕をもって先行馬を交わして勝てると信じていました。思った以上に強いレースをしてくれました。これからは古馬の強い馬と対戦することになりますが、いいレースができるよう頑張りたい」

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