NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
それにしても旭川記念のフクイズミの強さには驚かされた。いや、フクイズミの強さは重々承知だが、まさか先頭で障害を越えるとは誰も思わなかったのではないか。あのタイミングで越えられては、他の馬には手も足も出ない。ただ今回、週間予報を見ると、どうやら日曜日は雨になりそう。雨で軽い馬場になればフクイズミにとっては厳しい競馬になるかもしれない。
そこで浮上するのはナリタボブサップ。定量の800キロで、やや湿った馬場はこの馬にとって絶好の舞台。重賞勝利は昨年のこのレース以来遠ざかっているが、連覇を期待したいところ。
やはり外せないのはフクイズミ。旭川記念くらいの馬場になれば当然この馬の評価を上げるし、仮に大雨でも降って8%以上の馬場になれば△以下に評価を落とす。実力は誰もが認めるところだが馬場状態次第。
微妙なのがカネサブラック。古馬のトップクラスでもっとも安定して力を発揮しているのがこの馬なのは疑いようのないところ。ばんえい十勝オッズパーク杯を3連覇し、その後の旭川記念は重量を背負ったため負けてもしかたないところだが、一昨年はこの定量の北斗賞でも6着と惨敗だった(昨年は不出走)。どうも夏場に弱いのかもしれない。
そして800キロになれば出番がまわってきそうなのがスーパークリントン。ただしこの馬も重い馬場限定。
おそらくここまで4頭の勝負だろうが、今シーズンの充実ぶりはかなりのもので、旭川記念で2着に突っ込んできたホクショウダイヤも押さえておく必要がありそうだ。
◎ナリタボブサップ
○フクイズミ
▲カネサブラック
△スーパークリントン
△ホクショウダイヤ