ワタシハキレイズキを頭で
思い切って、というより、メチャクチャひねって予想した北見記念は堅く収まってあっさりハズレ。まぁこれは覚悟の上ですから仕方ありません。でも、古馬の重賞戦線、いつかは荒れると思うんですよね。これからも穴予想に徹するつもりですので、なにとぞよろしくお付き合いのほどを。
さて、今週はばんえいオークス。ここは、ワタシハスゴイとワタシハキレイズキの2強対決という様相です。古馬に混じって350万円クラスのレースに出ているワタシハスゴイと、270万円クラスにいるワタシハキレイズキ。他の馬とは格が違うというのに、全馬670キロの定量戦なんですから、これも仕方ないですね。この2頭の組み合わせを素直に買うか、それともあえて逆らうか、まずそれを決めなければいけません。もし素直に買うなら、馬複1点にするか、馬単折り返しのどちらか一方を厚めに買うか、それもポイントです。
あえて逆らって買うにしても、狙える穴馬は限られてくるはず。"2強"に次ぐ180万円クラスにいる3頭がその候補でしょう。中でもコマクインは、他の2頭、スーパーコマチ、ヒマワリカツヒメに続けて先着していますから、穴党の期待を集めると思われます。ただ、こういう様相のレースでコマクインのような馬が2強にひと泡吹かせるというのは、あまりないパターン。無理やり押し出されてダークホースになる馬って、めったに来た試しがないような気がするんですよ。
それなら、松田騎手に乗り替わったスーパーコマチですか。ひょっとすると同じこと(騎手が替わっての上積み)を考える人が多くなって、こちらのほうが人気になってしまうかもしれません。それもちょっとイヤな感じです。
とにかく、穴を考えるのがかなり難しいレース。考えれば考えるほど、ワタシハスゴイとワタシハキレイズキの一騎打ちに行き着いちゃいます。ただし、ワタシハスゴイの馬体重が1000㎏に満たないというのは、ちょっと不安。今回は1カ月間休んでの登場ですから、馬体重を増やして出てくるはずですが、1000㎏を超えるかどうかは微妙なところ。なので、ワタシハキレイズキから買うことにします。
結論はワタシハキレイズキを頭にした馬単。相手は、ワタシハスゴイの馬体重が前走より増えていたらこれが筆頭で、スーパーコマチ、コマクイン、ヒマワリカツヒメを押さえにしますが(資金配分が難しい!)、もし減っていたらワタシハスゴイを押さえにまわして、あとの3頭で高配当を狙います。
ところで、ばんえい競馬はひとまず来年度の存続が決まりました。でも、相変わらずの厳しい状況は続いていますので、再来年度以降に関しては予断を許しません。これからもみなさんの熱いご支援をお願いします! では、今回はこのへんで。
連は外さないカネサブラック
北見記念が行われると「もうすぐ師走だなぁ~」なんてしみじみしちゃいます。北見記念が終わった後くらいから、忘年会などが始まり、お酒を飲む機会が増えると思いますが、みなさんくれぐれも飲みすぎないように気を付けて下さいね♪ 昔は飲みすぎて記憶を失ったこともあったのに、最近は記憶を失うことがない......その前に気持ち悪くなる自分がイヤです(笑)。
そんな師走の到来を告げる北見記念。◎にしてみたいのはカネサブラックです。同馬は現在野菊特別、岩見沢記念と連勝中で、3連勝、4連勝......と続けるのは至難の業ですが、重賞好走後にレース間隔を開けて立て直すことによって好走しています。今シーズンは重賞で5戦3勝、2着1回、唯一連対を外した旭川記念4着は6月のレーシングカップ激走後に立て直せなかったことに敗因があると思います。今回は前走の岩見記念好走後から立て直しての一戦になりますから、今回も勝ち負け、少なくとも連対は外さないと見ました。
○には、重馬場が予想される今回は、ばんえい記念3連覇の実績に賭けてみたいトモエパワー。スピード競馬となった前走の七五三特別では、ある程度の対応力を見せている上に、高重量戦となれば同馬の出番も十分考えられます。
▲には今シーズン重賞2勝で旭川記念、ばんえいグランプリで◎を破ったフクイズミ。前走の岩見沢記念は障害の仕掛けが早かった分、坂を下るのに手間取ってしまいましたが、立て直した効果があれば連対圏内でしょう。レース間隔が開いて、前走から20㎏重量が加算されるのはマイナス材料ですが、◎と重量差30㎏なら通用の余地はあるでしょう。
あとは△に、岩見沢記念で◎に次ぐ2着に好走し、相手に恵まれたとはいえ目下2連勝中のナリタボブサップと、時計勝負の前走は見せ場がありませんでしたが、昨年の当レースの覇者で高重量戦で強いスーパークリントン。
◎ カネサブラック
○ トモエパワー
▲ フクイズミ
△ ナリタボブサップ
△ スーパークリントン
トモエパワーが勝つ!
秋も深まり、というより、冬の到来とともに、いよいよばんえい競馬がおもしろくなる季節を迎えました。今週はバリバリの古馬オープンクラスによる伝統の重賞・北見記念。張り切って予想しましょう!
ほぼ岩見沢記念の再戦と見ていいメンバー構成。同レースの1、2着馬が、3着以下の馬に比べると10㎏増量された形になりました。これでもまだ、カネサブラックには有利な状況です。なにしろ岩見沢記念は圧勝でしたからね。このあと、よほどのハンデ差をつけられない限り、同じ相手なら勝ち続けてしまうのではないかと思うほどでした。でも、ばんえい競馬の場合、長期間にわたって連勝するのは至難の業。カネサブラックには失礼ですが、ゼッタイどこかで負けるはずです。それがいつになるかを当てることが、今後のレース検討のテーマになったと言ってもいいいでしょう。
岩見沢記念から今回が中5週。この後、1月2日の帯広記念までレースを使わなければ、次走は中4週で迎えることになります。ここで目一杯の力を出し切ってしまうと、次の帯広記念までの調整は今回のレース前よりきつくなるかも。わずか1週の違いではありますが、前走から30㎏増量される今回は、その分だけ前走よりも反動が大きくなるわけで、リフレッシュさせるのはよりタイヘンになると考えられます。なんて勝手に決めつければ、ここが"負けどころ"になってしまう可能性はありますね。
重賞に出てくるからには勝ちに来ているに違いないので、私の見方はあくまでも"うがった"ものです。決してまともな見方ではありませんから、「それでも付き合うよ」という方だけ参考にしてください。と、一応お断りしておいた上で結論です。今回はカネサブラックを頭にはしません!
ついでに、ナリタボブサップも、岩見沢記念から30㎏増量されるここは、同レースで3着以下になった馬と差がなくなったと見て、軸にはしないことにしました。
岩見沢記念から20㎏増量の馬の中で、ニシキダイジン、フクイズミ、トモエパワー、スーパークリントンの差はほとんどないでしょう。ちょっと何かあれば、この3頭の着順は簡単に入れ替わってしまうと思います。で、高重量戦で乾いた馬場(29日の帯広は晴れ予報)となれば、馬券を買っておもしろいのはトモエパワーじゃないですか?
ここ2戦、不得手の軽量戦でも勝ち馬から差のないところに健闘しています。最近の中では、比較的いい状態でレースに出続けているように思えるんです。ばんえい記念しか勝たない馬と決めつけたら大間違い。ここは勝てると見ました。
なので、思い切ってトモエパワーを頭の馬単を買ってみます。相手は、ニシキダイジン、フクイズミ、ナリタボブサップ、カネサブラック、スーパークリントン。「あのトモエパワーが勝ったのに、こんなについちゃった!」なんて言えるのはここしかないかもしれませんよ。
押さえはウラ目、としたいところですが、カネサブラックを頭にはしないと断言したからには、カネサブラック1着でトモエパワー2着の馬券を買うわけにはいきませんね。なので、トモエパワーからの馬複を押さえとします。さぁ、このヒネクレ馬券、当たりますかねぇ? では、今回はこのへんで。