柏林賞の再現に期待
前回のばんえいグランプリはニシキダイジンが勝つような気がしてたまらなかったのに、それまで外れ続けたせいか(?)、ひよって◎フクイズミ(3着)にして大失敗。ものすごーーく悔しかったので、今回からは後悔することがないように攻めて、攻めて、攻めまくります。例えそれが空振り三振でもね(笑)。
そんなわけで今回◎にしてみたいのはホッカイヒカルです。ホッカイヒカルは4歳1冠目の柏林賞の勝ち馬にもかかわらず、驚くほど人気がありません。ホッカイヒカルは速い脚を持っていないから、時計勝負になると分が悪くてなかなか勝てませんが、斤量が増量されて道中のペースが落ち着く今回ならチャンスがあるでしょう。柏林賞の時のように第2障害までは後方を追走して、「障害を下ってみたらホッカイヒカルが先頭だった」的な競馬を期待してみます。
○はやはりコーネルフジでしょうか? コーネルフジは2開催お休みさせていることが気になりますが(ナリタボブサップも1開催お休みさせた後のばんえいグランプリで4着に負けました)、ここに向けてきっちりと調整しているということですので、とりあえず対抗にしておきます。近走を見る限りでは障害が安定してきているので、状態さえまともなら連対圏内でしょう。
▲はなかなか勝ちきれないレースが続いていますが、柏林賞の3着馬であり、斤量700kgというのも有利のミサキスペシャル。あとは△に前哨戦のはまなす賞を快勝したペガサスプリティーと4歳限定オープンの紅バラ賞で◎・○・▲に先着し、前走のはまなす賞でも1番人気に支持された実績馬マル二ゼウス。
◎ (4)ホッカイヒカル
○ (2)コーネルフジ
▲ (9)ミサキスペシャル
△ (3)ペガサスプリティー
△ (7)マルニゼウス
スピード、切れ味勝負で4頭ボックス
アッという間に8月も終わってばんえいナイター開催も終盤戦。今月は3つの重賞が組まれています。大波乱のばんえいグランプリは大ハズレだったので、気合を入れ直して臨みたいと思います。
銀河賞は、クラスによって重量が決まっている別定戦。当日が雨模様なので、軽い荷物の馬がスイスイ飛ばしていきそうです。スピード、切れ味の勝負と見ました。
まずは、はまなす賞の末脚が際立っていたペガサスプリティー。近走好調で、軽馬場での好走も目立つだけに、狙ってみたい1頭です。今回は前走比プラス30キロの荷物ですから、無理に前に行って障害で引っかかる可能性もありますが、これをクリアできればいい線いくでしょう。
紅バラ賞を快勝したマルニゼウスのスピードも魅力的。今回は1クラス上がってのレースになるため、他馬との比較では10キロ増量されることになりますが、雨で馬場が軽くなる分だけ重さを感じずにすみそうです。これも、障害がスパッと切れれば末脚を生かせるでしょう。
他では、紅バラ賞3着、はまなす賞4着と、堅実に賞金を稼いでいるミサキスペシャル。切れ味では見劣るものの、障害は確実に越えてきます。軽馬場の高重量戦にありがちなパターン=スピード自慢の馬が障害で苦戦、そこで引っかかったために末脚不発となり、障害巧者が前で残る、ということになればこの馬だと思います。
ここまではいいとして、もう1頭選んでボックス馬券にしたいんですけど、さぁ、どの馬にしましょうか。プリンセスモモやホッカイヒカル、ニシキガールの軽量勢は近走が今イチ。アローファイター、カネサリュウ、シベチャタイガーの格上馬は荷物がこたえそう。となると、やっぱりコーネルフジになっちゃうんですかねぇ。でもこの馬、重めの馬場で力比べになってくれないと厳しいような気がします。当日の雨が思ったほど降らなければこの馬にするつもりですが、軽馬場だったら思い切って消しちゃうかもしれません。
その時は逆転の発想を。はまなす賞で3着に食い込んだアローファイターは同世代との戦いならやっぱり上位、ということで、こちらを買ってみます。前走は3歳馬のオレワスゴイがいたおかげで速い流れのレースになりました。そこでトップハンデを背負っていた同馬は、フツウなら苦戦を強いられるはずが、3着に来たわけですから。
なんだかまとまりのない予想になっちゃいましたが、結論はペガサスプリティー、マルニゼウス、ミサキスペシャル、アローファイターの馬複ボックス。これで行きます。
重賞3連発の9月、何とか好スタートを切りたいと思っているのですが……。
では、今回はこのへんで。
今度こそのフクイズミ
お盆の真っ只中。今年こそは「新潟へ帰省するぞ!」と思っていましたが、母親がこっち(東京)に来るとか、来ないとか言っている間にけっきょく競馬三昧のままお盆が終わってしまいそうです。
ちなみに私は元・三条競馬場の近くで生まれ、幼少の頃は競馬場の橋(三条大橋)の上から母親と一緒に「シカゲがいっぱいいるね」などと会話しながら、パドックや馬のゲート内での様子を見ていました。シカゲって? 実は鹿毛(カゲ)のことです。うちの母親は、鹿毛を“シカゲ”と読んでいたんです。そんなおバカな母親に育てられた私もそれからしばらくの間、鹿毛はシカゲと読むものだと思っていました。ほら、ばんえいグランプリもシカ毛が6頭出走しますよ(笑)。
そんなわけで本題のばんえいグランプリの予想。◎にしたいのは芦毛のフクイズミです。フクイズミは北斗賞の時も狙ってひどい目に遭いまいましたが、その時は「道中で息を入れさせすぎたんじゃないか?」というような内容で、もう少し早く第2障害に辿り着いて、もう少し早く仕掛けていたら、2着はあったんじゃないかと感じさせるものでした。
フクイズミは旭川記念も北斗賞もナリタボブサップに完敗でしたが、旭川記念、北斗賞ではナリタボブサップとの重賞差20キロに対し、今回は30キロもフクイズミの方が軽いことや、ナリタボブサップはまたもやひと開催休ませていることを考えると今度こその気持ちです。
もちろん、ナリタボブサップはひと開催休ませた後の旭川記念で勝っているわけですから、そのような次元で語る馬ではないのかもしれません。しかし、かつての王者スーパーペガサスが05年の北海道競馬記者クラブ特別で2着に好走した後、ひと開催休ませて出走した定量戦の北斗賞で6着に負けたことなどから考えても、お休みするというのはけしてよい材料ではないと思います。せいぜい○という評価が妥当でしょう。
以下▲には直線勝負となった前走のシーサイド特別は惨敗しましたが、重馬場のせせらぎ特別でホシマツリを下していることから考えると、高重量戦ならチャンスがあるニシキダイジン。あとは△にせせらぎ特別ではニシキダイジンに負けたものの、前々走のJRAジョッキーDay特別では同馬を下し、前走のシーサイド特別でもフクイズミに次ぐ2着のホシマツリ。あともう1頭あげるとするならば、ばんえい記念を2連覇しているように高重量戦に強いトモエパワーでしょう。
◎ (9)フクイズミ
○ (10)ナリタボブサップ
▲ (4)ニシキダイジン
△ (1)ホシマツリ
△ (7)トモエパワー