ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

メイン

重賞(特別)予想 アーカイブ

<<前へ 493494495496497498499500501502503

7/19北斗賞予想 山崎エリカ

2009年7月19日(日)

カネサブラックの巻き返しに期待!

 前回の旭川記念は密かに自信がありました。私はノミの心臓ゆえ、それを公の場で書いてしまうと、もし外れた時のクレームが怖いからあえてそれを主張しませんでしたが(自信があると言っても外れることもしばしばあるし)、私の中ではイケ、イケ、ゴー、ゴーで、ばんえい競馬ではめったに1万円も馬券を買うことがないのに、久々に1万円も買っちゃいました。

 そしてその儲かったお金の一部で、帯広競馬場に菜の花畑を作り、十勝街道をヒマワリでつなぐ夢の企画、バンバオーレクラブに入会しました。帯広競馬場へ足を運んでくれるみなさんが、黄色いじゅうたんの情緒を感じながら競馬できたら素敵だなぁ〜というボランティア精神と、9月以降になるとその菜の花畑で撮影したお気に入りのばんばの写真がもらえるという少し横しまな考えから入会したのです。

 私はフクイズミが好きなので、今回はフクちゃんとの写真を第一希望でお願いしましたが、『ばんえい競馬情報局』でまた予想が当たったら(対象馬がフクちゃんだった場合を除く)、その馬に対するお礼も込めてまたもう一口……というように徐々に口数を増やしていきたいです。だから今回の北斗賞もあまり自信がないけれど当てたい! 神様、当てさせて下さい!!

 そんなわけで定量戦の北斗賞。◎にしてみたいのは、前走の旭川記念は障害でヒザを折ってしまって力を発揮することができませんでしたが、1開催休ませてここを目標にキッチリと調整したらしいカネサブラックです。前回の旭川記念の見解でも述べたように、同馬は2開催に1度のアベレージで出走してくるあたりが、「強い競馬をすると実は大きく疲労が残る虚弱体質なのでは?」と思わせるタイプです。だからこそ休ませた後の一戦は“買い”なのです(1開催以上休ませた直後の連対率は100%で、重賞でも昨年のばんえい十勝オッズパーク杯1着、今年のチャンピオンカップ1着、ばんえい記念2着、ばんえい十勝オッズパーク杯1着はすべて1開催以上休ませての結果でした)。だから今回は人気に逆らわずにカネサブラックで行きます。

 ○には日曜日は雨模様ということで、馬場水分8.8%の今年のばんえい十勝オッズパーク杯で◎に次ぐ2着に好走しているように高速適性(軽馬場適性)もあり、昨年の北斗賞の覇者でもあるナリタボブサップ。▲には馬場水分8.8%の6月のレーシングカップで◎に次ぐ2着があり、5月のさつき特別や旭川記念でナリタボブサップに先着しているホウショウダイヤ。あとは△に旭川記念、白夜賞を制しているように、馬場水分4.0〜5.0%が理想的ではありますが、第2障害をトップで越えられるのは地力強化の証だけに軽馬場でも侮れないフクイズミ。

 ◎ カネサブラック
 ○ ナリタボブサップ
 ▲ ホウショウダイヤ
 △ フクイズミ

7/19北斗賞予想 矢野吉彦

2009年7月18日(土)

雨馬場なら中枠に入ったカネサブラック

 前回の旭川記念は、斎藤さん、山崎さん、そして私と揃って高配当的中! ただし、私の場合はほかのお二人と違ってフクイズミからの馬券じゃなかったですから、大いばりはできませんが。
 さて今回は旭川記念に続く古馬の重賞・北斗賞。旭川記念が賞金別定だったのに対して、北斗賞は牡馬800キロ、牝馬20キロ減の定量戦。無理な穴狙いは禁物のようです。
 それにしても、今年の帯広は雨が多いですね。北海道には梅雨がないと言われてきましたが、どうも様子が違うようです。ヨーロッパでも、ワインに適したブドウの獲れる地域が従来より北に移ってきているとのこと(そのへんは斎藤さんが詳しいはずです)。これも地球温暖化の影響でしょうか。それと同じようなことが日本にも起きれば、夏の高気圧が今まで以上に北に張り出して梅雨前線を押し上げ、北海道でも梅雨のような天候になることが多くなるのかもしれません。まぁ、ばんえいの実況でおなじみの井馬アナウンサーは、「えぞつゆ」という言葉を使ってますけどね。
 ちょっと話が脱線しているみたいですが、実は、この雨がばんえい競馬の結果に大きな影響を及ぼしているんです。「持ち時計の速い馬が来るんだろう」って? それはもちろんですが、雨が降って馬場水分が極端に多くなると、1コースと10コースの馬がまるで来なくなっちゃうんです。先週の雨馬場でもそうでした。これは、馬場の水はけの問題と思われます。そういうことを考えて予想するのも、セパレートコースで争われるばんえい競馬ならでは。でも、中央のレースだって、新潟の芝直線1000メートル戦は外枠有利なんていうことがあるわけですから、「それも競馬」だと思います。
 今週も帯広の天気予報は雨。1コースと10コースで勝ち負けするのは難しい馬場になりそうです。そんな時に、よりによって、ここ数戦の安定感が抜群で、定量戦なら軸にしていいはずのナリタッブサップが1コースに入っちゃいました。さぁ、どうしましょう?
 逆に言えば、中枠を引いたカネサブラックには有利な材料。2コースのホクショウダイヤにとっても、第2障害までの追走がラクになるだけに、再びチャンス到来と言えるでしょう。
 一方、フクイズミにとっては、第2障害までの追走で脚を使わされることになりそう。このところの第2障害トップ越えは絶好調の証しでしょうが、かなりの軽馬場でそういうシーンを見られるかどうかは疑問です。だったら、前走の軽馬場で好走したトカチプリティーのほうが、狙っておもしろいような気がします。
 ということで、馬券はカネサブラックからの馬単。名前を挙げた4頭に流しますが、印を付けるとすれば、ホクショウダイヤ、トカチプリティー、フクイズミ、ナリタボブサップの順でしょう。
 もし、思ったほど雨が降らず、1コースや10コースでも勝負になるような馬場だったら、カネサブラック、ナリタボブサップ、フクイズミで決まっちゃうと思いますが、ここではあくまで雨馬場を前提にしておきます。そうそう、カネサブラックは1トンを曳いて2着に食い込んだばんえい記念の後も2連勝したのに、旭川記念では4着。これがちょっと引っ掛かります。重い荷物を曳いたことで、ばんえい記念の時のつらい記憶がよみがえっちゃったのかも。そうするとここでは……?。ウーン、心配していたらキリがないので、今回はこのへんにしておきます!

7/19北斗賞予想 斎藤修

この重量で軽馬場ならナリタボブサップ

 ◎ナリタボブサップ
 ○フクイズミ
 ▲カネサブラック
 △スーパークリントン
 △ホクショウダイヤ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

6/28旭川記念予想 山崎エリカ

2009年6月28日(日)

旭川記念2年連続2着のフクイズミに期待

 どういうわけだかこれまで1〜3番人気以内で決着している今シーズンのばんえい重賞。配当も馬連、馬単ともにすべて3桁配当で、今度こその気持ちで挑んだ先週の黒ユリ賞も4番人気のスーパーコマチの差し届かずで、結局2番人気のウィナーミミと1番人気のワタシハスゴイで決着してしまいました(´・ω・`)。今回の旭川記念もまた1〜3番人気以内で決着しそうな気配が漂いますが……このような時に限って溜まった何かを吐き出すようにアドバルーンが挙るのかもしれません。いずれにしても楽しみな一戦になりました。

 一見、今シーズンのばんえい十勝オッズパーク杯を制したカネサブラックと同レース2着で重量がカネサブラックよりも10kg軽いナリタボブサップの2強ムードが漂いますが、カネサブラックにとって当該レースは鬼門で前2年出走して7着、5着に敗れています。ナリタボブサップも強いことは強いのですが、同馬は昨年の旭川記念以降カネサブラックに先着した実績がなく、この2頭の勝負付けは既にすんでしまったように思えます。

 そこで今回◎に推したいのは前2年当該レースに出走して連続2着の実績があり、昨シーズンの岩見沢記念や帯広記念でカネサブラックやナリタボブサップを下して制しているフクイズミです。前2走は軽馬場の時計勝負で力を出し切れませんでしたが、昨日の最終レースが馬場水分4.7%だったことや、重賞で全馬の重量が加算されることを考えれば、自分のペースで競馬をすることができるでしょう。今回が走り頃の休養明け3戦目で、馬場水分4.0%前後の舞台なら、少なくとも前2走以上のパフォーマンスは発揮してくれるはずです。

 ○には昨シーズンのばんえい十勝オッズパーク杯、チャンピオンカップの覇者であり、今シーズンのばんえい十勝オッズパーク杯も制しているカネサブラック。同馬は2開催に1度のアベレージで出走してくるあたりが、「強い競馬をすると実は大きく疲労が残る虚弱体質なのでは?」と感じさせ(実際に昨シーズンのばんえい十勝オッズパーク杯勝利後は2開催、チャンピオンカップ勝利後は1開催、今シーズンのばんえい十勝オッズパーク杯勝利後は2開催レース間隔を開けている)、狙うとやられるのではないかという不安で一杯になりますが、それでも昨年11月のレーシングカップ5着以降は、重賞、オープン問わず3着をはずしたことがなく、ここへ来ての抜群の安定感は褒められるものがあります。前走のレーシングカップで好走した疲労が残らなければ、ここはアッサリ勝てるでしょう。

 あとは▲に休養明けから順調に復調し、前々走のさつき特別ではナリタボブサップに先着しているホウショウダイヤと、ばんえい十勝オッズパーク杯2着のナリタボブサップ。○と比べると▲・△は力量面で見劣りしますが、○が自滅する形ならチャンスはあると思います。

 ◎ フクイズミ
 ○ カネサブラック
 ▲ ホウショウダイヤ
 △ ナリタボブサップ

6/28旭川記念予想 矢野吉彦

2009年6月27日(土)

カネサ、ボブサップの一騎打ちか

 先週の黒ユリ賞、理論的に穴馬を狙ったのにハズレちゃいました。あまりにも馬場が軽すぎて、実力馬に課せられた10キロの“ハンデ”がマイナス材料にならなかったようです。このコラムや、大井のトークショー、ふるさとコーナーでの場立ち予想会での私の話を信じて馬券を買われた方、どうもゴメンナサイ。それにしても、ウィナーミミは強かったですね。

 さて、今週は古馬一線級の重賞・旭川記念。かつての旭王冠賞にあたる格の高いレースです。
 ここは、カネサブラックとナリタボブサップの一騎打ちムード。ばんえい記念を“別もの”と考えれば、この2頭が抜けた存在でしょう。ばんえい十勝オッズパーク杯で同重量だった2頭に、今回は10キロの差がつきました。10キロもらうナリタボブサップとしては、なんとか巻き返しを図りたいところ。隣同士の枠に入っただけに、どちらがうまく一息入れてレースを進められるか、松田道明騎手と鈴木恵介騎手の手綱さばきにも注目したいですね。
 同重量ならカネサブラックの頭で馬単を買えばいいんでしょうが、10キロ差がついた、ってことで、まずは2頭の馬単オモテウラ(または馬複)を本線にするのが順当。あとは、この2頭に割って入る馬がいるかどうかを考えます。
 カギを握るのは馬場状態。先週の開催までは、数週間続けて雨にたたられ、水分をタップリ含んだ超高速馬場でのレースが続きました。しかし、今週になってようやく天候が回復。馬場も乾いてきたようです。それでも、砂煙があがるようなパサパサの状態にはなりそうもありません。乾き際の、重でも軽でもない馬場を想定しておきましょう。
 そうすると、有力馬の近走の中では、馬場水分4.9%だったさつき特別が参考になるような気がします。ばんえい重量が700キロだったとはいえ、そこでナリタボブサップを破ったホクショウダイヤには惹かれるものがあります。前走のレーシングカップでもカネサブラックの2着に食い込んでいるだけに、押さえておく必要があると思います。
 もう1頭、牝馬らしい切れ味が武器のフクイズミが不気味。超高速馬場の軽量戦ではまず届かない馬ですが、ほどよく時計がかかる重賞レースで第2障害を早めにまとめられれば、抜群の末脚が活きてきます。ばんえい競馬のウオッカみたいな馬と言ったら言い過ぎですかねぇ。3月のチャンピオンカップでカネサブラックとは10キロ差しかなかったのが、今回は30キロ差。展開次第では、頭まで突き抜けちゃっても不思議じゃないでしょう。
 ということで、ここは名前を挙げた4頭の馬単ボックスがおもしろそうです。12点の買い目の中で、当たっても元が取れない組み合わせがいくつかありそうですから、その分はちょっと買い足しておきます。
 カネサブラックとナリタボブサップの一騎打ちムードなんて言っておきながら、4頭ボックスとは何事か!と叱られそうですか、一騎打ちの馬券じゃおもしろくないですからね。では、今回はこのへんで。

<<前へ 493494495496497498499500501502503
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.